あらすじ
ネットで夢を売る「夢売り」の正体を追う!
私立未来世紀大学。就職活動に出遅れた4年生の城崎あかねは、面接に落ちまくり、意気消沈ぎみの毎日を送っている。そんな折、夢科学研究所のホームページに、「夢が売られている」という情報が入る。調べてみると、ネットフリマアプリ「アボカド」で、『夢売り』なる人物が夢を販売しているようだ。
売り手が買い手にどうやって夢を見せるのか、興味を惹かれたフロイト教授は、実際に夢を買ってみようと提案。身分を隠して、あかねが吉夢、フロイトが凶夢を購入する。そして待望の夢が届くが、それは全く予想もしていなかった恐ろしいものだった。
ネット上から忽然と姿を消す『夢売り』、夢に呑み込まれていくあかね――。一方、『人殺しの夢』を購入した人物は、生々しい殺人の快楽に溺れていた。
『夢売り』とは何者なのか? その意図は何なのか?
フロイト教授の分析が冴えわたる、人気シリーズ第三弾!
感情タグBEST3
怖くて一気読みしました
大好きなシリーズの3作目。今回は夢までもネットで買うというお話。有り得ないでしょう、と思いつつ、作中の手口を読んでいると夢で殺人まで操れる、なんてけともあるかもしれない、とゾッとしました。
内藤先生のお話は現実世界の事件とも絶妙にリンクしているので凄く生々しくて、それがたまらないです。次巻も楽しみです。
夢を通販で?
今回も面白かったです。夢を買うなんて?出来るわけがないだろうと思いながら読みすすめていきました。でも潜在意識に刷り込まれるとみれてしまうのかなと。しかし犯人だったプリンスメルは嫌な女の子だったー。。フロイトがあたまがいいのではなく勉強が上手なだけの馬鹿だと言ったのがまさにドンピシャだと思いました。悪夢に憎むフロイトとヲタ森とペコの今後が楽しみです。
フロイト
なぜちゃんと夢を見られたか説明が足りないのですが、面白かったです。フロイトの実家も出てきて、お祖母さんやお祖父さんとの関係も興味深いです。ヲタ森も良い味出してます。
Posted by ブクログ
2020/2/4
あーあ読み終わっちゃった。
楽しみにとっておいたのにあっという間だったなぁ。
ペコ危機感なさすぎやけど本人に悪意がないからやろな。
さんざん怖がらせられた相手なのにおにぎり分けてあげたり。
就活に対応できないのも素直だからかな。
したり顔で器用に就活こなす人より信用できるよ。と就活に対応できなかった氷河期が言ってみる。
合格メールも犯人の仕業かと思ったけどそれは違うかったぽい。
でも事務員雇うならはじめからペコ雇うたれよー
ってもフロイトたちは逆にペコに悪いと思うか。
じゃあ私雇ってくださいよ!と言わんところがペコの潔癖さなのかしら。
私ならすぐ言うな。おばはんやからな。
ペコ×フロイトでもペコ×オタ森でも萌えるんだけどたまには恋愛なしでもいいのだけど将来的にはどうなるのかしら。
次はいつかな。待ちきれん。
大事なこと忘れてた!今回は仙龍んとこの小林先生が出てきたよ。
世界のあちこちでみんなそれぞれ頑張ってるのだね。
そっちの世界の警察には私ちょっと顔が利きますので、研究所を訪ねてきた人も知ってる人かと期待したけどそれは違ったw
Posted by ブクログ
今回もページをめくる手が止まることはなく、時間が経つのを忘れてしまった。
シリーズで初めて意図的に見せる夢の話になり、話がどう展開されていくんだろうとわくわくした。
このシリーズを通して、夢についてや心理的なことについて知り、もっと深いところまで学んでみたいと思うようになった。
Posted by ブクログ
今回はあの民俗学者の小林寿夫先生が出てきて、テンションが上がった!夢に絡んだ事件の内容もますます面白く、あかねの卒業後も研究室に残れるといいな。続きが楽しみ。
Posted by ブクログ
2024.4.9再読。前回はオーディオブックだったので、紙の本にて。
ネットで夢が売られているという、なんとも不思議なところから。見たい夢が見れたらいいなあと思うけど、やっぱりそううまくはいかないものらしい。
間違って(わざとだったのだけど)凶夢を見せられたあかねがなんだかかわいそうだった。人が死ぬのは夢でも嫌だと思う。夢のはずなのに現実になりそうで不安になるよなあ。
今回の犯人は暇なの?とも思うし、ターゲットに近づくためだけにいろいろバイトなりなんなりしてたら時間もなくなるだろうし、将来が不安になったりしないんだろうか。もっと健全に楽しめることとかあったらよかったのに。ちょっとかわいそうな気もするけど、近くにいてほしくはないなあ。
フロイトのお祖父さんの話のところで、幽霊森のお化けのことだよなあと思うけど、亡くなる前に未来を見てたってこと…?邂逅したりしないんだろうか。
Posted by ブクログ
あかねちゃんにはぜひ研究室に残って欲しいねぇー。
それにしても、夢を買う時にそろいもそろって迂闊でびっくりする。そのおかげで売ってもらえたし解決もできたんだけどさ。いくらコンビニ受け取りでも生活圏内なわけで、怪しげな物売ってる相手に年頃の娘さんの本名もらしちゃうのはなぁ。
小林教授って、あの小林教授よね?違う作品で出会うとふふってなるね。
Posted by ブクログ
夢を売るっていうのが面白かったです。意図して、悪夢と吉夢を見せられるからくりがよく理解できませんでしたが、手の込んでいたところが、気持ち悪さと恐怖をあおってました。
それより何より、あかねちゃんが就職してしまったら、卒業してしまうので、3人で一緒に研究をやっていけなくなってしまうのが気がかりです。
フロイト
危なっかしいあかねはしっかり者の人から見れば目障りでつい冷たく対応したくなる気持ちが分かる…私もそうだったから。でもあんなふうに生きられたら良いな…と羨ましいところもわかります。
作者は男性なのにとても女性の心理を細かく描かれて凄いなと感じます。幽霊森の幽霊の正体が知りたい。
Posted by ブクログ
ちゃんと眠ったほうがいいね…と思った3作目。今回は作中の事件で亡くなった人はいなくて良かったです。
お団子美味しそう。内藤作品は相変わらず飯テロもすごい。
夢売り、暗示が強いってことなのかな。悪夢は出来るだけ見たくないけれどそうもいかず。
夢売りさん強烈そうだったのでここで去るのは惜しいなと思いつつ、続きも楽しみです。
Posted by ブクログ
「夢が売られている」という情報をもとに調査を始めたフロイトら。夢の売買はできるのか。人殺しの夢を買った人間が犯罪を犯した後、「夢売り」はネットから姿を消した。
夢の売買なんてどうするんだろう、と思いながら読む。サイコパスもどきの犯罪は、正当に裁きづらい分、後味が悪いのだが、その辺は緩く処理していて、読みやすい。
Posted by ブクログ
夢探偵フロイトシリーズ第三弾!
夢科学研究所のサイトの常連さんから
通販サイトで夢が売られてるという情報が・・・
フロイト達は、身分を隠して購入することに。
しかし、送られた夢は吉夢と悪夢が入れ替わっていた。
夢を見させるためのトリック?は、自己暗示的なもので、
アリだけど、夢が現実に出て来るところは、精神的に
脆い状態の人を狙う勧誘のテクニックみたいです。
今回もペコが狙われるんだけど、色々と緩くて鈍いから、
母の気分でハラハラ読んでました。
ろず建物因縁帳シリーズの小林教授が名前だけの登場でしたが
講義内容が重要なヒントを与えたようです♪
犯人に対するフロイトのキツイ一言と優しいフォローがステキ♪
Posted by ブクログ
同じ作家の本は続けて読まないというマイルールを破って読んだ1作目と2作目。その後1冊だけ挟んで3作目。今年は内藤さんばっかりになったらどうしよう。
3作目はこれまででいちばん嫌な感じ。前作までは「純粋な」悪夢だったけれど、悪意によって作られる悪夢はただ恐ろしいだけじゃない。しかもその悪意がとても理不尽なところから生じているから。
ちょっと笑ったのは、顔写真だけ見て「人物そのものが幼稚、地に足がついていない印象」とあかねに思われる奴。いったいどんな顔やねん(笑)。
あまりヒロインを危険な目に遭わせないでくださいね。