小野田和子のレビュー一覧

  • プロジェクト・ヘイル・メアリー 上
    科学や宇宙に関することに全く知識がなかったのですが、序盤から物語に引き込まれ、読むことができました。この本で知った知識を誰かに話したくなります。展開が早く、内容盛り沢山でスケールが壮大でした。
  • プロジェクト・ヘイル・メアリー 上
    「そうだ 宇宙、行こう。」
    そう彼らが思ったのかは定かではないが、何故かアストロファージは宇宙に進出した。
    ミトコンドリアを持つ彼らは当然、炭水化物を酸素で分解してエネルギーを得る。つまり酸素呼吸をしている。
    炭水化物はどうやって摂取するか。彼らにはアインシュタイン先生が発見したe=mc2という伝家...続きを読む
  • 火星の人〔新版〕 下
     将来孫ができたら、読んでほしい本に決定!!
     私は、一ソル一ソルを大切にしようと思いました。毎ソル、マーク•トワニーならどう考え行動するか、自問自答しようと思います。ワトニーさんはNASAのミッションで火星に、私は仏のミッションで地球に?
     この本は、火星と宇宙空間での食糧をめぐる物語ですね。じゃ...続きを読む
  • 火星の人〔新版〕 上
     まず言っておきたいこと、アンディ•ウィアーはドクター•フーを全部みてます。
     さて、本書ですが、めちゃめちゃ面白いです。
     昔、映画で見たときは、植物と宇宙でのランデブーが印象的でした。本で読んだら、周辺機器のプログラムについての記述カッコいいです、そして、まさかプロテインバーが○○○とは!!
     ...続きを読む
  • プロジェクト・ヘイル・メアリー 上
    ライランド・グレースは目をさました。頭はぼんやりとする。ここはどこだ。体に色々な管が繋がっている。コンピュータが質問をする。「二足す二は?」、「よお…おおお…ん」これでどうだろう?「不正解。二足す二は?」、「よおおん」ついに言えた。「正解」ようやく少しはしゃべれるようになった。体中に管が付けられてい...続きを読む
  • 火星の人〔新版〕 下
     めちゃめちゃおもしろい!!
     ハードSFでありながら、文芸としての読み味が勝るほど心情が揺り動かされる。緊張感とユーモアが、行ったり来たりするのではなく渾然一体した、他にはない作品。
  • 輝石の空
    (オベリスクの門 のレヴューからの続き)

    読み終わっても当分余韻引きずるくらい好きだったので
    この作者が合うんだろうと(実際私自身が40歳くらいのおばさんですし・・・)
    同じ作者の他の作品も読もうかな~とか思わないでもないです。

    でもきっとこの3部作が一番好きだと思います。たぶん。
  • プロジェクト・ヘイル・メアリー 上
    正直、最初は場面転換も多く、ついていけなかったのですが宇宙空間でエリディアンのロッキーとの遭遇の描写から一気に面白さが加速。
    完全に文系人間なので理学用語などは???になるところもありましたが、宇宙船にいるのが主人公(アメリカ人)、中国人船長、ロシア人クルーという設定も面白い。映画化予定とのことでこ...続きを読む
  • プロジェクト・ヘイル・メアリー 下
    地球滅亡の危機を救うヒーロー譚であると同時に、異星人とのファーストコンタクト、コミュニケーション、コラボレーション、「コハビット」(cohabit、同棲)の実験小説でもある。異郷の地で天職にも恵まれ、老境に差し掛かって故郷に帰るという困難な選択をせずに永住しそうなものだが、異星人との遭遇ならびに未来...続きを読む
  • プロジェクト・ヘイル・メアリー 下

    ただただ傑作

    本作上巻を読んだ人なら迷わず買うだろう。下巻のこのコメントを読んだ人は本作の購入を強く強くおすすめしたい!
  • プロジェクト・ヘイル・メアリー 上

    かなり面白い!!

    内容は全く触れないが、主人公はポジティブな性格なのでシリアスになりすぎることは無いです!最近本に手を出し始めましたが、初めに出会った本がこの本で本当に良かった!
  • 輝石の空
    終わってしまうのがとても心苦しかった。
    作品のメッセージ性は言わずもがなだが、もはや作中世界を現実との類比の対象にしてしまうのは贅沢がすぎるのではないかと思える。
    特に1部2部までのオロジェンVSスティルとか、オロジェンVS守護者のような単純な対立構造しか見えていなかったところから、長い歴史の中に根...続きを読む
  • アルテミス 下
    下巻になって、話の展開がとてつもない大ごとになってきたあたりから、面白さが加速した感じがしました。また、主人公と父親との交流にも心打たれるものがあります。124ページあたりのシーンにはジーンときます。
    近い将来、人類は月でも生活するようになるのでしょう。その時の居住空間は本書のようなものになるのでし...続きを読む
  • フォワード 未来を視る6つのSF
    「夏の霜」ブレイク・クラウチ
    人工知能モノ。最初は世界観が飲み込めなかったが、ゲームだとわかり、そこからは新しい人工知能の誕生にワクワクした。主人公が女性でレズビアンなのがイマドキ。でも子育てや夫婦?仲がうまくいかないところは普遍的。
    主人公と一緒になってマックスに騙された。ブライアンを殺すところは...続きを読む
  • 火星の人〔新版〕 上
    火星でのサバイバル生活。次から次へとくるトラブルに対応していく主人公がすげえの一言。とにかく現場で、目の前で起こっていることに対して信じるのは自分の判断。

    小野田和子さんの訳もテンポ良くユーモアあって、絶対絶命がずっと続くんだけど暗くならずに面白い。

    最後は生きるための物資の補給が!ああっ!って...続きを読む
  • 火星の人〔新版〕 下
    最後のシークエンスが映画と小説では違いました。私は小説の方が好きです。
    映画は映画こその描き方なのでしょうし、嫌いな作品ではありません。
    ジャガイモと水、そしてマーク・ワトニーさんの決して諦めず、前に進むことができるメンタルと科学的知識が、彼が生き残れた要素でした。そして、誰もが助けたいと思える人柄...続きを読む
  • 火星の人〔新版〕 上
    最高に面白い作品でした。映画を先に拝見しています。ほぼ原作に近い流れだったことが確認できました。宇宙飛行士は、本作品の主人公マーク・ワトニーさんのように科学の知識と常に物事の良い面と悪い面を冷静に判断しつつ、楽天的で前向きな人でないといけないのですね。火星に一人取り残された宇宙飛行士のサバイバル生活...続きを読む
  • 創られた心 AIロボットSF傑作選
    SFってやっぱ面白い、と思わせてくれる16編と盛りだくさんの短編集。文庫も物価高騰のあおりを受けてこんなに高くなったか・・・と思いつつ買ったが、元は取れたと思う。

    どの作品も味わい深いのだが、意識を持ったAIは物理的につながりさえできれば、ハード(シャーシ)を乗り換えていけるって設定が興味深い。人...続きを読む
  • 鏖戦【おうせん】/凍月【いてづき】
    いやー面白かった。読みやすさでいえば鏖戦<凍月なのだが、両作品ともなんとも違う魅力があって、うなってしまった。(三体を読んだ時のエッセンスも感じた)
    特大級のネタバレ以下

    鏖戦/酒井昭伸訳
    何がすごいってまずは、訳!絶対原典の方が簡単に書いてあるんでは?!と思いました(誉め言葉)。好みは分かれるか...続きを読む
  • 輝石の空
    破壊された地球3部作の最終巻。旅がふたたび始まっていく。

    エッスンは仲間とともにユメネスへ向かう。その旅は希望のない、いずれは迎える絶滅を少しでも先延ばしにするだけでしかない。コーマック・マッカーシーの『ザ・ロード』を彷彿とさせる世紀末の旅。その旅でエッスンはカストリマのみんなと仲間になる、彼女の...続きを読む