内藤了のレビュー一覧
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ドラマにはない内容。
クリスマス、そして年末年始。
比奈子は相も変わらずクリスマスも仕事で、そこに三木さんカップルがやって来る。そして麗華さんの指に光る物を発見して大騒ぎ。三木さん達が婚約したー!わー!(笑)
そんな喜ばしい話もありつつ、比奈子は三木から東海林が捜査一課への異動を考えてることを知らされる。
最初はなぜ?と。
厚田さんが嫌になったの?と。
寂しい気持ちになるが、
そんな報告がされる中起こった病院での連続殺人事件を捜査していくうちに東海林が捜査一課へ異動を希望する理由を倉島の推測だが知らされる。
東海林が捜査一課を希望するのは厚田班のため。
事件は表向きは終了したものの、しこり -
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内藤了『ゴールデン・ブラッド』角川ホラー文庫。
2017年に幻冬舎文庫から刊行された『ゴールデン・ブラッド GOLDEN BLOOD』を大幅に加筆修正。
ということは既読だった。最近、2度目の既読作の再刊。しかも、面白くなかったことを思い出す。読んでみてもどこを大幅な加筆修正したか判らなかった。
タイトルの夢の血液『ゴールデン・ブラッド』を巡るミステリーが展開する。ミステリー自体は平凡であり、肝心の黄金の血液に秘められた謎については論理的に説明されることもなく、読後にモヤモヤ感だけが残った。
東京五輪プレマラソンで、自爆テロが発生する。多くの負傷者を救うべく、事故現場では新開発の人工 -
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アイスクリームで溺死?本望かもしれない。フロイトシリーズ4冊目。
前作の放火犯の夢売りの卯田姫香がやってくるところから始まる。このシチュエーションも非現実的だが・・・
夢が脳波を画像にする。脳波が夢を画像にするのとは大きく違う。いつものあかね、フロイト、ヲタ森の3人が姫香の悪夢を解明していく。長野県警の高山刑事もアクセントになっている。
タエちゃんの含蓄のある言葉は響いてくる。「縁は異なもの味なもの。切れるのも結ばれるのも思い通りにはならないけれど、自分からは切らないことね。誰かと縁を切ってもいいのは、相手に裏切られた時だけ。」今年は年賀状の縁を多数切ってしまったなぁ。
解決は、代理ミュ -
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ミカヅチの2作目。呪、異能とくれば、呪術廻戦を想像してしまう。二つのエピソードで構成されている。
一つ目のエピソードは、麹町の古いアパートが舞台。古井戸もある。ごく普通のホラーの場面だ。
22室あるが2室しか入居していない。警視庁ミカヅチ班に採用された安田怜は、祓い師。怜のスマホにそのアパートの住民から助けを求めるメールが届く。怜は怪異を祓うためにミカヅチに協力を求めるが、なぜか誰も協力しない。三婆ズと出向くことになったが、その怪異の正体は?
世の中にはなんでも人のせいにするバカがいる。世間を恨み、そういうのが誘われてやってくる。と三婆ズ。なるほどと納得して笑った。
二つ目のエピソードは歌 -
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よろず建物因縁帳第二弾。ある集落の登山道の案内板の仕事を請け負った春菜。事前調査で現地に出向くと偶然1人のクライマーから滑落事故に合った友人の救助を求められたが、何やら様子がおかしい。
今作も怖いは怖いが前回よりも怖さがじわる要素は少なめに感じた。そう感じた理由は亡くなった人物の様子は前回同様に恐ろしいものがあるが、主人公の春菜が直接恐怖を体験する場面が少なく見せ場もなかったからだと思う。
今回は神仏分離など昔の神社仏閣がストーリーの中にある。そうするとどうしてもそこら辺に疎い人のためなのか説明文のようなシーンが入ってしまう。そこが少し退屈に感じた。ストーリーの第五章だけが、何が原因で何をどう