小野田和子のレビュー一覧

  • 第五の季節

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    ネタバレ

    はるか未来の地球。不動[スティルネス]と呼ばれる巨大大陸は、数百年ごとにやってくる天変地異〈第五の季節〉と地震の脅威に晒されていた。人びとは〈用役カースト〉という世襲制の役割分担を作って〈季節〉に備えていたが、〈オロジェン〉、あるいは差別的に〈ロガ〉と呼ばれる者たちだけはカーストからもはじき出されている。オロジェンは地震を操る能力を持ち、それゆえに忌み嫌われ、権力者に管理・制御されるべきと考えられている人びとだ。オロジェンでありながら身分を偽り、二人の子どもを奪われた女性エッスンと、〈守護者〉に引き渡されオロジェン育成学校に入学したダマヤ、オロジェン最高峰の能力者アラバスターとバディを組むこと

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    2020年08月19日
  • 第五の季節

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    すごいすごいすごい!!
    三パターンの視点がひとつに集約していく感じとか興奮してしまった。
    続きがはやく読みたい!!
    来年までいきる目的ができました~☺️

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    2020年07月29日
  • 2001:キューブリック、クラーク

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    長年、この映画に関するドキュメントがあれば…
    と思っていたがその願いを十分に叶えてくれただけでも
    十分なのに、見たことのない写真や初めて知ることが
    満載で、映画のファンは読むべき一冊。

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    2019年01月06日
  • 火星転移 下

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    「凍月」より先に書かれているが、「凍月」より後の世界を描いている作品。

    22世紀の火星は、地球から半分独立、半分依存している形で存在している。その火星で、政治家を目指すキャシーアが大学を追い出されかけるところから、火星の運命が回り始める。
    大学内でも、反学長派とみなされた学生たちが一斉に退学させられることになる。それに反対した学生たちの反乱は、あっけなく終結するが…。

    キャシーアの回顧録というかたちをとっている作品だが、なぜ「回顧録」なのかというのが最後にわかり、彼女の人生に圧倒されること間違いなし。
    そして第1部で描かれる、キャシーアとリチャードの淡い恋愛話は、その辺の恋愛小説など風で飛

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    2015年07月13日
  • プロジェクト・ヘイル・メアリー 下

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    科学的な知識はまったくないのに、科学的な議論を読む楽しさにページを捲る手が止まらない不思議。SFって良いな……。

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    2025年12月21日
  • プロジェクト・ヘイル・メアリー 上

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    科学的な知識はまったくないのに、科学的な議論を読む楽しさにページを捲る手が止まらぬ不思議。SFって良いな……。

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    2025年12月21日
  • プロジェクト・ヘイル・メアリー 下

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    ネタバレ

    オーディブルにて。

    普段ミステリーばかりでSF読まないけど、面白かった…!
    過去の衝撃の事実にはびっくりしたり、ロッキーとの再会では感動したり。
    過去編で自分の命を優先した主人公が、ロッキーのために死ぬ覚悟で戻る決意をしたところもいい。
    (オーディブルで詳しい化学の説明を理解せず読み進めちゃったのが、後々の伏線含めて少し後悔)

    しあわせ!しあわせ!しあわせ!
    というロッキーの拙い語彙力での表現がより良い…

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    2025年12月19日
  • プロジェクト・ヘイル・メアリー 上

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    ネタバレ

     過去と現在が交錯しつつ、両者はそれぞれで時系列に沿って語られていく。その語り口が軽妙だった。
     主人公というレンズを通して語らなければならない一人称であればこそ、そこに使われる言葉は、単に説明として看過してもおかしくないだろうに、「自分がその言葉、用途を知っている」という事実から、自身が置かれている状況を整理していく序盤が面白かった。一番そこが良かったかもしれない。
     どんどん新事実が明らかになっていくのも、引き込まれてよい。
     キャラクターとしては、ストラッドがいっそ清々しくて格好良いのと、ロッキーが可愛く思えてくる。

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    2025年12月18日
  • プロジェクト・ヘイル・メアリー 上

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    オーディブルで聴き読んだ。専門用語など分からなくてもストーリー展開を楽しめる。未知の生物と一からどうやってコミニュケーションをしていくか、何事も推論することの重要性を知れる。
    人物の掘り下げよりもミステリーでエンターテイメントな話を楽しむ小説。

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    2025年12月16日
  • プロジェクト・ヘイル・メアリー 下

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    上巻とは違って物語が大きく動いたことによってスイスイ読めた。
    異星人との友情、良いですね。
    終わり方も綺麗で良かった。

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    2025年12月16日
  • プロジェクト・ヘイル・メアリー 上

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    久々にSFを読んだ。気がついたら自分1人でロボットしかいなくて、記憶がないところから、いろいろと推測して宇宙船にいることがわかる。宇宙船の中にいる今とだんだんと思い出してくる記憶が交互に出てきて、そのうちミッションがわかってくる。
    地球の運命を背負い、ヘイルメアリー(アヴェマリア)として無事にミッションを果たせるか。ヘイルメアリーとはアメリカンフットボールの試合終盤に劣勢チームが一発逆転を狙って投げるロングパスのことと説明があり、つまりそもそも一か八か計画ということらしい。
    ヒーローなのに、割と弱気で一科学者なところが親近感を感じる。後半から新展開でドンドンおもしろくなってくる。

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    2025年12月14日
  • プロジェクト・ヘイル・メアリー 上

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    『火星の人』同様、どうしようもない絶望的状況でも持ち前の知性とユーモアで何とか解決しようとする主人公がとても好ましい。
    地球すわ絶望か!と思いきや異星人とまったり交流してるのも何だか微笑ましくて緊迫感と脱力感が絶妙なバランスになっていて面白い!どう転んで行くのか??続きたのしみ。

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    2025年12月13日
  • プロジェクト・ヘイル・メアリー 上

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    ネタバレ

    昔、子どものころ 天文学者になりたかったんだよ
    そんな昔の頃のことをちょっと思い出してしまった

    太陽のエネルギーがどんどん下がっていく!
    地球の未来を救うため、宇宙船ヘイル・メアリー号は遥かな宇宙への旅に出る

    遥かな異星タウ・セチで ロッキーに会う奇跡
    これは…早く下巻を読まないと!

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    2025年12月13日
  • プロジェクト・ヘイル・メアリー 上

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    グレース博士がいい意味で典型的なアメリカ人。彼の一人称で進むのだけれど、ポジティブなユーモアに溢れていて深刻な状況下でも楽しく?読み進められる。物理的な部分はさっぱりだけれど、楽しく読めたSF小説。続きが気になる

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    2025年12月11日
  • プロジェクト・ヘイル・メアリー 下

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    SFの醍醐味をこれでもかと凝縮した傑作。
    物語の収束に向けて畳みかける展開は緻密で、結末はもはや「最高」の一言に尽きる。
    特にロッキーの存在は、単なる異星生命ではなく、読者の情緒を根こそぎさらっていくレベルで魅力的。
    彼に感情移入してしまう構造が見事で、種を超えた友情がこんなにも胸を打つのかと驚かされた。
    科学的リアリティとエンタメ性の均衡も抜群で、
    おもしろすぎてページをめくる手が止まらない。
    読み終わったあとの余韻の深さも抜群の一冊。

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    2025年12月11日
  • プロジェクト・ヘイル・メアリー 下

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    映画をやる前に、と思って読みました!
    めちゃくちゃ面白かったー!!
    改めて映画の予告を観ると、先に読んでおいて良かったなって思った!
    どんどん色々分かってくるのが面白かった!

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    2025年12月09日
  • 火星の人〔新版〕 上

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    星5に近い星4。

    プロジェクトヘイルメアリーよりも専門用語が多く、読み飛ばしてしまう部分も。

    とはいえ、火星に置き去りにされても陽気なメンタルティで乗り切ろうとする主人公に感情移入が止まらない。

    下巻を早く読みたい。

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    2025年12月09日
  • プロジェクト・ヘイル・メアリー 上

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    科学的設定の精密さと物語のテンポの良さが絶妙にかみ合った一冊だった。
    記憶を失った主人公の状況が少しずつ解き明かされていく構成は知的好奇心を強烈に刺激し、読者を一気に物語へ引きずり込む。
    宇宙空間での孤独と緊張感はリアルでありながら読みやすく、科学的ディテールも物語の推進力として機能している。
    中盤から見えてくる“未知との遭遇”の気配が、上巻の時点で既にワクワクを加速させる。
    上巻だけでも十分におもしろすぎる始まりだった。

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    2025年12月11日
  • プロジェクト・ヘイル・メアリー 下

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    ネタバレ

    面白い!けど、物理がからっきしだった私には、その言葉はなんだ??今何が起こってるんだ??映像で見せてくれ!!となるシーンが多かった。汲み取れないエッセンスが多すぎるよぅ。
    異星人のロッキーとの友情やアストロファージの攻略に協力し合う姿は面白い。読ませる。
    ロッキーがまた有能で頼りになるんだ。主人公も異星言語を瞬く間に理解していけるほど有能なので話が早い。
    ロッキーの「しあわせ」が本当にかわいいんだよ。
    こんなにかわいくて協力的な宇宙人はじめて。

    上巻でなぜ主人公が記憶混濁したのかの真相と、ストラッドの手段を選ばない強引な有能さがわかる。でもそれを批判できないのは太陽系の命運を背負い、これから

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    2025年11月27日
  • プロジェクト・ヘイル・メアリー 下

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    下巻は先が気になって一気読みしました。
    主人公が、どうして物語のスタート当初で記憶喪失だったのか、そのなかなかショッキングな真実が下巻では明らかになりますが、それがよくあるSF映画とは一線を画していて、この物語に深みを与えています。

    科学的な描写は、文系人間である私にはイメージするのが困難で、正直理解できなかった点が多かったのと、同僚の2人が死亡し、何故主人公だけが生存していたのか、その原因が明らかにならなかったのが消化不良でした。
    ただ、上記の点を補ってあまりあるぐらい、息もつかせぬ予想外の展開で、ラストも余韻があり、非常に読み応えがありました。
    2026年映画化されるそうで、イメージが難

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    2025年11月24日