Teamバンミカスのレビュー一覧

  • 人口論

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    等差級数的にしか増加しない食糧に対して、等比級数に増加する人口。登場人物のネズミたちには、本国イギリスのお株を奪う痛烈な皮肉が込められている。「人口論」は決して、増え続ける人類を救済する方法論などではない。「人口論」においては、救貧院のような慈善活動や救貧法は明確に否定され、ただただ自然が淘汰するに任せることが最善策であると説かれるのみである。マルサスと同じ時代を生きた人々は、目を背けたくなるような絶望に打ちのめされていたことだろう。現代の価値観では非情に見える「人口論」であるが、本書では「ネズミの国で起こった物語」としてあたかもフィクションであるかのようにサクサクと読み進めることができるため、入門書としてはベストな形と言えるだろう。

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    2019年03月09日
  • 人口論

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    ネタバレ

    マルサスや人口論は学校で習ったので、ざっとは知っていたが、深くは知らなかった。
    漫画なのでわかりやすい。
    理屈は、かなり難解だ。
    たぶん、僕は、ほとんど理解してなかったように思える。
    結論を言うと、とても残酷だった。
    なるほどと納得はできるが、なかなか受け入れがたい。
    人口が、鼠算式に増え、それに対して、食料は足し算で増える。
    故に、貧困は生じる。
    悪や悲惨によって、その人口増加は抑制されるというのが基本的な骨子だ。
    怖いところは、平等の精神による格差ゼロの社会は、平等に全人類を貧しくさせるというところだ。
    この考え方は、今でも新しく。やはり、怖い。
    漫画だから、リアルに実感を伴って伝わるのだ。
    これは良い本だ。
    中学生にだって読めるので、みんなに読んでもらいたい。

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    2019年03月02日
  • 1984年 (まんがで読破)

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    主人公のウィンストン・スミスは所属する組織の政策に疑問を抱き、抵抗する。この組織は全ての行動は監視されており、「2+2=5」であると教え込まれる。主人公は「2+2=4」であると信念を曲げず、ジュリアとの愛に活路を見出す。結局、主人公が最も嫌悪するネズミの拷問を受けた際にジュリアを差し出してしまい、主人公の信念は消失する。

    どことなくピングドラム感。洗脳と権力の行使の話。

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    2019年03月02日
  • 人口論

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    最初の50ページでグッと引き込まれました。人間も生き物の一である、という前提に立ち(受け入れ難くはありますが)、人口と食糧、経済の需給バランスを説くものです。どうしても人は人類に対しロマン、理想、尊厳を感じてしまいがちのところを、ここまで徹底して冷徹に論じ切る学者というのは、中々稀有です。マルサスと同じように物事を考えるというのは、若干自己否定的になり、かなり難しいことです。
    人口論を踏まえて、近年の色々な政策などを見ていくと(例えば近現代の中国における「大躍進政策」や「一人っ子政策」など)かなり面白い世界が見えてくるように思います。

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    2019年03月01日
  • 人口論

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    とても興味深い内容でした。
    今の時代でも、人口と食料の問題はあるので、重要な考え方だと感じました。
    絵も、見ていて楽しい絵でした。

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    2019年02月27日
  • 平家物語(まんがで読破)

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    まんがで読破を読破するシリーズ。
    「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。学生の頃に古文の授業で読んだ記憶がある平家物語。冒頭の文章は暗記していた気が。あとはクライマックスの「さりとて良き敵か、今は自害せん」とかも覚えている。
    このシリーズにしては珍しく、ちょっと太めにして、まさしく平家の歴史を端折らずにまとめたのかな。
    がっつりとまんが日本の歴史を読んだ気分になりました。

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    2018年10月07日
  • 旧約聖書 (まんがで読破)

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    人を殺すなと言う割に神はけっこうな人数を殺していて、めちゃくちゃだなと思った。これが世界最大の宗教って言うのがちょっと不思議。

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    2023年07月17日
  • 失われた時を求めて (まんがで読破)

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    美しすぎる。まんがで読破シリーズは当たり外れが激しいが、この本は文句なしの大当たり。原作を読みたくさせる漫画は神

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    2018年09月19日
  • おくのほそ道(まんがで読破)

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    まんがで読破を読破するシリーズ。
    奥の細道は、そこに収められている俳句を断片的に知っている程度かな。そんな俺でも知っている句と道中の出来事を簡単にまとめた内容。
    行ったことがある場所もあるけれど、ないところにも俺も行きたくなってきた。
    「日々旅にして、旅を栖とす。」同じ伊賀もの。旅好きの血がながれているのかな。

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    2018年08月11日
  • 宇宙戦争(まんがで読破)

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    まんがで読破を読破するシリーズ。
    SF小説の大家、ウェルズは名前と作品名は知っているものの、読んだことはなかったです。
    この作品のせいで、火星人はタコ型っていうイメージが形成されたんですよね。
    とりあえず、風邪という細菌には気を付けようと思う。

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    2018年05月25日
  • 種の起源 (まんがで読破)

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    まんがで読破を読破するシリーズ。
    ダーウィンの「種の起源」がタイトルになっているけれど、「種の起源」を書くに至ったダーウィンの伝記が中心。
    ガラパゴス諸島が地理的要因による適応と遺伝の気づきのきっかけだったとは知っていたけど、ハトの交配実験も進化論の発展の礎になっていたんですね。

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    2018年03月15日
  • ヴェニスの商人(まんがで読破)

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    まんがで読破を読破するシリーズ。
    何気にこれで初ヴェニスの商人。
    シャイロックが悪人として描かれているけれど、ユダヤ人だからいけないのか、高利貸しだからいけないのか。奥が深いなと思うけど、そこがヨーロッパ文化の根底にはあるんだよな。

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    2018年03月10日
  • 阿Q正伝 (まんがで読破)

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    まんがで読破を読破するシリーズ。
    阿Q正伝は上海駐在時に、文庫でも読んだ。魯迅公園にある記念館にも行ったことがある。
    文庫同様に、藤野先生など、「吶喊」収録の小品が5作描かれている。
    細かいストーリーは忘れつつあったけど、これを読んで思い出した。清末期から辛亥革命期にかけた近代中国人のこころの葛藤を描かれている。

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    2018年02月04日
  • わが闘争(まんがで読破)

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    まんがで読破を読破するシリーズ。
    このシリーズお約束の勝手に伝記を足しているのかと思ったら、ヒトラーは自分で自分の自伝を書いていたのね。
    ドイツでは、まだ発禁処分になっているということですが、歴史を学ぶのは、同じ過ちを繰り返さないためです。この各国が右翼化してナショナリズムが高まってきている今だからこそ、行き過ぎるとどんな失敗が待っているかを気づく材料にしてもらいたいと思います。

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    2017年12月22日
  • 君主論(まんがで読破)

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    君主論の理論を歴史的背景と合わせて学ぶことで理解が深まる。

    リーダーに求められるのは、『恐れられること』『うらまれないこと』。

    相反しているようだが、両立は可能。うらまれないようにするには、人の権利やモノを奪わないことが大事。

    チェーザレがカッコいい。

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    2017年12月03日
  • リア王(まんがで読破)

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    まんがで読破を読破するシリーズ。
    何気にこれが人生初のシェイクスピア。
    兄弟の争いは醜い。
    権力者に忖度して、言うべきことを言わないのは真の側近ではない。
    教訓は多い。
    それにしても、こんなに悲惨な話なのに、どん底の先には希望が待っているっていう最後のメッセージはスゴイな。

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    2017年11月02日
  • 赤と黒(まんがで読破)

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    フランス文学・スタンダールの『赤と黒』を手ごろにサクッと漫画で読みたい人用。

    野心的でナポレオンを崇拝する青年・ジュリアンの恋愛を描いた作品。ざっくり書くと、家庭教師先の貴族の夫人を誑かすし、秘書として雇われた先の貴族の娘も孕ませる。主人公の支配階級に対する批判の思いが爆発する最後のシーンは痛快。

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    2017年10月10日
  • 1984年 (まんがで読破)

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    今の北朝鮮などはこのように政府が国民を支配していますので、国民にとっては現状は世界でも当たり前に行われていると思っているのは怖いです。

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    2017年10月09日
  • 1984年 (まんがで読破)

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    ネタバレ

    人間を支配する権力がどのように行使されるか
    知ってるのか
    という命題に対しての恐ろしさ
    現在の戦争の目的は、大量生産されるものを消費させるため
    破壊と生産を繰り返してきた
    そして、戦時下で人々が権力者に命を委ね統制されることを受け入れやすくしている
    中国人もそうなのだろうか
    矛盾している二つの思考を受け入れる能力を開発された結果の賜物

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    2016年01月31日
  • 失われた時を求めて (まんがで読破)

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    非常になつかしさを喚起させる内容でした。

    特に冒頭部分、何気ない食事、紅茶とマドレーヌで記憶を取り戻す部分がとても描写がきれいです。

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    2015年11月16日