小野田和子のレビュー一覧
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ネタバレ『三体』が読みたいけどまだ読めないので代わりにこっちを読んだ。面白かった。
だらだらと思い付くままの覚え書きのような感想。
最初は星3くらいで、世界観の飲みこみがうまくいかず、ノレず、だらだら読んでいた。しかし、サイアナイトの話で、能力のあるオロジェンは強制的に子作りをしなければいけないとか、ノード保守要員はロボトミー手術のようなものを受けて廃人のまま生かされ管理されるという事実が明らかになってきて、この世界の闇が見えてきたあたりで面白く感じられるようになった。さらに、そのノード保守要員は、アラバスターの息子というのも匂わされて面白かった。人権どこいったという世界。ほんとディストピア。
ノ -
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これは読みごたえがありましたよ・・・。
三部作の第一部でありながら、細かい文字でびっしりの600ページ越え。
僕的には、若干でも文字の大きいハヤカワSF文庫で出版してほしかったかったのですが、そうも贅沢はいっていられません。
はい。
創元SF文庫さま、日本語版を出版していただきましてありがとうございました。
僕が愛用している個別にあつらえたリーディンググラスを駆使して読破しました。
あ、すみません。カッコつけました。ただの老眼鏡です(笑)。
馬鹿なことを言ってないで、レビューですね。
いや、面白かったです。
3部作の全作品がヒューゴー賞を受賞しているという本作品。しかも3年連続という快 -
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ネタバレはるか未来の地球。不動[スティルネス]と呼ばれる巨大大陸は、数百年ごとにやってくる天変地異〈第五の季節〉と地震の脅威に晒されていた。人びとは〈用役カースト〉という世襲制の役割分担を作って〈季節〉に備えていたが、〈オロジェン〉、あるいは差別的に〈ロガ〉と呼ばれる者たちだけはカーストからもはじき出されている。オロジェンは地震を操る能力を持ち、それゆえに忌み嫌われ、権力者に管理・制御されるべきと考えられている人びとだ。オロジェンでありながら身分を偽り、二人の子どもを奪われた女性エッスンと、〈守護者〉に引き渡されオロジェン育成学校に入学したダマヤ、オロジェン最高峰の能力者アラバスターとバディを組むこと
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「凍月」より先に書かれているが、「凍月」より後の世界を描いている作品。
22世紀の火星は、地球から半分独立、半分依存している形で存在している。その火星で、政治家を目指すキャシーアが大学を追い出されかけるところから、火星の運命が回り始める。
大学内でも、反学長派とみなされた学生たちが一斉に退学させられることになる。それに反対した学生たちの反乱は、あっけなく終結するが…。
キャシーアの回顧録というかたちをとっている作品だが、なぜ「回顧録」なのかというのが最後にわかり、彼女の人生に圧倒されること間違いなし。
そして第1部で描かれる、キャシーアとリチャードの淡い恋愛話は、その辺の恋愛小説など風で飛 -
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ネタバレロッキー好き:心温まる
シーンの具体的な描写はイメージつかないもの多い
過去回想と現状が交互に進む展開は面白い、主人公が強制的に宇宙に送られたことが分かるシーンは盛り上がったし、その後のロッキーとの会話でロッキー!!!ってなる。とてもいいやつ、好き。
あとは地球に帰るだけだな、どう終わるのかな、と思わせてからの展開はぐいぐい読まされた。エイドでその後の人生を過ごし、また教師として生きているという終わり方はアツかった。
三体と並んで語られることが多い作品だから、話のスケールや引き込まれ方に同じレベル感を期待していたが、少し期待が過ぎたな、というのが素直な感想。問題に対して科学的なアプローチで一 -
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ネタバレ特に中盤くらいまでは「SF作品だがサイエンスフィクションというよりサイエンスファンタジーだな」という感触の作品だった。
一方で、SF作品でしか味わえない雰囲気もそこかしこで感じられた。例えば、16節『隠れ里のサイアナイト』では、それまで断片的だった石喰いの様子が少しずつわかってくる(読者にとってはファーストコンタクト)が、その描写に「やはりしっかりとSFだ!」と思ったのが印象に残っている。
作品の大枠はファンタジーでも、表面的に科学知識を取り入れた幻想小説ではなく、より深いところまで科学が浸透したサイエンスフィクションを随所で感じるものであった。
また、本作品の非常にユニークな点としては、“ -
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良かった。下巻に入ってからはどんどん読み進めた。まさかこんなお話だったとは。
予備知識なく読みはじめて普段SF読まないし物理は苦手だし大丈夫かなと思ってたけど、いやいやそんなことはなかった。もちろん科学が好きならもっと楽しめるんだろうけど、これはそんなお話ではない。生きるということは何か。人間だけじゃない、命を繋ぐということにも思いを広げた。
途中何度も表紙を眺めた。
ロッキーが映像化された時を想像してしまう。しかし、人間と五感が違うのをこんなふうにしてしまうなんてすごいなぁ。
ラストは主人公がなぜ宇宙に来たのかを考えるとハッピーエンドとはちょっと言えないな。
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ネタバレ・令和にあるまじきスロースタート
・過去を思い出し始めてからようやく面白くなってくるけどそれまでに何度読むのやめようと思ったかわからん
・大体全体の10%くらいから面白くなってくる
・アストロファージという謎生物に太陽のエネルギー吸われてえらいこっちゃ。アストロファージの影響を受けてない別の惑星に視察いってみよ!という話
・太陽に向かってると思ってたら違う恒星だったとかアストロファージをエンジンに使ってしまおうとか面白い展開が何度もある
・サハラ砂漠覆っちゃおうとか南極の氷を原爆で爆破するとか地球でやることのスケールもいちいちでかい
・しまいには地球外生命体登場
・終始 ♬♪♩️ って言ってる -
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バディ。嗚呼バディ。
涙を禁じ得ない場面がいくつもあった。状況は決して良くないのに、どんどんトラブルが起きるのに、明るく前向きに踏ん張れるのは2人(人?)だからだ。そしてグレースとロッキーのキャラクターだから。
物語の最後は予想外。泣かされた。グレースはどこにいてもグレースなのが素晴らしいと思った。やっぱり、こういう先生に科学を教わりたかったなぁ。
イリュヒナとヤオがどうして死んでしまったのか最後までわからなかったり、あんなにEVAやって宇宙放射線浴びまくりでガンになっても特攻ミッションだからいいっていってたのに割と長生きしてたり、ちょいちょいご都合主義なところはある。
それでも、この物語の -
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本の購入は古本、新品でも文庫本が基本ですが
今回は何の迷いもなく上下巻購入してしまいました。
冒頭は主人公は長い眠りから目覚めたが、ここはどこか?自分が誰かもわからない状態。時間が経つにつれ徐々に記憶がよみがえり物語の全貌が見えてくるのだが何も前情報も持たなかったので次が気になり、一気に読んでしまった。
異星人と遭遇して少しづつ相手の言葉を理解さあっていく場面は過去の異国の人が初めて出会った時もこんな感じで相手の言葉を理解していったのかと想像を掻き立ててくれる。途中、色々な分野の学者が登場したが気候学者の説明は特に興味深い内容だった。
ただ主人公が話の節々に入れるジョーク→アメリカンジョ -
Posted by ブクログ
正直に言って私は科学的知見も無いし、本書に書かれている科学的実験内容やガジェット、あらゆる工学的機構については理解できていません。
しかし、こと心の動きについては、感動については享受出来たと思います。
長い間私は未知の生物の遭遇をイメージすることはありませんでした。
それはイメージ出来なかったから。
余りにも想像の上を行っているからに他なりません。
確かに過去には異星人とコミュニケーションをとる作品に触れたこともありました。
たった1つの冴えたやり方が挙げられます。
あの作品も異星人との邂逅と、絆を結ぶ物語でした。
しかし、あの作品はハードなSFではなく絵物語の様な牧歌的で楽しい雰囲気に溢れ