あらすじ
過去の資料から見つかった、首に奇妙な痣を持つ複数の凍死体。
事故は北海道・岩手・福島で3年以内に発生しており、連続殺人を疑う清花たちは酷寒の地への潜入捜査を開始する。
すべての現場で目撃された不気味な「雪女」の姿、明らかになる被害者たちの意外な過去。
混迷を極める捜査の一方で、若手刑事・丸山勇の様子がどこかおかしい……。
雪に覆われた声なき声。一連の事件は祟りか、それとも罰か。大人気シリーズ第4弾!
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Posted by ブクログ
シリーズの4作目。夏に読んだのですが、寒いし冷えました。今回はある登場人物の深堀もありました。読み終えてもう1回冒頭のプロローグを読むと感慨深いです。
Posted by ブクログ
ストーリーは切ないし、いつも元気な勇の違う一面も見れたし、とても良かった。彼の周りに素敵な仲間がいるのも良かった。
凍死した死体に3つのキスマークのような跡。
そんな後が残った凍死の遺体が複数。
事件の匂い。
繋がった後は早かったな
2025.7.31
150
匿名
景色の表現などが綺麗で、その風景が目の前に広がります。夢中で読みました。
勇さんの生い立ちがわかり、またチームの絆が強くなった気がします。今回のストーリーも切なくて、悲しくなりましたが、勇の力強い言葉で少し安心もしました。後、桃ちゃんの成長には顔がほころびます。
Posted by ブクログ
我が子を守り抜いた母親が凄い。
実際の所は分からないけど、呪うためじゃ無くて温め続けるために歌ったというのは間違いでは無いんだろうな。
捜索隊の人達は一生忘れられない光景を見たのだから。
丸山さんがまさかあんな時に父親だと思ってた人を見つけるとは。
本当の父親じゃ無かったけど忘れられない人。
でも自分の生みの親知れて良かったんだろうな。
Posted by ブクログ
過去の資料から見つかった、首に奇妙な痣を持つ複数の凍死体。
事故は北海道・岩手・福島で3年以内に発生しており、連続殺人を疑う清花たちは酷寒の地への潜入捜査を開始する。
すべての現場で目撃された不気味な「雪女」の姿、明らかになる被害者たちの意外な過去。
混迷を極める捜査の一方で、若手刑事・丸山勇の様子がどこかおかしい……。
雪に覆われた声なき声。一連の事件は祟りか、それとも罰か。大人気シリーズ第4弾!
COLD
悲しくて痛ましくて 母から子への強い愛情を感じた。
しかし母の思いを誰からも聞かされず呪縛に囚われ苦しんだ子の心まで特捜のメンバーは救った。勇君も心の檻が取れてよかった
Posted by ブクログ
今回は雪女のお話。凍死した謎の遺体の繋がりとは……!
最初はあ〜あんまりかもと思ったが、途中から面白すぎて一気読みしてしまった。
悲しい母子のお話。普通に泣いてしまった
世の中には、子すらまとめて殺そうとする奴がいるんだな。
勇の過去のルーツも分かり、一段と愛おしくなったキャラでした。
Posted by ブクログ
警視庁特捜地域潜入班・鳴瀬清花シリーズ、4作目。
異なる場所で起こった3件の凍死事件の被害者たちが最終的に一つに繋がっていく様は見事。後から振り返れば、プロローグでほぼ真相が語られていたなと感じる。なので、雪女の正体は何となく予想はついていたものの、最後に清花の母親らしい見解というか、雪女の呪い歌の真相が母親の子に対する本当に強い愛情が感じられるもので胸を打つとともにその凄惨過ぎる状況にあらためて恐怖を感じた。
そして、今回は勇の出自も明らかとなる。こちらも清花らしい見解で固く閉じかけた勇の心を解きほぐしていて、ああ良かった、この捜査チーム素敵だな、ってほっこりした。
Posted by ブクログ
全編通して辛い話。ただ、登場人物それぞれ前を向いていて、どんよりしない雰囲気で進む。
最後の終わり方もほっこりしていて、引きずらない読後感でした。
Posted by ブクログ
母に雪山で守られた子供は雪女からの呪縛から逃れられなかった。それを勇が自分の境遇を乗り越えこの子を救う。恐怖の体験があると人は人格が増えてしまうのかそこも怖かった
Posted by ブクログ
2025/1/9
今回はフィーチャリング勇君。
笑顔の鎧を脱いだ。
コンビニに車停めさせてもらった分何か買う。とかそういう細かいところが好き。
Posted by ブクログ
シリーズ第4弾!
タイトル通り、寒い!
雪女の呪いか…
凍死って、事件性がないって見られる場合が多いんやな。
確かに、明確な傷なりないと分からんのかな。特に日本は、解剖せずに荼毘にふす事多いみたいやし。
凍死者の写真を見てると、首に3つの痣が!一人ならともかく、探すと何人も!
凍死前に、白いヒラヒラとした影がら見えたとか…
キャー!雪女やん!
雪女で、捜査を開始した訳やないけど、同じ痣が複数の凍死者にある!
これには、凄まじい過去が関わってるんやけど、そんなに必死に守って貰ったんやから、そんな事に命懸けんと、もっと有意義に命使おうや!
分かるんやけど、ホンマにこの状況で生き残ったら、やっぱり、ずっとトラウマになってしまうわな。
やっぱり、人には親切にせんとあかん!
そうせんと、雪女出て来るで〜!w
Posted by ブクログ
メインの雪女がちらつく過去の事件より、丸山君のほうが気になっちゃって仕方ありませんでした。丸山君の過去も、そうきたかって感じだったんですけど、どうにも嘆きが想像しずらかったです。ただ、赤の他人の清花さんに、こんなにさらけ出せるものなのかとも思いました。土井さんならいざ知らす。いろんな人、いろんな場所の繋がり、相変わらず面白かったです。
Posted by ブクログ
シリーズもの。
人の記憶は曖昧で、都合のいいように解釈し、苦しめてしまうことがあることを改めて感じました。
出会いによって、その呪縛が解かれてよかったです。
Posted by ブクログ
シリーズ4作目は雪女。面白かったです。
壮絶なプロローグは何なのか終盤にわかるのですが、清花の説で呪いが解けるといいです。
本当のところはわからないけど、怒りをくべて自分を燃やしてただけ…の方が。。
「目撃したの、幽霊だったんじゃ…」ってドギマギしてる人が何人かいて可哀想。勝手に物語作られないためにも、ネタバレしてあげてほしい。
そういえば、初めて直接事件性があったお話の気がします。
丸山くんの過去も描かれました。こちらも壮絶。
土井さんの「雪女でもいいから会いたいと思うことはあるけどさ」も切なかった。
Posted by ブクログ
母は強し!
その母の、凄まじさを呪いに取り違えてしまったのは辛く、悲しく、切ないことだったけど。
そして、勇の過去が。
これもまた、切なく、悲しい。
過去に解決済みの事件に真犯人がいたわけだけど、死んだのは殺されて当然のような人々だしな…
ワクワクと読めたので、まぁいっかw
Posted by ブクログ
面白かったです
今回の事件は犯人がいた。前回の話もいたんだろうけど、前回の話の印象を引きずったまま読んだからちょっと不思議な感じがした
今回は「雪女」
子どもの幼い記憶がこびりつき、その後の壮絶な人生は大変だったんだろうな、と思う
ラスト数行に具体的な手段が書かれてた
そこについてはおお!と思った
この後の続き、どうなっていくんだろう?そこも楽しみ
Posted by ブクログ
シリーズ4作目。
とても安定して読みやすい。勇に何がおこったのか心配したけどよかった。だけど切なかった。
メインの事件も小さなとっかかりから、繋がりを見つけて徐々にその繋がりが大きくなっていく様はお見事。
伏線も回収されて納得。
雪女の処分がどーなったのかわからないのが心残り。
Posted by ブクログ
雪女にまつわるような今回の謎。とても楽しかったです。
民俗学的な部分と科学では割り切れないところを書いているこのシリーズは大好きです。
Posted by ブクログ
まさかの雪女??
最後の最後までその疑念が。。。。
犯罪者も被害者にもそれぞれ人生があるんだよなぁ・・・
これまでの。。。
それをどうとらえるか,何を感じるか。
どのように生かしていくのかは人それぞれなのでしょうけれど。。。
Posted by ブクログ
そろそろ梅雨入りという時期に雪女の話とは。このシリーズのことなので、最終的には非科学的ではない正体に落ち着きます。
健気な桃ちゃんの今後が気になるところ。いずれ大人になって、内藤さんのどのシリーズかに刑事として登場するのではと密かに期待してしまいます。内藤さんには今後そこに辿り着くまでの年月を生きて書き続けていただきたい。
余談ですが、父の出身が秋田県大仙市、もとの仙北郡刈和野です。その地名を聞くだけで「悲しい」と言う父。だけどよく聞くと、父の「悲しい」は「切ない」の意で。父にこの本を読ませたいような、でも「切ない」じゃなくて悲しくなっちゃうかなとも思う。
Posted by ブクログ
シリーズ第4弾。今回は勇の過去が明らかになり、勇の違う一面が悲しく、苦しかった。清花がいてよかった…そして今回の事件は衝撃的で怖い!面白かった!
Posted by ブクログ
鳴瀬シリーズも4作目。今回は雪女がテーマだった。3つの場所で起きた事件の共通点は首にできたキスマークのような痣。
氷のように冷たい外見のイメージとは裏腹にその正体は熱い復讐の炎に燃えているのを強く感じた。
今回の事件では、ある共通点から亡くなった人たちの過去の出来事や真相にリンクしていく過程を楽しみながら読みました。
そして、いつもは明るいお祭り男の勇が今回は、いつもとは違う様子で…
人はそれぞれに色々な物を抱えていて苦しくなるけれど、時には勇のように大きな声で泣いて、そして誰かに頼って、心の荷物を楽にしていくことも大切だなと感じました。
今作でも母と子がテーマになっていて、母親の子供に対する強い想いを今回の事件では感じられたと
思います。
Posted by ブクログ
凍死体の首元にある三つの丸い痣。他の凍死体にも同じような痣があることに気づいたことから見えてきた連続殺人事件。
万羽さん好きだから、もっと登場してほしいなー。今までのシリーズよりも清花さんが「大人」なので落ち着いてるけど、だんだん好きになってきた。丸山くんの身の上話も気になった。
Posted by ブクログ
シリーズ第4弾。
謎の凍死体は事故か事件か…のお話。
始まりから終わりまで謎が深く、情緒的な描写も良かった。
相変わらず主人公の子供を思って頑張ってます感が強いのが引っかかるが…
こちらのシリーズは登場人物全員が好みではない。
Posted by ブクログ
久々に、1冊やっと読み終えました〜!
大好きな作家さんですが、前半は、なかなか進まず
最後は、いつも通り、胸がしめつけられ、ポロリと読み終えました
主人公の考え方、基本は、変わってませんが、1冊目からすれば、家族を大切にするところ、仕事への向き合い方が、人らしく、大切にするものの割り振りが上手になって、感情移入しやすいです
次も、楽しみに待ってます
Posted by ブクログ
「警察庁特捜地域潜入班・鳴瀬清花」シリーズ第4弾
万羽福子が『死亡診断に係る講習会』で凍死体の首にあった痣を以前にも見た記憶があり、そこから詳しく調べてみることに…。
凍死体にある痣は、北海道、岩手、福島とあったことがわかり、単なる凍死ではなく連続殺人では…と疑う清花たちメンバーは潜入捜査を開始する。
雪とともに奇妙な歌声に女性の姿が…
雪女なのか、怨霊なのか…?
謎は深まるが、ひとつひとつを辿っていくと亡くなった3人が繋がり…それ以前に母子が雪山で遭難していたことがわかり、生き残った子どもは…。
普通では見逃してしまい、凍死で終了していた事件。
それが奇妙な痣の一致で気づくとは流石。
結果、復讐がこのようなかたちになったわけだが、子どもにまで母の思いが伝わっていたのか…
あの歌を記憶していたという子どもも何かを感じたのだろうか…。
今回は、若手刑事でお祭り好きの丸山勇の様子がいつもと違う…ということもあり、それが彼の両親…父に関することだったり、清花の一人娘の成長も感じたり…とそれぞれの家族のことも知ることができ、それもまたメンバーのことを深く知るにはよかった。