あらすじ
ジャズに巨額の仕事のオファーをした富豪トロンドが謎の死を遂げ、月の運命は大きく動き始める。そして、ジャズの運命もまた……。
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月での生活が超未来ではなく現実の少し先くらいで表現されていておもしろい!
なんかちょっとノリが違うというか下品というか、あれだけど。
ジャズ、割と好きな感じのキャラなんだけど、あんまりジャズがんばれー!!って感じにならんかったな、なんでだろ。どっちかっていうとやめとけ!みたいな感じだったかも。
月での人の生活はこんな感じなのかと想像できるところは興味深くて、話も殺人事件や陰謀や人間関係やエンタメ要素も強くてけっこう軽めの読み心地だった。
月の空気や重力問題は怖くはあるけど、行けるなら観光旅行に行ってみたいなー。
住むのはあまり魅力に思えないけど、それでも月での生活を選んだ人たちそれぞれそれなりの事情があるところも垣間見えてよかった。
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いやぁ〜死と隣り合わせな展開に手が汗びっしょりになりました。
解説に映画化になるような事が書いてありますが、探しても見当たらないです。脳内で映像化しましたが、あったら観てみたいです。
来年はプロジェクトヘイルメアリーが公開されるので今から楽しみです!
もし、アンディ・ウィアーさんの次回作が出たら走って本屋さんに行きます。その時はまた小野田さん翻訳でお願いしたいです!
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下巻になって、話の展開がとてつもない大ごとになってきたあたりから、面白さが加速した感じがしました。また、主人公と父親との交流にも心打たれるものがあります。124ページあたりのシーンにはジーンときます。
近い将来、人類は月でも生活するようになるのでしょう。その時の居住空間は本書のようなものになるのでしょうか?私が生きている間に実現するのでしょうか?
そんなことも思いながら、楽しいひとときを過ごせました。
これからも、新作が出るたびに著者の作品を追いかけていきます。
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アンディ・ウィアーの物語は丸裸の物語だと思うんです
いやいやおっぱいのことを言ってるんじゃないですよ
おっぱいのことは今ちょっと置いておいて下さいほんと不謹慎だな
アンディ・ウィアーの奏でる物語は余計な包装にくるまれていないし、ラメの入った袋に入っていたりしないし、色鮮やかなピンクのリボンで飾られていたりしない
そのまんまストレートに最短距離で僕たちの心に届く
そんな物語だと思うんです
例えばあばずれのアラブ人の主人公は親友だったユダヤ人のホモ野郎に大事なものを奪われて仲違いしてます
ストレート!w
この物語がストレートに訴えてくるのは大切な人はすぐ近くにいるよってこと
困ったときは友達や親に頼って助けてもらおうよってこと
ひとりでは不可能に思えることも力を合わせることで達成できることがあるってこと
そして愛してる人に愛してるっ言おう!ってこと
そんなふうに思いました
Posted by ブクログ
上巻ではクライム・サスペンスと断罪したわけだが、あにはからんやアベンジャーズではないか! マフィアの大群が地球から来る前に、マフィアがアルテミスを支配する前に、を合言葉にジャズとゆかいな仲間たちが立ち上がった。しかし、計画どおりアルミニウム精錬所バブルを破壊できたが、アルテミスの居住空間は有毒ガスで充満! 精錬所破壊と有毒ガス除去を二重に配したジェットコースターストーリーは著者の真骨頂。破壊されゆく精錬所からロレッタ・サンチェスを救出するところは、『ナウシカ』のクシャナを救う場面を彷彿させた(笑)
Posted by ブクログ
観光を産業とする月面都市で暮らす低所得者層の女性のお話
主人公のアラブ系女性のジャズことジャスミン・バシャラ
6歳の頃から月に移り住み、超一流の溶接工の父に溶接技術と共に厳しく育てられた
しかし、成長の過程で父親に反発し、様々な職を転々とした結果、今はポーター(運び屋)兼裏の密輸業で稼いでいる
彼女はどうしても金を貯める必要があるようで、実業家のトロンドから巨額の報酬の依頼を受ける
その結果、自身の身を危険にするトラブルに巻き込まれる
他の主要な登場人物
アマー・バシャラ:ジャズの父親。周囲も認める溶接工。敬虔なイスラム教徒
ボブ・ルイス:EVAマスターでEVAギルドの主任トレーナー
デイル・シャピロ:EVAマスター。以前はジャズと仲が良かったが、とある出来事から仲違いしている
マーティン・スヴォボダ:欧州宇宙機関(ESA)研究員のマッド・サイエンティスト
ルーディ・デュボア:治安官
トロンド・ランドヴィク:実業家
レネ:トロンドの愛娘
フィデリス・グギ:アルテミス統治官。ケニアの財務長官時代、赤道直下という地理的利点を生かしてゼロから宇宙産業を立ちあげた、人
ケルヴィン・オティエノ:ジャズの子供時代からの文通相手
「火星の人」とは登場人物が重複しないし、舞台も時代も違う
同じ世界線なのかも不明
この作品だけでも完結しているものとして読める
「火星の人」のワトニーがユーモアの人だとしたら、ジャズは悪態の人
あと、私利私欲のために犯罪行為を犯しているので、あまり共感はできないかな
なので、読んでいてあまりのめりこめなかったかな
それにしても、ダクトテープ万能説を支持するような描写がいくつか
そんなところがアメリカらしい
あと、溶接に関する無駄知識はタモリ倶楽部を思い出させる
まぁ、真空下や重力が地球と異なる環境でやったらどうなるかを説明するためには、既存の技術の説明も必要なのはわかるんだけどさ
月が提供するのは観光資源という世界観になっている
最初はそんな目的だけでこれだけの資金が投入されるか疑問だったけど
解説を読んで、著者の思考を説明されたら納得感があった
資源採集であればロボットであればいい
人口過密対策なら地球上の砂漠や海底の環境を整える方が遥かにコストがかからない
最終的に残ったのが観光
という理屈
ただ、そんな目的だとしたら、こんな無法地帯になるものだろうか?と疑問も浮かぶ
超富裕層のお金が目当てなら、バックスタッフもちゃんとした人を雇った方がいいと思うのだけど
まぁ、地球のリゾート地でもそうなっているといわれればそうなんだけど
その環境が成立する過程が違うので、月の場合はサービス提供者側もそれなりの富裕層になる気がするんだよね
あと、空気の取り扱いの設定もかなり疑問
アルミの精製過程で生じる酸素を充満させて、0.2気圧にしているから体感は変わらないという事だけど
「プラネテス」では宇宙でタバコを吸う事の罪深さが描かれていたし、生存に直結する要素なのに意外と大雑把なシステムになってる
供給する酸素のコストの問題なのだろうか?
まぁ、そんなエアコントロールの不備も
終盤でコロニーの安全管理の脆弱性の一つとして指摘されてるんだけどね
まぁ、そこも含めてここが成立した歴史を感じるなぁ
人口2000人の特殊な観光地と考えれば、もしかしたら成立するのか?とも思えてくる
現実問題として、月には豊富にあって地球では希少で有用な資源って何があるだろ?
ヘリウム3なんかは昔に注目されてたけど、もしそれがコストを払ってもペイできる有用性があるならもっと月の開発は進んでいるだろうし
この世界ではあまり利用されていないのでしょうね
ジャズが密輸業をやっている設定的な意義
不法侵入に器物損傷、果ては多数の殺人未遂だよね
そんな理由で減免されるか疑問ではあるのだけど……
まぁ、月は政治体制が曖昧なので、統治官が是とすればそれがまかり通るのかもね
そんな結末のために逆算してポーターという職業設定になったのだろうな
映画化の話があるようだけど、未だに公開されていない
「火星の人」よりも余程映画映えするストーリー展開なのにね
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ジャズがトロンドから依頼された仕事は、企業買収が絡んだ破壊工作だった。普段の運び屋仕事と違う内容に戸惑うジャズ。だが、彼女は破格の報酬に目がくらみ、仕事を引き受ける。溶接工を父にもち、自らも船外活動の心得があるジャズは、友人の凄腕科学者スヴォボダの助けを借り、ドーム外での死と隣り合わせの作業計画を練っていく。地球の6分の1の重力下での不可能ミッションを描く、傑作サスペンスSF。解説:大森望
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Posted by ブクログ
月面の物理ってこういう感じなんだ。
弱い重力があり、空気がない世界。
月面都市での暮らしぶりはこのように成り立つのかと、興味深く読ませてもらった。
映画のようで面白かった。
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「火星の人」「プロジェクトヘイルメアリー」を書いたアンディウィアーのSF作品ということで、面白さはお墨付き。
今回の舞台は月に人間が住めるようになり、その施設が「アルテミス」と呼ばれるもの。地球からの観光客を受け入れ、高級リゾート施設もあれば、作業員クラスが暮らす施設もあり。こんな狭い施設の中にも格差があるのか、と地球の縮図を感じられる舞台設計。
主人公はそんな低層施設で暮らす女の子。ただし、清廉な印象は全くなく、地球からの密貿易で小銭を稼ぐ小悪党。言葉遣いも汚いし、清潔感もない。ただし、親譲りの物理の知識はとんでもなくらいにあって、どんなピンチも切り抜ける機転と度胸もある。たくましさは主人公そのものだ。
今回もアルテミスでおこる大ピンチもなんとかかんとかしようとするのだけど、なんだか自業自得な感じもあって、ちょっとなーと思うところがマイナス点かな。
相変わらず、理系の知識に裏付けされた説得力の高い状況に驚くけど、正直、今回は主人公にあまり共感できなかったので、星5つには及ばず。
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文体が砕けていてかなり読みやすい。
それでいて話は軽すぎず、むしろ月の環境下での科学物理知識などは理解できないほど。
ただ、すぐ続きが読みたくなる、そんな本
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いやー堪能した。上巻からだいぶ楽しかったですが、下巻も流石の盛り上げというか怒涛の展開でしたね。予想の上をいく大ピンチとそれを乗り越えていく圧巻のバイタリティ溢れるキャラと筆致。読みながらかかり映像が浮かんできやすい作品でしたが映画化作品も早く見てみたい。
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著者の作品全般に言えることですが、後半の盛り上がりがすごい。多分エモいというこのなのだろう。終わり方も伏線が効いていて綺麗。ただ序盤が面白すぎた。尻すぼみ感が否めない。
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よかった。が、やはりちょっとキャラのアンバランス感はある。しかし、最後の展開や確かな知識に裏打ちされた展開は大変におもしろい。やはり この作者はおっさん主人公の方が安定感あると思う。
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アンディー・ウィアーお得意のどんな状況でも考えることとユーモアを忘れない主人公は女性でも健在。さりげなく散りばめられた科学設定にワクワクしました。
犯罪もの(ケイパーものであってる?)としてはちょっと敵対する組織が甘いようなきもしますが、そこは本質じゃなくてオーシャンズ11のようなスカッとする内容がよかったです。
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面白かった。解説をそのままパクると、スチームパンクのノリの月面版ミッションインポッシブル。でももちろん科学的な色々はちゃんとしてる(と、思える)しっかりしたSF。読み口が軽くて、これはたぶん役者の方がとてもグッジョブなんだと思いました。アニメ的に脳内再生されてたけど、実際映画化もされるとのことなので映像化が待たれますね。
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映画化が決まってるそうで、クライマックスのジャズの大立ち回りは映像で映えるだろうなと。
同じアルテミスを舞台にしたルーディ主役の続編構想、是非実現してほしいな
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月の居住施設の大騒ぎSF作品。
次々に降りかかる難題をテンポ良く解決していくのが楽しいです。
やっぱり一人称で読者に話しかけてる構成がスレイヤーズっぽい気がする。
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おもしろかった…けど、もう少し理性的な主人公だともっとよかったかも。
月の重力下、環境下だからこそ起きる(起こせる)前提やアクション、陰謀。
経済は育ち、やがては朽ち果てるものだという直球の論説にはぐうの音も出ない。科学に対する絶対の信頼と、それが共通言語として世界を貫いているところがアンディ・ウィアー節。そしてこの人は根本的にというか、ヒトを信用しているのだな、と思う。性善説。
アルテミス2が月をフライバイする旅の最中に読んだので、臨場感がすごかった。
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火星の人やプロジェクト・ヘイル・メアリーに比べると面白さは欠ける。
主人公が好きになれるかで決まると思う。
あれだけのことをしといてこれだけで許されるの?どんだけ心広いんだって思った。
私は月に住めると言われても住みたいとは思わない…
地震や津波の怖さはないにしてもねえ…
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サスペンスSFと呼ぶ割にはサスペンス感は薄めだった。月に町を作る設定の作り込みや設定はすごく良かっただけにちょっと悔やまれる。
後半に行くにつれて、主人公と他のメンバーの関係性が明らかになっていったり、裏の姿が見えていくところは読んでいて面白かったのだが、これは…!と思わせるような展開はなかったのが残念。。
火星の人やプロジェクトヘイルメアリーと比べると見劣りしてしまう。
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アンディウィアーは火星の人に次ぐ2作目。
舞台はアルテミスという火星都市。頭が切れるが、トラブルメーカーな女性運び屋のジャズが周りの人間も派手に巻き込みながらミッションに挑むといった内容。
火星の人と同様、アルテミスという都市の設定が非常に細かく、本当に実在するのではないかと錯覚するレベル。そのため、月面都市の様子がありありと浮かんでくるので、SFでありながらもリアルな空気感が味わえる作品である。
ストーリー自体は、ある人の依頼からとんでもないミッションに巻き込まれて、黒幕も出てきてといった流れで良くも悪くもシンプル。
1番気になったのは前作同様、作者が研究者でバリバリのエンジニアであった背景からか専門用語も多く、ミッション中の描写も構造の話やら科学の話やら出てきてとにかく難しいということ。
そのため、なかなか頭の中でイメージ出来ずモヤモヤすることも多かった。
ただ、話の本筋は充分掴めるのと、そうした細かい設定や描写で圧倒的なリアリティが生まれているのも事実なので良し悪しというところか。
火星の人もアルテミスも映画化してる作品みたいなので、もしかすると映像から先に入った方が描写が浮かびやすくオススメかもしれません。
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アンディ・ウィアーの長編二作目。
今回は26歳 アラブ系女性の一人称。
月が舞台のミッション・インポッシブル。
主人公は元気で前向きで素晴らしい能力の持ち主だけれど、決して清廉潔白というわけではない。
その他の登場人物も皆ひと癖あるけれど、全ての人が自分の仕事に忠実である。
チェックアンドバランス 抑制と均衡。
政治も経済も人も、真っ白じゃなくてもいいってことかしら。真っ黒は勿論、見るからにグレーってのもダメだけど。
Posted by ブクログ
月に関する科学小ネタを集めたようなSFだった。
月なので重力が1/6というのは知識としては分かるが実感したことがないのでいまいちギミックが分からないところがちらほら。
今後が気になる終わりだが、続編出るんだろうか。映画化されるらしいので楽しみ。ヘイルメアリーより実写向けかも。
Posted by ブクログ
著者の作品の中では、あまり評判が良くなかったが読んでみた。やはり評判通りでした…
やはり「火星の人」「プロジェクト・ヘイルメアリ」のような底なしの陽気さが真骨頂なので、本作品は物足りなさがあったのは残念でした。
Posted by ブクログ
主人公ジャズの1人称で語られる、ライトSF
「上」では報酬目当てのミッションのはずが、「下」では街の命運を賭けたミッションへと変遷
月面にある閉鎖空間アルテミスを舞台に、地球と比べて1/6しかない重力や、真空という特殊事情が物語を面白くする要素になっています
映画化のプロジェクトもあるようで、映像向きのストーリーではないでしょうかね
Posted by ブクログ
うーん、仕掛けは面白いし、伏線回収とかも相変わらず上手なんだが、何というか、全体に地味でほのぼのとした感じか。
でもやっぱり上手いな。
大風呂敷広げ過ぎずにまとめ切っていく。多分個人的には、SF的土台はあるのだがやってることは荒々しいフロンティアを舞台にした企業理論サスペンスなんで、個人的にどうでもいいやと思っちゃうのかも知れない。