小野田和子のレビュー一覧
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火星に1人取り残されるという絶望的な状況のなかで、自分の置かれている状況や次々に起きる事態を客観視して自己憐憫に陥ることなく、何ができるかを考えられる主人公がすごすぎるけど、何より素晴らしいのはずっとユーモアのセンスを忘れないこと。
この作品を手に取るきっかけとなった同じ著者の「プロジェクト・ヘイル・メアリー」の主人公も同じようにユーモアのセンスをもって困難な状況に向き合ってたから、この著者の作品の傾向なのかな?そうだったら他の作品もぜひ読みたい。
そして、この作品を読んでいて気持ちよかった理由のひとつは、登場人物たちに悪い意図を持った人が出てこないこと。意地悪とか嫉妬とか相手を陥れるとか人間 -
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ネタバレあまりにも面白かった!
徹頭徹尾、火星でのサバイバル。
それ以外の政治的要素など、ほぼナシ。あっても、マーク・ワトニーを救うためのやりとり、のみ!
ロマンス、ほとんど、ナシ!添え物くらいだけど、人間味のスパイスで、楽しい!
突き詰め方がすごくて、これが処女作なのかあ…。
『プロジェクト・ヘイル・メアリー』を読んで、ものすごく面白かったのでこちらも読んだんだけど、ワトニーの前向きさというかユーモアセンス凄まじくて、ずっと笑ってしまってた。同じように科学の力で一つ一つ解決してゆく希望の物語なんだけど、笑い事じゃない極限状態を、あまりにも笑い飛ばしていくので、ちょっと…大丈夫?ってくらい笑
ワトニ -
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ネタバレp.387 "人類の全情報を質量とエネルギーの上位メモリにいれられる日がくる。そうなったら、空間をだまして、それが物質やエネルギーだと信じこませることができる。"
アークナイツに通じるものを感じる。
p.409 "マジュムダーは、マザー・シストのこと、そして二十年のあいだにマザーがじつにさまざまな仔を生んでくれたことを熱心に語った。そのうちのクルマムシヒツジやツツムシ、チリイヌなどは実際に外の庭園で育ち、重々しく動いていた。"
オリジムシを思わせる。
活性ナノが機能している時はイースト菌が発酵するような匂いがするという。ナノマシンDTが合成して -
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ネタバレp.124 ”「それも大地が語ってくれるさ」”
ファンタジーに耽溺した日々、『無限コンチェルト』と『蛇の魔術師』はバイブルのひとつだった。グレッグ・ベア作品はそれらを再読するばかりだった。
2011年に『天空の劫火』を読んだが、残念ながら合わないと感じられた。
上巻ではなにを語る物語なのか、まだ充分に明かされていない。構造上の弱点が幾つか見えるが、説明語りではなくちゃんと物語っており、下巻も期待できる。
数あるグレッグ・ベア作品の中からピックアップした理由はタイトル。そのイメージからナデシコと関連があるのかもしれないと思いこんでいた。原著の出版年は先、日本語訳の出版年はナデシコ放映年より -
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ヘイルメアリーがあまりにも面白かったので読んでみたら、こちらも負けず劣らずめちゃくちゃ面白かった。火星に取り残されて、何度も何度も死にかける主人公。あまりにもトラブルが起きるし、さすがにそれはもう無理だと思う場面でも、ポジティブさと冷静さと膨大な知恵をもって切り抜けていて、読んでるこちらもNASAから見守ってる気分になった。
ヘイルメアリーのときにはロッキーがいたけれど、火星では主人公たった1人。そんな中でも寝室を改造して快適に過ごしたり、危機を脱した時用に食べ物を分けていたり、命ギリギリの生活でもプラスαを考える姿勢に尊敬を覚えた。
一つのミスが即、死につながる火星の世界。最後までドキドキし -
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火星で一人生存しているワトニーの存在を認識したNASAは救出プランを実行。次の有人火星ミッションで救出するために、それまでの食料や消耗品の補給を試みるが、そのロケットは打ち上げ時に爆発。もはやワトニーを救う手立てはないと思われた時、軌道計算スペシャリストから思わぬ提案が。ワトニーを残して地球へ戻りつつある宇宙船を、地球スイングバイで加速して再び火星へ向かわせ、ワトニーを救出させようとする。ただし、火星では周回軌道に乗らず、ただ一度近傍を通過するだけ。その一瞬でワトニーをピックアップするには、ワトニー自信も火星で約3000㎞移動して、火星軌道上昇用ロケットまで移動する必要があった。たった一度のチ