あらすじ
取り調べ中に被疑者を自死させてしまい、県警捜査一課を追われた刑事・木下清花。
異動先の「警察庁特捜地域潜入班」ははみ出し者の集まる新設部署だった……。
栃木の村落で発生していた「児童連続神隠し事件」の真相を追い、清花たちは潜入捜査を開始する!
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読み終わったあと、グミが食べたくなります。久しぶりに食べました。
色々あった女警察官が特殊な事例を扱うところに派遣されたところから始まる物語。
基地がキャンピングカーだから小回りがすごい早い。なんかあったらすぐ現地調査している。あとキャンプご飯が美味しそうで美味しそうで。
外で食べるインスタント麺の美味しさは異常。
雰囲気はほのかにホラーとミステリーが混じった感じ。他の作品にはない独特の雰囲気。文章も読みやすいので面白いです。
個人的にシリーズ追います。
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ホラーのカテゴリですが、本作はホラー色は控えめに感じました。
様々な描写がいとも簡単に脳内に浮かび上がる感じは流石の一言。気がついたら読み終えていました。次回作が気になります。
面白かった!!
清花さんの仕事に対する姿勢、家庭との両立、、経験あるのでよくわかります。役職ついてたりすると、オンナだからなめられる。。と言うのが常に頭の何処かにあったりします。目つきが変わると言うのもよくわかる!でも仕事が変わると今までの自分を俯瞰で見られるようになったりして、自分の中で反省したりするんですよね。。内藤先生は男性なのにどうしてここまで女性のキモチがわかるのでしょうか。。物語の設定もドキドキしました。でも結果的に誰も不幸にならなくて良かったです。続編もすぐ読みます!
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事件解決が目的ではない。
その土地ならではの伝承は興味深い。
本当の怪異じゃなくて守る為に作られた怪異。
それを否定せず寄り添うように潜入していく。
新設部署だから手探りなところもあるんだろうけど良い班ですね。
清香さんが母親としてもどうなっていくのか楽しみ。
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捜査一課で活躍していた刑事木下清花、妻と子供をDVしていた犯人を取り調べした後自殺した為。
左遷された。そこが特捜地域潜入班。そこでは未解決になりかけている事件を調べる。今回は子供が神隠しにあうという村に潜入。昔神隠しにあったのが清花が取り調べをし自殺した夫のDV被害者の妻であった。その村ではDVなど家庭環境が悪い家族の為に子供を神隠しと称して洞窟の穴の向こうである家族が子供達を世話していた。
それを村ぐるみで匿っていたので誰も真相に気づかなかった。
この村では秋に祭りを行いそのタイミングで村の村長らしき人物の判断で子供を返す。
子供が帰ってきてもそれを刑事として報告することもない、そもそも事件でもない。
今回の刑事達は今を見ているのではなく未来に何を遺すかを考え事件を解決していく。
普通の刑事物と違う話の展開で面白かったです
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全てを失った女性刑事が奮闘する新シリーズ第1弾!
被疑者を勾留中に自死させたことで県警捜査一課を追われ、家庭にも居場所を失った刑事・木下清花。
異動先の「警察庁特捜地域潜入班」は、組織のはみ出し者が集められた新設部署だった。
最初に捜査対象となったのは栃木の村落で発生した「児童連続神隠し事件」。
その地では古くから、子供をさらう「ヤマヒト様」伝承が存在しており……。
清花たちは事件の真相を追い、村落への潜入捜査を開始する!
結論としては、神隠しの正体は伝承をもとに作られたシェルター施設のような物。公にできない事で守れるものがあるということ。次回の展開が、伝承と捜査によって守ることを主題にしているのであればどのようになるかが楽しみ。
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2023/4/28
新シリーズ。おもしろい。
ガチガチに気を張り詰めすぎて失敗した女性刑事が主人公。
そんな簡単に力を抜くことができるわけもなくもどかしいけど、彼女の変化と成長を楽しめる。
別シリーズの春菜系だね。
春菜も上昇志向が強くて人にも自分にも厳しい取っつきにくい子だったけど、最終的には大変な好感に変わったし、お手並み拝見。
事件を未然に防ぐはいいとして、事件だったっぽいものを事件化させないのは塩梅間違うと神の采配のようで鼻につくのでここもお手並み拝見だね。
心配してないけど。
新シリーズ楽しみです。
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被疑者を勾留中に自死させたことで県警捜査一課を追われ、家庭にも居場所を失った刑事・木下清花。
異動先の「警察庁特捜地域潜入班」は、組織のはみ出し者が集められた新設部署だった。
最初に捜査対象となったのは栃木の村落で発生した「児童連続神隠し事件」。
その地では古くから、子供をさらう「ヤマヒト様」伝承が存在しており……。
清花たちは事件の真相を追い、村落への潜入捜査を開始する!
新ヒロインの警察小説、第1弾。
こういう部署があっても良いかも。
能力を隠した上司や同僚が良い味出しているが、清花は女性だから頑張らねば・・・と頑張りすぎ!
と思うのは、自分が男性社会で打ちのめされて諦めちゃったおばちゃんだからか?
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藤堂比奈子シリーズ、堀北恵平シリーズとは異なり、このシリーズの主人公鳴瀬清花は、物語開始時点で既婚者で子どもがいる。彼女は早く出世しており有能な人物だが、仕事と家庭で上手くいっていないところが等身大のキャラクターで共感することができる。
今までのシリーズでは真相解明が最優先されていたけど、このシリーズでは「困っている人を助ける」「たくさん助けて、悲しい人がいなくなる」ことが最優先されそうだ。
清花は自分を見つめ直し、幸せになることはできるのだろうか。冒頭のルービンシュタインの言葉が示唆を与えてくれそうな気がする。
「幸せは、条件を付けないときにしか感じられないものだ」
Posted by ブクログ
連載中の漫画が面白いので、原作を読んでみることに。
民俗学的ホラー。子供の神隠しが頻発する村に、キャンパーとして潜入調査する警察官の話。
もっと怖い結末になるかと思っていたら優しい結末。面白かった。
Posted by ブクログ
こういう展開の刑事物、アリですね。
事件解決だけが解決じゃない、それでもちゃんと?スッキリできる終わり方
バリキャリ刑事が仕事の仕方も生き方も変える、でも根っこの信念は変わらない、のがあるから芯があって良いです
村の風習、祭りとか互助制とか、立場によって陰陽のそれぞれの面があるけど、人を縛るものでもあるしそこでなら生きて行ける人を助けるものにもなるのだね
2024.10.1
155
Posted by ブクログ
本屋さんでこの本を見つけた時に学生時代この作者の藤堂比奈子シリーズにどハマりして読み漁ったのを思い出した。
警察庁特捜地域潜入班に異動した木下清花は直情型で悪は必ず裁くべきという想いが強すぎて家庭や以前いた捜査一課でも上手くいかず、空回りしていたがこの地域捜査班に配属されてから少しずつ清花の中で頑なになってた想いや考えがほんの少しだけ柔らかになっていくのがよかったなーと思った。
神隠しと児童虐待がキーワードになるお話でさはに潜入先が栃木の村落ということでこの村にはいったい何があるんだとワクワクしながら読み進めていけた。
特に清花の配属された先にいた土井さんのとぼけているようで温かい包容力のあるキャラクター性がとてもよかった。しかも土井さんの入れるコーヒーの描写はとても美味しそう。
シリーズもの1作ということで次の話も気になるし、またこの潜入班のみんなを見ていたくなる作品でした。
Posted by ブクログ
シリーズもの。
また新たな楽しみができて嬉しいです。
世の中は、白黒つけたがる傾向がありますが、今回のような神隠しがあってもいいんじゃないかなと思いました。ただそれが正しくて幸せなのかどうかは分かりませんが、一時の救いだとしてもそれはそれでいいのではないかと感じます。
Posted by ブクログ
シリーズ第1弾。
警察庁特捜部署のお話。
山で神隠しと言われる子供の失踪事件の真相を追うお話。
序盤の始まり方から途中の展開、ラストまで楽しめました。
表立っては助けられない案件はどうするべきか。
悲しい事件がなくなるように裏方でどうにかしていこう。
今後のシリーズが楽しみなそんな一冊。
Posted by ブクログ
すごく面白かった!新ヒロインの清花にも好感がもてた。潜入捜査で事件を解決、その事件もヤマヒト様伝承と掛け合わさって、怪異なのか現実なのかドキドキしながら一気に読めた。
Posted by ブクログ
いやーよかった!
言うほど、清花が傲慢だったり鼻持ちならないやつでもなかったし読みやすかった!
事件も村の伝承とうまく絡ませており、個人的にはとてもよく次作も楽しみ!
Posted by ブクログ
久々の警察小説…
冒頭から取り調べ中の被疑者が留置場で自殺し、県警捜査一課を追われる刑事・木下清花。
家庭でも育児を義母に任せっきりで夫から離婚を言い渡される。
どこにも居場所がない清花に上官の勧めで移動した先は「警察庁特捜地域潜入班」だった。
はみ出し者で構成されているこの班は、エリートだったが妻を病気で亡くした土井に三度の飯より祭り好きな丸山勇とモニター越しの調査員・万羽福子だ。
最初からキャンピングカーで栃木の山奥に入り、村民たちと充分に仲良くなってから「児童連続神隠し事件」を追う潜入捜査である。
飄々とした雰囲気で村に溶け込み、真相を掴んでいく土井たちに清花も自然と溶け込んでいくのがすごい。
村独特の伝承になんとなく誤魔化されてしまいそうな結末だったが、第1弾スタートといった感じでこれからの期待は高まる。
Posted by ブクログ
新シリーズ!
今度の主人公は、女性ではあるが、第一線で活躍してるバリバリの人。
刑事で、殺人事件とかを解決する部署で、班長とかやってたら、仕事面は、充実するかもしれんけど、プライベートないから、家庭はね…
更に、失敗して、仕事も左遷…
スタートから、ツラい展開。そこから、新部署へ。
事件が発生してから、止める!ではなく、未然に防ぐって部署。
過去の未解決事件からなんやけど、充分過ぎる程、発生し過ぎてる気はするな…
何十年前から、何度も神隠し…
その神隠しの場所へ潜入〜!
これ、神隠しの真相分かったからって、神隠しを起こした根本原因は防げるの?
確かに真相は、悲しいし、それ自体は、フォローしたらええけど、やっぱり、それをせざる得ん状況は、未然に防げん気がするんやけど…
今回は、血ドバドバはナシ!(^◇^;)
今後、どうしていくのか、しばし注目〜
Posted by ブクログ
えーっ、いきなり主人公の姓が違うやん。と思ったら、最初から旧姓に戻した設定になっているのですね。
関心の薄い未解決事件を捜査する部署に左遷された清花。この手の内藤さんシリーズの中では異色の自信溢れるママさん刑事は、比奈子や恵平より可愛げがなさそうで、好きになれるかどうか心配でしたが、最終盤の「独りで闘わせたことが悔しいんだと思う」と言葉にグッと来て、これからがうんと楽しみになりました。
さーちゃんと呼ぶってマジかと思われた班長も、なるほどこの仕事ならその呼び名が正解。今度は七味じゃなくてグミ携帯。良いチーム。
この直前に読んだのが清水朔の『薬喰』、その前が『東京駅おもてうら交番』の最終巻だったから、オチが「ターンボックス」みたいな話だったらどうしようと思っていました(笑)。心配無用でよかった。
Posted by ブクログ
今までのシリーズとは一線を引く感じかな?殺人現場の生臭い感じがないストーリー展開でした。
新たな操作方法としてもイイかもしれないですね。
家庭内のゴタゴタが我が家のようでした(私は家を出ましたが)。
でもこれからの展開、どのようになるのかな?この舞台を中心に展開していくのかな?それとも東京を中心に展開するのか。
楽しみです。
FIND
内藤了さんの描くお話が大好きです。
東京駅おもてうら交番の最終話と同時発売になったこちらの話は事件にならないと動けない動かない警察に疑問を抱いてる警察官が事件にさせないように導く話でした。ちょっと実際に起きた女児行方不明を思わせる…もしかすると神隠し山が本当にあるのか?と思ってしまいます。不思議な怖さのあるお話でした
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民族学的ホラー、ホラーだけどホラー要素は少なめというか無い。主人公が、難ありというか癖強だけどどんどん引き込まれてしまった。
てか、普通に民族学的な話とか森の話が好きなだけかもしれん。
未解決事件コールドケースになりそうな事件を解決する話、とてもいいです。
スッキリはっきり解決するわけじゃないけど、そのままのがいいと思う事件などもあるよね。
新しい上司も、癖強だけ頼りになる 面白い作品でした。
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面白かったけれど。
この仕事って、NPOやボランティアならありでも税金を使っての警察の仕事としては…?
行方不明児が出てきても所轄と共有しない それでは警察の仕事にならないような。何年か山で過ごして、それから大人になって戻っても(モデルの人のケースとか)義務教育も微妙なのに就職できるのであろうか?
ちょっと現実離れしていて、モヤモヤ感が残る。
主人公の夫、嫌い。
Posted by ブクログ
内藤さんの本にしては、描写がおとなしめでしたが、人間の本質的なところは、変わらずで、大好きです
他のシリーズより、星少なめですが、このシリーズも、続けて読みたいです
Posted by ブクログ
新シリーズ。楽しみにしていて読み始めたけど、人の話を全く聞かず、自分の意見を押し付けてる清花のキャラがちょっと駄目かも、しんどいな、、、と思いながら読む。読んでるうちにちょっとずつ肩のちからが抜けて、人とコミュニケーションがとれるようになってきて、、、今から面白くなっていくかな。
Posted by ブクログ
新シリーズ。前シリーズに封入されてた冒頭部分で、ちょっと今回の刑事さんは苦手かも…と思ってしまいましたが杞憂でした。鳴瀬清花さんも素敵です。
最初こそツンケンしてましたが、潜入班に所属してからは険も取れてきて良かったです。お疲れだったのかな。
犯人を検挙して事件を解決する訳でなく、事件性がありそうなものを解決していく。
「刑事は事件が起こらないと動けない」というジレンマを払拭していくシリーズのようなので続きも楽しみです。
潜入といっても地域に溶け込むという感じなのも楽しそう……仕事なので気は抜けないけれども。警察だってバレてたし。
Posted by ブクログ
全てを失った女性刑事が奮闘する新シリーズ第1弾。
「東京駅おもてうら交番 堀北恵平」のあとがきで
各地へ飛んで幅広い事件を解決する人の話を書くと
紹介されていた新シリーズ第1弾。
NEWヒロインは、木下清花。
県警捜査一課の刑事で、班長で、家庭もあり子供もいる。
しかし、色々と頑張り過ぎた結果、居場所を失った。
堀北恵平とのギャップがあり過ぎて戸惑いましたけど、
新設された組織は今までと捜査方法が違う上に、
問題のある人達の寄せ集めで、その隠された個々の
「素」が見えた時は、ちょっと感動。
おかげで、シリーズへの楽しみが出来ました。
Posted by ブクログ
新シリーズです。
死体とか、殺人がないのが新鮮(笑)。行方不明事件の真相が徐々に分かってくるけれど、どうにも現実的でない気がしてしまい、すっきり感はなかったです。事件を未然に防ぐと言いつつ、虐待を防ぐ方じゃなかったので。
不幸のまま終わらなかったのはよかったですが、人間関係だから、こんなにも上手くいかないよなーと、穿った見方で見てしまいました。最後の最後まで、問題発生で何かしら、不幸なる結末を想像していた自分がいます。
それにしても、最近のミステリーは児童虐待の話が多いのか。目につくだけなのか。
Posted by ブクログ
内藤了さんの新シリーズ第1弾。
「児童連続神隠し事件」その地では古くから子供をさらう「ヤマヒト様」伝承が存在しており…
真相が知りたくて、読む手が止まりませんでした。