郷内心瞳のレビュー一覧

  • 拝み屋備忘録 怪談首なし御殿

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    「パンでよろしくて?」三部作の「診察」「忘れ去りたい」が特に怖かった話。

    「誰が終わりと言いました?」で始まるこの一冊。それを踏まえて読み進めてゆくと、先にあげた話もより恐怖を増してきます。
    いや、因果ってそういうものだとは思うけど、気休めでもその場で終わったことだと思いたい。

    「常連」はバイト時代に読まなくてよかったなぁ、と心から思う。
    これに限らず、コンビニバイトの人が経験した実話怪談は、当時の自分は読めなかっただろうなぁ。

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    2020年08月03日
  • 拝み屋怪談 禁忌を書く

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     語ったり書いたりすると怪異が起きる「花嫁の家」の話。それを何故書いたのか? どうして書くことができたのか 「拝み屋郷内花嫁の家」を読んで疑問があった。
     なるほど……簡単じゃなかったのか。そして花嫁はまだ居る……という恐ろしさ。
     霊だけじゃない怖さ。ぶらまんじぇさんは本当に怖い……。

     それから、今までの作品もそうだけど、本の主筋となる話と合間に挟まれる実話怪談のバランスがすごい。軽い怪談を読ませて油断させてから落としてくるの、怖い。

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    2020年06月14日
  • 拝み屋怪談 逆さ稲荷

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     拝み屋になるまでの話を主としている。
     なりたくてなるものでも無いのか……ということと、沖縄のユタが、ユタになるための試練のカミダーリを思い出す。才があるだけではなくて、何かを乗り越えないと成れないのかもしれない。

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    2020年06月14日
  • 拝み屋備忘録 怪談双子宿

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     え? 拝み屋? フィクションなの? それとも実話?
     読み始めたときは、収集した実話怪談なのか何なのか迷う。収集した実話怪談と拝み屋として体験したことのミックスのような作品。
     収集した怪談はコンパクトでありつつもぎゅっと濃縮されたこわさで、拝み屋としての体験談はまるで小説のような臨場感。どんどん読むうちに、これがどういう経緯で書かれたのかとかそういうことは気にならなくなる。面白い。

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    2020年06月09日
  • 拝み屋備忘録 ゆきこの化け物

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    拝み屋による実話怪談本。
    話者が全面に出てくる話は得意ではないが、本書は適度に第三者視点の語りが入るので読みやすい。
    ゆきこさんの話も、適所に挟み込む形で「次いつ話が出てくるのだろう」という期待感が持てた。

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    2020年06月07日
  • 拝み屋怪談 怪談始末

    ネタバレ 購入済み

    良質な怪談話が多い

    因果関係が不明な怪異の話が多いため、信憑性が高く感じられる。
    一個一個の話が独立していると思いきや、実は関連性があったりと中々、凝った構成になっていて楽しめた
    実話形式の怪談本の中では結構面白いと思う

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    2020年01月04日
  • 拝み屋怪談 壊れた母様の家〈陰〉

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    高鳥千草が持ち込んだ怪異。「花嫁の家」で結末を迎えたかと思っていた神殺しの一連の事件。
    その最終決着をつけてくれるであろう「壊れた母様の家」です。
    タイトルの母様という言葉が、いろんな意味合いを持っているような気がしてならない。陰陽の上下巻だろうと思うので、上巻である〈陰〉は、怪異の発端から解決直前まで、なのかな。

    不謹慎ではありますが、芹沢真也が死亡していたということに安堵を覚えたのは事実。彼の存在は、触れてはいけないものに触れてしまったゆえの狂気を感じていたので。

    何分、物語の途中なわけで気になるキーワードがどのように収束し、結末を迎えるのか検討もつかない。
    ただただ、在りし日の謙二と

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    2019年07月28日
  • 拝み屋怪談 来たるべき災禍

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    桐島加奈江との結末を語った「来たるべき災禍」。
    こじらせてしまった自分が生み出した救いの存在、そして何を間違えたか恐怖の存在になってしまった桐島加奈江。

    何に対しても、向き合い方なんだと思う。単純だけど、とても難しい。

    捨てられた仏壇群に収められていた蛙の呪具には、怖気しかない。
    実在する、あるいはした狂気。想像の埒外にあるものって、きっといろんな場所に存在しているんだろうなぁ、と思ってしまう。
    それと出会わないことを願います。


    読み物で十分。それなら、実話怪談というエンタメとして消化できるので。

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    2018年10月29日
  • 拝み屋怪談 禁忌を書く

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    2014年の郷内さんの身に起きた怪異を綴った「禁忌を書く」。
    最後の一話で書いてもいますが、四人の女性にまつわる怪異を中心として構成されています。
    ほのかさんと朝子の結末が、心に残るかなぁ、やはり。どちらも、新しい出発という意味では。そこまでの経緯が全く違うけれども。
    ほのかさんの強さは、憧れ。
    朝子の弱さは、反面教師として。
    朝子のように逃げ出してしまう自分がいること知っているので、どこかで掛け違えていた自分かもしれない、と思って読んでいました。恐ろしい。

    女性を中心につづった「禁忌を書く」。その最後に現れる怪異は、桐島加奈江。
    郷内心瞳にとって彼女の存在は、切り離せないものなのでしょう。

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    2018年10月21日
  • 拝み屋怪談 逆さ稲荷

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    郷内さんが拝み屋になるきっかけの事件を書いた「逆さ稲荷」。
    合間合間に拝み屋として、経験・収集した怪談が挟まれています。箸休め。
    その中では、狸に化かされる話が好きですね。やりこめるオチが民話のようで。

    曾祖母の霊が起こした怪異の数々。幻視で経験した惨劇。
    郷内さんの先祖の行状と思われていたことが、そうではなかったというのであれば、なぜその怪異が起こることになってしまったのか、なんだよなぁ。
    先祖の悪行の報いを受けている、という祟りではないらしい。

    因果は解明できないまま、怪異が起きなくなり日常が戻ってきた。そして、自分と向き合うために、拝み屋を始めることにした。
    雑にまとめると、そういう

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    2018年10月21日
  • 拝み屋怪談 逆さ稲荷

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     作者は本当に拝み屋をしているのだろうかそれともそれ自体が作り話か、この本の中で判断が付きかねぬ。

     いや本当だった。

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    2017年09月13日
  • 拝み屋怪談 禁忌を書く

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    怪談集でありながら、計算されつくした構成で、個々の怪談話が繋がってくるのはミステリ的な快感があります。今回は四人の女性たちにまつわる話を軸にしており、切ない優しい話も散りばめられています。全体的に怖さは少し抑えめな印象でした。
    内容と直接は関係ないですが、これ奥さんは大変だなあ。

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    2016年08月05日
  • 拝み屋怪談 逆さ稲荷

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    先に、同著者の名作と名高い『花嫁の家』を読んでしまっていたので、どこか小品ぽい印象のあるこの作品は、もともとたいした期待はせずに読み始めた。悪い意味ではないが、まぁよくある『百物語』系の、日常的な感じが怖面白い短編集だろうな、と考えていたのだ。そして、まぁ、基本的にはその通りに物語は進んだ。ハナからそうだと思っていたのでガッカリはしないし、そういうレベルの怖さを想定していたので安心して読み進められる。…が、ところどころで、妙だな、と思う点はあった。そういう書き方をするだろうか、こういう設定のなかで、というような、変に不穏な感覚というか、そこまで思いっきり変な印象は受けないものの、なんだかしっく

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    2016年02月22日
  • 拝み屋怪談 怪談始末

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    有名な花嫁の家から一作目に戻ってきた形。短編集だが、たまに長めの作品もある。全体としてはまあまあだったが、何故かこの著者が描く怪異は怖くて、何度も背筋が粟立つ。他の作品を読むかは一旦保留かな。

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    2026年08月21日
  • 拝み屋怪談 怪談始末

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    2026.08.17

    ずーっと気になっていて、ようやく手に入れてこのシリーズを読み始めた。
    読み始めは、なんだ、拝み屋として活動するうちに知った怖い話をただ短編として収録したよくある実話怪談集か、とナメつつ読んでいましたが、だんだん自身の体験も加わり、桐島加奈恵の集は怪談を読み慣れた私でも「え、怖…なんなのコイツ…」となった。とくに高熱が何ヶ月も続いてる中での自宅トイレでの遭遇のシーンは「来た…来てしまった」と呼吸が浅くなったほど。夢中で読み終わりました。これは人気出るわ。シリーズを重ねている理由がわかりました

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    2026年08月18日
  • 拝み屋怪談 花嫁の家

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    バラバラな物語が1つの接点からどんどん繋がってく感じは良かった。
    これ実話なのだとしたらだいぶ怖い笑
    超人的な力(声帯?)はだいぶ無理あるだろ!と思いつつも、全体的にジトっとしてて雰囲気があった。
    拝み屋業が、この案件は手に負えないから引くなんて言われたらゾクッとするよね。

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    2026年07月29日
  • 真景拝み屋怪談 蠱毒の手弱女〈冥〉

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    先に言っておくと、『蠱毒の手弱女』は「天」と「冥」の要は前後編で完結なのだと勘違いしていた。全然ストーリーが収斂しないまま「冥」の最後まで読んで、あ、これまだ続くのか!と気づいたという…。

    郷内氏の作品は短編より長編の方が好きなのだが、この作品は今までの長編とはちょっと趣が異なるので、結構好き嫌いが分かれるのではないかと思う。実話怪談とか、ご本人の怖い冒険譚とかではなく、ちょっとファンタジックなホラーエンタメ小説といった雰囲気。実体験とか民俗学ベースのいつもの郷内節は、個人的には良い意味で鳴りを潜めている印象だった。

    私は郷内氏ご本人のエピソードが好きなので普段よりはのめり込めなかったけれ

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    2026年07月21日
  • 拝み屋備忘録 赫怒の刻印

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    全く趣向が変わり、まさかの小橋美琴が主人公。
    その後どうなったのか気になっていたので、
    先を知れたのはよかったし、
    物語としても成立していた。

    が、他の怪談もいつもよりもっとライトで、
    読指が進む感じではなかった。
    犯人も分かりやすかったしね。

    わからない怪異の中で、分かりやすいオチがあるのは、
    やはりいつもの事でいいけど、もっと怖い話を読みたいなと思ったり…

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    2026年07月18日
  • 拝み屋備忘録 怪談人喰い墓場

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    前作における自身の近況を慎むという話が行きすぎて、
    卑屈になってた笑
    先生自身の話は気にはなるし、
    先生の怪異も面白い話ばかりなので、
    そこまで卑屈にならんでも…
    と思いながら読んでいた。

    珍しく全く連作のない巻だったので、
    勝手に時間が空いた自分としては、
    もっとラストに向かって収束していくスピード感を期待してしまった。

    基本怖い話ベースで感動系はごく僅か。
    でもこの読むにはもってこいなライトさが、
    日々疲れきって本を読む余裕すら失ってた自分にはあってた。

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    2026年07月07日
  • 拝み屋怪談 逆さ稲荷

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    郷内心瞳が誕生するまでに至る怪異の連作短編。
    ぎょええぇえぇぇーーーっていう怖さというよりは、ゾクリという恐さが続く感じ。

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    2026年06月08日