郷内心瞳のレビュー一覧

  • 真景拝み屋怪談 蠱毒の手弱女〈冥〉

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    心霊現象的な情景は想像しやすくて読み進めやすいんだけど、怨霊との「武力戦」はイメージが飛びすぎていて、現実感がなくて想像しがたく、感情移入もしにくく、読むのに少し時間がかかった。けど全体的には読みやすく没入感もある。勝手に前後編と思っていたけど、まだ続くのか!
    湖姫の子供時代は辛すぎて読みのがいやになるくらいだった。林間学校の話はほかの話で読んだ気がする。郷内さんの本かそれ以外かは思い出せない。

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    2025年11月02日
  • 荒魂怪談

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    神仏に関する怪談が集められた一冊。

    著者によって集まる怪談に傾向がありとても興味深い。
    その中でお寺や修験者に関する怪談を綴った橘百花氏の民話のような因果話や海を越えた海外の神について語られる卯ちり氏の怪談、そして一話のみながら思わずヒヤリとさせられる人間も怖い話の「檻の中」の斉砂波人氏と「裏の靖国」の鷲羽大介氏…。
    もちろん他の著者の方々の話も大変興味深く、また読みやすいものが多くとても満足な一冊。

    しかし後半に行くとかなりアクの強い著者が続くため(悪い意味ではなく作者の個性が強烈に出ている話が多いので)「実話怪談」というより立派なひとつの「作品」として捉えたほうが良いかもしれない。

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    2025年10月31日
  • 真景拝み屋怪談 蠱毒の手弱女〈天〉

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    前回の話の続き、になるんだけど、時間が空きすぎて、どうだったかはあまり覚えていない・・解説はしてくれるけど、一気に念珠怪談のほうと通しで読んだほうが、より盛り上がれるかも。
    あと私は登場人物の名前をあまり覚えていられないので、いままでのいろんな登場人物や霊能師が出てくるんだけど、どんな思い出があったか思い出せたらもっと面白いのに・・!と思った。

    てのはあるけど、長編でとても読みごたえもあるし、一気読みすると没入感も得られます。

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    2025年10月22日
  • 拝み屋怪談 花嫁の家

    購入済み

    怖い

    何かでお勧めされていて読みました。怖かったー

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    2025年10月18日
  • 予言怪談

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    短編集かと思ったら1〜2Pほどの短い実話怪談だった。こじつけっぽいのもあるし、ほんとか?と疑問に思うものもある。個人的に好きなのは郷内心瞳さんの3代にわたって繋がっている怪異の話。予知や予言を知ってもどうすることもできないものが多く、なんでそんなこと知らせるんだ…と怪異側に憤る気持ちもちょっとある。

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    2025年10月05日
  • 真景拝み屋備忘録 あの世のはらわた

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    ネタバレ

    あのまま力消えてしまったら悲しいなと思っていたので良かった。あとシリーズが完了するだけで完全になくなるわけじゃないってのもほっとした。
    恐いとか、なにかいるんじゃないかという念が、本人の魂とは別で怪異になってしまうというのは納得。怖い雰囲気のところって、怖いって思うと雰囲気がどんどんかわるもんね。
    あと、取り付いていたのに本人はそうとまでは思わず・・っていうのもリアル。

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    2025年10月04日
  • 真景拝み屋怪談 蠱毒の手弱女〈冥〉

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    最強のヴィランにしてこの世のてっぺんに君臨する霜石湖姫といよいよ相見える事になった。郷内心瞳率いるアベンジャーズは日ノ本一のお化け屋敷と言われる霜石邸に降り立つ。
    毎度同じみ湖姫さんの名言が今回も次々と登場、前作の「開眼ッッ!」からの今回の「始めッッ」は最早…脳内でバジリスクタイムが始まり、いよいよ次回は「まだですッッ!」が出そうな雰囲気が拭えない。笑
    話がだいぶズレてしまいましたが、
    今回は湖姫さんを軸とした過去の話がメインになっており、人類を超越した身体能力を持つ湖姫とは何なのか、稀代の最強霊能力を有する霜石家とは何ぞや?といった事が明かされていく物語になっている。つまり、本筋である湖姫と

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    2025年10月01日
  • 拝み屋備忘録 ゆきこの化け物

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    怖くて悲しいお話が沢山収録されていて、胸が痛くなりました。ゆきこさんが今は天国で猫ちゃんと穏やかに過ごしていてくれたらいいなと思うばかりです。
    個人的に"梵字"もかなり怖くて好きなお話でした。1回ガツンと叱らないと駄目だと、仏様もお考えになられたのでしょうか。あの時叱ってくれたおかげ、と思える体験者さんも素敵だと思います。

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    2025年09月16日
  • 拝み屋怪談 禁忌を書く

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    今作を読むと「花嫁の家」が相当に難産だったことが伺える。その最中、白無垢の花嫁、コンビニバイト仲間の美雪に、無職の朝子、家族愛に満ちていた母ほのか。どのエピソードも怖いものもあればどこか前を向けるような、まさに冒頭で語られていた光があたる印象の本。怖い話も優しい話も、こういうのが欲しいんだろ?って心をくすぐってくるのは相変わらず。さて、次回は因縁のあの災禍が来るらしいのだ。期待。

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    2025年08月22日
  • 真景拝み屋怪談 蠱毒の手弱女〈天〉

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    「ふぉん、ふぉん、ふぉーーーん!」笑笑

    まさかの長編!!やばいって!!

    前作で、ある世界のてっぺんにして最強の霊能者、霜石湖姫と対峙した郷内先生、そして満を持して、いよいよ、その後を描いた物語が遂に始まった。

    今回は壮大な事案ゆえに、いつもとは打って変わって、集められた怪談話が一切ない!!!これは郷内先生の作品を読まれてきた方なら分かると思うが非常〜〜〜〜〜〜〜に珍しい!! ん?初めてかもしれん。まあ、長編の方が好みだから、ありがたい!
    しかし、この言葉が表す様に今回はかなりの込み入った厄介極まりないヤバイ案件と言わざるを得ない。メインとなる話は本筋とは少し離れた話だが、しかしそこにも

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    2025年07月04日
  • 拝み屋備忘録 赫怒の刻印

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    長年このシリーズを追ってきた一読者として、今回は少し趣の異なる一冊だったと感じています。

    これまでのシリーズでは、郷内心瞳さんの語りを通じて、「見てはいけないもの」「関わってはいけない世界」に触れてしまったときのぞっとするような恐怖が描かれてきました。日常の隙間にひそむ非日常。

    しかし今回の『赫怒の刻印』では、その主軸がやや変化します。主人公は、小橋美琴さん。彼女の視点で展開する物語は、これまでの“拝み屋ワールド”に比べてぐっとライトで、恐怖そのものも抑えめです。シリーズの特徴でもあったオムニバス形式のエピソードも収録されていますが、全体を通して「怖い」というよりは「読みやすくまとめられた

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    2025年06月20日
  • 超怖い物件

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    家や土地にまつわるホラーアンソロジー。
    事故物件だけでなく住民そのものが怖いヒトコワものまで豪華11話収録。

    糸柳寿昭氏『やなぎっ記』軽い雰囲気の日記だと思っていたら最後のメールで鳥肌立っちゃうやつ。

    澤村伊智氏『笛を吹く家』この方の描く歪んだ家族っていつも気味が悪いし悲惨…本当にいそうなのがまた怖い。

    芦花公園氏『終の棲家』宗教が関わるホラーではやっぱりこの方。得体が知れない信仰の気持ち悪さと逃げられない絶望感。

    平山夢明氏『ろろるいの家』ホラー描写が本書で一番怖かったかもしれない。不気味な現象に徐々に侵食されていく感じがゾクゾクした。

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    2025年06月10日
  • 拝み屋怪談 花嫁の家

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    怖い怖い、本当に実話?と思う程こんなに繋がる話ってある?と思わせた作品。書く度に邪魔が入りやっと書き上げたと書いてありましたが、最初は
    生業にありそうな話が淡々と続くのかと思いきや、思いっきりギアが入って一気読みしてしまいました。あー怖い
    。あまりにも出来過ぎてるので星マイナス1。

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    2025年06月10日
  • 拝み屋怪談 怪談始末

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    実話怪談……なのですよね。でもこんなの実話だなんて思いたくありません。恐ろしすぎる!
    やはり白眉は「桐島加奈江」でした。なんなのこれ。最後の最後まで鳥肌立ちっぱなしです。そして実話怪談って由来とか因縁の正体がわからないままのことが多くて、だからこそ一層怖くて。よかった変なものが視える力がなくって。
    「怖がり」はちょっと面白かったな。そういう幽霊もいるかもしれませんよね。「喜んで」も当事者には怖いだろうけど、傍目にはちょっと可愛い。

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    2025年05月30日
  • 拝み屋備忘録 鬼念の黒巫女

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    怖さより、身につまされるような内容でした。
    ご本人ターンだと読みやすくて。
    怖さは少ないので4ですが、5に近い4です。
    5にしちゃうと怖さも申し分ない、ということに私はなります。

    いま刊行されたばかりの「蠱毒の手弱女」と時系列が重なります。

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    2025年05月02日
  • 超怖い物件

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    物件ホラーが好きなのと芦花公園先生の短編が入っているので手に取った。他の参加メンツも豪華すぎる、、、バラエティに富んだ様々な物件の嫌な話が入っていて満足度が高い。
    福澤先生の話読んだことある、、、?って思ったけど「怪を訊く日々」のエピソードと若干重複してた。「忌み地」のシリーズも好きなので糸柳さんの日記っぽいやつも好き。晩御飯の献立書いてあるのかわいい。
    郷内心瞳は拝み屋怪談しか読んだことなかったのでカニバリズム百合姉妹ホラーみたいなのお出しされて新鮮だった。よかった。
    芦花公園先生のやつもかなり邪悪だったけどそれに続く最後の平山夢明先生のやつがあまりにも凶悪すぎて最高だった。何この流れ。助か

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    2025年04月13日
  • 拝み屋怪談 花嫁の家

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    ネタバレ

    読んでる途中でこんなにも「もう嫌だ」の気持ちになることって珍しい。実話系怪談というジャンルが大好きなのですが、怪談を蒐集する人間、つまり作者がやけに露悪的なのは苦手で、でも大概の実話系怪談本はそうなので諦めて飲み込んでいるんですが、この作品は全体的に人間のそういう部分を煮詰めて凝縮したものが詰まっていてなかなかに読むのが辛かったです。
    怖いっちゃあ怖いんだけど、期待していたものとはちがうかな。怖いんですけどね。本当に。ほとほと疲れ果ててしばらくは顔も見たくありませんって気持ちになる。体力気力が十分に満ちている時に読みましょう。

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    2025年01月08日
  • 拝み屋備忘録 怪談人喰い墓場

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    題名にもなっている人喰い墓場が怖かった。仕掛けたのは誰なのか、目的は何なのか。
    そして、謎メット工房は人怖の話で、こちらも怖い。彷徨っていた女性とは果たして関係があるのかないのか。無事に郷内さんが帰ってこられて何より。

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    2025年01月06日
  • 拝み屋備忘録 赫怒の刻印

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    5よりの★五つです
    三神の出だしは気持ち悪かった、今回はタルパだらけでしたが、美琴さんや瑠衣さん、小夜歌さんと、郷内さんと繋がりのある人達が登場し懐かしかったです。
    郷内さんのゴーストバスターズと比べれば怖くないですが、人が勝手に思う欲って怖いなと、、、
    その欲が怨みとして自分に向けられる世界も怖いです。。

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    2024年12月23日
  • 拝み屋念珠怪談 奈落の女

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    面白かった。
    それはいつも通りの感想。
    また続くんかい、という言葉は喉から出かかった。つーかほとんど出たけど、今回も面白かったです。

    女の子が集めた怖い話、後半戦。
    次第に明らかになっていく真実。
    そして短い話と長めの話が織り混ざる仕様なので、読んでいて飽きは来ないと思う。謎めいたこのシリーズ、次は一体どんな風になるのでしょうか。
    このあとって確か備忘録とかでしたっけ?
    この話の続きになるんだったら嬉しい。余計に気になる。

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    2024年12月10日