あらすじ
※本書はTeamバンミカスより配信されていた『斜陽(まんがで読破)』と漫画内容に変更はございません。ご購入の際はご注意ください。
人間は、恋と革命のために生まれてきたのだ。
戦争が終わって、私たちの本当の闘いがはじまった…。没落貴族のかず子は、滅びるものなら華麗に滅びたいと、道ならぬ恋に溺れていく。最後の貴婦人である母と、麻薬に溺れ破滅していく弟・直治、無頼な生活を送る小説家・上原。戦後の動乱の中を生きる四人の、滅びの美しさを描く太宰治の代表作を漫画化。
まんがで読破シリーズ 第11巻
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Posted by ブクログ
どうすればこんな文章書けるんだろう。
綺麗で、切なくて、官能的。
弟の「僕は、貴族です。」が悲しいね。
青空文庫で再読したけど、上原に会う場面くらいから、昔読んだ古びた文庫本の匂いが蘇ってきました。
お母さまの飲むスープの場面は官能的ではあるけども、味が薄そうで美味しそうではないけれど、かず子が食べるおうどんはとても美味しそう。
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「傑作を書きます。大傑作を書きます。日本の『桜の園』を書くつもりです。没落階級の悲劇です。もう題名は決めてある。『斜陽』。斜めの陽。『斜陽』です。どうです、いい題名でしょう。」
この言葉の通り、『斜陽』は大傑作となり「斜陽族」という流行語を生み、太宰治は一躍流行作家になりました。美しい滅亡に向けたかず子、お母さま、直治、上原二郎4人の力強くもはかない物語。気持ち悪いほど完成された作品のように思います。発表されて60年以上たった今でもまったく色褪せません。
Posted by ブクログ
まんがで読破を読破しようシリーズ。
太宰治はこれで2作品目。
戦後の家族の没落と葛藤。
出てくるテーマが、薬物、男女関係のもつれ、自殺と太宰本人をそのまま投影しているっていう印象。
原著を読もうっていう気にはなりませんでした。
Posted by ブクログ
これは良い!
ちょっとライトな感じはするけど、
きっと本で読むよりかは理解できた気がする。
太宰治は人間失格しか読んだことなくて、
あの独特な重い世界観に衝撃をうけたんだけど、
その重い世界がマンガらしく、
ライトな感じで伝わってきた感じです。
でもやっぱ本で読む方がよりいっそう重みは伝わると思う。
て、当たり前か。
20090509
Posted by ブクログ
難しい。多分本で読んだら挫折きそうなので、漫画でも読めて良かった。
貴族が貴族であるが故の悩みがあるというのは、今の時代でいうとお金持ちでもどこか幸せになれないといったところか?
いつの時代でも、道ならぬ恋というものは陥りやすいものなのかなと思ったり。
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「私は確信したい。人間は恋と革命のために生れて来たのだ。」
太宰治がどんな思いを込めたのか、というところまでは理解できていないまでも、フレーズとして、音の響きとして気にかかるものである。
Posted by ブクログ
戦争が終わっての価値の転換、没落貴族のかず子をとりまく4人の人生の滅びの美学的ものが、視覚的に描かれている。
太宰治の代表作の漫画化、それなりに伝えられているのではないだろうか。
Posted by ブクログ
戦争が終わって、私たちの本当の闘いがはじまった…。没落貴族のかず子は、滅びるものなら華麗に滅びたいと、道ならぬ恋に溺れていく。最後の貴婦人である母と、麻薬に溺れ破滅していく弟・直治、無頼な生活を送る小説家・上原。戦後の動乱の中を生きる四人の、滅びの美しさを描く太宰治の代表作を漫画化。
第二次大戦は日本の敗戦を以って終了した。
が、国民にとってはそれからが塗炭の日々だった。
進駐軍が来て、全てが変わった。思想も価値観も有り様も。
日々の糧を得るために元貴族・華族のプライドも捨てねばならない一家。
田舎に移ってのみすぼらしい日々は希望の見出せない長い長いトンネルのようだった。
ちょうど「時代の変わり目」ではこのように新時代に適合できない旧時代の人間は自然に淘汰されていくことがある。
明治維新を迎えて、かつての士族が特権を次々と奪われて没落していったのと同じように。
それを「沈み行く太陽」という意味で「斜陽」と言いたかったのか?
しかし、陽はまた上るものであるということも事実。
Posted by ブクログ
貴族というのは、私にはなじみがないからよくわからないけれど、プライドの塊って感じがする。貴族であるがために我慢するなんて、私には理解できない。私は庶民だ!好きな人の子供を身ごもれば、それで幸せなのだろうか。旦那がいなくても?
Posted by ブクログ
戦後の華族の衰退を描いた原作のコミック化。
異常な時代だったんだろうなぁと言うのは想像がつく。
その経緯は複雑にこみいっているのであろうが、漫画化されることにより、理解しやすくなっている。