あらすじ
謎の連続自殺事件。被害者は、かつて自分が犯した殺人事件と同じ手口で死んでいく。事件を追う新人刑事・藤堂比奈子が出会ったおぞましい真実とは!? 第21回日本ホラー小説大賞読者賞受賞!
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Posted by ブクログ
Netflixでドラマ化を見て、原作読みしました!
主人公藤堂比奈子。過去10年に都内で起きた性犯罪、未解決事件を記憶している。
凄惨な変死体で発見された宮原。
東京拘置所で死んだ鮫島。
母親を殺した大友。
友人の仁美が殺害される。
ドラマを見てから、読んだので
キャストさんを思い浮かべながら読めました!
ドラマと原作で少し内容が違う部分もあったけど、
ドラマはドラマで面白かったし、
小説は小説で面白かった!
Posted by ブクログ
ホラーを読もうと手に取ってみたらミステリー要素の方が強かったけど、面白かった。気付いたら胸が熱くなってて吃驚した。初めての体験。
グロい描写が平気だったので、この作家さんとは相性良いんだと思う。
脳内にポリープ作る方法が思ったより簡単で吃驚した。一瞬で出来るの怖いわ。死角からやられたら全く気付かないし、見ていたとしても、何をされたのか全く分からないし。スイッチが入らなければ大丈夫だから、まぁそこが救い…?
何人も自分の快楽の為に殺人犯してる奴を、自分がやった分だけ経験してから死なせたい、という気持ちは解る。まぁグロいけど、それはそもそもやったの本人だしなと思うし。実際問題この方法が使えるなら、刑法に入れる事に私は反対しないと思う。
主人公程、野比先生を非難する気にはならないな。
後、自分の傾向として、途中で肉体関係の描写が入ると若干熱が冷める、という事に気付いた。素に戻ると言うか、スン…とする。
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「猟奇犯罪」という世界についに踏み込んだ!
ただこの作品にはかなり医療ものの要素も多いので(第1巻だけかもしれませんが)、意外なほどページが進みました。
(鷲尾さんのおかげかも)
一読をお勧めします。
Posted by ブクログ
ドラマから。
比奈子はドラマ同様記憶力は凄まじいが、性格はドラマとは全く異なる。新米刑事らしく、初現場では遺体を見て吐いた。その後食べ物は喉を通らないほど。
被害者や被害者家族への感情移入も凄く、また女性への配慮は勿論被害者へ寄り添う心が滲み出ているからか捜査の聞き込みも上手い。また仁美が亡くなった際にはしっかり戸惑い、怒り、涙を流している。
一方、ドラマではかなりぶっきらぼうで比奈子への当たりも強い東海林先輩はかーなーり性格がマイルドになって存在している。要潤が演じたキャラが存在していないので、あの性格は原作の東海林が元か、とわかった。
ONのドラマが放送された時、事件現場の過激差が話題になったが、原作ではもう少しグロい。
そしてドラマ1話の犯人にたどり着くまでドラマでは描かれていない様々な殺人事件が登場する。
死神女史はほぼほぼドラマと一緒(笑)
また、中島保は林遣都の演技に脱帽するほど忠実に再現出来ているのではないかと思った。
新米刑事の比奈子が想いを寄せるのがドラマでは分かりにくいが、原作ではしっかりと書かれている。
ラスト、幾つもの点が次々に繋がっていって、そのスピードのまま駆け抜けて行く。真相も、殺人も、衝動も、すべて。
この後のシリーズが楽しみになる終わりでした。
ドラマが好きだった方はぜひ読んで欲しい。
ドラマをもっと煮詰めて煮詰めてこれでもかって味を濃くしたのが原作。ドラマも当たりだと思ったが、原作は大当たりだ。
Posted by ブクログ
食後の読書にはあまりおすすめは出来ないですね。
藤堂比奈子さんが引っかかってたこと全部繋がりましたよね。すごい。
死神女史とガンさんが夫婦だった事がなかなかな衝撃。
ガンさんが死神女史の名前先に出て苗字が出てこないの気になってたけどそういう事ですか。ほあ〜ってなる。
Posted by ブクログ
凄惨な場面が多く、人によっては合わない方もいるかと思います。でも、ホラー文庫ですから。
今回読むのは2回目。のび先生との関係性がわかって読むとまた違うものです。
Posted by ブクログ
こういうジャンルが好きで沢山読んでるからかもしれないけど、結構早い段階から犯人が何となく予想できてしまって、どんでん返し的な楽しみはあまりなかった。けど、それを考慮しても各登場人物が魅力的で一気に読めた。
Posted by ブクログ
ホラー文庫って当たり外れが大きいなって常々思ってて、久々に当たり✨
ホラーミステリを謳ってるけどサイコスリラーっぽくて、だけどキャラクターのパーソナリティも描写も清潔感あって文章も巧みなので一晩で読んじゃった。清潔感って表現が難しいんだけどユベール・コルバンとか読んでるだけで気分が鬱々としてくるんだけどそんなんとは違う感じ。映画だとどこにカメラのフォーカスを当てるか、みたいな。それもミスリード招きそうだな、難しいな。とにかくホラー大賞の読者賞とったそうなのでそれも納得。
タイトルにヒロインの名前は入ってるのと完全記憶の能力持ちなので千里眼シリーズみたいなの意識してた感じする
Posted by ブクログ
かれこれ9年前に購入したであろうこの本。
長年の積読状態を経て、読み始めたら止まらない止まらない。いやぁ面白かったです。
もともとドラマが好きで、原作本にあたるこちらを購入しましたが、ドラマの内容をすっかり忘れていたこともあり、楽しんで読めました。
もっと早く読めば良かった…
と後悔はあるものの、今読めて良かったとも思えます。
書店で発見することが出来たら、次回作も購入検討したいです。
Posted by ブクログ
ドラマ化されてるよね
こんな事
実際にはありえんだろう〜
とは思うもののするする読み進められてしまう
血生臭さとか苦手な人は辛いかも…
文字通り『猟奇犯罪』過ぎる
でも登場人物のキャラが濃くて
いいバランスが取れてる
次巻行きまーす!
Posted by ブクログ
なかなかエグかった。犯罪の描写がエグくてどうしようかと思ったけど、面白かった。
主人公の藤堂比奈子は新人刑事。抜群な記憶力があり、甘いものに唐辛子をかけて食べたり、頭をスッキリさせるために唐辛子を直接舐めたりと少し変わったところもある。(唐辛子は比奈子にとっては精神安定剤の役割もあるかな。)どこにでもいそうな若い女性なんだけど、そんな彼女に凄惨な殺人現場とか大丈夫なのかな?と心配しつつ読んでた。そんな心配は無用だった。なんとも逞しい。最初はやっぱりね、と思ってだけど、どんどん逞しくなってきた。比奈子の強みの記憶力で捜査の突破口を開いたりと大活躍。これからも楽しみだ。
比奈子は猟奇犯罪捜査班に所属している。だから犯人の心理などが出てくる。この作品を読んで、人が踏み込んではいけない領域がある、ということに気付かされる。我が物顔で他人の中に入ってはいけないし、まして操るなんてもってのほかだよね。自分が神にでもなったと勘違いしちゃうのかな?
精神の世界は奥が深い。そして怖い。
この作品を読んでたら、昔観た映画『サイミン』を思い出した。人間て操られるとここまでのことをしちゃうんだ、怖いとその時の感想を思い出しました。
そしてあの映画もエグかったな〜、とゾクっとしてしまいました。
Posted by ブクログ
登場人物はみんな個性的だけどいい人で、ストーリーも面白いし読みやすい。脳に腫瘍?を作るっていうのがなかなか理解しがたくもあるけど。
人の気持ちがわからない人を治すことができるのか…そもそも治すって言うのか…むずかしい。
Posted by ブクログ
一作目!
「東京駅うらおもて交番 堀北恵平」シリーズがとっても面白かったので、順序が逆になりましたが本作を読み始めました。
だいぶ胃が重たくなる凄惨な事件が描かれており、読む人を選ぶかもしれませんが
(タイトルからして猟奇犯罪と書いてあるから、そりゃそうなんですけど笑)
恵平シリーズで、著者の内藤了さんが描くキャラクターの良さがやみつきになったので、この先長く続く物語が楽しみです!
健やかに日常生活を送っていた人々が、ある日突然命を奪われる理不尽。
例え犯人が裁かれても、被害者、その周囲の人々の痛みや辛さは解消されるものではない。
何より被害者は帰ってこない。
また、その犯人が凶行に至る経緯、その人もまた理不尽の被害者であったら…
そんなやり場のない気持ちから展開していくお話が、考えさせられる第1巻でした。
Posted by ブクログ
内藤了さんのお話はずっと気になってて。オーディオブックにてやっと。ドラマは既に観てます。それもあり脳内で波瑠さんが動き回ってました。
サイコホラー?警察小説?なんかどれもしっくり来ない不思議な感覚の小説です。
ちょこちょこグロい描写などがありましたが、そこまで気になりません( 苦手な方は苦手だと思います )
猟奇的というより嫌悪感を抱くような嫌な事件の描写も多く、途中で中断しては戻り…を繰り返してしまいました。
真相は知っていましたが、やっぱり原作はいいな。
犯人側の気持ちが分からなくもないと思ってしまうので、何となくやるせない気持ちの読後感でした。
テンポもよくとても面白かったです。
Posted by ブクログ
猟奇的なようだし、主人公が「建物因縁帖」の春菜のような鼻持ちならない女性だとおもいこんでたので、敬遠していたシリーズ。
しかし、石上女史が出てるし、気になって5作目まで一気買い。
主人公はどちらかというか恵平ちゃんのような素直な女性で読みやすい。
一作目から石上女史が出てくるのは嬉しい限り。
クールでカッコいい。
事件はえげつないし、人道的に許されることではないけど心理的に犯人に下った天罰と思えてよし。
どーいった状況で被害者があんな自死を図るのかと思ったけど、なるほどね。
保さんはもー出てこないのだろうか。
Posted by ブクログ
自分が犯した殺人と、同じ方法で自殺したと思われる遺体が連続して見つかる。ホラー文庫?と思ったけど、確かにホラーかも。方法に問題はあるとしても、罪を犯して、後悔も反省もせず、償うこともしていない人間は、報いを受けても仕方がないと、心のどこかで思ってしまう。主人公の藤堂比奈子は、抜群の記憶力があるものの、特殊能力者というわけではない、普通の刑事。どうしてドラマではあんなキャラになったんだろう。
感想
ミカヅチ、おもてうら交番を読んで、多分作者さんの原点となるようなシリーズがこちらなのだろうしと思って
読みました。
事件のとんでもなさ、そして犯人のどうにもならなさが凄まじく、ストーリーはとても面白かった。
終盤になって誰がどう関わってくるかなんとなくわかってきてのラストシーンはかなりはらはらした。
ただちょっと、思ったよりキャラ達にぴんとくるものがなかったので二巻は一旦保留して別シリーズを試してみます。
相手役の中島先生がそんなに好みでもないのといきなり関係がいくとこまでいっちゃったので
感情移入しきれなかった感じです。
巻が進めばみんなに愛着を感じてくるのかな…?初期の作品だからかもしれませんが。
また時間を置いて二巻以降に進んでみようと思います。
Posted by ブクログ
この方が書く主人公たちは、弱さや情けなさを持ちつつも、揺らがない芯があるタイプですね。
完璧ではないからこそ、感情移入しやすくてスルスル読めてしまいます。
次巻以降で藤堂比奈子がどう成長していくのか楽しみです!
Posted by ブクログ
シリーズ1作目。ちょいグロな感じでなかなか面白かった。
殺人事件だしミステリーなのは分かるけど、ホラーなのか?どんな結末になるのかと思ってたけど…どの辺りがホラー?現実味がないという意味でならホラーなのか?
女刑事さんが個性的で良かった。まだ続きもあるみたいだし読んでみようかな〜
Posted by ブクログ
積読からやっと出してきました藤堂比奈子シリーズ
殺人犯が殺した手口で自殺していくそれはどういうことなのか……?
犯罪者は同じ方法で裁かれればいい…。
いや〜面白かった!
比奈子の成長も目が離せないし、登場キャラたちも個性豊かで飽きない。
買ったのがだいぶ前なので忘れてたけど角川ホラー文庫でした。
警察小説だと思い込んで読み始めて、あれ?これサイコホラー?SFホラー系?ってなって装丁見直して、だよねってなりました〜
面白かったので問題ありませんが笑
Posted by ブクログ
猟奇犯罪捜査班 藤堂比奈子1
2014年第21回日本ホラー小説大賞読者賞
藤堂比奈子シリーズを読み始めていたのですが
このシリーズは1巻で1事件解決をみるのですが
犯人系登場人物が このあとのシリーズでも
関係してくるので No.1から読み直し
読み始めて 主人公ひなちゃんが持つ
七味唐辛子で思い出しました
テレビドラマ化された猟奇犯罪モノ
新人刑事 比奈子
特技はメモ代わりのイラストを使い
その時の状況、会話を記憶できる
謎の猟奇的連続自殺事件に同僚の女性殺害事件まで加わり 事件解決のため新人ながら
現場に飛び込むひなちゃん
犯人の深層心理に潜入を試みる中島医師
これから始まるシリーズの重要な出会い
殺人方法等々なかなかの猟奇ぶり
だけど ひなちゃんの周囲の警察仲間たちの
会話がラフな感じで そのギャップが良いです
藤堂比奈子 八王子西署刑事組織犯罪対策課新人
刑事 長野出身
厚田巌夫 ひなちゃんの上司 警部補
東海林 ひなちゃんの先輩 体育会系
三木 オタク鑑識官
石上妙子 東大法医学部教授 検死官
中島保 天才プロファイラー 心療内科医
倉島 巡査部長 バイクが恋人
Posted by ブクログ
猟奇犯罪で気になっていた藤堂比奈子シリーズをついに読みました。もう10年前の作品。まさに猟奇的です。グロ、怖いモノ見たさってありますよね。オチは未来的、非現実的でしたが、面白かったです。
Posted by ブクログ
自分の中にも、自分も知らないスイッチがあり、トリガーを引くと暴走してしまう可能性があるのかもしれないなと思いました。
同僚と残酷な形で別れとなったとき、私はその仕事を続けられる自信はないと思いました。
Posted by ブクログ
初めて内藤了作品を読みました
作品もホラー尽くしの著者ですから興味深々で読んでいく中、最初はかなりのエグさからスタートした本作ですが新米女性刑事出現で雰囲気が丸くなりましたが結構SFちっくな物語は楽しめた。
Posted by ブクログ
酷い。グロいのや悲惨な死に様など
割と平気な方だけど
読んでて吐き気がしてくるような本
子供が犠牲になる部分は辛い
精神的に余裕がある時に読む本
気分が下がるので星3
人を殺したりしたら、その人も全く同じ目に遭って、同じ回数死ねばいい
という考えには大いに賛成。
Posted by ブクログ
記憶力がよくてココアに唐辛子を入れて飲む新人刑事の比奈子が謎の連続殺人に挑む
過去に卑劣な事件を起こした犯人があり得ない方法で自殺し死んでいく
どこかで聞いたことあるストーリーだなぁ、、と思ってたらドラマ化されていたんですね!
8年も前のドラマなので見ていたのにスッカリ忘れていました
うっすらとしか覚えてないですが、ドラマ版より比奈子はふわっとしたイメージで、ショウジはもっとチャラい感じだなと、ドラマと小説のちがいも含め楽しみました!
Posted by ブクログ
犯罪者をどう更生に導くかは大切な課題だが、ロボトミー的な手術や行動を外部から操ったり、記憶をすり替えていくなどかなり危ないテーマ、マッド・サイエンティストな切り口、善意からの犯罪と歪んだ愛憎から生まれた犯罪、悲しい結末。
但し今後も登場して活躍しそうな気もする終わり方。
Posted by ブクログ
テレビドラマ版が好きだったのを思い出して読みたくなりました。遠い記憶だが比奈子と東海林先輩のキャラクターが全然違う。ドラマはサイコパス風ヒロインと、影のあるイケメン東海林との独特なコンビっぷりが好みだったが、まっとうな比奈ちゃんも純粋に感情移入できて良かったです。
痛そうな描写にウッとなるも、展開が早いため一気に読んでしまった。面白かった。
人の狂気に触れ続けるとメンタルやられちゃうのも仕方ない。だって殺人までいかずとも、例えば他人の意地悪な部分とか、「なんでこんなことするんだろう」と「理解できない」と考えるだけで傷つくもの…。