小野田和子のレビュー一覧

  • アルテミス 下
    著者の作品全般に言えることですが、後半の盛り上がりがすごい。多分エモいというこのなのだろう。終わり方も伏線が効いていて綺麗。ただ序盤が面白すぎた。尻すぼみ感が否めない。
  • プロジェクト・ヘイル・メアリー 下
    ハードSFは、こういうのが良いな。きちんと科学の体系を下敷きにストーリーと細部が作られていて。ヒューマニストで完璧じゃないが、根っこはオプティミストの科学者が、次々と限界を突破していく。明るい世界感で上機嫌で読める。
  • プロジェクト・ヘイル・メアリー 上
    現在進行のミッションをこなしながら、蘇っていく過去の記憶をたぐる…
    という書き方が、秀逸!
    物語を余すところなく読めて、とてもよい。

    完全に地球から隔絶された環境で、ひとり奮闘するのも、とてもよい(アレコレ指示されてたら、おもしろくなかった気がする)。

    宇宙もの、スキ♡
  • プロジェクト・ヘイル・メアリー 上
    内容については何も語れない
    ネタバレ厳禁な物語。
    とにかく面白い。ホーガンの「星を継ぐもの」の現代版とでも、軽やかにアクティブでスラスラ読める!
  • プロジェクト・ヘイル・メアリー 上
    三体でSFの面白さに触れてから間が空いてしまったが、ずっと読みたかった作品。
    まずは「なるほどね」という感想がずっと続いた。下巻でこれがどう展開するのか楽しみである。
  • 火星の人〔新版〕 下
    すごい!
    難しい単語が多くて、なんとなくこうなんだろうなぁ、とイメージしながら読むところが結構あったけどおもしろかった。

    とにかく絶望的な状況の中、主人公は1度も落ち込まず常に前向き。さすが宇宙飛行士のメンタル。でもそれだけでは現せない主人公の魅力。今更ながら映画もみてみたくなりました。
  • 黄金の人工太陽 巨大宇宙SF傑作選
    スペースオペラな短編集

    時空の一時的困惑 
    禅と宇宙船修理技術 
    甲板員、ノヴァ・ブレード、大いに歌われた経典
    晴眼の時計職人
    無限の愛
    見知らぬ神々
    悠久の世界の七不思議
    俺たちは宇宙地質学者、なのに
    黄金の人工太陽
    明日、太陽を見て
    子どもたちを連れて過去を再訪し、レトロな移動遊園地へ行ってみ...続きを読む
  • アルテミス 上
    設定がわかりやすくて、『火星の人』に出てくるような科学知識の話もないし、スムーズに読めるエンタメ小説。
    ミステリー風な筋立てで、先が気になるから、どんどん読み進められる。
  • 火星の人〔新版〕 上
    読みやすいし、面白い。
    時々、科学の専門用語に躓いたりしても物語を進めるのに支障なし。
    映画のオデッセイ、観たっけな〜という曖昧な記憶で読み始めたが、ジャガイモを育てるところで、場面の映像が頭の中に蘇って、あ、観たわ〜と思い出した。
    しかし結末は忘れていたので、最後までドキドキしながら読めてよかった...続きを読む
  • アルテミス 上
    人類が月での生活をしている世界のお話。月面でのアクションシーンが満載で楽しめる。科学的考証もしっかりしているので、気になるところは今のところない。
    続きは下巻だ。
  • 鏖戦【おうせん】/凍月【いてづき】
    中編「鏖戦」「凍月」の二作収録。
    どちらも共通しているのは独特な世界観で造語が説明無く飛び交うところ。

    「鏖戦」
    はるか未来、人類が異星人と戦っているようだけど人類は人体改造してるし文化も戦争に特化した物になっているようでまるで異星人同士の戦争のよう。
    でも異星人の方が更に訳分からない価値観だから...続きを読む
  • 第五の季節
    SFを期待して読み始めたら、結構ファンタジー寄りでした。
    作中世界独自の歴史や用語が多いので、補遺の解説が必須です。流れが削がれる感は否めませんが、作中世界の奥行き深さこそがこの作品の魅力だと思います。

    第一部では、オベリスクやオロジェン、守護者などほぼ全てが謎のまま終わりますが、ダマヤ、サイアン...続きを読む
  • 火星の人〔新版〕 下
    後半は、主人公を追い込むために? ちょっと無理なところもあったけれど、

    基本的に、宇宙人は出てこないし、主人公の知識と決断で進むところ、また、中国のロケット開発者の嘆き? などもおもしろかった。
  • 火星の人〔新版〕 下
    プロジェクトヘイルメアリーを先に読んで、とてつもなく面白くワクワクが止まらなかったので、火星の人も探して見つけました。
    最悪の状況でも彼のユーモアとアイデアでドキドキしながら読み進められました。化学の話しとかはちんぷんかんぷんでしたが笑
    映画もこれから観たいと思います。
  • 火星の人〔新版〕 上
    プロジェクト・ヘイルメアリーを読んで、あまりの面白さに別のも読みたいとなり手に取った作品。
    映画オデッセイの原作と聞いて納得。映画もまた観てみたい。ヘイルメアリーと似てる感じ。絶望的な状況に置かれた主人公が己の知識とか能力を駆使して立ち向かう姿が最高。ユーモアありすぎて読みやすい。
  • 火星の人〔新版〕 下
    最後のシーンとかアツすぎて、アメリカ人とか好きそう〜って思いながら読んでた。このシーンの盛り上がりのために映画観たい。
  • 火星の人〔新版〕 下
    ・5月24日で読み始め、28日に読み終えました。

    ・おもしろかった!!

    ・最後ばかりはまじでやばいかと思った。下巻読み始めくらいはさすがに地球に帰れてハッピーエンドでしょって思ってたけど、ローバーとトレーラーがひっくり返ってからはずっとハラハラしてた。

    ・結局これらもあっさり解決しちゃったもん...続きを読む
  • 火星の人〔新版〕 上
    ・5月19日に読み始めて、22日に読み終えました。

    ・おもれ~~。一つ前に読んだ『プロジェクト・ヘイル・メアリー』が非常におもしろく、続けて同じ作者さんのに手を出した。SFづいている。そしてこれまたおもしろいなあ。

    ・ヘイルメアリーのグレースと似て(?)マークがまた陽気で愛らしい。翻訳ものなのに...続きを読む
  • アルテミス 上
    アンディ・ウィアーは器用である。『火星の人』に続いて読んだのだが、こんどはちょっとしたサスペンス仕立てで主人公は女性ときた。すいすい読めて楽しい。
  • フォワード 未来を視る6つのSF
    アメリカが誇る実力派SF作家の中編集。
    仮想空間内のキャラクターが人格を持ち始める編者クラウチの「夏の霜」から始まり、今や泣く子も黙る、飛ぶ鳥を落とす勢いのアンディ・ウィアーの量子コンピュータでカジノをハックする「乱数ジェネレータ」で締める。どれもモダンでキャッチー。イマドキのSF。退屈な小片などひ...続きを読む