郷内心瞳のレビュー一覧

  • 拝み屋備忘録 怪談腹切り仏

    Posted by ブクログ

    芋沢君が出てくると安心する。
    やはり墓場、神社、仏閣などへ不敬はしてはいけないと、強く思うストーリーが多く、普通の生活で真摯に向き合おうと思いました。
    あと不届き者へ「バカ野郎!」と言えない郷内さんが不憫です。
    世の中失礼な人が多いですね。
    怖いと思ったのは、「時間差」「間違え」かな。他の人の感想と違うので、毎度の事ながら自分の感覚がズレてるかなと感じます。

    0
    2023年07月31日
  • 超怖い物件

    Posted by ブクログ

    家にまつわるホラー短編集。
    様々なホラー作家の作品が読めるのもいい。
    物件も町おこしのための古い家や事故物件、マンションなど様々。
    一つ一つが短いためサラリと読めるが、短い中に怖さは凝縮されていてとても良かった。

    0
    2023年07月30日
  • 拝み屋怪談 花嫁の家

    Posted by ブクログ

    拝み屋さんとして色んな悩みを抱える人を助ける郷内先生の話はリアルで禍々しく怖いです。
    ちりばめられた話が思いもしない形で繋がっていくところは本当に鳥肌が経ちました。
    話のテンポが非常によく、文章も読みやすいのでホラー小説を探している方にはオススメしたいです。

    0
    2023年03月25日
  • 拝み屋怪談 鬼神の岩戸

    Posted by ブクログ

    人それぞれ好みは違うと思いますが、気取らない主人公が好きで読み続けれるシリーズです。
    仕事も辞められないし、逃げたいし、酒に溺れるし。。でも一度やると決めたらやり切る所が格好いいです。

    0
    2023年03月18日
  • 拝み屋備忘録 怪談双子宿

    Posted by ブクログ

    なんと1日で読んだ!
    これはほんとに短編集。
    夜中家に1人で読むと盛り上がります…!
    これも理不尽な死や不幸があって、心霊体験をしたからなのか何か理由があって心霊現象がおこったのか。
    この著者は他意はないんだろうけど、女性は名前、男性は苗字で呼ぶのが気になる。

    0
    2023年02月20日
  • 拝み屋怪談 花嫁の家

    Posted by ブクログ

    怖い怖いと聞いていましたので、すごく期待して読みました。読む前にまず表紙がいい。そして中身は純和風ホラー。最初は短いストーリーが続き、いまいちどういう展開なのか、互いの話が何か関係がないのかあるのか。よくわからず。ところが家系図の話が出てくると、ゾワっときました。できればこの家系図。実際に本に載っていたらもっと怖そうで良かったと思います。大きくは2部構成なのでしょうが、これも微妙に繋がっていて、こういうつながりが怖いなあと思いました。もう少しこのシリーズ読んでみたいと思いました。

    0
    2023年02月12日
  • 拝み屋念珠怪談 奈落の女

    Posted by ブクログ

    拝み屋怪談のシリーズで、まだ続く様子で終わる。
    実話怪談風の形式の短編が続くが、実はところどころに伏線、共通点があってそれを意識しながら読むと最後の方でいろんなことが繋がる時にアッ!ってなる。
    主人公の女性の視点で綴られているが、霊感のない主人公が初めてはっきりと異常なものを感知し恐怖するところは臨場感があって怖かった。

    0
    2023年02月11日
  • 超怖い物件

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    読み応えのあるホラーオムニバス
    好きだった話抜粋

    「氷室」
    途中でオチは読めたけど更なるオチがついてるとは…読んでくとひんやり感が伝わってくる

    「旧居の記憶」
    昔住んでたとこ変なこと多くて〜心霊現象多かったンスよ〜で済んでいいのか分からない作者の体験記
    かつてのノスタルジックな情景を思い描きながら読んでくとオチに突き落とされる

    「やなぎっ記」
    怖くて((((('Д')))))泣いちゃう(ToT)/~~~

    「笛を吹く家」
    3歳の息子と散歩した時に思いついた創作って始まるのが怖い

    「終の住処」
    この作者結構な確率で読者巻き込む

    「ろろるいの家」
    文章の密度が凄い。他

    0
    2023年01月01日
  • 超怖い物件

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    こわかった!
    ほぼほぼ全部怖くて、また新たなホラー小説の楽しみを知られたな!という感じ!他のお話も読んでみたい作家さんも増えて、よかった。

    0
    2022年10月18日
  • 拝み屋怪談 花嫁の家

    Posted by ブクログ

     再版まで長く待たされたこの本。もう舐めるように読みました。構成の妙と作者自身の生業に対しての矜持を再三読まされるが、違和感はない。呪いや祟りなどありえないのだ。でもあるとしたら、、、こんな壮大な話になる。ある『家』の過去を延々と探っていく前半の厚みに堪能し、後半の「花嫁の家」はオーラスのカタストロフまでしっかり編み上げており、至福の読書体験だった。こんな長尺実話系大歓迎。

    0
    2022年09月29日
  • 拝み屋怪談 幽魂の蔵

    Posted by ブクログ

    拝み屋怪談シリーズの最終巻。
    作者らしい結びだと思った。
    今どうしているのか気になるけれど、それを詮索するのは無粋だろう。
    そう思わせてくれる、人柄が伝わるシリーズだった。
    今回は大きなテーマの進行が間に挟まれながら多くは短編で読み進めやすかった。
    王道のホラー という感じ。

    0
    2022年09月12日
  • 拝み屋怪談 壊れた母様の家〈陽〉

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    慎也がラスボスになるんではないかとずっと思っていて、でも早々に死亡と書かれて「え、そんなにあっけなく?!」と思っていたら、やっぱりラスボスだった。
    逆にイザナミちゃんは早く消えた。
    カカ様を滅するのはあっという間でびっくり。
    でもそこがリアルなのかも。
    美琴はずっと、最後で死んでしまうと思っていたから無事結婚できてよかった。婚約がフラグになるんじゃないかと思っちゃって。
    奥さんの容態はどうなったんだろう。なんでそこまで引き離されてしまうんだろう。

    0
    2022年09月08日
  • 拝み屋怪談 壊れた母様の家〈陰〉

    Posted by ブクログ

    郷内心瞳さんの拝み屋怪談シリーズ。
    壊れた母様の家は「陰」と「陽」と、2巻でお話が完結する。
    今まで関わってきた人間や怪異が伏線でそれがつながっていく感じ!
    自分は登場人物の名前を忘れてしまうのでこのシリーズは他の本は挟まずに一気に読もうと思っている。
    長編なのにスリルがあって、でもちゃんと和のホラーで、世界観に浸りながら読むことができるのが魅力。

    0
    2022年09月04日
  • 拝み屋怪談 鬼神の岩戸

    Posted by ブクログ

    多くの割合がタルパという想像した人物が意思を持つ存在の話。
    心霊スポットの幽霊がいかにもな定番なのはそこへ訪れる人の想像力で作られたから、はなるほどと新しい発見、解釈!

    0
    2022年08月26日
  • 拝み屋怪談 来たるべき災禍

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    全編通して桐島加奈江の話。
    現在から過去を振り返っていく形式の話なので、最後の方で時間が動き出す。
    でも1話1話はお話としての臨場感もある。
    加奈江に追いかけられるシーンは結構ヒヤヒヤ怖かった。
    が、ホラー要素は加奈江と最後の呪いのところが一番印象深い。
    最後の呪いはかなり強力だけど、また何かとつながっめいるのだろうか?

    0
    2022年08月21日
  • 拝み屋怪談 怪談始末

    Posted by ブクログ

    拝みや怪談シリーズの一作目。
    角川ホラー文庫としては5番目に出たような順番になっているけど、世に出た順では一作目。

    連続で2冊目のホラーだからか、ずっと自宅で読み続けているのでかなり世界観に入り込めた。
    眠くなったらベッドで休憩したりしながらほぼ一日かけて読んだ。
    こうやって読んでいると何気ない物音やふとしたことが怖くなるのもホラーの醍醐味だよね。

    桐島加奈江の始まりのはなし、花嫁の話など、先にこの後のシリーズを読んでいる自分にとってはついにあの話が読める!というワクワクもあった。

    拝み屋という職業を通して考えさせられることも色々。
    人の人生に関わることの重みやそれにいたる覚悟を考えると

    0
    2022年08月14日
  • 拝み屋怪談 禁忌を書く

    Posted by ブクログ

    お盆の時期には怖い話をひたすら読もう!と決めて選んだ一冊。
    拝み屋怪談シリーズは、以前「逆さ稲荷」を読んでかなり心に残る後味を残した怪談だったので、その次にあたる本書を選んだ。
    角川ホラー文庫としては2冊目。シリーズを通しては4冊目のよう。
    これを読みながら先の2冊も発注した。

    実話怪談なのだけど、単発の話と思われていたものが最後の方でつながっているものもあって、一気に読んで良かった。
    家で1人で読むとかなり世界観にひたれます。
    花嫁の家への期待も膨らますことができた。

    0
    2022年08月13日
  • 拝み屋怪談 怪談始末

    Posted by ブクログ

    友だちに、本作を読んでからの2作目の流れを勧められ読んだ。
    短編集だがすでに怖くて嫌な予感しかしないので2作目に行くのに二の足を踏んでいる。

    0
    2022年07月29日
  • 拝み屋怪談 幽魂の蔵

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    "カカ様"から少し時は流れ、体調を見ながら拝み屋を続ける郷内さんの元に故人のほのかさんが度々姿を現す。またもや"母"絡みの何かかと思ったけどそんなことはなく、ただただ死後も家族を想う母の愛に触れることができる話でした。今までの母の癖が強すぎた...。この巻は蔵の中で怪異がおこるのをひたすら待つ郷内さんが頭の中で1人怪談会をおこなっている。病み上がりなのに大丈夫なのかと心配になってしまう。結局、魔祓いをすると背中が痛むののきっかけって加奈江に刺されたせいなのか、カカ様復活のために同業を妨害するのに使われた呪いなのか、単純に膵臓の病気のせいなのか...何にせ

    0
    2022年05月03日
  • 拝み屋備忘録 鬼念の黒巫女

    Posted by ブクログ

    「屋根踊り」「状況から見て」「墓女房」「踏みつけ」「驚くべきこと」「エヴァーグリーン」「呼びに来た」「変わらぬ化身」「森のカメラ」が記憶に残る話でしたが、『鬼念の黒巫女』の中で最大の恐怖を感じたのは「見たゆえか」。

    ドッペルゲンガーに出会ってしまったゆえの結末につながるのだけど、向こうがこちらを確実に認識しているのがなによりも怖い。意識しているということは、怪異の結末も恣意的だと感じてしまうからです。

    「暗闇ばくり!」から続いた郷内さんの珍しい下ネタ怪談もたまにはいいですが、やはり怪談に期待するのは「マチコじゃない!」に感じた淫靡な怖さです。あれ、彼氏もマチコと行為に及んでいますよ。家に憑

    0
    2022年04月05日