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※本書はTeamバンミカスより配信されていた『カラマーゾフの兄弟(まんがで読破)』と漫画内容に変更はございません。ご購入の際はご注意ください。
詰めが甘かったな…この…親殺しめ!
妖艶な美女を奪い合い、長男ドミトリーと淫蕩な父親フョードルが激しくいがみ合う。家族のことに無関心な次男のイワンと、心を痛める三男アレクセイ。親子の確執は激しさを増し、悲劇は起こる。信仰や死、国家と教会、貧困、父子・兄弟関係など深遠なテーマを含む人間ドラマ。現代の預言者ドストエフスキー生涯最後の作品を漫画化。
まんがで読破シリーズ 第10巻
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Posted by ブクログ
何度も挫折した名作を漫画で読破出来た。
高校時代に積読となり、留学中とキリスト者になってからと、その度に文庫版を買ったが、ついに読破できなかった。しかし漫画で物語を凝縮したものを読んで驚いた。こんなに重いテーマをさわやかに扱っているとは、やはり名作と言われるだけはあると思った。
物語の主旨は、人間の愚かさについて。神を信じる三男アリョーシャと無神論者の二男イワン、そしてとんでもない行動と性格の長男ドーミトリー、さらにその父親であり、曲者のフョードル。彼らが遺産と女と神と無神論で右往左往する物語。最後は圧巻というか、感動というか、人の悪とそれを認め正々堂々と生きようとする人々によってさわやかに終局する。
マンガであるが感動した。あるいは漫画であるからこそ最後まで読めたのかもしれない。文句なく星五つ。
Posted by ブクログ
原作を読み始めるも、やはり登場人物の名前がごちゃついてしまったり、上中下巻という中身の濃い長編を完走できるか微妙だったため、この漫画版を先に読んだ。
漫画として1冊に抑えるため、本来とは異なる場面で重要な台詞を言っていたり、細かな事情は割愛し、リアクションなどをコメディ的にしてあったりと、全てを忠実という訳では無いが、主要な場面は押さえてあるため、カラマーゾフの兄弟とはなんぞや?と気軽に読める1冊としてとても有難い。
椅子に座るイワンの傍らには林檎を持った悪魔という構図がどうにもデスノートを思い出す。
スメルジャコフについて、もっと掘り下げた場面をもう少し採用してほしかった。あと、ゾシマ長老の出番が少なすぎる。
Posted by ブクログ
誰でも名前くらいは耳にしたことがあるであろうドストエフスキーの名作であるが、何せ文庫にして最低でも三冊にわたる大作である。興味はあってもなかなか手は伸びない。そんなわけで原作は未読であるが、仄聞するところによると説明部分が冗長で、読破するのに骨が折れると聞く。こういう漫画があるのは正直助かる。無論、一冊の漫画で長編小説のすべてを描き切れるわけもないが、名作の粗筋を面白く読めるというのは有難い。最後まで一気読みできたからだ。ただ相当に端折っているのは、原作未読の私でも分かる。筋立てにいくつか唐突さや不思議を感じる部分があった。例えばスメルジャコフはなぜあれほどイワンに傾倒したのかの説明が弱い気がしたし、グレゴリーはなぜ俗悪な主人に忠実なのか実に不思議であった。原作を読むと分かるのだろうか?イワン率いる一派のテロ活動の描写もとってつけた印象があった。きっともっと深遠な彼の思想が背景にあるのでは?などなど、いろいろな感想が出てくるのも面白かったからであろう。ドストというと難解な哲学小説といった印象があるが、その一端は垣間見えた。原作への興味を喚起してくれただけでも読む価値はあったと思える漫画である。
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