【感想・ネタバレ】アルテミス 下のレビュー

あらすじ

ジャズに巨額の仕事のオファーをした富豪トロンドが謎の死を遂げ、月の運命は大きく動き始める。そして、ジャズの運命もまた……。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

いやぁ〜死と隣り合わせな展開に手が汗びっしょりになりました。

解説に映画化になるような事が書いてありますが、探しても見当たらないです。脳内で映像化しましたが、あったら観てみたいです。

来年はプロジェクトヘイルメアリーが公開されるので今から楽しみです!

もし、アンディ・ウィアーさんの次回作が出たら走って本屋さんに行きます。その時はまた小野田さん翻訳でお願いしたいです!

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2025年08月25日

Posted by ブクログ

下巻になって、話の展開がとてつもない大ごとになってきたあたりから、面白さが加速した感じがしました。また、主人公と父親との交流にも心打たれるものがあります。124ページあたりのシーンにはジーンときます。
近い将来、人類は月でも生活するようになるのでしょう。その時の居住空間は本書のようなものになるのでしょうか?私が生きている間に実現するのでしょうか?
そんなことも思いながら、楽しいひとときを過ごせました。
これからも、新作が出るたびに著者の作品を追いかけていきます。

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2023年10月12日

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アンディ・ウィアーの物語は丸裸の物語だと思うんです
いやいやおっぱいのことを言ってるんじゃないですよ
おっぱいのことは今ちょっと置いておいて下さいほんと不謹慎だな

アンディ・ウィアーの奏でる物語は余計な包装にくるまれていないし、ラメの入った袋に入っていたりしないし、色鮮やかなピンクのリボンで飾られていたりしない
そのまんまストレートに最短距離で僕たちの心に届く
そんな物語だと思うんです

例えばあばずれのアラブ人の主人公は親友だったユダヤ人のホモ野郎に大事なものを奪われて仲違いしてます
ストレート!w

この物語がストレートに訴えてくるのは大切な人はすぐ近くにいるよってこと
困ったときは友達や親に頼って助けてもらおうよってこと
ひとりでは不可能に思えることも力を合わせることで達成できることがあるってこと

そして愛してる人に愛してるっ言おう!ってこと

そんなふうに思いました

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2022年07月03日

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宇宙空間で起こるハプニングが物理的にどうなるか描かれていて想像しながら読めて面白い。
作者の頭の中の月面ワールドを覗いてみたい。

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2025年10月05日

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ほうぼうに散りばめられた科学的な知識を、「へぇ~」と思いながら読むことと、普通に読んで面白いことと、両方が楽しめます。

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2025年05月08日

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「火星の人」「プロジェクトヘイルメアリー」を書いたアンディウィアーのSF作品ということで、面白さはお墨付き。

今回の舞台は月に人間が住めるようになり、その施設が「アルテミス」と呼ばれるもの。地球からの観光客を受け入れ、高級リゾート施設もあれば、作業員クラスが暮らす施設もあり。こんな狭い施設の中にも格差があるのか、と地球の縮図を感じられる舞台設計。

主人公はそんな低層施設で暮らす女の子。ただし、清廉な印象は全くなく、地球からの密貿易で小銭を稼ぐ小悪党。言葉遣いも汚いし、清潔感もない。ただし、親譲りの物理の知識はとんでもなくらいにあって、どんなピンチも切り抜ける機転と度胸もある。たくましさは主人公そのものだ。

今回もアルテミスでおこる大ピンチもなんとかかんとかしようとするのだけど、なんだか自業自得な感じもあって、ちょっとなーと思うところがマイナス点かな。
相変わらず、理系の知識に裏付けされた説得力の高い状況に驚くけど、正直、今回は主人公にあまり共感できなかったので、星5つには及ばず。

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2025年03月23日

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文体が砕けていてかなり読みやすい。
それでいて話は軽すぎず、むしろ月の環境下での科学物理知識などは理解できないほど。
ただ、すぐ続きが読みたくなる、そんな本

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2025年03月11日

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いやー堪能した。上巻からだいぶ楽しかったですが、下巻も流石の盛り上げというか怒涛の展開でしたね。予想の上をいく大ピンチとそれを乗り越えていく圧巻のバイタリティ溢れるキャラと筆致。読みながらかかり映像が浮かんできやすい作品でしたが映画化作品も早く見てみたい。

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2024年11月30日

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著者の作品全般に言えることですが、後半の盛り上がりがすごい。多分エモいというこのなのだろう。終わり方も伏線が効いていて綺麗。ただ序盤が面白すぎた。尻すぼみ感が否めない。

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2024年02月13日

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よかった。が、やはりちょっとキャラのアンバランス感はある。しかし、最後の展開や確かな知識に裏打ちされた展開は大変におもしろい。やはり この作者はおっさん主人公の方が安定感あると思う。

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2023年02月17日

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アンディー・ウィアーお得意のどんな状況でも考えることとユーモアを忘れない主人公は女性でも健在。さりげなく散りばめられた科学設定にワクワクしました。
犯罪もの(ケイパーものであってる?)としてはちょっと敵対する組織が甘いようなきもしますが、そこは本質じゃなくてオーシャンズ11のようなスカッとする内容がよかったです。

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2022年08月25日

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面白かった。解説をそのままパクると、スチームパンクのノリの月面版ミッションインポッシブル。でももちろん科学的な色々はちゃんとしてる(と、思える)しっかりしたSF。読み口が軽くて、これはたぶん役者の方がとてもグッジョブなんだと思いました。アニメ的に脳内再生されてたけど、実際映画化もされるとのことなので映像化が待たれますね。

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2022年07月30日

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映画化が決まってるそうで、クライマックスのジャズの大立ち回りは映像で映えるだろうなと。
同じアルテミスを舞台にしたルーディ主役の続編構想、是非実現してほしいな

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2022年07月27日

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月の居住施設の大騒ぎSF作品。
次々に降りかかる難題をテンポ良く解決していくのが楽しいです。
やっぱり一人称で読者に話しかけてる構成がスレイヤーズっぽい気がする。

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2022年06月27日

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ひとつ前に読んだ北欧ミステリー700ページに比べて、なんて“ライト”!

一冊270ページの上下2刊に分割されて本持つ手も疲れないし、老眼対策の行き届いた大き目の文字で、かつ、行間のゆとりもバッチリ。

多少とばして読んでもストーリーに影響ないし、ページもサクサクと進むから適度に眼球も運動していてドライアイにもならない(泣かせるって訳じゃないよ)。

主人公ジャズ風にいえば
ピューと進めて、ドバっとやって、ウワッとして、フゥーってなって、ウン読んだって感じ……わかった???

わざわざ舞台を「月」にしなくても、未来のマンハッタンやロンドンのダウンタウン、あるいは未来都市ドバイでもって思ったけど、騒動の根源が月じゃないといけなかったのね(軽くナイショ)~。
あ!あと月なので、いろんなことが密室!
だって漏れてたら死んじゃうじゃない。

これはこれで、私的にあり!…だね。
リフレッシュできたしね~

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2022年04月22日

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ミステリ要素も大詰めを迎え、物語の舞台も派手なものに変わってくる。まぁ、なんというか、「えぇ、そこまでやっちゃうの?」感はあるものの、そこは未来が部隊な小説、この時代にはそうなんだろう、と、割り切って読めばそこまで気にならない。
物語として大きな感動があるほどではなかったが、上巻同様、豊富な科学描写を満喫し、一貫して楽しめた。
私が生きている内に、月への植民は進むのかなぁ。。このレベルの植民は無理だろうが、アルテミスの建設計画や人が常駐しての初期調査ぐらいいければいいな。

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2022年04月14日

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経済・社会小説としても読める。ハラハラドキドキ、ハッピィエンドもの。
月面基地としての設定は完璧。父娘の葛藤の描き方が少し寂しいか。
故郷とは何か、ということを考えさせられる。

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2021年07月09日

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「火星の人」作者によるSF小説。
今回の舞台は月、女性ポーターのジャズが月面都市の利権にからむ事件に巻き込まれ、その解決のため奮闘するストーリー。

前作はサバイバル中心だったが、今回はアクションメイン。テンポよくストーリーが展開するので読みやすい。

個人的には主人公に感情移入できなかったのと、前作が面白かったのがあって、若干微妙だったというのが感想。

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2020年10月28日

Posted by ブクログ

「火星の人」映画「オデッセイ」の作者の第2作目。

「オデッセイ」がとても不思議な物語で印象に残っていたため、読んでみた。

月面都市アルテミスでの物語で、あまり読んだことがないタイプの物語のような、逆に、設定以外はいかにもアメリカ小説にありそうな、不思議な印象。

物理学や化学に詳しければ、もっと楽しめそう。文中にポリビニルブチラールが出てくるなんて驚いた。

映画化もされるようで、是非とも見てみたいが、忠実に映画化されてしまうと子どもには勧められないかも。

(80)

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2021年01月24日

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サスペンスSFと呼ぶ割にはサスペンス感は薄めだった。月に町を作る設定の作り込みや設定はすごく良かっただけにちょっと悔やまれる。
後半に行くにつれて、主人公と他のメンバーの関係性が明らかになっていったり、裏の姿が見えていくところは読んでいて面白かったのだが、これは…!と思わせるような展開はなかったのが残念。。
火星の人やプロジェクトヘイルメアリーと比べると見劣りしてしまう。

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2025年07月19日

Posted by ブクログ

アンディウィアーは火星の人に次ぐ2作目。
舞台はアルテミスという火星都市。頭が切れるが、トラブルメーカーな女性運び屋のジャズが周りの人間も派手に巻き込みながらミッションに挑むといった内容。
火星の人と同様、アルテミスという都市の設定が非常に細かく、本当に実在するのではないかと錯覚するレベル。そのため、月面都市の様子がありありと浮かんでくるので、SFでありながらもリアルな空気感が味わえる作品である。
ストーリー自体は、ある人の依頼からとんでもないミッションに巻き込まれて、黒幕も出てきてといった流れで良くも悪くもシンプル。
1番気になったのは前作同様、作者が研究者でバリバリのエンジニアであった背景からか専門用語も多く、ミッション中の描写も構造の話やら科学の話やら出てきてとにかく難しいということ。
そのため、なかなか頭の中でイメージ出来ずモヤモヤすることも多かった。
ただ、話の本筋は充分掴めるのと、そうした細かい設定や描写で圧倒的なリアリティが生まれているのも事実なので良し悪しというところか。
火星の人もアルテミスも映画化してる作品みたいなので、もしかすると映像から先に入った方が描写が浮かびやすくオススメかもしれません。

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2024年12月03日

Posted by ブクログ

アンディ・ウィアーの長編二作目。
今回は26歳 アラブ系女性の一人称。
月が舞台のミッション・インポッシブル。

主人公は元気で前向きで素晴らしい能力の持ち主だけれど、決して清廉潔白というわけではない。
その他の登場人物も皆ひと癖あるけれど、全ての人が自分の仕事に忠実である。

チェックアンドバランス 抑制と均衡。
政治も経済も人も、真っ白じゃなくてもいいってことかしら。真っ黒は勿論、見るからにグレーってのもダメだけど。

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2024年08月13日

Posted by ブクログ

月に関する科学小ネタを集めたようなSFだった。
月なので重力が1/6というのは知識としては分かるが実感したことがないのでいまいちギミックが分からないところがちらほら。
今後が気になる終わりだが、続編出るんだろうか。映画化されるらしいので楽しみ。ヘイルメアリーより実写向けかも。

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2024年08月02日

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著者の作品の中では、あまり評判が良くなかったが読んでみた。やはり評判通りでした…
やはり「火星の人」「プロジェクト・ヘイルメアリ」のような底なしの陽気さが真骨頂なので、本作品は物足りなさがあったのは残念でした。

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2024年04月16日

Posted by ブクログ

火星の人とノリは似てるが、若干説明が難しく場面をイメージするのが難しかった。ただ映画には期待したい。

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2024年04月03日

Posted by ブクログ

主人公ジャズの1人称で語られる、ライトSF
「上」では報酬目当てのミッションのはずが、「下」では街の命運を賭けたミッションへと変遷
月面にある閉鎖空間アルテミスを舞台に、地球と比べて1/6しかない重力や、真空という特殊事情が物語を面白くする要素になっています
映画化のプロジェクトもあるようで、映像向きのストーリーではないでしょうかね

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2024年03月27日

Posted by ブクログ

うーん、仕掛けは面白いし、伏線回収とかも相変わらず上手なんだが、何というか、全体に地味でほのぼのとした感じか。

でもやっぱり上手いな。
大風呂敷広げ過ぎずにまとめ切っていく。多分個人的には、SF的土台はあるのだがやってることは荒々しいフロンティアを舞台にした企業理論サスペンスなんで、個人的にどうでもいいやと思っちゃうのかも知れない。

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2023年07月29日

Posted by ブクログ

面白かったんやけど、火星の人やヘイルメアリーのが面白かったなー!
バラバラ読んだのと、自分の読み取り力が低かったのはあるんやけど、イマイチ何が起きててってのがイメージしきれんかったな・・・

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2023年04月29日

Posted by ブクログ

面白かったです。

次々に事件が起き飽きない。
地の文が主人公目線の時の読者への語りかけ
(というかツッコミ?)が好きだった。

理系分野にまっったく造形がない私でも読めた。
ありがたい。
(ところどころ頑張って脳内映像を作ったけど)

月面都市という未知の世界ならではのルールが
しっかり設定されていうのも良かった。

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2022年03月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

読書備忘録642号(下巻)。
★★★☆。
さて下巻です。
巻末の解説にも書かれていましたが、私が表現した重力1/6の世界のミッションインポッシブルは正しい表現でした。笑
下巻を読み終わってもやはり★3.5は変わりませんでした。読むのが苦痛な訳では決してないですが、おもしろ~!という訳でもなかったです

主人公ジャズ26歳女子。月面都市アルテミスで生活するポーター(荷物運び屋)。裏の顔は地球からの密輸稼業。

物語は、月の屋外活動EVA資格試験の風景から始まる。試験はジャズのEVAスーツの不具合で失格。
EVA資格を取れば、観光客相手の屋外ツアーを担当することが出来るため生活が安定する。
そのチャンスを逃したジャズは、実業家トロンドから持ち掛けられた高額の請負作業をオッケーする。

請負作業は、サンチェス・アルミニウムがアルミニウム生産の為に所有している収穫機なる資源収集ロボット4台を破壊すること!
アルミニウム生産の過程で副次的に生産される酸素をアルテミスに供給することで莫大な利益を得ているサンチェス。トロンドはアルミニウム生産を止め、結果、酸素供給に困窮するアルミテニスに酸素を売りつけて儲けようとたくらんでいる。
ジャズは一つ目のミッションインポッシブルを仕掛け失敗。4台中3台しか壊せなかった。
怒ったサンチェス・アルミニウムを所有するブラジルの犯罪シンジケートのオ・パラジオ。殺し屋がトロンドを殺し、ジャズも命を狙われることに!
しかし、この話には更に裏があった。トロンドは酸素ビジネスが成立しなくなったサンチェス・アルミニウムを安値で企業買収しようとしていたのだ。なぜか?
低重力下でしか生産できない光ファイバーZAFO。光の減衰率がゼロというとんでもない代物。ZAFOを生産するために必要な副産物がやはりアルミニウム生産の過程で生まれると。これを牛耳れば、地球の通信環境が一変するばかりか、天文学的なお金を生み出す。
しかし、オ・パラジオが牛耳れば、アルテミスはかつての南米の犯罪都市のようにギャングが仕切る暗黒世界に様変わりする危険性がある。

これを阻止するために、ジャズはアルミニウム精錬所の破壊を試みる!犯罪行為そのもの!これがミッションインポッシブルその2!

もうドタバタ喜劇です。
この先は語らなくても誰でも想像できる展開。笑
映画になるようですが、これは小説より、映像で楽しんだ方が数倍面白いと思う。

アルテミスという月面都市の設定は非常に面白い。
半径500mのドーム型居住空間バブルが5つ連接された都市。2000人が暮らす。そして、アポロ着陸船のあるビジターセンターバブルと、サンチェス・アルミニウム精錬所バブルと原子力発電プラントが鉄道で接続されている。
バブルは地上がアップ、地下がダウン。アップ19と言えば地上19階フロア社会。ダウン10と言えば地下のフロア社会。なんとなく想像がつくと思いますが、地上が富裕層、地下が貧困層。ジャズは地下のカプセルホテルのような空間が住処。息苦しい・・・。

ただ、この世界を舞台にした小説は面白いと思う。続編を期待します!

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2022年02月27日

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