小野田和子のレビュー一覧

  • 2001:キューブリック、クラーク

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    名作「2001年宇宙の旅」の製作過程が克明に記された文章は翻訳の具合で読みづらさは散見するも数々の資料に基づいた当時の雰囲気を垣間見れるので楽しくなる。ああ、あのシーンにはこんな苦労があったのか、キューブリック監督とスタッフやキャストの間に軋轢や親交が交錯する歳月が綴られる。もう一度観たい、もちろん大きなスクリーンで。

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    2020年01月31日
  • アルテミス 上

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    「火星の人」アンディ・ウィアー氏2作目。相変わらず軽薄な語り口(だがそれがいい?)月面都市アルテミスでポーターをしている少女ジャズ。EVAマスターになってお金を稼ぐ事を目標に日々生活している。お金持ちのトロンドからの依頼により事件に巻き込まれてしまうが・・・。月面都市の描写はさすがオタクのウィアー氏。ストーリー的には軽すぎる気もするがとりあえず下巻へ。地球のおともだちケルヴィンくんがどう絡んでくるのかお楽しみ。

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    2019年10月18日
  • 2001:キューブリック、クラーク

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    「人生が無意味であるからこそ、人はみずからの意味を創りださずにはいられない。」スタンリー・キューブリック / 「ひょっとしたら、この惑星におけるわれわれの役割は、神を崇めることでなく、神を創りだすことかもしれない。」「ふたつの可能性が存在する - 宇宙にいるのはわれわれだけか、それともそうではないのか。どちらもおなじくらい恐ろしい。」アーサー・C・クラーク / 「十分に進歩したテクノロジーは魔法と見分けがつかない。」クラークの第三法則

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    2019年10月10日
  • アルテミス 上

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    ネタバレ

    今世紀末ごろ?月面に半径500mアルミニウム・ドームに酸素を満たしてつなげたほぼ自給自足の居住施設ができて、観光収入を主な収入源としている。創業者にして“統治官”のフィデリス・グギの偉業。人口は約8000人、出産は地球でないとできない、以前12歳、現在16歳以上でないと移住できない。主人公ジャスミン(ジャズ)はイスラム教徒にして(非ギルド)溶接工の父と、信仰を継がないことと全財産をふっとばしたことで仲違いして家出、今はケチな宅配業をしている。膨大な報酬でデッカイ破壊工作を依頼され/電子マネー社会が目新しい

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    2020年03月14日
  • 火星の人〔新版〕 上

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    ネタバレ

    『火星の人』上/下

    映画『オデッセイ』は公開された時に映画館で観ていました。その時から原作も読んでみたいなと思っていて、漸く読むことができました。

    細かいところを除き、基本的には映画は原作に忠実に創られていますね。

    予期せぬ事故で、たった一人火星に残された宇宙飛行士が残りの食料と機材で救助されるまで、必死のサバイバルに挑むお話し。

    たった一人で光でも何分も掛かる遠い惑星、しかも水も空気も食料も外にはない、に取り残されて、それで知力と体力の限りを尽くして生き抜く。その様を宇宙飛行士が書いた日々の日誌形式で表現しています。

    あんな状況におかれて、希望を捨てずにあのユーモア溢れる日誌を書け

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    2025年05月26日
  • あまたの星、宝冠のごとく

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    J•ティプトリーの宇宙人は相変わらず可愛らしく魅力的で、お話は少しブラック。
    いや、自殺する少し前の作品らしいからブラック度はだいぶ増している。
    それにしても各短篇のテーマは同じ人が書いたと思えないほどバラエティに富んでいて、宮部みゆきさんを思い出す

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    2017年12月28日
  • あまたの星、宝冠のごとく

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    2年ぶりのティプトリー作品は、装丁がこれまた印象的な「あまたの星、宝冠のごとく」。この作品、初訳にしてなんと2016年刊行。早川書房の創立70周年を記念する文庫企画「ハヤカワ文庫補完計画」の一環として発表されたようですが、没後30年を経過してなお読書を魅了し続けるティプトリーになんだか感動してしまったり。

    本書は中期から晩年にかけての10篇を収録。2年前に読んだ「故郷から10000光年」に比べると、やはりどれも読みやすい作品ばかり。あのついていくのが大変な作風にちょっぴりの懐かしさを覚えつつも、とりわけ以下4作品が印象に残りました。

    「ヤンキー・ドゥードゥル」
    薬漬けの帰還兵を描いた作品で

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    2017年11月27日
  • 火星転移 上

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    「ブラッド・ミュージック」で名高いグレッグ・ベアのネビュラ賞受賞の本書は、人類が火星移民を始めて100年後の22世紀後半が舞台。いまだ地球への依存が強い火星で沸き起こる独立の声。そんな情勢のなか、主人公キャシーア・マジュムダーは、ひょんなことから、火星統一を目指すドーブル知事への反対デモに参加する。キャシーアからすれば、デモは散々な結果に終わるが、彼女はそこでチャールズという好青年に出会う。デモへの参加、そしてチャールズとの出会いが彼女の人生に大きな影響を及ぼし、その数年後、彼女は火星統一を目指す立場として、この赤の惑星を背負って地球と対峙することになる…

    あらすじのとおり、本書は地球に対す

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    2017年05月20日
  • 火星転移 下

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    前同
    表紙   5点小阪 淳
    展開   6点1993年著作
    文章   6点
    内容 725点
    合計 742点

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    2017年03月15日
  • 火星転移 上

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    スケールは壮大だが解決策が安易すぎ
    表紙   5点小阪 淳
    展開   6点1993年著作
    文章   6点
    内容 725点
    合計 742点

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    2017年03月15日
  • 火星転移 上

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    ベアの「ナノテク」世界は面白いんだか面白くないんだか非常に微妙な感想を持っているのですが、こいつはちょっと違う。火星に植民し、地球の圧力に屈せず戦う人々の物語だ。解説でも指摘されている通り、ハインラインの「月は無慈悲な夜の女王」を髣髴とさせる設定。しかしたどる道は大きく違います。

    月にしろ火星にしろ、生身のままでは生きていけない苛酷な環境です。その過酷さと(過去に生物がいたという設定の下の)神秘さについての描写はエンディングの一つの大きな感動の元になります。そんな環境で、できるだけ「生の」人間として生きようとしている火星人。一方で地球人は「セラピー」の影響下で冷静な判断力を身に着けている。主

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    2009年10月04日
  • プロジェクト・ヘイル・メアリー 下

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    ラストの着地の仕方、これしかないよね…となった。
    この選択を受け入れられるところも含めて、主人公には適性があったんだなと感じた

    小説の八割を科学的あれそれの長尺説明が占める(それがいい)作品だけれども、それを映画ではどう表現するんだろう

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    2026年03月02日
  • プロジェクト・ヘイル・メアリー 上

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    映画化前に文庫化してくださったことに感謝
    噂通り、初見の驚きを楽しみたいなら、映画予告は一瞬でも見ずに、原作一気読みが吉でした

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    2026年03月02日
  • プロジェクト・ヘイル・メアリー 上

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    ネタバレ

    本を読みながら頭に映像を思い浮かべるタイプなので、わからない単語が多すぎて読むのにすごく苦労した。
    主人公のいかにもアメリカ映画の主人公的なキャラクターが少し鼻につく感じはする。何回「オーケイ」って言うんだろうって、先生の口癖を数えるように数えてみようかと思ったけどやめた。

    記憶喪失の主人公が少しずつ自分の境遇について思い出していく過程はどんどん続きが気になる構成になっていて良い。なぜ死体が2つ同じ空間にあるのか、そして自分が何者なのかは意外と早い段階でわかるが、太陽系とは異なる星系への到着や異星人との遭遇など、宇宙の広さを感じられてスケールの大きさが良かった。

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    2026年02月26日
  • プロジェクト・ヘイル・メアリー 上

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    ネタバレ

    周囲の人たちのおすすめから。
    科学に比較的詳しいのはよくわかったが、そこまで難しい内容が書かれているわけでもない部分でも、これはすごいぞ!的思考の主人公のため、文章全体が科学用語を見せびらかすイキり理系学生が書いたかのような文章の様相を呈している。

    科学で現実ベースに寄せたり、かと思えば急にファンタジーに寄せたり中途半端。
    終始ファンタジー全開だった方が楽しく読めたかもしれない。

    記憶喪失からスタートするありきたり設定と、地球外生命体を出してきたあたりの御都合主義感が一気に萎えた

    文章表現も平易な言い回しや直接的な表現が多く文学性を感じない。
    アメリカのヒーローもののとか、洋画が好きな人

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    2026年02月25日
  • 火星の人〔新版〕 上

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    ド文系が読んでも普通に面白い
    聞き慣れない用語と宇宙・NASAの馴染みのない世界感などが難しくて心折れそうだったけど、なんとか理解できてからは一気に読めた
    置かれた状況は絶望的だけど主人公のチャレンジ精神やガッツでどんどん好転してくのが気持ちよかった
    てか地球と火星ってそんな遠いの知らなかった
    最後不穏!!!下巻もたのちみーー

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    2026年02月23日
  • アルテミス 下

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    ネタバレ

    火星の人やプロジェクト・ヘイル・メアリーに比べると面白さは欠ける。

    主人公が好きになれるかで決まると思う。
    あれだけのことをしといてこれだけで許されるの?どんだけ心広いんだって思った。
    私は月に住めると言われても住みたいとは思わない…
    地震や津波の怖さはないにしてもねえ…

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    2026年02月21日
  • 創られた心 AIロボットSF傑作選

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    AIが普及した近未来にAIと人間の関係を考えさせる16編。海外の作家でケンリュウ以外知らない作家だが、面白かった作品も多い。日本のロボットはお友達SFに比べてダークなものが多かった。
    エンドレス サード・Z・フセイン 個別のAIにも経済的な浮き沈みがある設定が楽しい
    アイドル ケン・リュウ 自分とそっくりのAIをつくるということを三井住友中島社長は実現してる?
    もっと大事なこと サラ・ピンスカ― AIによる殺人? よくある設定だが実際におこると怖い
    人形芝居  アレステア・レナルズ 乗組員ほぼ全員死亡した宇宙船でAIが右往左往
    翻訳者 アナリー・ニューイッツ AIの言葉を人間にわかるように翻訳

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    2025年08月14日
  • アルテミス 下

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    サスペンスSFと呼ぶ割にはサスペンス感は薄めだった。月に町を作る設定の作り込みや設定はすごく良かっただけにちょっと悔やまれる。
    後半に行くにつれて、主人公と他のメンバーの関係性が明らかになっていったり、裏の姿が見えていくところは読んでいて面白かったのだが、これは…!と思わせるような展開はなかったのが残念。。
    火星の人やプロジェクトヘイルメアリーと比べると見劣りしてしまう。

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    2025年07月19日
  • 火星の人〔新版〕 下

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    ネタバレ

    自分が同じ状況なら間違いなくパニックを起こして生きられないだろう。何度も降りかかる災難にハラハラ落ち着かない。最後に戻ってこれてよかった。

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    2025年04月29日