Teamバンミカスのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ南無阿弥陀仏
南無(帰依する)
阿弥陀仏(阿弥陀様のところに)
阿弥陀様を信じて念仏を唱えれば
だれでも阿弥陀様が待つ極楽浄土にいける
他力本願
よいことをしたか、悪いことをしたかではなく
自力なのか?他力なのか?が大事
阿弥陀様のお慈悲は、ただあなたにすがりますよという他力の心に向けられる
自力の行いはすべて「善」
みんな煩悩の支配から抜け出せない悪人だというのに、善人は自らの善行を誇って、阿弥陀様の慈悲を遠ざける
要するに、救われるには自分が悪人であることを自覚しろってこと
念仏を心から喜び、急いで浄土にいきたがるものに阿弥陀様の救いは必要ない
どんなに念仏しても心から喜 -
Posted by ブクログ
等差級数的にしか増加しない食糧に対して、等比級数に増加する人口。登場人物のネズミたちには、本国イギリスのお株を奪う痛烈な皮肉が込められている。「人口論」は決して、増え続ける人類を救済する方法論などではない。「人口論」においては、救貧院のような慈善活動や救貧法は明確に否定され、ただただ自然が淘汰するに任せることが最善策であると説かれるのみである。マルサスと同じ時代を生きた人々は、目を背けたくなるような絶望に打ちのめされていたことだろう。現代の価値観では非情に見える「人口論」であるが、本書では「ネズミの国で起こった物語」としてあたかもフィクションであるかのようにサクサクと読み進めることができるため
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Posted by ブクログ
ネタバレマルサスや人口論は学校で習ったので、ざっとは知っていたが、深くは知らなかった。
漫画なのでわかりやすい。
理屈は、かなり難解だ。
たぶん、僕は、ほとんど理解してなかったように思える。
結論を言うと、とても残酷だった。
なるほどと納得はできるが、なかなか受け入れがたい。
人口が、鼠算式に増え、それに対して、食料は足し算で増える。
故に、貧困は生じる。
悪や悲惨によって、その人口増加は抑制されるというのが基本的な骨子だ。
怖いところは、平等の精神による格差ゼロの社会は、平等に全人類を貧しくさせるというところだ。
この考え方は、今でも新しく。やはり、怖い。
漫画だから、リアルに実感を伴って伝わるのだ -
Posted by ブクログ
幾つかの本を読む前に、ル・ボンの「群衆心理」を読みたいと思ったが、時間の帳尻が合わなくて手にとつてみました。
もととなったル・ボンの「群衆心理」はEテレの100分で名著でもとりあげられていて、それなりにどんな本というイメージはあるのですが、なかなか、読めない。
なんというか、たぶん読んだら群衆では居られなくなるような圧迫感をこの本には感じるのですね。
逆に、個人はそんなに強いのか? とも。
それにしても、そんなに偉い群衆でない視点とは何かを知るには原本を読まざるを得ないのだろう。
群衆上等!でやっていくには、世の中が複雑になりすぎています。
漫画版の「群衆心理」ではこの群衆心理に翻弄された清 -
Posted by ブクログ
ネタバレショーペンハウアーの生涯と『幸福について』を照らし合わせる歴史マンガ的な位置。
日本ではあまり情報がない女性彫刻家のエリザベート・ネイとの出会いから始まる。『幸福について』は要素をなぞるような程度で、学術マンガというよりは歴史マンガの印象が強い。でも面白かった。
『孤独を愛しなさい』
『孤独に耐えられない者が社交的になり、余計な悩みを増やしてしまう』
『日記は役に立つ』
『頭でっかちな知識だけで経験がないのは注釈だらけの本に似ている。経験だけで知識がないのは難しすぎてどう読んでいいかわからない古典と同じ。知識と経験をバランスよく身につけるには、毎晩寝る前に一日を振り返ると良い』