小野田和子のレビュー一覧

  • 第五の季節

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    ヒューゴー賞受賞のSF長編。出だしはとにかく読みづらい、というか、とっつきにくすぎる。が、1/3くらい読むと、俄然面白くなってきて、半分過ぎると止まらなくなる。その世界はダークで突拍子もないくイカれていて、あらすじや世界観についてちょこっとでも語ることは不可能レベル。とりあえず最初だけ我慢して読んで損なし。

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    2021年01月08日
  • 第五の季節

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    ネタバレ

    出会ったかもしれない。
    N・K・ジェミシン、覚えよう。
    近所のセレクションセンスがいい本屋さんで発見。
    「前人未到の三年連続ヒューゴー賞受賞」が気になり手に取った。
    「では、世界の終わりの話からはじめようか。」
    というダサいコピーは無視して(が、しかしこれは物語の一行目だ)ヒューゴー賞のセンスを信じ(今のところ割と信頼できる)。
    こういう本との出会いはネットショップではできない。

    なかなかの長編だけれど、一気に読んだ。
    所要時間1.2日くらいかな。
    こんな没入は久しぶり。

    世界観がしっかりしており、エンターテイメント性もあり、最後に読者を驚かせるポイントもあり、つまりそのための構成の計算も

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    2020年09月22日
  • 第五の季節

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    エッスンの話、サイアナイトの話、ダマヤの話、三人の話かと思いつつ読む。あれ?世界の様相が違うかも、雰囲気に齟齬があるかも。三人が二人になり、一人になる。ああ、そういうこと。周りにいる人たちの性格も雲をつかむような感じ。こんなひとなのか?あんな人なのか?茫洋とした世界はいつか安定して感じられる世界に確定できるのか、それとも……

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    2020年07月03日
  • 第五の季節

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    女性作家によるエキゾチック系(解説では「文化人類学的SFファンタジー」)のワン・オブ・ゼム、だけど、確かに抜きんでて出来は良い。

    ラストの台詞は、ここでそれを言っちゃうんだ、と、逆に意表を突かれた。

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    2020年06月19日
  • 2001:キューブリック、クラーク

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    名作「2001年宇宙の旅」の製作過程が克明に記された文章は翻訳の具合で読みづらさは散見するも数々の資料に基づいた当時の雰囲気を垣間見れるので楽しくなる。ああ、あのシーンにはこんな苦労があったのか、キューブリック監督とスタッフやキャストの間に軋轢や親交が交錯する歳月が綴られる。もう一度観たい、もちろん大きなスクリーンで。

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    2020年01月31日
  • 2001:キューブリック、クラーク

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    「人生が無意味であるからこそ、人はみずからの意味を創りださずにはいられない。」スタンリー・キューブリック / 「ひょっとしたら、この惑星におけるわれわれの役割は、神を崇めることでなく、神を創りだすことかもしれない。」「ふたつの可能性が存在する - 宇宙にいるのはわれわれだけか、それともそうではないのか。どちらもおなじくらい恐ろしい。」アーサー・C・クラーク / 「十分に進歩したテクノロジーは魔法と見分けがつかない。」クラークの第三法則

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    2019年10月10日
  • アルテミス 上

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    ネタバレ

     今世紀末ごろ?月面に半径500mアルミニウム・ドームに酸素を満たしてつなげたほぼ自給自足の居住施設ができて、観光収入を主な収入源としている。創業者にして“統治官”のフィデリス・グギの偉業。人口は約8000人、出産は地球でないとできない、以前12歳、現在16歳以上でないと移住できない。主人公ジャスミン(ジャズ)は、イスラム教徒で(非ギルド)溶接工の父と信仰を継がないこと&全財産をふっとばしたことで仲違いして家出して今はケチな宅配業をしている。膨大な報酬でデッカイ破壊工作を依頼され、
     電子マネー社会が作品の書かれた時点では目新しいものだったろうが、現在の眼で見るとマイクロチップを生体埋

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    2026年07月30日
  • あまたの星、宝冠のごとく

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    J•ティプトリーの宇宙人は相変わらず可愛らしく魅力的で、お話は少しブラック。
    いや、自殺する少し前の作品らしいからブラック度はだいぶ増している。
    それにしても各短篇のテーマは同じ人が書いたと思えないほどバラエティに富んでいて、宮部みゆきさんを思い出す

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    2017年12月28日
  • あまたの星、宝冠のごとく

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    2年ぶりのティプトリー作品は、装丁がこれまた印象的な「あまたの星、宝冠のごとく」。この作品、初訳にしてなんと2016年刊行。早川書房の創立70周年を記念する文庫企画「ハヤカワ文庫補完計画」の一環として発表されたようですが、没後30年を経過してなお読書を魅了し続けるティプトリーになんだか感動してしまったり。

    本書は中期から晩年にかけての10篇を収録。2年前に読んだ「故郷から10000光年」に比べると、やはりどれも読みやすい作品ばかり。あのついていくのが大変な作風にちょっぴりの懐かしさを覚えつつも、とりわけ以下4作品が印象に残りました。

    「ヤンキー・ドゥードゥル」
    薬漬けの帰還兵を描いた作品で

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    2017年11月27日
  • 火星転移 上

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    「ブラッド・ミュージック」で名高いグレッグ・ベアのネビュラ賞受賞の本書は、人類が火星移民を始めて100年後の22世紀後半が舞台。いまだ地球への依存が強い火星で沸き起こる独立の声。そんな情勢のなか、主人公キャシーア・マジュムダーは、ひょんなことから、火星統一を目指すドーブル知事への反対デモに参加する。キャシーアからすれば、デモは散々な結果に終わるが、彼女はそこでチャールズという好青年に出会う。デモへの参加、そしてチャールズとの出会いが彼女の人生に大きな影響を及ぼし、その数年後、彼女は火星統一を目指す立場として、この赤の惑星を背負って地球と対峙することになる…

    あらすじのとおり、本書は地球に対す

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    2017年05月20日
  • 火星転移 下

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    前同
    表紙   5点小阪 淳
    展開   6点1993年著作
    文章   6点
    内容 725点
    合計 742点

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    2017年03月15日
  • 火星転移 上

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    スケールは壮大だが解決策が安易すぎ
    表紙   5点小阪 淳
    展開   6点1993年著作
    文章   6点
    内容 725点
    合計 742点

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    2017年03月15日
  • 火星転移 上

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    ベアの「ナノテク」世界は面白いんだか面白くないんだか非常に微妙な感想を持っているのですが、こいつはちょっと違う。火星に植民し、地球の圧力に屈せず戦う人々の物語だ。解説でも指摘されている通り、ハインラインの「月は無慈悲な夜の女王」を髣髴とさせる設定。しかしたどる道は大きく違います。

    月にしろ火星にしろ、生身のままでは生きていけない苛酷な環境です。その過酷さと(過去に生物がいたという設定の下の)神秘さについての描写はエンディングの一つの大きな感動の元になります。そんな環境で、できるだけ「生の」人間として生きようとしている火星人。一方で地球人は「セラピー」の影響下で冷静な判断力を身に着けている。主

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    2009年10月04日
  • あまたの星、宝冠のごとく

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    伝記を先に読んでから作品を読むという逆の順序になってしまった。
    バラエティに富んでいて、器用な作家さんだと思った。特に短編は万人受けする物語は難しいので、読者によって好みがはっきり分かれると思う。

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    2026年08月16日
  • プロジェクト・ヘイル・メアリー 下

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    ネタバレ

    予想外な角度の終わり方ではあったけど、よかった
    この一言に尽きる感じがある。
    SFものは初めてだったから読むのに時間がかかってしまったが、この物語が初めてでよかったかもしれない。
    映画も観てみようと思う

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    2026年08月15日
  • アルテミス 下

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    ネタバレ

    アンディ・ウィアーの『アルテミス』の下巻です。

    ジン・チュウの滞在するホテルで暗殺者シュルツから襲撃を受けたジャズは、持ち前の機転を駆使してギリギリのところで危機を脱出し、身を隠します。
    トロンド殺害の裏にいたのは、ブラジルの強力なマフィアでした。彼らの本当の狙いは、単なるアルミニウムの利権ではなく、トロンドが開発した革新的な「ZAFO」と呼ばれる次世代通信用光ファイバーの製造技術でした。もしカルテルがサンチェス鉱業を乗っ取り、アルテミスの通信や経済を握ってしまえば、月面都市全体が犯罪組織の完全な支配下に落ちてしまうことが判明します。

    これまで孤立無援で一人で動いていたジャズは、自分一人で

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    2026年08月12日
  • プロジェクト・ヘイル・メアリー 上

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    池澤春菜さんがお勧めしていて気になってよんでみた
    上を読んだら止まらなくて下をすぐ読みたくなるとの事
    でしたが、そもそもSFをあまり読まないからかそんなにも没入感はなかった
    でも展開的にも気になるしどうなるかは見届けたい気持ちがあるので下も読む予定

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    2026年08月11日
  • アルテミス 下

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    内容は素晴らしいSF。本当に良くこんなに月面での生活を書けるものだと感心する。非常に残念なのは語り口。私の好みの話し方ではないので、最後まで違和感があった。正直この話は映画化した方が面白いと思う。

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    2026年08月09日
  • アルテミス 上

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    内容は素晴らしいSF。本当に良くこんなに月面での生活を書けるものだと感心する。非常に残念なのは語り口。私の好みの話し方ではないので、最後まで違和感があった。正直この話は映画化した方が面白いと思う。

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    2026年08月09日
  • アルテミス 下

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    下巻でさらに話が大きく展開し、月面都市の存亡を様々な立場の人が協力して…という話。アメリカの開拓時代と、未来の月面都市に置き換えたという印象。個人的には、この雰囲気が好みではないので、楽しめなかった。
    主人公のジャズの頭の良さがもっと活躍してもよかったと思う。ほとんどの人がだらしないというのがなぁ…。

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    2026年08月02日