小野田和子のレビュー一覧
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ネタバレほんとうにほんとうにおもしろすぎて、読み終えて数日経ってもロッキーと友達になりたいなぁと考えていたくらい笑
映画も観たけどロッキーのまごうことなき天才感が感じられず。ストラットもわたしのイメージとは少し違ったな。
あとは、ラストでロッキーを助けに行くっていう選択は原作では圧倒的に絶望感漂うものだったのに、そこがさらっと描かれていたのが気になった。
いやここは小説の感想でした。
とにもかくにも、ご都合主義だろうがラストの展開は心からほっとした。あとは、わたしも理系な何かで秀でた才能があったら良かったなぁと羨ましくも思った。
いつか再読したい! -
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ネタバレはじめ火星に置いてかれた主人公は、一人で全てを考えて実行して生き抜かなければならなかった。その間アレス3の他のクルーたちは主人公が生きている事さえ知らされず、生存を知った後も何もできずにいた。
それが最後、いざマークが火星から出る時、マークができる事は何も無く全ての調整を他のクルーたちが行ってマークを救った。
この対比性がとても美しいな、と感じた。
あまりにもおもしろかったので数日で一気に読み進めてしまった。そのためあっという間に物語が進んだ感覚だったが、最後のログエントリーはデイ687
(ソル549)で終わっている。
主人公は約2年におよぶ時間一人で火星に取り残されていたのだなと思うと、その途方もない時間に目が眩むようだった。
私だったらきっと早々に諦めてモルヒネを摂取していただろう。
マークの不屈の精神、どんな時もユーモアを忘れない明るい心がこの小説を希望の形にしているのだなと思った。
現実では、人類はいまだに月より向こうに到達していない。
いつか、火星の有人ミッションが当たり前になった時、そこにはどんな物語が紡がれるのかとても楽しみ。 -
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ネタバレ「プロジェクト・ヘイル・メアリー」がとてもおもしろく普段SF小説はあまり読まないのだが、作者のデビュー作ということもあり購入。
本当におもしろい!これがデビュー作?すごすぎる!!
火星で1人孤独に極限サバイバル、といった内容で希望と絶望が交互に襲ってくる。
極限ではあるものの楽しく読み進められるのは、主人公の性格のおかげなのだと思う。
「プロジェクト・ヘイル・メアリー」がたった一人で地球を救う話だとしたら、本作はたった一人を救うために地球全体で協力する話だなと感じた。
まだまだ上巻なので、これからどのような結末に向かっていくのかとても楽しみ。 -
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ネタバレ読み終わってみると、人間の善性が煌めくお話だったとつくづく感じる。かの国もめっちゃいい役回りじゃないか。
下巻も試練の連続だが、NASAを頼れない一人きりの状況になるとワトニーが生き生きし出す気がして(勿論仕方がなくなのだが)、可笑しかった。
てっきり地球に帰還してからのエピソードなどもあるのかと思っていたら、手に汗握るピックアップ作戦の完了とともに、そのまま物語も幕を閉じて驚いた。
同僚との再会に感極まるワトニーをみてこちらも気付いたら号泣していたし、きっと皆んなで地球の土を踏めたと思うので、これ以上の描写は野暮なのかも。
ここまで2作とも半端ない面白さなので、『アルテミス』も絶対面白いじゃないか。読むのが楽しみ。
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ネタバレ『プロジェクト・ヘイル・メアリー』がべらぼうに面白かったので、映画原作であるこちらも拝読。
因みに映画は未視聴だが、結末だけはネタバレされて知っている状態で挑んだ。だが、そんなことで面白さは1ミリも損なわれなかった。こんな難題や運次第の局面ばかりで、よくぞあの結末に辿り着いたね⁉︎と驚愕するぐらい、次から次へとトラブルが起きて先の展開が全く読めない。舞台が異星だからこそ、専門家でもない限り行動一つ取っても、何が起こるか予測できない緊張感があって、最高にサバイバルしてる。
また、主人公がいつでもユーモアと相手への思いやりを忘れない人物なので、事態が最悪でも、深刻になりすぎずに読んでいける。彼を見守るNASA職員やヘルメスのクルー達のちょっとしたジョークも肩の力を抜いてくれる。
上巻のラストが無慈悲すぎて、すぐさま下巻を読むしかない。
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火星に1人取り残されるという絶望的な状況のなかで、自分の置かれている状況や次々に起きる事態を客観視して自己憐憫に陥ることなく、何ができるかを考えられる主人公がすごすぎるけど、何より素晴らしいのはずっとユーモアのセンスを忘れないこと。
この作品を手に取るきっかけとなった同じ著者の「プロジェクト・ヘイル・メアリー」の主人公も同じようにユーモアのセンスをもって困難な状況に向き合ってたから、この著者の作品の傾向なのかな?そうだったら他の作品もぜひ読みたい。
そして、この作品を読んでいて気持ちよかった理由のひとつは、登場人物たちに悪い意図を持った人が出てこないこと。意地悪とか嫉妬とか相手を陥れるとか人間が理由となって苦しむということがない小説は読んでいてストレスがない。「にんげんっていいな」みたいな気持ちになれます。 -
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ネタバレあまりにも面白かった!
徹頭徹尾、火星でのサバイバル。
それ以外の政治的要素など、ほぼナシ。あっても、マーク・ワトニーを救うためのやりとり、のみ!
ロマンス、ほとんど、ナシ!添え物くらいだけど、人間味のスパイスで、楽しい!
突き詰め方がすごくて、これが処女作なのかあ…。
『プロジェクト・ヘイル・メアリー』を読んで、ものすごく面白かったのでこちらも読んだんだけど、ワトニーの前向きさというかユーモアセンス凄まじくて、ずっと笑ってしまってた。同じように科学の力で一つ一つ解決してゆく希望の物語なんだけど、笑い事じゃない極限状態を、あまりにも笑い飛ばしていくので、ちょっと…大丈夫?ってくらい笑
ワトニーものすごく頭のいい、でもおバカな男子高校生って感じで、楽しく読んだ。
映画の方が孤独感とかあったね。映画も楽しかった。
それにしても「パイレーツ・ニンジャ」とか、、もうなんて奴! ラストのほぼ生身打ち上げと言い、あまりにも無茶苦茶で、でも科学に裏打ちされている面白さで、本当に楽しかった!
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ネタバレp.387 "人類の全情報を質量とエネルギーの上位メモリにいれられる日がくる。そうなったら、空間をだまして、それが物質やエネルギーだと信じこませることができる。"
アークナイツに通じるものを感じる。
p.409 "マジュムダーは、マザー・シストのこと、そして二十年のあいだにマザーがじつにさまざまな仔を生んでくれたことを熱心に語った。そのうちのクルマムシヒツジやツツムシ、チリイヌなどは実際に外の庭園で育ち、重々しく動いていた。"
オリジムシを思わせる。
活性ナノが機能している時はイースト菌が発酵するような匂いがするという。ナノマシンDTが合成している時は、糠臭い匂いがすると描写されていた。
イナゴ。敵拠点に打ち込まれるナノマシン工場。兵力を敵地に輸送するのではなく、敵地で兵力を生産する。
p.289 本作品独自の概念「記述子」。これを言語と見なす描写がある。
プリースティスは言語学者というが、それは文系に属する学問ではないのかもしれない。
QL思考体=量子論理思考体。AIの一種。
現実のAIが起こすハルシネーションを予言している。
『七人のイブ』にも感じたことだが、予定調和的ではある。設計された物語であるがゆえ、と受け止めよう。
本書についてポリコレ小説という評を見かけたが、ポリティカル・フィクションと誤認しているのではなかろうか。だいぶ印象が変わるので気をつけてもらいたいものだ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレp.124 ”「それも大地が語ってくれるさ」”
ファンタジーに耽溺した日々、『無限コンチェルト』と『蛇の魔術師』はバイブルのひとつだった。グレッグ・ベア作品はそれらを再読するばかりだった。
2011年に『天空の劫火』を読んだが、残念ながら合わないと感じられた。
上巻ではなにを語る物語なのか、まだ充分に明かされていない。構造上の弱点が幾つか見えるが、説明語りではなくちゃんと物語っており、下巻も期待できる。
数あるグレッグ・ベア作品の中からピックアップした理由はタイトル。そのイメージからナデシコと関連があるのかもしれないと思いこんでいた。原著の出版年は先、日本語訳の出版年はナデシコ放映年よりもあと。
QLや思考体という名詞から、ゼーガペインは影響を受けたのではないかという印象を得た。
二重生化学機能。火星出身者が地球に対応するためのなんらかの人工的な措置。明言されてはイないがナノ医療なのかもしれない。
地球の重力の1/3しかない星で生まれ、1G適応のために特別な措置を取ることなく成長した者が、数カ月のトレーニングで地球の重力に対応できるものだろうか。火星に生まれ育ったという理由で、心肺機能や骨の組成などに克服不可能な弱さを持ってしまうのではないだろうか。
それらを超克する手段には、説得力よりも魔法的ご都合だと感じることを禁じ得ない。
1993年時点でYoutube廃人を予見している。
物語中には「シム」にはまっている地球人がいる。現代では始終Youtubeを見ているといわれる人々がいる。