郷内心瞳のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
先に言っておくと、『蠱毒の手弱女』は「天」と「冥」の要は前後編で完結なのだと勘違いしていた。全然ストーリーが収斂しないまま「冥」の最後まで読んで、あ、これまだ続くのか!と気づいたという…。
郷内氏の作品は短編より長編の方が好きなのだが、この作品は今までの長編とはちょっと趣が異なるので、結構好き嫌いが分かれるのではないかと思う。実話怪談とか、ご本人の怖い冒険譚とかではなく、ちょっとファンタジックなホラーエンタメ小説といった雰囲気。実体験とか民俗学ベースのいつもの郷内節は、個人的には良い意味で鳴りを潜めている印象だった。
私は郷内氏ご本人のエピソードが好きなので普段よりはのめり込めなかったけれど、それでも、いわゆる「お化け」に対する解釈とか、一定の手順を踏めば誰でもお祓いはできるといった理論的な視点を盛り込んでくれる点はいつも通りで興味深かった。(決して「能力者」とか「特別な力」みたいな観点だけでゴリ押さないのよね。ご本人自身がこういった世界を俯瞰して観察する姿勢があるというか。そこがとても良い。)
今回は、そういった上記の要素を、魔法少女さながらのヒロインの家系に語らせつつ、ファンタジーアニメ的なスピード感でもって展開しながら突っ走る作品に仕上がっていて、好きな人なら一気呵成に読んでしまうような世界観や勢いがあった。
私はどうしても他の好きな作品と比較しながら読んでしまうのでそこまでのめり込めなかったけれど、先は気になるので早く第三部を出してほしいな。(というか、早めに読まないとやや煩雑な諸々の設定を忘れてしまいそう…。) -
匿名
購入済み相変わらずの竹書房
郷内さんの怪談本はいくつかの出版社から出されているが、竹書房は毎度毎度、誤字脱字のオンパレード。
読むのに水をさされる。
校訂の人員も予算もないのか、出版社としての矜持もなくしているのかと心配になるレベル。
内容以前の問題だと思う。 -
Posted by ブクログ
どこまでがフィクションなんだろ…
郷内さんの小説って私小説的ですよね。結末がはっきりしてないこともあるから、なんだか全部ほんとのことのように感じてしまいます。郷内心瞳と名乗るようになった経緯とかははっきりさせているのに、お住まいの地域とかはぼやかされてて、そういうとこもなんだかリアルだな〜って。
概ね時系列に沿って収録されていたので、こんな小さい頃から色々体験されてたんだと感心もしたし、何より視えるきっかけとなった出来事にも触れられてもいたから、視えるようになった境目みたいなのがやっぱりあるんだとも思え興味深かったです。
ただ、今回読んでみて私には怪談集(と銘打ってる訳ではないですが)は合わないかも…と思ってしまった。
実体験されたもの、他の方からお聞きされたもの、いずれも2、3ページで内容が変わってしまうので、前の内容を引きずりがちな私には頭を切り替えて楽しむということがしづらかった。師匠の水谷さんとの出会いが書かれてる終盤の流れは読みやすかったから、小タイトルで区切られてはいてもまとまったお話をじっくり読む方が私には向いてるのかもしれない…そんな風に感じました。
「花嫁の家」読んだ時にはそんな風に思わなかったのに…
タイトルの「逆さ稲荷」、もっとこう不穏な、神社絡みのお話かと思ってたから、思いのほかほっこり?する内容にちょっと肩透かし。個人的にはあの方に一つだけでもお裾分けしても良かったのに…って思ってます(笑) -
Posted by ブクログ
神様に関わる怪談は、それ相応の罰的な展開になるのがやっぱり怖い。
神様に頼るときや何かいけないことをするときは、それ相応の覚悟を持って。
死ぬ気で向き合えること以外は、安易に関わってはいけない。それは、良くも悪くも。
そう思わされた。神社散歩とか、本当にいいのか?とか、薄っすら思った。
もっと下調べしてから色んなところに行くべきだと思った。
あとは神様や近しい存在に対して失礼な態度を取る奴が、人間には良いことをしているなんてあり得ないので。
宗教観とかそういう観点ではなくても、その人たちが心から大切にしているものを粗末に扱うようなことは、何だろうとダメってことで。
私も気をつけます。