小野田和子のレビュー一覧
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火星有人探査ミッションのクルーの一人、マークワトニーはミッション6日目の事故で火星に一人取り残される。脱出した他の5人のクルーをはじめNASAの誰もがワトニーは死んだと思っていた。ところが、ワトニーは火星に残されていた限られた機材、食料や植物を利用して、救出されるまでのサバイバルを開始する!
ストーリーは極シンプル。火星に残されたワトニーが、様々な創意工夫で限られた資材を利用して生き延びる課程が展開します。その一つ一つに、化学や物理の法則が丁寧に落とし込まれ、それらがモノローグの形で説明されています。
火星でのサバイバルで何より必要なのが水と食料。酸素は火星大気から酸素を取り出す設備があると -
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有人火星探査ミッションの事故により火星に一人取り残された宇宙飛行士と、彼を遠く地球から見守りサポートする人々の奮闘を描く、硬派サバイバルSF。
食糧補給用の輸送機打ち上げが失敗し絶体絶命の場面から始まり、ミッション帰還中の宇宙船を地球スイングバイで再度火星に送る曲芸プランを提示し、現場の宇宙飛行士たちが見事に成し遂げる、と言う超王道展開に、不覚にもちょっと泣いてしまった。SFは「科学は忖度をしない。必ず物理法則通りの結果が起きる」という冷徹な理詰めのジャンルだが、この作品はその理詰めに人の情を目一杯詰め込み「人間は本来善性の生き物なのだぜ」と強く主張しているように思う -
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「2001年宇宙の旅」は自分にとっては映画というジャンルを超えたマスターピースであります。同時にトラウマにもなっています。まず幼児の頃、自分の住む地方の小都市の映画館で初公開時の看板に衝撃を受けたいう記憶があります。しかし親に見たい、と言えない雰囲気も感じました。初めて見たのは大学生の時。冒頭からあまりに集中して疲れたのかスターゲートのシーンで眠ってしまって情けなくなりました。社会人になってみた時にスペースシャトルの尾翼にPANAMの文字を発見し大興奮。それからはDVDを停止しながらAT&Tとか実存企業のロゴを見つけてはこの映画が公開時の1968年と2001年を地続きで設計されていることに新た
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ネタバレ食糧を乗せたロケットが墜落し、生存が絶望的になるところから下巻はスタート。
<アレス3>のクルーがマークを救うために一切の迷いが無かった部分が特に感動したね。自分たちが死ぬ可能性もあるし、もちろんその時の備えもする。デメリットが分かっていないのではなく、それを理解したうえで救いに行くという選択を行えることの勇気。
色々な問題が起こる今作なんだけど、上巻から共通して”空気圧(気圧差)”が問題のキーとなっている。この点の素晴らしい所は、読者に対して問題を理解させるまでの負担を軽くしてることなんだよな。SFってのはどうしても問題のヤバさを理解してもらうまでのハードルが高いので、その部分を簡略化し -
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ネタバレ『プロジェクト・ヘイル・メアリー』映画が良かったので、アンディー・ウィアーの他作品を読み漁ろうの会その1。
筆者のデビュー作にあたる本作だけど、状況はシリアスに、けれど空気は軽く……というポップな作風が読みやすい一因だねー。
火星に取り残されたマークが科学を駆使してサバイバルを行うのもそうなんだけど、地上にいるNASAの人たちが知恵を総動員してマークを救おうといくつも案を上げ実行する部分も好きなんだよなぁ。
「火星でどう生き残るか」「火星からどう救出するか」という一つの問題を双方向から解決していくからこそ、先の展開が読めなくて面白い。『プロジェクト・ヘイル・メアリー』でもそうだったけど、こ -
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面白かった。火星からたった1人で生活してもがいて、地球に帰りたいって思ってサバイバルする科学者、いや宇宙飛行士の生き様がカッコ良すぎる。しかも、ユーモアがすごくてポジティブな性格が楽しい。
最後に生き残れるかどうかの心理戦になったとき、楽観的かどうかはでかいな。もちろん、楽観的な考え方とは別にちゃんと科学者として検証によるリスクの低減も計ってる。
最後までクルーもNASAも地球の人たちも諦めなかったのもよかった。。。
映画「オデッセイ」が最高に面白かったので、原作を読んだのだけど、原作の方が密度が濃かった。特に科学技術のあたりとか。頭が良くないのでほとんど理解できてないのがくやしい。 -
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非常に楽しい。「大渦」に始まるSFの本質は困難に対処する話だとどこかで見たが、まさにそんな感じ。次から次にトラブルが発生して、ワトニーとNASA職員が解決に奔走する。
ただ同時に、「限られた物資と既知の技術とトライアンドエラーで何とかする」という要素に終始していて、「新たな発見」という要素は薄い。ここに気づいて、作者の新作の面白さも改めて理解できた。
ワトニーの明るさや軽さも好ましい。常に前向きでエネルギッシュ。自分を置き去りにしたクルーに配慮しながら全世界に向けてジョークを放つ。
いや、上巻はここで終わるの!?
ワトニーの運命やいかに! -
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月での生活が超未来ではなく現実の少し先くらいで表現されていておもしろい!
なんかちょっとノリが違うというか下品というか、あれだけど。
ジャズ、割と好きな感じのキャラなんだけど、あんまりジャズがんばれー!!って感じにならんかったな、なんでだろ。どっちかっていうとやめとけ!みたいな感じだったかも。
月での人の生活はこんな感じなのかと想像できるところは興味深くて、話も殺人事件や陰謀や人間関係やエンタメ要素も強くてけっこう軽めの読み心地だった。
月の空気や重力問題は怖くはあるけど、行けるなら観光旅行に行ってみたいなー。
住むのはあまり魅力に思えないけど、それでも月での生活を選んだ人たちそれぞれそれなり