【感想・ネタバレ】アルテミス 下のレビュー

あらすじ

ジャズに巨額の仕事のオファーをした富豪トロンドが謎の死を遂げ、月の運命は大きく動き始める。そして、ジャズの運命もまた……。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

いやぁ〜死と隣り合わせな展開に手が汗びっしょりになりました。

解説に映画化になるような事が書いてありますが、探しても見当たらないです。脳内で映像化しましたが、あったら観てみたいです。

来年はプロジェクトヘイルメアリーが公開されるので今から楽しみです!

もし、アンディ・ウィアーさんの次回作が出たら走って本屋さんに行きます。その時はまた小野田さん翻訳でお願いしたいです!

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2025年08月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

読書備忘録642号(下巻)。
★★★☆。
さて下巻です。
巻末の解説にも書かれていましたが、私が表現した重力1/6の世界のミッションインポッシブルは正しい表現でした。笑
下巻を読み終わってもやはり★3.5は変わりませんでした。読むのが苦痛な訳では決してないですが、おもしろ~!という訳でもなかったです

主人公ジャズ26歳女子。月面都市アルテミスで生活するポーター(荷物運び屋)。裏の顔は地球からの密輸稼業。

物語は、月の屋外活動EVA資格試験の風景から始まる。試験はジャズのEVAスーツの不具合で失格。
EVA資格を取れば、観光客相手の屋外ツアーを担当することが出来るため生活が安定する。
そのチャンスを逃したジャズは、実業家トロンドから持ち掛けられた高額の請負作業をオッケーする。

請負作業は、サンチェス・アルミニウムがアルミニウム生産の為に所有している収穫機なる資源収集ロボット4台を破壊すること!
アルミニウム生産の過程で副次的に生産される酸素をアルテミスに供給することで莫大な利益を得ているサンチェス。トロンドはアルミニウム生産を止め、結果、酸素供給に困窮するアルミテニスに酸素を売りつけて儲けようとたくらんでいる。
ジャズは一つ目のミッションインポッシブルを仕掛け失敗。4台中3台しか壊せなかった。
怒ったサンチェス・アルミニウムを所有するブラジルの犯罪シンジケートのオ・パラジオ。殺し屋がトロンドを殺し、ジャズも命を狙われることに!
しかし、この話には更に裏があった。トロンドは酸素ビジネスが成立しなくなったサンチェス・アルミニウムを安値で企業買収しようとしていたのだ。なぜか?
低重力下でしか生産できない光ファイバーZAFO。光の減衰率がゼロというとんでもない代物。ZAFOを生産するために必要な副産物がやはりアルミニウム生産の過程で生まれると。これを牛耳れば、地球の通信環境が一変するばかりか、天文学的なお金を生み出す。
しかし、オ・パラジオが牛耳れば、アルテミスはかつての南米の犯罪都市のようにギャングが仕切る暗黒世界に様変わりする危険性がある。

これを阻止するために、ジャズはアルミニウム精錬所の破壊を試みる!犯罪行為そのもの!これがミッションインポッシブルその2!

もうドタバタ喜劇です。
この先は語らなくても誰でも想像できる展開。笑
映画になるようですが、これは小説より、映像で楽しんだ方が数倍面白いと思う。

アルテミスという月面都市の設定は非常に面白い。
半径500mのドーム型居住空間バブルが5つ連接された都市。2000人が暮らす。そして、アポロ着陸船のあるビジターセンターバブルと、サンチェス・アルミニウム精錬所バブルと原子力発電プラントが鉄道で接続されている。
バブルは地上がアップ、地下がダウン。アップ19と言えば地上19階フロア社会。ダウン10と言えば地下のフロア社会。なんとなく想像がつくと思いますが、地上が富裕層、地下が貧困層。ジャズは地下のカプセルホテルのような空間が住処。息苦しい・・・。

ただ、この世界を舞台にした小説は面白いと思う。続編を期待します!

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2022年02月27日

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