あらすじ
大ヒット映画「オデッセイ」のアンディ・ウィアー最新作。映画化決定!未知の物質によって太陽に異常が発生、地球が氷河期に突入しつつある世界。謎を解くべく宇宙へ飛び立った男は、ただ一人人類を救うミッションに挑む! 『火星の人』で火星でのサバイバルを描いたウィアーが、地球滅亡の危機を描く極限のエンターテインメント
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
オーディブルで拝聴。
どのレビューでも高評価。最高のSF小説です。
こんなに感動するSFは初めてです。
2026.3月の映画が楽しみです。ロッキーはどんな見た目になるのかな。
Posted by ブクログ
最高過ぎる。年末の楽しみだったのに、一瞬で読み終えてしまった。
SFとして普通に面白いのに、それに圧倒的な読み易さと、散りばめられたユーモアセンスまで有り、そして、ロッキー!可愛過ぎるでしょ。
映画化されるのも楽しみだけど、文体ならではの魅力がすごい詰まった作品。
これから下巻突入しますが、「三体」超えマジであるかもしれない。。
Posted by ブクログ
これがSFか…!と衝撃を受けた
難しい話かなと思ったけど素人でも読める流れで、主人公の視点で進むから退屈させない
内容も宇宙というロマンあるものでワクワクしながら読み進められる
「科学ってすげー!」という単純な感想が出た
Posted by ブクログ
友人に勧められて読み始めたら、まんまと虜に。正直、何を言っているのか分からない場面もあるけど、気にせず読み進めてしまう。それは、自分の中の子どものような好奇心が復活して、ワクワクが止まらず、夜ふと星を見上げれば「あそこには宇宙人がいる」と本気で思う想像力を、この小説が与えてくれるからだと思う。さぁ下巻へ。
Posted by ブクログ
かなり面白かったです。
最初の設定からかなりワクワクさせられ、サクサク読んでいけました。
SF初めての作品で分からない言語なども多々ありましたが、AIに聞きながら進めました。
キッカケは佐久間さんと小島秀夫さんが進めていたので手に取ったのですが、出会えて良かったです!
下巻に進みます
Posted by ブクログ
前半部分が面白すぎる
物理学や化学に触れたことある人もそうでない人もワクワクしながら読んでけると思う。
大学の研究室を少し思い出してサイエンスの面白さを感じた
下巻は下巻で良いのだけど、上巻が面白すぎたので色々な人に勧めたい作品
Posted by ブクログ
めちゃくちゃ面白い…!!!
オーディブルで聞いた。
主人公が宇宙船の中で目覚めるところから話が始まる。何光年も移動している間、昏睡状態だったので、記憶があやふや。自分の名前すら思い出せない。
というところから、だんだんと自分が誰でなぜここにいるのか思い出す過去編と、宇宙空間での現在の出来事とが交互に入るストーリー構成になっている。
主人公のライランド・グレースは、生命には必ずしも水は必要ないという論文を書いたせいで学会追放になり科学教師をやっている。流行りのパーティー追放ものっぽい設定…なんだけど、主人公が科学教師だからこそ、主人公が生徒に説明するシーンを通じて読者としても何が起こってるのか理解しやすいし、主人公が人にものを教えたり、噛み砕いて説明したりするのが上手いというところに説得力が出るし、新たなものを学ぶのが、教育理論のプロセスを理解してるからこそ上手い感が出てる。
登場人物みんな有能で、足を引っ張る無能みたいなのが出てこないから読んでて気持ちがいい。科学者たちそれぞれが信念を持ち葛藤したり、利害が対立する国々があったりする中で、人類を救うという一つの目的のために団結してる過去編がアツい。ストラットさんが、高慢なところはあれどそれに見合うだけの辣腕と、その後の自分の未来が明るくないことを理解した上での覚悟を持ってるところがかっこいい。
地球外生物体とのファーストコンタクトが、知的生命体ではなくアストロファージ、恒星のエネルギーを食べる微生物のようなもの、という設定が面白い。でも確かに、その方が理にかなってるような気もする。
現実的な科学理論や生物学に即してSFが組み立てられてて、リアリティラインが高いので読んでてドキドキした。作者は…天才的では…?!
アストロファージが太陽のエネルギーを食ってしまい、地球に届くエネルギーが30年後には10%下がるとわかる。そうなると地表の生命は生存できない。
アストロファージは太陽以外の恒星にも感染しており、感染範囲は8光年だが、鯨座のタウだけは感染していない。
タウが感染していない理由を探るために、ヘイルメアリー号を送り込み、乗組員3人のうち唯一昏睡から回復できたのがライランドだった。
ヘイルメアリー号による恒星間航行を可能にするエネルギーが、アストロファージという展開が面白い。太陽のエネルギーが消えても、地球温暖化のせいで地球の冷却に多少の猶予があるという展開とか、アストロファージを燃料にするためにサハラ砂漠に大規模なプラントを建設したら、地球環境が悪化して26年後には人類が滅亡する目算になってしまったこととか。それを止めるために人工的に地球温暖化を起こそうと、南極の氷を核爆弾で溶かすことになり、プロジェクトに参加してた環境科学者がやるせない涙を流すことになる展開とか、すごく面白い。
ライランドは、タウ星の軌道上で、ライランドは別の宇宙船に出会う。それはエリダニ40という恒星の惑星に住む宇宙人だった。エリダニも同じくアストロファージに感染しており、なぜタウだけ感染してないか調べるために船を送り込んだ。エリダニ星人ロッキーも1人きりで、はじめにクルーは23人いたが、エリダニ人は宇宙の放射線の存在を知らなかったため次々被曝して死んでしまっていた。ロッキーのみエンジニアだったから、アストロファージ燃料に囲まれた空間におり、アストロファージは放射線を通さない性質を持ってたので助かった、とか。
ロッキーは蜘蛛のような形をした異星人で体は主に鉱物でできてる。アンモニアの大気を呼吸し、住む世界の温度はすごく熱い。
ロッキーもライランドも科学者だから、共通の言語を探り合って交流し、共にアストロファージ問題を解決しようと画策する。だんだんロッキーが可愛く思えてくる。ロッキーが「君の船に行きたい!」というところで上巻はおわり
Posted by ブクログ
専門的な用語も頻出するので全て理解するのは難しかったが、それを凌駕する展開の面白さ!
ちょうど良いテンポで話が展開してゆき、どんどん物語に引き込まれる。
下巻も楽しみ!!
Posted by ブクログ
主人公がどこの誰で、その時代がいつで、どういう状態でそうなってるのか、わからないまま、物語がスタートする。
テンポも良く、ユーモアにあふれた語り口。
少しずつ、状況がわかってきて、未知との遭遇があって、あたたかい交流があって。
希望が生まれて、生きる活力が生まれて。
下巻に続く。
好きだわー、この本。
Posted by ブクログ
この作品は本当に、とんでもない。
次から次へと、そうくるか!そうだよな・・でもそうなるか!!の連続。
そして、なによりSF的発想の自由さだ。
今までの作品になかった新しいアイデアに、さらに胸熱なドラマ。
未知の生命との出会いのリアリティや、今人類が現実で直面している危機の加速した時に何が起きるのか・・
さらには生命の起源。偶然の出会いに見えるがそこにある必然性というか・・
あとは科学レベルの進み方が一様なわけないよな・・という、言われてみればそうだよなってなる。。
よく(界隈では)話題に上がる、隣人は友好的なのか、コミュニケーションをとれる次元の文明なのか。そもそも文明を持つのか・・
隣人は有機生命体なのか、それとも無機生命体なのか・・・
ネタバレなしでぜひ読んでもらいたいのですが、語りたくなってしまう。
あ、まだ見てない人は、映画予告も見ちゃダメですよ。
私もチラ見して「おおい!見せすぎだろ!!」ってなりました。。
ただ、表紙と挿絵のヘイルメアリー号に、私は「力学的にあまり合理的じゃなくない?」って思ったけど、映画版デザインは解釈一致でした。
一つ、ロッキーが可愛すぎるという事は伝えておきます。
さあ、下巻下巻・・
匿名
かなり面白い!!
内容は全く触れないが、主人公はポジティブな性格なのでシリアスになりすぎることは無いです!最近本に手を出し始めましたが、初めに出会った本がこの本で本当に良かった!
面白さと読みやすさを兼ね備えた
上巻のみ読み終えた感想。
読み始めはわからないことだらけで、答えを求めて読み進めていくと、話にドントン引き込まれていく。
科学的な部分はわかったフリで流しても問題無い。
途中の展開に、ワオ!と主人公とリンクし、心の中でワオ!となる。
ここでは伏せるがそのワオ!体験をぜひ読んで体験してほしい。
夢中になれます
火星の人の主人公のように、へこたれずに科学の力で何とか現状を乗り切る姿勢は健在でした。
知恵と工夫で乗り切ろううと、勇気をくれる思わせてくれる作品です。
Posted by ブクログ
これぞSF!な傑作エンターテインメント!!
いやー、おもしろかった。
SFってこと以外どんな内容なのか知らずに読んだけど、それがよかった。
いや、そうでなくても文句なく
面白いやろこれは。
冒頭からぐいぐい引き込まれていく感覚。
これこれ!待ってました!な、
この感覚がもう最高。
人類滅亡の大ピンチに、
唯一の突破口を見出すべく
発動されたヘイルメアリープロジェクト。
ただし、語り口はそんな悲壮感などどこ吹く風。ひたすらポジティブで、
ある意味楽天的な感じで、
テンポ良く進んでいく。
小難しい話は抜きにして(小難しい話も多分にあるのだが)、SF作品の良いところがたっぷりと詰め込まれていて、ワクワクしっぱなしだった。
大満足のとにかく楽しい読書体験が
ここにはある。
即映画化決まってるのも納得だな。
Posted by ブクログ
面白い。
職場の上司のおすすめでしたが、よく見たらこのミス2023年の海外ミステリー17位の作品でした。SFなのにミステリー扱いなのかー。科学的なことはよく分からないが、そらでもわかりやすいように書かれているのでしょう。色々な技術を総動員して宇宙へ。そして異星人との遭遇。危機的な状況なのかもしれないけど、主人公の性格に共感してワクワクする。年内中に上巻を読み終われてよかった。年明け冬休み中に下巻を読むぞー。
Posted by ブクログ
Audibleで知って、楽しんで半分くらいまで聞いていたが頻出する科学用語をちゃんと知りたくて本を読んだ。
過去と現在が交差する語り口でこれをAudibleで聞いていた時はどっちがどっちなのかよく分からなくなってしまっていた。
序盤は記憶喪失した男が様々科学的な検証によって自分が宇宙にいること、そして眼の前に映る巨大な恒星が太陽ではないことを知る。その当たりまで抜群の面白さで引っ張っていくが、記憶を取り戻した途中から劇的な出会いがあり、以後作品の調子が変わっていく。
全くネタバレを知らずに読んだので正直この展開は求めていなかった。また科学的な展開を全て超科学的な生物によって解決していくのも少し白けてしまうところである。
Posted by ブクログ
難しい話や専門用語は置いておいて、素人の私でも十分に楽しめる本格派?SF小説だった。「ここはどこ?私は誰?」状態から、見事に壮大なスケールの世界観を描き出せる文章力がとにかく凄いし、散りばめたられた謎を一つ一つ回収しながら、章ごとに次の展開を期待させる構成力も半端ない。おかげさまで一気読みしてしまった。
Posted by ブクログ
映画化するという話だけを聞き、完全に知識なしで読み始めましたが正解でした。主人公と共に自分の中の情報が増えていくストーリーにどんどんのめり込んでいきました。
用語の意味が分からず、手元で調べながら読み進める場所もありましたが文としては読みやすかったと思います。
Posted by ブクログ
序盤から引き込まれる導入。記憶喪失の主人公と一緒にどうしてこの宇宙船にいるのか読者と一緒に導き出していく。SFって難しいけどこんな発想よく思いつくなと感嘆する。上巻はあんまりストーリー自体は進まないけどそれも下巻への伏線なのかと楽しみ。なんだかそんな気ないのにラノベの主人公みたいに荒波に巻き込まれていくのがいい笑。ストラッドもさまざまな権限を与えられているけどその後の自分のことを悟っているのが苦しい。
下巻が楽しみ。
Posted by ブクログ
過去と現在が交錯しつつ、両者はそれぞれで時系列に沿って語られていく。その語り口が軽妙だった。
主人公というレンズを通して語らなければならない一人称であればこそ、そこに使われる言葉は、単に説明として看過してもおかしくないだろうに、「自分がその言葉、用途を知っている」という事実から、自身が置かれている状況を整理していく序盤が面白かった。一番そこが良かったかもしれない。
どんどん新事実が明らかになっていくのも、引き込まれてよい。
キャラクターとしては、ストラッドがいっそ清々しくて格好良いのと、ロッキーが可愛く思えてくる。
Posted by ブクログ
オーディブルで聴き読んだ。専門用語など分からなくてもストーリー展開を楽しめる。未知の生物と一からどうやってコミニュケーションをしていくか、何事も推論することの重要性を知れる。
人物の掘り下げよりもミステリーでエンターテイメントな話を楽しむ小説。
Posted by ブクログ
久々にSFを読んだ。気がついたら自分1人でロボットしかいなくて、記憶がないところから、いろいろと推測して宇宙船にいることがわかる。宇宙船の中にいる今とだんだんと思い出してくる記憶が交互に出てきて、そのうちミッションがわかってくる。
地球の運命を背負い、ヘイルメアリー(アヴェマリア)として無事にミッションを果たせるか。ヘイルメアリーとはアメリカンフットボールの試合終盤に劣勢チームが一発逆転を狙って投げるロングパスのことと説明があり、つまりそもそも一か八か計画ということらしい。
ヒーローなのに、割と弱気で一科学者なところが親近感を感じる。後半から新展開でドンドンおもしろくなってくる。
Posted by ブクログ
『火星の人』同様、どうしようもない絶望的状況でも持ち前の知性とユーモアで何とか解決しようとする主人公がとても好ましい。
地球すわ絶望か!と思いきや異星人とまったり交流してるのも何だか微笑ましくて緊迫感と脱力感が絶妙なバランスになっていて面白い!どう転んで行くのか??続きたのしみ。
Posted by ブクログ
昔、子どものころ 天文学者になりたかったんだよ
そんな昔の頃のことをちょっと思い出してしまった
太陽のエネルギーがどんどん下がっていく!
地球の未来を救うため、宇宙船ヘイル・メアリー号は遥かな宇宙への旅に出る
遥かな異星タウ・セチで ロッキーに会う奇跡
これは…早く下巻を読まないと!
Posted by ブクログ
グレース博士がいい意味で典型的なアメリカ人。彼の一人称で進むのだけれど、ポジティブなユーモアに溢れていて深刻な状況下でも楽しく?読み進められる。物理的な部分はさっぱりだけれど、楽しく読めたSF小説。続きが気になる
Posted by ブクログ
科学的設定の精密さと物語のテンポの良さが絶妙にかみ合った一冊だった。
記憶を失った主人公の状況が少しずつ解き明かされていく構成は知的好奇心を強烈に刺激し、読者を一気に物語へ引きずり込む。
宇宙空間での孤独と緊張感はリアルでありながら読みやすく、科学的ディテールも物語の推進力として機能している。
中盤から見えてくる“未知との遭遇”の気配が、上巻の時点で既にワクワクを加速させる。
上巻だけでも十分におもしろすぎる始まりだった。
Posted by ブクログ
始まり方があまりにも面白くて読み始めた。宇宙科学的な内容は全くわからないのだが、異星人との遭遇、言語を理解して、心を通じ合えるところまでの記述が、言語学好きとしてはたまらなくおもしろかった。
Posted by ブクログ
自分が何者であるか、どこにいるのか、なぜここにいるのか、目的は?から始まり、問題解決するには?と、科学的実験などにより少しずつ真実が断片的に組み合わさっていくのが面白い。なので、映画の予告編とかは可能であれば一瞬たりとも観ないほうが良い。映画になることでエンタメ性がますけど、魅力は全く別のものになるだろう。映画を先に観てはいけない。先に小説を読むことを強くおすすめする。
科学的、生物学的な実験や専門用語などは多数出てくるが、それほど難しい表現をしていないし、難しくても読み飛ばして良いので心配はしなくて良い(いま、やばい状況なんだな。とかが分かれば十分)
Posted by ブクログ
事前情報ゼロで読み始めた。
ハードなSFと予想していたが、真逆。主人公は科学者で、客観的には難しい局面の連続のように見えるが、物理化学の知識と博士としての思考力で次々と難題を解決する。それを楽しんでいるし、軽い調子で書かれているので、現実離れをしていると言う感じを強く受ける。
ただ、これはそう言うものだと受け止めて読んでいると、パズルを次々と解く話だと受け止められる。
異文化交流としても面白い。よくできてる。
上巻を読み終わっただけでは、なぜこの本が話題になってるのかはわからなかった。下巻に期待。