あらすじ
虚実の境が見えなくなってしまった時、人にとってあらゆるものが、怪異となり得る危険を孕んでしまう――。現役拝み屋が体験した現世のこととも悪夢とも知れない恐るべき怪異。すべてのはじまりは20年以上前、ある日曜日の昼下がりに出会った一人の少女だった。その少女、14歳の桐島加奈江は果たして天使か怪物か、それとも……!? 訪れた災禍を前に恐れおののく一方で、必死に解決を図ろうとする拝み屋の衝撃実話怪談!
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怪異か、それとも脳の誤作動か…
視えることは沼の底だと思っていますが、もしかすると、視えるにも限界があり、言葉にならない不思議な現象があるのかもしれませんね。
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桐島加奈江総集編という感じなので、今まで読んだことがあるエピソードがそのままそっくり再録されていてそういった部分にはちょっと退屈しました。でも終盤は面白かった。得体の知れないものに魅了されて正気をなくす人間の話だ~い好き~。
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最恐のストーキングガール!
ふたたび!!(*/ω\*)キャー!!
半端な魔払いなどなんのその!
感心するほどのストイック!
自信満々に満ち溢れんばかりのその態度
春が来て〜
夏が来て〜
秋が来て〜
加奈江ちゃんキターーーーーキタ━(゚∀゚)━!
今回の拝み屋シリーズはいつもと打って変わって
加奈江ちゃんによるの加奈江ちゃんだけの為の!
加奈江ちゃん尽くしの一冊です!!
加奈江ちゃんしか出ません!!
あ、一つは違うヤツ出るか……すいません(๑ ᵒ̴̶̷᷄ټ ᵒ̴̶̷᷄)ヘヘッ
シリーズ一作目の『怪談始末』で読者を恐怖の
どん底に叩き落とした事ではないでしょうか…
もちろん僕も落とされました。(笑)
今だに鮮明に記憶に残しております。
彼女との出会い。怖かったな〜(笑)
今回の郷内先生はひと味違う!
自分のみならず最愛の奥様にまで実害を及ぼした。
加奈江ちゃん
もはや我慢の限界!!
20年越しに漸く加奈江ちゃんとの真っ向勝負
を決意!!
前半は、怒涛の予習、復習!!(笑)
正直、わたくし『怪談始末』を読んで間もない為
あれ?って思いましたが、まあまあ、これは
初めて拝み屋シリーズを本作から読んでしまう
方の為の郷内先生の優しさ全然オッケーです!!
素晴らしい⁝(ᵒ̴̶̷᷄⌑ ᵒ̴̶̷᷅ )⁝
後半では、加奈江ちゃんが現実世界へと降臨
郷内先生を執拗なまでに追いかけ回す
生かさず殺さずのなんとも陰湿なストーキング
これぞ加奈江ちゃんですな!
加奈江ちゃんしか勝たん!!(笑)
しかし…
終わってみると…これは予想外の展開ですな!
何というか……求めていたのと違う。(笑)
しかし、全部が全部ね。悪意に満ちているかと言うと違うのでね!
実話怪談を、読んでいると悪意に満ちものもあれば無いのもある。良いと思います。
あの解決でよかったんなら良いかと!
しかし…最後…加奈江ちゃん…マジか…(´・_・`)
今回はそこまで怖さは無かったです。
しかし、
後半からの加奈江ちゃんの怒涛の追い込みに
果敢に挑む、郷内先生
とても読み応えあり、面白かったです!
さて…次作『鬼神の岩戸』読みたいと思います♪
Posted by ブクログ
全編通して桐島加奈江の話。
現在から過去を振り返っていく形式の話なので、最後の方で時間が動き出す。
でも1話1話はお話としての臨場感もある。
加奈江に追いかけられるシーンは結構ヒヤヒヤ怖かった。
が、ホラー要素は加奈江と最後の呪いのところが一番印象深い。
最後の呪いはかなり強力だけど、また何かとつながっめいるのだろうか?
Posted by ブクログ
桐島加奈江との結末を語った「来たるべき災禍」。
こじらせてしまった自分が生み出した救いの存在、そして何を間違えたか恐怖の存在になってしまった桐島加奈江。
何に対しても、向き合い方なんだと思う。単純だけど、とても難しい。
捨てられた仏壇群に収められていた蛙の呪具には、怖気しかない。
実在する、あるいはした狂気。想像の埒外にあるものって、きっといろんな場所に存在しているんだろうなぁ、と思ってしまう。
それと出会わないことを願います。
読み物で十分。それなら、実話怪談というエンタメとして消化できるので。
Posted by ブクログ
居心地のいい夢なら、ずっと見ていたい。それが続けてみられるなら尚更。そして、現実が嫌であればあるほど夢に逃避したくなる。そういう心の弱さを刺激する序盤から、拝み屋を辞めかけるほどのカナエのしつこさ。怪談始末から読んでいると同じ話を繰り返す所もあるので焼き回し感があるけど、この本からでも読める親切設計なんだろうと考えると腑に落ちる。
Posted by ブクログ
星3なのは、怖くなかったから。
私が求めているのは怖さ。
今巻では、作者さんの大事なエピソードがいったん決着がつきます。
頑張って欲しい。
めっちゃ走ってます!
Posted by ブクログ
6作目。
推しの加奈江で1冊丸々ということでかなり楽しみではあったけど残念ながらあまり面白くなかった。
この文いる…?ってものが多く冗長に感じたり、
既出の話と全く同じものが載っていたりして、
もっと短くて良かったんじゃないかなぁと思えた。
それに加えて他の怪談も少なめだったし、オチも読めちゃったしね
降霊術やっちゃった女の子の話が一番好きだった
なんかめちゃくちゃ怖かったんだよなぁ
あと何回も災禍って言ってるのやだった
Posted by ブクログ
実話怪談として読もうとすると、この話をどう理解していいのか分からない。
フィクションならば、なるほどそういう構成なのね、なのだけれど、実話となるとどう理解するのか自分の中での整理が難しい。
ただ、やはりこの生きつつ戻りつつ息苦しい悪夢のような物語は、この形でしか表せないような気もする。
Posted by ブクログ
少年期より、忘れた頃に現れては私を苛み続けた異形の少女、桐島加奈江。ついに彼女と決別することになった私に訪れる、衝撃の結末とは。
話の展開が良くできている分、小説としての良さは出ているが逆に実話らしさが弱くなっていて、実話怪談が好きな人には受け付けられない内容かも。だが意識してその構成にしているなら、前書きにある「虚実の境が曖昧になることへの恐怖」の表現には成功していると思う。
途中で明晰夢の話が出てくる。明晰夢は前頭葉が半覚醒した状態で起きる「今自分は夢の中で夢の中にいることを自覚できている状態」だそうだが、前頭前野を含む「前頭連合野」と、その前頭連合野と特に強固なネットワークを形成している「頭頂連合野」において、ウトウト状態では情報伝達効率が低下していることがわかっている。
で、この頭頂連合野が、観察実験でわかった、被験者が瞑想がピークに達したと感じた時、活動が盛んになっている部位なのだが、別の本で、見えないもの(お化けとか妖怪とか幽霊とか)を視覚化させている部位についても同じ所を指している。そしてそこは空間と時間、自身と世界との境界を自覚する所でもある。
なぜ一部の人が霊を見、そして干渉することができるのか。もしかしたらそれを解明するきっかけとなるのは脳科学かもしれない。
う~ん
個人的に好きで拝み屋シリーズは全部読んできたが、コレが一番微妙
ボリュームはあるが前半はほぼ今までの桐島加奈江の話がそのままのってる。
また、どうにも台詞回しや表現がくどくて、陳腐な怪奇小説のようだった。
ただし、桐島加奈江との決着がついたのは良かった。