小野田和子のレビュー一覧

  • 第五の季節

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    ネタバレ

    SFを期待して読み始めたら、結構ファンタジー寄りでした。
    作中世界独自の歴史や用語が多いので、補遺の解説が必須です。流れが削がれる感は否めませんが、作中世界の奥行き深さこそがこの作品の魅力だと思います。

    第一部では、オベリスクやオロジェン、守護者などほぼ全てが謎のまま終わりますが、ダマヤ、サイアン、エッスンが人物としてリンクするところや語り手が明らかとなるところは、一人物の多様さが感じられます。
    内容としては、まだテーマの提示にとどまっている感じで、風呂敷が広げられたばかりという印象です。これからどうなっていくのやら、、、そこは次回へ期待。

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    2023年09月30日
  • アルテミス 上

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    アンディ・ウィアーは器用である。『火星の人』に続いて読んだのだが、こんどはちょっとしたサスペンス仕立てで主人公は女性ときた。すいすい読めて楽しい。

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    2023年05月14日
  • フォワード 未来を視る6つのSF

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    アメリカが誇る実力派SF作家の中編集。
    仮想空間内のキャラクターが人格を持ち始める編者クラウチの「夏の霜」から始まり、今や泣く子も黙る、飛ぶ鳥を落とす勢いのアンディ・ウィアーの量子コンピュータでカジノをハックする「乱数ジェネレータ」で締める。どれもモダンでキャッチー。イマドキのSF。退屈な小片などひとつもなかった。
    SF的素養はいらない。ほんの少しの想像力で豊かな読書体験ができる。よかったなー。

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    2023年04月18日
  • アルテミス 上

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    続きは楽しみではあるが、火星の人やヘイルメアリー的なやつの方が俺はすきだなー!
    ちょっと全体的にわかりづらいのか、イマイチイメージが頭で定まりきらんような感じがあるなあ。
    下巻に期待!

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    2023年04月16日
  • 輝石の空

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    3部作の最終巻。
    発売後すぐに読み始めたものの、前の巻を思い返しながらなのと、視点が色々変わるので最初の方は読み進めるのに苦戦しました。が、半分から終わりぐらいは一気でした。

    読んでいて、父なる地球というフレーズが面白いな、と思いました。母と違い、大地がものを生み出さず、厳しいからなのかな、と思いましたが、作中、男性の方が子供の面倒見ていたりするので違うのかも。父と子は出てきましたが、母はエッスンを代表とした人類だったんですかねぇ?
    この作品はフィクションですが、ここ最近は思いもつかなかった天災や厄災が起こっているので備えることと、助け合いは大事だよなぁとも思いながら読みました。

    発達した

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    2023年03月16日
  • アルテミス 下

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    よかった。が、やはりちょっとキャラのアンバランス感はある。しかし、最後の展開や確かな知識に裏打ちされた展開は大変におもしろい。やはり この作者はおっさん主人公の方が安定感あると思う。

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    2023年02月17日
  • アルテミス 上

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    面白い。が、少々惜しい点もある。主にリーダビリティの点か。原文からか、訳のためなのか、文章の順序に違和感を覚えることがちょくちょくある。あとは女の子のキャラクター設定。ヘイルメアリーでは、おじさんおばさんの心理描写があれだけ重厚だったのに、この作の女の子は、なんか空回りしている感じ。
    とはいえ、氏の作品らしく、次々起きる問題を打開してゆくさまは心地よい。下巻も楽しみ。

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    2023年02月15日
  • 第五の季節

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    ネタバレ

    〈第五の季節〉…文明が滅びるレベルの天変地異が数百年ごとに繰り返される世界は過酷。過去の季節に名前が付いているけれど、その名前の天変地異が起こったのかな…悲惨。。
    オロジェン。ロギア系みたいなやつか?と思っていたけれど、様々な天変地異そのものというより、地殻変動とかの地球の活動を増幅するみたいな感じかな。
    3つのお話が同時進行かと思いきや、どうも違うっぽい…少なくともエッスンとサイアナイトは同時ではない、と思っていたら。エッスンパート以外は回想シーン、しかもダマヤとサイアナイトとエッスンは同一人物とは。それ以上にビノフとトンキー。やられました。
    文章が第三者視点だな、と思っていたのにもちゃんと

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    2023年01月03日
  • オベリスクの門

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    まどろっこしいし長いしで、読むのに時間がかかってしまったがやはり面白い!後半は壮大な世界観に没入してハラハラした。

    数百年ごとに繰り返される〈季節〉という天変地異をどう生き延びるのか?
    強大な力を持つオロジェンである母と、オロジェンを憎むあまり弟を殴り殺した父の間で板挟みになるナッスンが、悲しみを背負いながら成長する姿に胸を打たれる。

    これまでは地殻変動やプレートの動きなど地中深くのエネルギーを利用してきたけど、今作からは空の話も加わり俄然SF要素が増して神秘的。
    三部作がどんな結末を迎えるのか楽しみ!

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    2022年10月02日
  • アルテミス 下

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    アンディー・ウィアーお得意のどんな状況でも考えることとユーモアを忘れない主人公は女性でも健在。さりげなく散りばめられた科学設定にワクワクしました。
    犯罪もの(ケイパーものであってる?)としてはちょっと敵対する組織が甘いようなきもしますが、そこは本質じゃなくてオーシャンズ11のようなスカッとする内容がよかったです。

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    2022年08月25日
  • アルテミス 上

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    上巻では月面都市アルテミスの生活風景(何で成り立ってるとか、貧富の差)がいままでのアンディー・ウィアー節で軽快に描写される。相変わらずの科学的説得力と軽口で楽しくのめり込めました。上巻終盤でよいよ話が盛り上がっていく!

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    2022年08月25日
  • アルテミス 下

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    面白かった。解説をそのままパクると、スチームパンクのノリの月面版ミッションインポッシブル。でももちろん科学的な色々はちゃんとしてる(と、思える)しっかりしたSF。読み口が軽くて、これはたぶん役者の方がとてもグッジョブなんだと思いました。アニメ的に脳内再生されてたけど、実際映画化もされるとのことなので映像化が待たれますね。

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    2022年07月30日
  • アルテミス 下

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    映画化が決まってるそうで、クライマックスのジャズの大立ち回りは映像で映えるだろうなと。
    同じアルテミスを舞台にしたルーディ主役の続編構想、是非実現してほしいな

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    2022年07月27日
  • アルテミス 上

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    終盤に一気に物語が動き下巻に続く。
    火星の人もヘイル・メアリーも主人公がとにかく明るく前向きなヒーローだったので、読む前に思ってたのと良くも悪くもイメージが違った。
    ジャズも前向きは前向きなんだけど。

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    2022年07月17日
  • アルテミス 上

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    火星の人→プロジェクト・ヘイル・メアリーを読んでからのアルテミス。全2作をとても楽しめた身としては、つまらないわけではないのだけど、やや軽めの話にも感じた。とはいえ、いつもながらの豊富な科学知識で、「月に暮らすってこんな感じになるのかぁ」と想像しながら楽しめました。月の砂、怖い。

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    2022年04月14日
  • アルテミス 上

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    翻訳家さんの腕もあり軽妙な台詞回しが楽しい。
    イメージはSF版のスレイヤーズな感覚で読めますね。
    後編がどうなるかワクワクする。

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    2022年03月12日
  • オベリスクの門

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    この世界のメンバーの姿がより詳しく掘り下げられているけど、それぞれの勢力の中でも目的が異なる人(?)々が居て、全貌が把握しきれない。各勢力の相関図とか誰か作ってくれてないかな。
    今年出る予定の3巻は何月なのかな

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    2022年02月05日
  • オベリスクの門

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    地球のようで地球ではない所。能力が異なる人の住む所。
    大き過ぎる能力が差別を生み排斥を行う。それぞれの生きる場所を求めて身体も心も彷徨う。戦いの終わりは来るのだろうか、この星は安全に安心して暮らせるところになるのだろうか

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    2021年10月13日
  • オベリスクの門

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    店頭に並んでいる時は気づかず、新刊案内を読んで第五の季節の続きだったか!と慌てて本屋に行きました。久々に早く読み終えたいけど、読み終えてしまうのが勿体ない…と言う贅沢な感覚を味わいました。続巻も楽しみ~

    それにしても娘は母親に対するあたりが厳しいもんだなぁと思いました。父親に対しては…なんだろう、諦め?みたいなものがあるのかな。同じことをしても父親なら責めないのに母親がしたら一生恨む、みたいな強い感情を母娘には感じます。これは父息子でも同じなんだろうか?それでも作中でナッスンが「彼等を受け入れてくれる人を父親にして生んでくれたら良かった」と言うような心境を語るので、やはり母とのつながりの方が

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    2021年10月08日
  • 火星転移 下

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    「火星」「転移」ってなんのことかと思ったら・・・!

    主人公キャシーアが大学時代から副大統領(最後は大統領)として火星の危機を乗り越えるまでを懐古するかたちで物語られる作品。
    キャシーアが、もともと火星の有力な名門家系の出身で自身も才能があるということはあるが、反国家主権主義者であるリーダーに憧れたり、天才物理学者の卵と恋に落ちたり、政治の世界へ足を踏み込み入れて初めて訪れた地球で失敗したり(正確には巻き込まれただけ)という体験をして、自分で道を選び、迷って、悩みながら成長していく姿が、なんというか女性の生き様としても共感できるし好感も持てる。

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    2021年09月29日