あらすじ
※本書はTeamバンミカスより配信されていた『死に至る病(まんがで読破)』と漫画内容に変更はございません。ご購入の際はご注意ください。
あなたの絶望は本当の絶望ではない。
絶望とは、人間の精神のみが患う病気である。ときは19世紀のヨーロッパ。きっかけはヘーゲル哲学。社会への不安を抱えた人々を救うため「絶望研究者」キェルケゴールの探求が始まる──。21世紀・今も私たちをとらえて離さない名著を、現代の視点から綴ったオリジナルストーリーと絡めて漫画化。
まんがで読破シリーズ 第26巻
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
文庫本で読み、何度も挫折しているので頼ってみた。
とても理解しやすかったので読後感は爽快。
人間=絶望
という枠から入り、ヘーゲルの弁証法から二つの生き方を提案し、更に今自分が陥っている絶望の種類も分析できる仕組みになっている。
感性的に生きるよりやはり自分も論理性に生きたい。
その為のノウハウも描かれている。
自己分析とそれを受け入れる勇気から初めて自分を変える事になる。
Posted by ブクログ
全体像をざっくり掴むにはとてもよかった。
自分らしくある/自分を信じるっていうことができなくなると、絶望=死に至る病になってしまうっていうような考えにはシンプルに共感する。
漫画ではキルケゴールの生い立ちとかが書いてあるので思想に共感しやすく、身近なテーマだと感じることができる。
むずかしいことを言っているようで、今となってはありふれているテーマだと思うが、だからこそ哲学的にゆっくり考えるというのは気持ちが落ち着く。
内省的なモードになるための土台となってくれる実存哲学。原本のほうもゆっくり味わってみようと思います。
Posted by ブクログ
「自分が望む自己であろうとしない経験」や「自分の心にある本音と向き合おうとしない経験」にピンと当てはまれば、本書を読んでみてはいかがでしょうか。現代に生きる、なかなか自分と向き合えないでどうしても逃避してしまう若者に、キルケゴールを読んで欲しくてこのマンガを描いたのでは、と僕は思います。
Posted by ブクログ
キュルケゴールなんて世界史で名前だけ知っていて、一生読まないだろうなって思っていましたが触れる機会がありました。
このシリーズの良いところは内容をサクッと理解できるというだけでなく、網羅性の高さゆえに絶対に触れないだろうなというジャンルにまで触れることができる点だと思います。
内容の方は非常に深かったです。果たして絶望とは何なのか?自分とは何であるのか?オリジナルストーリーを用いての説明なので非常に読みやすい。
作中では本当の自分と向き合うということが課題となっていますが、現代社会こそまさにこれが最重要の課題だと思います。それだけ自分探しというのが難しくなっているということですね。
本当の自分(自分自身の自己)と向き合う勇気を持つことが大切。
自己が自己である責任に気付かない、責任から逃げる、責任に怒るという3つの絶望があり、それこそが「死に至る病」である。
そのため、自分自身と向き合って、自分自身の価値観を持ち、自分を信じることが大切なんだということが書かれています。
人間の本質に迫った良書だと思います。
Posted by ブクログ
文学コミック作品。
作品解説にもあるように、現代の視点に絡めて、解りやすく表現している。思春期の若者には共感する部分があるのではないだろうか。
また、難しいと感じていた『死に至る病』も、キルケゴールの人生と絡める事で理解しやすい。
同時に、『エヴァンゲリオン』のサブタイトルにこれが用いられた理由も理解できるのではないだろうか。
自己と向き合う、内面へと沈み、ありのままの自分を受け入れた上で、変わろうとする自己の姿、その再生への道。
学生時代、岩波文庫版を読んで感銘を受けつつも、「第三の絶望」部分で挫折した私には補完できた部分でき非常に良かった。
Posted by ブクログ
哲学をわかりやすく解説している。
ヘーゲル哲学の解説とキュルケゴールの生い立ちや恋を知ることができて実存主義が身近になった。
絶望と向かい合い新たに自分の信じられるものを見出す。普段の生活から自分を見つめ直す。
Posted by ブクログ
まんがで読破を読破するシリーズ。
このシリーズでたまにある、原著を漫画化するのではなく、現代に置き換えたストーリーの中で、登場するキャラに原著を語らせるパターン。確かに、哲学書は難しいか。
「死に至る病」とは絶望という精神の死のこと。
絶望からの突破口は信仰による飛躍しかないってところで、宗教チックでちょっと引いたけど、親の敷いたレールで苦しんだ主人公とキェルケゴールのエピソードから、しっかり自分を持てってことが言いたいことなのかと理解。
Posted by ブクログ
教科書で実存主義の解説を読んでもイマイチわからなかった。
まんがで読破を読んだ感想としては、キェルケゴールは自分の人生に大きな困難を抱え、それに向き合うことから逃げなかったでっかい勇気を持った人間だったんだなということ(- -)
「誰かが私を私にするのではなく あらゆる選択肢の中で私は私自身の意志で私になるのだ」
という言葉が響いた。
誰しもが社会のなかで生きていくうえで“絶望”をかかえていて、
この絶望というのは、自分のなりたい自分になるために自分の意志で人生の選択をすることから逃げている状態のこと。
なりたい自分を探すことから、本当の自分と向き合うのが怖くて、誰かが決めた道や、せつな的な俗物に責任をなすりつけながら生きること。
キェルケゴールは、それを「死に至る病」と呼んだ。
てか日本の高度経済成長後なんてそういう人多いんじゃないか?画一的なキャリアステップが強要された世代とか。
結局、不安やあいまいさを受け止めながらも、見えない未来にたいして自分で責任をもって選択していける生き方こそが、人生の喜びということと受け取った。
つまり、起こり得るリスクを誰かのせいにするのではなく、自分でそのリスクをとるということ。
ジークムント・フロイトの言葉
「大人になるということは「あいまいさ」を受け入れる能力をもつということである」とリンクした(;;)
Posted by ブクログ
死に至る病 それは絶望。
学生のとき哲学の先生がキルケゴール、キルケゴールと言っていてそのことだけを覚えている。倫理も哲学も。
死に至る病
あなたはあなた自身を信仰すればいい、か。
真理。
自分のことが好きだと言える価値観を見つけない。それがメッセージらしい。
Posted by ブクログ
自分を理解できるのは自分自身しかいないはずだ…
世界は必然的ではなく、偶然的なものだ…
現在の自分たちが相手にしなければならないものは、どうしようもなく不条理で理不尽なもの、まったく、先の読めない「不安」という名の現実そのもの。
時間は前向きに進むが、自分の人生は後ろ向きにしか理解できない。
我々は今をどう生きるかが大事。
その生き方の一つ目は、「感性的な生き方」
この生き方は常に外からの刺激が必要で、それに流されるがままになり、主体性が薄れ、自分をコントロールできなくなる。その結果、自分の責任を放り出す。
二つ目の生き方は、「倫理的な生き方」
感性的な絶望から抜け出すことを目指し、世界と関わっている自分のあらゆる可能性の中から自分が正しいと思う自分を選ぶ。
Posted by ブクログ
この漫画は、「死に至る病」っていう本を漫画化してるんじゃなくて、オリジナルストーリーの中でキルケゴールの哲学を紹介しています。
登場人物は、中学生の男の子と、そのおばさんです。
いろんなことに悩んでいる中学生男子に、フリーライターの叔母が、キルケゴールの哲学を紹介するっていうストーリーになってます。
Posted by ブクログ
昔活字の本で読んだが理解し切れなかったし、よく覚えてないのでマンガで分かりやすく掻い摘んで読めてよかった。著者の原典への理解度はどのくらいなのかわからないから、こちらもそのつもりで軽めに読んだ方がいいかも知れない。
Posted by ブクログ
原著は難しくて意味不明だが、こちらは分かりやすい。
キェルケゴールの生涯を紹介して、その流れで「死に至る病」=「絶望」を分かりやすく解説している。
結論を簡単に述べると、まずは自分を認める事から始めるのが重要であるということにつきると思う。自分の本質から目を背けるのもだめ、自分の責任から逃れるのもだめ、というかなり厳しい教えでは有ると思う。最近の啓蒙書でもよく述べられている事ではあるが、19世紀初頭でも同じような事で悩んでいた人がいたんだなと思うと、人間の中身はたいして進化してないのかもしれない。
漫画は現代の悩める若者を登場人物として、キェルケゴールの思想に触れて成長するという物語である。悪くはないけど、ちょっと安楽すぎるような気もした。