あらすじ
生まれつきの人殺し“夢売り”の最初の事件。
夢科学研究所に放火してフロイト達を殺そうとした“夢売り”こと卯田姫香が、「責任をとって」と乗り込んでくる。フロイトのせいで“罪悪感”が生まれ、悪夢にうなされて眠れないのだという。
夢に出てくるのは、カラフルなメルヘン街のお菓子の家。姫香にヘッドギアを付けて脳波を調べる睡眠実験をすると、幼い頃、男の子をアイスクリームで溺死させた記憶が浮かび上がり……
これは「最初の殺人現場」だと思い出す姫香。自分は「生まれつきの人殺し」だという彼女は、どんな罪を犯したのか――!?
フロイト教授と、天才的なCGクリエイターのヲタ森、“夢”に関する卒論で卒業を目指すあかねが、悪夢の謎に迫る大人気ミステリ第4弾!
感情タグBEST3
難しいけど面白い
文系人間なので、フロイトとヲタ森のやる実験内容は説明を読んでもちんぷんかんぷんだけど、夢を分析して本人すら気付いていなかったトラウマの原因と殺人事件の真相を解いていく様にワクワクしました。それにしてもあかねもヲタ森も、酷い目に遭わされた相手によくこんなに親切にできるなあ。
次巻で最終巻。どんな結末なのか、寂しいけど楽しみです。
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フロイト達は殺されかけたのに、夢売りの悪夢の解明に協力してなんかモヤモヤする·····。脳波を夢の映像として起こす研究は凄いけれど…またもや事件解決に繋がり良かった!
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アイスクリーム溺死って、言葉のインパクトはすごいけど聞いてみるとありそうな事故。
そんで私はあの先生と同じ状況になって、絶対に人の子を傷つけずにいられる自信はないなぁ…。絶望しかない。
このシリーズ大好きだから、次巻で最後なんてさみしすぎる。
Posted by ブクログ
前作の続きですね。放火犯にも優しくしちゃうペコの純粋さが話を進めているので、緊迫感がないのが良いような悪いような不思議な感覚のお話でした。
毎回、タエちゃんの絡みが好きです。今回は、タエちゃんの若い頃の話も出てきて、過去があるから、今があって、さらに未来に繋がるっていくんだよなーと、改めて思った回でした。ペコの就職はどうなるのでしょうか。蛇口会社には行かない気がします。
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今回は夢を脳波などから直接可視化することを試みています。それ以外は悪夢の原因特定とその解決のお話です。実際にありそうなお話でちょっと怖いですね。
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敵対関係にあったプリンススメルこと卯田姫香が悪夢に悩まされてフロイトの元へ。
この悪夢の責任を取れと言うのが、いやはや、らしくて笑ってしまった。
実際、睡眠が足らないと生命が危なくなりますしね。
ですが、夢を知られるということは心の中をのぞかれるも同じで、私が同じ状況だったらどうするだろうとも思いましたね。
心理学は好きだけど、自分がその対象になるのはイヤ!
ですが、調べていくうちに不穏な方向に物語が動いていくのですが、この辺りは安定の内藤さんなので、面白かったです。
ですが、悪夢がこうなるとは……。
あることなのかもしれないなぁと思うと、背筋が寒くなってしまいましたわ(;^_^A
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アイスクリームで溺死?本望かもしれない。フロイトシリーズ4冊目。
前作の放火犯の夢売りの卯田姫香がやってくるところから始まる。このシチュエーションも非現実的だが・・・
夢が脳波を画像にする。脳波が夢を画像にするのとは大きく違う。いつものあかね、フロイト、ヲタ森の3人が姫香の悪夢を解明していく。長野県警の高山刑事もアクセントになっている。
タエちゃんの含蓄のある言葉は響いてくる。「縁は異なもの味なもの。切れるのも結ばれるのも思い通りにはならないけれど、自分からは切らないことね。誰かと縁を切ってもいいのは、相手に裏切られた時だけ。」今年は年賀状の縁を多数切ってしまったなぁ。
解決は、代理ミュンヒハウゼン症候群による承認欲求がキーになっている。途中でわかってしまうのは残念だ。
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シリーズ3つ目ともなると登場人物に愛着も湧いてきて、サザエさん的感覚で登場人物のやり取りをみてられる
よく言えば安定
悪く言えば慣れ
トータル少し物足りない感じがしてしまったのが少し残念。。
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悪夢が、続く。
夢に色を付けて、人の夢を視られるように、という
聞くとできるのか、という実験してます。
前回悪夢を売っていた人物が視る悪夢は
一体本当なのか、刷り込まれたものなのか。
驚きの状態にたどり着きますが、これはこれで
相手もすごいです。
普通この状態で行動する、というのは
なかなかの感情ではないかと。
そう思えば、そんな行動をしたのも発言したのも
納得な感じです。
変化を求めない人は、ひたすらにきついです。
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睡眠は大事。4巻もこれです。
夢にはストレスやフラストレーションを浄化する作用があると書かれているし、夢を覚えてなくとも、睡眠中に脳のなんか…ゴミみたいのを洗い流す液が出てるらしい。寝よう。
「夢売り」も幼少期から歪められてたってことか。代理ミュンヒハウゼン症候群、他人に対して発動するケースもあるんだろうなぁ。このお話みたく「あの子を救助する私は素晴らしいでしょう?褒めて」が強く出過ぎたり。これは闇が深い。
夢科学研究所の3人、お人好しです。フロイト先生のお祖父ちゃんと学長とタエちゃんたち、全共闘世代だけじゃない関係があるのかな。夢の中のお祖父ちゃんが幽霊森歩き回ってるの含めて、今後描かれるのかもしれないので楽しみです。
ペコが内定した会社、なんとなく蛇口の会社じゃない気がする…良くない気がする。。
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前作の犯人が、罪悪感を感じるようになって見始めた悪夢をなんとかしてほしいとやってくる。
濃いキャラが増えたが、真正サイコパスではなかった(むしろツンデレ)ようで、その辺りの緩さはちょうどいい。
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タイトルが、え?って思ったけど、読んで理解。
久々に続編読んだから、前回までのあらすじ覚えてないけど読める本。
ストーリーはそこそこ、普通。
タエちゃんの言葉いいなーって思った。
自分でもおばあちゃんになった時なんて想像出来ないし、その時の視点からみた今の自分は多分青い。
人間生きてれば罪を重ねるし、ボロボロになったり、汚れてしまったりするけど、そんな穢いものも全てひっくるめて今があるんだと思った。
無くていい過去なんてない、悪いことの方が多くても辛くても、それが良くも悪くも今の自分を創ってる。
そんな風に達観していられるのはもう何十年生きればいいんだろう…。
そんな事を考えつつ、大学生の心理や親の心理を垣間見つつ読めた。
Posted by ブクログ
2021/4/16
今回は薄味。
ペコの進路が気になってて楽しみにしてたけど変化なし。
まだ10月らしいけど。
助手雇う話はどうなったんだ。
ペコは優しいから前作の敵、夢売り姫香も受け入れるけど、私は優しくないから邪魔やった。
姫香入学してくるからまた出てくるのね。
今のところ私はげんなりしてるけどお手並み拝見。
自分たちの研究室に放火した人をも受け入れるペコはお人好しが過ぎるよw
それにしても今回は見せ場なかったなぁ。
期待値が高すぎて申し訳ない。
間から逃げられないようにさりげなく組んだ足でガードするフロイトっていう描写は妙にかっこよかった。
Posted by ブクログ
星3.5
夢をヒントにその人の心の奥に閉じ込められものを探して解決していくお話
アイスクリームで溺死って?となったけれど読めば納得、できる
フロイトが穏やかに静かに相手を追い込んでいくのが好きです
相手は逃げ場が無いですけど