あらすじ
首のない異形の人びとが巣食う最凶心霊物件 (「首なし御殿」収録)
拝み屋が綴る大人気シリーズ第2弾!
拝み屋を生業にする郷内心瞳が書き下ろした、大人気シリーズ拝み屋備忘録の第2弾! 日夜現れる異形の医者に身体をボロボロにされていく恐怖と絶望を綴った三部作「診察」「往診」「再来」、迷い込んだ神社で遭遇した、記憶に留めたくないほど恐ろしいおんな「忘れ去りたい」、依頼を受けて著者が訪れた怪しい気配が蠢く戦慄の館。そこに隠された因果とは…「首なし御殿」など、著者自らの体験を含めた数多の怪奇譚を収録!
著者について
郷内心瞳 (ごうない しんどう)
宮城県出身・在住。郷里の先達に師事し、2002年に拝み屋を開業。憑き物落としや魔祓いを主軸に、各種加持祈祷、悩み相談などを手掛けている。2014年『拝み屋郷内 怪談始末』で単著デビュー。『拝み屋備忘録 怪談双子宿』(小社刊)のほか『拝み屋郷内 花嫁の家』『拝み屋怪談 逆さ稲荷』『拝み屋怪談 来たるべき災禍』『拝み屋異聞 うつろい百物語』などを執筆。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
拝み屋シリーズ。
ここで美琴さん出てくるのはなんだか懐かしくうれしい。角川と竹書房それぞれ出しているのは違うけど繋がっているなぁと。
首なし御殿はぞっとした。
一気に一日で読みましたが、幽霊や人の念を肌近くに感じるような本でした。
Posted by ブクログ
“がっがずーん・がっがっが”や“にょんにょんにょん“が怖いけど可愛い。“芋沢さん”が切ないけど可愛いし、拝み屋怪談の登場人物とも繋がり、今後の展開が楽しみでもあるストーリーでした。タイトルにもなっている『首なし御殿』では人の邪念は怖いなと。。
Posted by ブクログ
「パンでよろしくて?」三部作の「診察」「忘れ去りたい」が特に怖かった話。
「誰が終わりと言いました?」で始まるこの一冊。それを踏まえて読み進めてゆくと、先にあげた話もより恐怖を増してきます。
いや、因果ってそういうものだとは思うけど、気休めでもその場で終わったことだと思いたい。
「常連」はバイト時代に読まなくてよかったなぁ、と心から思う。
これに限らず、コンビニバイトの人が経験した実話怪談は、当時の自分は読めなかっただろうなぁ。
Posted by ブクログ
手に取った感じは薄めの文庫本だと思ったのですが、読んでみると短めの怪談が沢山読めて大満足。
救いのない話が多くて、読んでいて心臓がキュッとなる瞬間が多々ありました。
Posted by ブクログ
12作目。
読みやすくてサクサク
夜に読むと空気が悪くなって怖いので昼間しか読めない
オンリーワンがどことなく切なくて。
無限リセットと二連チャンのオチは笑えた。
常連はなんだか可哀想で、「やるんやったら、朝やろね」はやられるべきだとも思った。
往診が一番ゾクゾクした最高
ささやかな短編の後に、
表題作で締める中編がまた素晴らしい
郷内先生がクズと話してる時の口調がほんと好き
クオリティが高くて毎度読んでて楽しい
10/13 2回目
基本的によかった話は上記と変わらず。
クオリティも高くどれも面白い。
この出版社から出てる話は
角川ホラーのエンタメ性があまりなく、
非常にライトで読みやすい。
しかし先生の小橋美琴に対する態度が相変わらず嫌いだなとも思った。
花嫁の家で見たのが小橋美琴だと思ってたけど、
これで見たものだったんだ。
勘違い……………