小野田和子のレビュー一覧
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オモロオモロ天晴れSF小説。ここまで振り切ってるとSF小説の面白がり方ってこれでいいんだなるほどな?!と自信が持てる。何言ってるか訳分からん部分が半分くらいあるけどずっと脳汁ドバドバ出て「ははあ、なるほどね?!」としたり顔で相槌とか打てるし。これか、SFの楽しみってなるほどね〜と分かったような気持ちになれる最高知ったかぶり快楽本。
構成が凄い。上巻だけで14章あり、そのひとつひとつが傑作ショートショート。こういう短編小説集だと思って読んでもアリ。あまりに上質。それでいて第11章読む時もまだ第1章の時の興奮を覚えていられる。こういう長い小説読んでる時にありがちな混乱が何も無い。なぜなら主人公の説 -
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ネタバレはじめ火星に置いてかれた主人公は、一人で全てを考えて実行して生き抜かなければならなかった。その間アレス3の他のクルーたちは主人公が生きている事さえ知らされず、生存を知った後も何もできずにいた。
それが最後、いざマークが火星から出る時、マークができる事は何も無く全ての調整を他のクルーたちが行ってマークを救った。
この対比性がとても美しいな、と感じた。
あまりにもおもしろかったので数日で一気に読み進めてしまった。そのためあっという間に物語が進んだ感覚だったが、最後のログエントリーはデイ687
(ソル549)で終わっている。
主人公は約2年におよぶ時間一人で火星に取り残されていたのだなと思うと、そ -
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とても、とても、とても面白い。
SFに含蓄が無くとも楽しめた。驚異的な名作。
グレースとロッキーの友愛と掛け合いのおかげで、下巻は一気だった。上巻はちんたらと通勤時間でたまに読む…を繰り返していたので遅くなったが、下巻は日曜に一度に読み終えてしまうくらい面白かった。
映画はまた少し異なると聞いているので、これも楽しみ。
(追記)
映画は映画で面白かったけど、原作の方が好みでした。
グレース博士、映画だとちょっと乱暴者ですぐ物に当たるのが好きではなかった。乱暴者が科学を扱えるか?みたいな思い。だってその考えなしの動きで大切な試料や検体、精密機械が壊れたらどうすんの?って思ってしまう…(そこは -
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ネタバレ読み終わったあと、色々な気持ちが胸に去来したけど……とにかく面白かった!の一言に尽きる。
今までSFも海外文学も敬遠してきたのに、こんなに夢中になって読めるだなんて思わなかった。
「慣れ親しんだ環境、友人、家族、教え子がいる地球を救うため」という理由ではヘイル・メアリーに乗る決心を固められなかったグレースが、「出会ったばかりのバディ・ロッキーを救うため」に地球への帰還を諦め、航路を引き返すシーン!
極限状態に陥ったとき、人は理屈では動かず、感情で動くのかもしれない。例え非合理的で、自分の命を危険に晒すとしても。
ものすごく奇妙な生き物だと思う。
でも、それがとても胸を打つ。
他にも色々と好きな -
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ネタバレ「プロジェクト・ヘイル・メアリー」がとてもおもしろく普段SF小説はあまり読まないのだが、作者のデビュー作ということもあり購入。
本当におもしろい!これがデビュー作?すごすぎる!!
火星で1人孤独に極限サバイバル、といった内容で希望と絶望が交互に襲ってくる。
極限ではあるものの楽しく読み進められるのは、主人公の性格のおかげなのだと思う。
「プロジェクト・ヘイル・メアリー」がたった一人で地球を救う話だとしたら、本作はたった一人を救うために地球全体で協力する話だなと感じた。
まだまだ上巻なので、これからどのような結末に向かっていくのかとても楽しみ。