内藤了のレビュー一覧

  • COPY 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子

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    題名のCOPYは、どんな意味を持つのだろう。
    遺伝子操作によるクローンが最初に思いつく。そう思いながら本書を手に取り、表紙を捲った。

    八王子で二つの遺体が出る。どちらも心臓を抉り取られており、12年前と30年前に同様の事件があった事を比奈子は知る。死神女史が検死を担当した。国際犯罪組織との関係はあるのか?
    また、精神・神経研究センターの保や永久がどうなるのか?
    現代社会の闇を猟奇犯罪により炙り出す。

    国際犯罪組織の一員である痕跡は局部に光の刺青が入れてある事らしい。奇形の遺体を作った犯人とその人物を殺害した犯人の関係が朧げに見えてくる。
    そしてCOPYの意味が、前作までの布石を回収しながら

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    2022年12月10日
  • MIX 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子

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    シリーズ8作目、もう少し楽しめそうだ。
    今回の猟奇犯罪の被害者は人魚らしき児童から始まった。新しいメンバーに御子柴を加えた厚田班が捜査していく。御子柴は警ら中にスマホをいじっていた警察官だ。成績は優秀だったらしい。

    人魚のようなご遺体の正体は?誰かが人体実験したのか?それとも遺伝子のなせる技なのか?ただの結合か?その目的は?次々と理由を知りたくなってくる。
    比奈子は、精神・神経研究センターを訪ね、保を頼りに鍵師の元へ。題名のMIXとの関連性も見え隠れする。

    保が鍵師に言った。「探しているものはあなたと同じ、塀の外に置いてきた命をかけて守りたいもの。」と。それが何かということよりも、その気持

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    2022年12月07日
  • スマイル・ハンター 憑依作家 雨宮縁

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    幸せそうな家族を見ると嫉妬するサイコパスのお話。

    内藤氏の作品は初めてになります。
    サイコパス犯の迫力に欠ける感あり。
    読みにくいということは感じなかったが読みやすかったという感じもしない・・・。はて・・・。

    仲間が増えていく様子は良かった。
    憑依作家の謎も未解決ではあるが、続編があるようなのでもう何冊か読んでみたいと思います。

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    2022年12月04日
  • LAST 東京駅おもてうら交番・堀北恵平

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    ネタバレ

    最後の最後、一連の事件の黒幕と昭和のお巡りさんとの邂逅には正直もう一捻り欲しかった。
    これだけ続いたシリーズの結びとしては大味で、
    いささか淡白でした。

    でも、
    悪夢の様な結末から一転、再び立ち上がった主人公の新たな勤務先はまさかの(でもないか…な?)
    あそこ!

    で、
    ガンさんの部下って事は…あー、でもヒナちゃんはもうお母さんだから同僚にはならないのか(笑)。

    と、
    新シリーズに絡んで来たりするのかな?
    好きな作家さんなのでそれも楽しみです!
    期待大。

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    2022年11月30日
  • LAST 東京駅おもてうら交番・堀北恵平

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    終わり方いまいち…
    ちょっと残念のような気がする
    ハッピーエンドとはいかなくても
    そう来たかーって感じ
    忘れてたところもあるのでもう一度読み返そうと思う

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    2022年11月29日
  • スマイル・ハンター 憑依作家 雨宮縁

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    一生懸命で健気な女子、あえて女子という表現をしたくなるような主人公が得意なのか、この作家の描く主人公は、往々にして細かい差はあれど、そう表現するしかないような人物像なのだが、ここでちょっと違うタイプの主人公が登場した
    どうやら、このシリーズは、主人公に謎があるようだ
    事件のあらましは、あっさりしすぎている気もするが、今後の展開に期待

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    2022年11月28日
  • 鬼の蔵 よろず建物因縁帳

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    民俗学×ホラー、怖かったけど、続きが気になり一気読み。オクラサマの正体とは。令和の時代だけど、迷信とかってバカに出来ないんだな。特に産み捨てられた赤子なんてワードが出てくると怖さup。だいたい無音で読んでるけど、思わずTVを点けちゃった。

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    2022年11月27日
  • タラニス 死の神の湿った森【電子版特典付き】

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    ネタバレ

    2022/11/26
    遂に内藤了もハードカバーだ!祭りだ!
    と思ったけど内容は好みじゃない。
    結局ズルくて弱い大人の愚かな行いに子供が犠牲になった現実の話。
    犯人はお化けでしたよりはいいけど正体見たり枯れ尾花もな。
    途中も夢中で読んだとかでもなく、早くオチにたどり着きたい一心で読んだしオチも枯れ尾花だし。
    舞台がイギリスの陰鬱な田舎町じゃ私の好きな内藤さんの軽快なキャラクターも丁々発止なやりとりも出しようもなく。
    色々書きたくなるよね。そうだよね。

    追記
    なるほど。サー・ジョージの話。
    そらこの舞台この話だわ。
    なぜ急にこれ?と思ったけど納得した。
    そして付加価値が付いた。
    少年、強い大人に

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    2022年11月27日
  • タラニス 死の神の湿った森【電子版特典付き】

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    藤堂比奈子シリーズにでてくるサー・ジョージの少年時代。こんな少年時代送ってたら、壊れるわ。死神女史の石上先生のスピンオフ、再読してみよ。

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    2022年11月23日
  • CUT 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子

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    ガンさん、東海林、死神女史は前作に続き予想通りの登場だが、意外だったのは三木捜査官に彼女(カフェ店員)ができて笑顔になったこと、そして中島保が登場することだ。ONで登場した人たちが猟奇犯罪事件の解決に力を合わせる。

    ストーカーにあっているという背中カフェ吉田佐和を連れて警官が比奈子の元に来る。彼女には7歳の子どもがいて太鼓屋の今川焼きが大好きらしい。これらは大きな布石となる。

    太鼓屋(後に比奈子は常連)の今川焼きを食べてみたくて店を訪れた比奈子は、そこで探偵団という子どもたちと出会う。子どもたちは幽霊を確認するために八王子市内にある大正時代の精神科病院の廃病院に行くという。子どもたちは怖く

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    2022年11月20日
  • 桜底 警視庁異能処理班ミカヅチ

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    ヤクザに追われて居場所をなくした青年がスカウトされたのは、人知れず怪異を処理する仕事だった…
    少々グロいがライトノベル感覚で読める。霊視ができるせいで孤独を抱えた主人公が異能の集団で居場所を見つけていくところがよい。シュールな警視正が好き。

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    2022年11月20日
  • 隠温羅 よろず建物因縁帳 【電子特典付き】

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    10月-14。3.5点。
    よろず建物シリーズ最終巻。隠温羅流のしがらみを立つため、最後の曳家に挑む。
    金子神の恨みはすさまじく、春菜たちは生き残ることが出来るか。。。

    一気読み。面白かった。風鐸(コーイチ)が素晴らしくかっこよかった。

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    2022年10月24日
  • 蠱峯神 よろず建物因縁帳

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    10月-13。3.5点。
    よろず建物シリーズ第9弾。長野の製紙会社の建物一部を寄贈しようとするが、寄贈する建物を調査した役所の人間が怪死。建物にお札で封印された部屋が。。。

    一挙に最終章へ向けて始まる。この巻と最終巻で「上下巻」のようなつくり。
    早く続編を読みたい。

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    2022年10月24日
  • 畏修羅 よろず建物因縁帳

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    10月-11。3.5点。
    よろず建物シリーズ第8弾。
    仙龍の運命を変えることを決断した春菜。隠温羅流のルーツを探しに出雲へ。一方、春菜の会社には女性の幽霊が現れ。。

    面白かった。春菜の強さが一段と際立ってきた。しかし、被害者の常務には呆れたな。
    結末まであと2冊、楽しみだ。

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    2022年10月19日
  • CUT 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子

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    角川ホラー文庫のくくりで出版されているせいか、スプラッター描写というか残酷な描写が多いのが残念。
    捜査陣の面々や捜査の過程がしっかり描かれているので、むしろ警察もの、サスペンスのジャンルになるのだが。

    ただし今回は、前作に比べて話のスパイスは強いが内容は弱く、犯人があまりにも早く分かりすぎてて気づかない捜査陣が不思議と言うレベル。
    今後の展開に期待。

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    2022年10月14日
  • スマイル・ハンター 憑依作家 雨宮縁

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    シリーズ第一弾。
    相変わらず著者の作品は読みやすい。
    主人公は、タイトル通りの人気推理作家・雨宮縁(えにし)。
    メインキャラは、出版社「黄金社」の装丁部から
    フリーになった蒲田。
    黄金社のノンフィクション部門担当編集者の真壁。
    本作は、蒲田目線で進んでいきます。

    本作は蒲田が調査に否定的というか、作家先生を
    心理的に疑っていたので、話がスムーズに流れず、
    自問自答でグルグルしてるのが、逆にヒヤヒヤしたけど、
    盛り上がりには欠けたかな?

    ただ、プロローグとエピローグが既に別の物語として
    成立しているような気がして、怖いわぁ~

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    2022年10月08日
  • 怨毒草紙 よろず建物因縁帳

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    10月-04。3.5点。
    よろず建物因縁帳、第7弾。他の曳家業者がある寺を曳いた。その後怪異が起こるようになり、人も2名死亡。
    仙龍を支えると決めた春菜、また首を突っ込むが。。

    面白い。覚悟を決め、先週に接する春菜、フォローする周囲。
    メインの呪も強く、一気読みした。

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    2022年10月06日
  • TRACE 東京駅おもてうら交番・堀北恵平

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    シリーズ7作目。これまでの猟奇的事件が繋がっていく。最終章へ向かっている。 メリーさん亡くなっちゃった。

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    2022年09月25日
  • 桜底 警視庁異能処理班ミカヅチ

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    「おもてうら交番」に次いで。この方の作品はとても読みやすい。怖がりな私も電気消して寝れるくらいの怖さでありがたい。ただ個人的に主要な登場人物一覧をつけてもらえると有り難かったかも。とりあえず、このシリーズも追いかけたいと思った。

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    2022年09月25日
  • メデューサの首 微生物研究室特任教授 坂口信

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    藤堂比奈子シリーズの作家さん

    微生物学者の坂口が恩師から託された新型ウィルス。
    処分したと思われた矢先、そのウィルスを使った犯行予告が日本政府に届き…

    読み始めて「うわ~おもしろい~」
    でもって、なんか途中からいい感じのバディらしき毒舌女刑事やら、お助けマンが登場したりでわくわくする~

    んだけど…
    ラスト、なんか拍子抜け~
    え?そんな犯行計画?
    もっとどば~とぎょえ~となるかと思てたのだけど…。
    あらら~な結末なのよね…。

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    2022年09月20日