あらすじ
女性が髪を切られる猟奇的殺人事件を追う!
神田川で、若い女性の溺死体が発見される。真っ赤なベビードールを身につけた死体は、なぜか髪が剃り上げられていた。
あかねは友人のカスミに頼まれ、急に来られなくなっ“河野さん”の代わりに、コスプレ姿でロリィタパブのティッシュ配りのバイトをすることに。一方、夢を可視化するプロジェクトを行う夢科学研究所に、はじめてのスポンサーがつく。高級スリープウェア会社から、「吉夢を見られる枕の開発」の依頼が舞い込んだのだ。フロイトたちは睡眠実験を始めるが、被験者の中に混じっていたスポンサーの娘の翠は悪夢に悩まされていた。
そんな折、神田川の溺死体が“河野さん”だったことが判明し、15年前にも似たような事件が起きていたことが分かる。お祭りの日、神社の裏山で女の子が絞殺され、髪を切り取られた遺体で発見された「てるてる坊主殺人事件」――フロイト、ヲタ森、あかねの3人はこれを連続殺人事件と見て、真相を追っていく。
多くの女の子が無惨な姿で殺された猟奇的未解決事件の犯人とは――
夢を手がかりに事件に挑む、大人気ミステリー第2弾!
感情タグBEST3
面白かったです!
今回の殺された死体の場面から。。ペコのロリータファッションは可愛いかもと思いました。私は金縛りにあって幽霊を見たことがあるので金縛りって怖いものだと思ってましたが、フロイトの話で睡眠麻痺で体が動かなくなるからと知ってちょっと安心しました。1人の女の子の夢からどんどん謎を解いていくのがハラハラドキドキしました。ペコちゃんの絶体絶命からの犯人逮捕!ページをめくる手が止まらず、あっという間に読み終えてしまいました。
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伏線を回収していくたびに、点と点が線になっていくような感覚で面白かった。
気が付けば、どうなっていくんだろうと展開を予測しながら読んでしまっていた。
こうなるのかあ!と読み始めたときは考えもしなかった結末になり、楽しめた。
Posted by ブクログ
2019/1/23
大好きな作者の本。
読み終わってしまった。
この世に内藤さんの未読の既刊本がない状態が怖すぎるので発売されても引き延ばして引き延ばして読む。
相当な中毒です。
割と入り込んで自分でも「怖い怖い!小説!フィクション!」ってなることも多いけど今回はすごかった。
ペコちゃんが心配すぎてオロオロして泣く。という状態になった。
これは初めてと違うやろか。
さすがに我に返ったとき笑ってしまった。
入り込みすぎ。
一度最後まで読んでから改めてその場面を読み返したのは男の人が心配している姿が昔からの萌えポイントなので反芻したかったから。
オタ森の苛立ちでご飯何杯でもいける。…ごめんなさい。
こんなに出てくる人出てくる人好きになるのはなんだろう。
大丈夫かな、私。キモくない?
内藤さん大好きなので、おいくつかも性別も存じ上げませんがどうか心身ともにお元気で本を書き続けてください。と願わずにはいられない。
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第二弾はさらに面白かった!人形がリアルすぎの猟奇殺人、怖くてグロい。夢の研究から連続殺人事件解決に繋がるフロイトかっこよすぎ!ヲタ森とあかねとのコンビ感も良い。第三弾も楽しみ!
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2024.4.7再読。前回はオーディオブックだったので、今回は紙の本にて。
音で聴いていたときは、なんだか翠の見ている悪夢の話と、てるてる坊主殺人事件の話が繋がっているはずなのにばらばらに思えてしっくりこなかったけど、今回本で読んでとても納得できた。
カスミや翠が思うあかねへの気持ちはよくわかる。いらつくしなんでこの子がと思うけど、そう思いつつも羨ましいとか好感はけっこうあって、その矛盾にまたいらいらするんだろうな。みんないい子だ。
犯人はとてつもなく気持ち悪かったけど。殺した子の持ち物で人形を作る…むしろ人形を作るために殺す?なんて気持ち悪い以外のなにものでもないような。
メインのはずのフロイトの存在がいまいち薄いとは思うけど、それはそれでけっこうありな気もする。
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髪の毛が剃り上げられた女性の溺死体が神田川で発見されるところから始まる。いきなり題名の回収だろうか?サイコパスによる猟奇的殺人の匂いがプンプンする。
ロリィタ服って暑いそうだ。ということで、人形関連なんだろう。あかねは似合いそうだ。
フロイトがなぜ夢を究明しようとしているかの理由が少しだけわかる。夢が人を殺すとは、どんな状態なのかも・・・。実験で悪夢の睡眠調査をする夢科学研究所の三人、初めてスポンサーがついたが、それがどう関わるのかという点も構成として面白かった。また、猟奇的殺人と悪夢がどう繋がって行くかも読みどころであった。睡眠不足による睡眠障害も現実の事であり、事実が盛り込まれているので、怖さが強調されている。
ライトな感じで、ヘビーな事件を扱い、あかねの明るさとおバカさが微笑みを与えてくれる。読みやすい娯楽シリーズだと思う。アクセントとして高山啓治刑事が前作から登場しているが、この名前を見ると我が家でも長野から取り寄せた七味缶を思い出す。
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いやぁ、おもしろい。好きだわー。
マイペースでちょっとアホの子で、でも善良なあかねがなんだかんだ愛されるのもわかるしイライラしちゃうのも分かる。
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伏線を順調に回収して、結末まで真っすぐいけるお話でした。個性的な登場人物が、設定通りの行動からはみ出ないところが、安心して読めるお話かなと思います。
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夢探偵フロイトシリーズ第二弾
プロローグから、ベビードール姿の死体発見で
ぎょっとさせられて、嫌な予感がした矢先に、
ベビードール姿でティッシュ配りにバイトだなんて!
ペコは事件に巻き込まれる気満々じゃないか!
思った通り、真相に近づいて、最後に怒涛の展開!
ペコが危ない!!
フロイトとオタ森の焦りようが伝わって来る!
当のペコはやはりポヤンとしていて、危機感なさ過ぎ!!
まぁ・・・この緊張感が好きなんですけどね(^◇^;)
長野県警の高山啓二刑事って、
藤堂比奈子シリーズに出てた刑事だよね?
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同じ作家の本は続けて読まないというマイルールを破って2作目。
1作目の序盤はあかねのことがバカっぽくてどうにも好きになれそうになかったのに、2作目で彼女に上から目線の社長令嬢にムカッ。こんな女は悪夢にずっとうなされていろと思ってしまいました。あかねに失敬な態度を取る奴はもう許せません。ヲタ森を除く(笑)。
1作目よりも2作目の悪夢のほうが想像しやすいせいか、昨夜は神社の階段を見上げる夢を見ました。もちろんそこには浴衣の女の子。振り返ると……。こわっ!
同じ悪夢を見るのはやはり原因があるんだなぁ。私も自分が逃げる夢の原因と間一髪で透明人間になれる理由を知りたい(笑)。
テンポがよく引き込まれる
デンポよく話が展開し、所々に伏線が張ってあるので話に引き込まれる程に面白いです。自分もこの研究所の一員になったように、事件の謎を一つ一つ紐解いていく様な感覚になります。時折、主人公のあかねは何で気付かないんだ、なんてヤキモキするかもしれません。
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シリーズ2作目。このシリーズ好き。
夢の研究って面白そう。やっぱり自分の不安は夢に出やすいよね。事件的にはそんなにインパクトは薄めだけど、主要3人の関係が前作より面白かった気が。映像化するならオタ森は絶対、柄本時生だな、とか思ってた笑。
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この枕欲しいな…もちもち。安眠したい。
夢で出来事を繰り返すことで少しずつトラウマを克服していく、という作用はありがたい身体機能(?)ですがそのせいで睡眠障害なるほどの悪夢になると逆効果な気もします。人体は難しい。
あかねもヲタ森さんもフロイト先生も、投げ出さないから良いです。内藤作品って事件は凄惨ですが、関わる人たちが誰一人投げ出さないので嫌な気分で読み終わる事があまり無い気がします。酷すぎてハラハラすることはよくありますが。続きも楽しみです。
Posted by ブクログ
シリーズ2作目。
夢分析をテーマに殺人事件と結びつける制約の中で面白い作品ができているのが興味深い。
しかしもっと早く警察の中で犯人の目星がついてそうな気がするが‥
まあそれも含めて現実と夢の曖昧さという感じ。
Posted by ブクログ
シリーズ第2作。
フロイトたちは、企業の依頼で「吉夢を見られる枕」の開発実験として、睡眠実験を行う。被験者が悪夢を見ていることに気づいた彼らは、その内容を突き止めようとして、連続殺人事件との関連に気づく。
突っ込み所は多いが、キャラ小説として楽しめる。