小野田和子のレビュー一覧

  • アルテミス 上
    月世界での企業間の陰謀に巻き込まれていく主人公。
    巻き込まれると言うか、積極的に噛んでいくんだがな。
    技術とかSF的な設定も相変わらず地に足がついた感じで、うわつかずいい感じ。
    キャラクターも、重くなり過ぎず、みんな逞しい。
    少々話が見えないまま次巻に。
  • アルテミス 上
    何がというわけではないが、期待を裏切らない面白さだった。
    月で、遠い未来で、どんなに技術発展していても、ある意味今と変わらない、どうしようもないような社会構造とそれに翻弄される人の営みがあるというのもリアリティ(?)があってよかった。
  • 黄金の人工太陽 巨大宇宙SF傑作選
  • アルテミス 下
    面白かったんやけど、火星の人やヘイルメアリーのが面白かったなー!
    バラバラ読んだのと、自分の読み取り力が低かったのはあるんやけど、イマイチ何が起きててってのがイメージしきれんかったな・・・
  • 第五の季節
    この本の裏表紙に書かれていた「3部作が3年連続ヒューゴー賞受賞。世界の終わりの物語」という言葉に惹かれて手に取った。正直、少々わかりづらい。けれど、世界の終わりをどう表現するのか、3年も連続して大きな賞を取るにはきっと理由があるはず、そう信じて諦めずに読み進めた。途中、繰り返し出てくる「錆び」「錆び...続きを読む
  • 火星の人〔新版〕 下
    たまたま仕事の辛い時期に重なって、昼休みに読んではマークの前向きな姿勢に元気づけられた。生きるためとはいえ常に現状を把握し尽くして最善を尽くし、ユーモアを忘れない生き方に感動した。技術的な部分はさっぱり分からなかったし、マーク以外の登場人物もたまにでてくるだけだから全然覚えれなかったけど、それでも楽...続きを読む
  • 火星の人〔新版〕 上
    こんなに明るいサバイバルがあるだろうか。
    火星に1人取り残されるという究極の状況なのに、
    諦めずに豊富な知識と持ち前の楽天的性格で立ち向かって行く主人公ワトニー。
    笑わされるジョークや破天荒アイデアが満載だが、時々はさみ込まれる死へのカウントダウンにハッとさせられる。
    本作を読んでいる間、私自身の現...続きを読む
  • 火星の人〔新版〕 下
    前回の読書レビューから少し間が空いてしまったのは、この本が上下巻にわかれていて、2冊分の時間がかかってしまったから。
    (読むのが遅いだけだけど)

    作者は、これがデビュー作のようで、それが大ヒット。
    映画にも大抜擢されて、もう一生食うに困る事はないだろうね。
    凄いねぇ。

    さて、この本。
    非常に、面...続きを読む
  • 第五の季節
    前半読み進めるのノロノロだったが後半は一気。さすがの三連続ヒューゴー。とはいえ思いっきり続いてる。この厚みと書き方で即2巻連続はきつそうなので少し休んで読む。読みはする。どうなるのか気になる。
    ちなみに半分くらいで人物の関連は予測できた。
  • 火星の人〔新版〕 下
    上巻から下巻へ、ページが進むごとに私の評価は火星の重量にとらわれたかの如く下降していきました。

    ハリウッドで映画化される程のストーリーなんです。

    ページが進むごとにワトニーは生きる為に次々と降り掛かる難題を解決していくんです。

    それもたった1人取り残された火星で。

    本来なら感動モノのSF超大...続きを読む
  • 創られた心 AIロボットSF傑作選
    2022-12-06
    AIテーマ短編集。便宜上AIと言っているが、それを人類に対してどう位置づけるかは千差万別。他者、鏡像、比喩、拡張、反映、などなど。いずれもとても興味深く、示唆に富み、刺激的。
    現実に近いという意味で、ケンリュウ「アイドル」、スラップスティックなコメディとして、アステアレナルズ「...続きを読む
  • 火星の人〔新版〕 上
    科学者のこころ

    旅立つ前

    「もうだれかに話したかね?」
    「だれに話すんです?」
    「さあ、友だちとか?」
    「そんなの、ひとりもいません」




    「そういう表現のしかたがあるんだ」
    「マジで?アホみたいな表現だな」
    「リッチ、きみはほんとうに厄介なやつだ」
  • 黄金の人工太陽 巨大宇宙SF傑作選
    巨大宇宙SFってなんだ? と思っていたら、スペオペでした。あとがきではスペース・オペラを連呼しているんで、禁句と言うことはないと思うが、背表紙や帯の惹句には、どこにもスペオペとは書いてない。なんとなく不思議。
    で、中身の方はニュー・スペース・オペラ以降の、アクションSFが主軸。一昔前のスペオペ・アン...続きを読む
  • 創られた心 AIロボットSF傑作選
  • アルテミス 下
    面白かったです。

    次々に事件が起き飽きない。
    地の文が主人公目線の時の読者への語りかけ
    (というかツッコミ?)が好きだった。

    理系分野にまっったく造形がない私でも読めた。
    ありがたい。
    (ところどころ頑張って脳内映像を作ったけど)

    月面都市という未知の世界ならではのルールが
    しっかり設定されて...続きを読む
  • アルテミス 下
    読書備忘録642号(下巻)。
    ★★★☆。
    さて下巻です。
    巻末の解説にも書かれていましたが、私が表現した重力1/6の世界のミッションインポッシブルは正しい表現でした。笑
    下巻を読み終わってもやはり★3.5は変わりませんでした。読むのが苦痛な訳では決してないですが、おもしろ~!という訳でもなかったです...続きを読む
  • アルテミス 上
    読書備忘録642号(上巻)。
    ★★★☆。
    映画オデッセイの原作、「火星の人」の作者。最新作「プロジェクト・ヘイル・メアリー」がめっちゃ面白そうなので、その前に作者の代表作を読んでおこうと手に取った。

    今世紀の半ばから後半くらいの時代設定でしょうか。
    月に建設された都市アルテミスを舞台にしたサスペン...続きを読む
  • 創られた心 AIロボットSF傑作選
    ホントに人工知能的なものに意識や自我が誕生したら、それは人間のそれとは似ても似つかないものになるはず。理屈から真面目に考えてみれば、そうなるはずなのだが、そういう話は「翻訳者」くらいか。国産でこのテーマのアンソロジーを組んだら、そっちの方が主流になりそうな気がするんだが。まあ「人型」というものに対す...続きを読む
  • オベリスクの門
    『第五の季節』の続編ということで。
    続編というか、上・中・下の中巻といった感じ。
    三部作にしてすべてヒューゴー賞というのがすごいけど、ヒューゴー賞ってファン投票なので、まあ客観性が欠如する時もあるのかもしれない。

    ★3にしたのは、『第五の季節』ほどの衝撃はなかったから。
    この作品では物語はエッスン...続きを読む
  • アルテミス 上
    #日本SF読者クラブ 「火星の人」が傑作だっただけに惜しい。まず、導入部がかったるい。ミッションが明らかになってからは、テンポよく進むのだが。あと、主人公の一人称で、ストーリーが語られるのだが、26才の女性の語り口とは思えない。ハイティーンの口調だ。訳文に問題があるのかもしれないが、気になるところ。