郷内心瞳のレビュー一覧

  • 超怖い物件

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    家や土地にまつわるホラーアンソロジー。
    事故物件だけでなく住民そのものが怖いヒトコワものまで豪華11話収録。

    糸柳寿昭氏『やなぎっ記』軽い雰囲気の日記だと思っていたら最後のメールで鳥肌立っちゃうやつ。

    澤村伊智氏『笛を吹く家』この方の描く歪んだ家族っていつも気味が悪いし悲惨…本当にいそうなのがまた怖い。

    芦花公園氏『終の棲家』宗教が関わるホラーではやっぱりこの方。得体が知れない信仰の気持ち悪さと逃げられない絶望感。

    平山夢明氏『ろろるいの家』ホラー描写が本書で一番怖かったかもしれない。不気味な現象に徐々に侵食されていく感じがゾクゾクした。

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    2025年06月10日
  • 拝み屋怪談 花嫁の家

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    怖い怖い、本当に実話?と思う程こんなに繋がる話ってある?と思わせた作品。書く度に邪魔が入りやっと書き上げたと書いてありましたが、最初は
    生業にありそうな話が淡々と続くのかと思いきや、思いっきりギアが入って一気読みしてしまいました。あー怖い
    。あまりにも出来過ぎてるので星マイナス1。

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    2025年06月10日
  • 拝み屋怪談 怪談始末

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    実話怪談……なのですよね。でもこんなの実話だなんて思いたくありません。恐ろしすぎる!
    やはり白眉は「桐島加奈江」でした。なんなのこれ。最後の最後まで鳥肌立ちっぱなしです。そして実話怪談って由来とか因縁の正体がわからないままのことが多くて、だからこそ一層怖くて。よかった変なものが視える力がなくって。
    「怖がり」はちょっと面白かったな。そういう幽霊もいるかもしれませんよね。「喜んで」も当事者には怖いだろうけど、傍目にはちょっと可愛い。

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    2025年05月30日
  • 拝み屋備忘録 鬼念の黒巫女

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    怖さより、身につまされるような内容でした。
    ご本人ターンだと読みやすくて。
    怖さは少ないので4ですが、5に近い4です。
    5にしちゃうと怖さも申し分ない、ということに私はなります。

    いま刊行されたばかりの「蠱毒の手弱女」と時系列が重なります。

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    2025年05月02日
  • 超怖い物件

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    物件ホラーが好きなのと芦花公園先生の短編が入っているので手に取った。他の参加メンツも豪華すぎる、、、バラエティに富んだ様々な物件の嫌な話が入っていて満足度が高い。
    福澤先生の話読んだことある、、、?って思ったけど「怪を訊く日々」のエピソードと若干重複してた。「忌み地」のシリーズも好きなので糸柳さんの日記っぽいやつも好き。晩御飯の献立書いてあるのかわいい。
    郷内心瞳は拝み屋怪談しか読んだことなかったのでカニバリズム百合姉妹ホラーみたいなのお出しされて新鮮だった。よかった。
    芦花公園先生のやつもかなり邪悪だったけどそれに続く最後の平山夢明先生のやつがあまりにも凶悪すぎて最高だった。何この流れ。助か

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    2025年04月13日
  • 拝み屋怪談 花嫁の家

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    ネタバレ

    読んでる途中でこんなにも「もう嫌だ」の気持ちになることって珍しい。実話系怪談というジャンルが大好きなのですが、怪談を蒐集する人間、つまり作者がやけに露悪的なのは苦手で、でも大概の実話系怪談本はそうなので諦めて飲み込んでいるんですが、この作品は全体的に人間のそういう部分を煮詰めて凝縮したものが詰まっていてなかなかに読むのが辛かったです。
    怖いっちゃあ怖いんだけど、期待していたものとはちがうかな。怖いんですけどね。本当に。ほとほと疲れ果ててしばらくは顔も見たくありませんって気持ちになる。体力気力が十分に満ちている時に読みましょう。

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    2025年01月08日
  • 拝み屋備忘録 怪談人喰い墓場

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    題名にもなっている人喰い墓場が怖かった。仕掛けたのは誰なのか、目的は何なのか。
    そして、謎メット工房は人怖の話で、こちらも怖い。彷徨っていた女性とは果たして関係があるのかないのか。無事に郷内さんが帰ってこられて何より。

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    2025年01月06日
  • 拝み屋備忘録 赫怒の刻印

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    5よりの★五つです
    三神の出だしは気持ち悪かった、今回はタルパだらけでしたが、美琴さんや瑠衣さん、小夜歌さんと、郷内さんと繋がりのある人達が登場し懐かしかったです。
    郷内さんのゴーストバスターズと比べれば怖くないですが、人が勝手に思う欲って怖いなと、、、
    その欲が怨みとして自分に向けられる世界も怖いです。。

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    2024年12月23日
  • 拝み屋念珠怪談 奈落の女

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    面白かった。
    それはいつも通りの感想。
    また続くんかい、という言葉は喉から出かかった。つーかほとんど出たけど、今回も面白かったです。

    女の子が集めた怖い話、後半戦。
    次第に明らかになっていく真実。
    そして短い話と長めの話が織り混ざる仕様なので、読んでいて飽きは来ないと思う。謎めいたこのシリーズ、次は一体どんな風になるのでしょうか。
    このあとって確か備忘録とかでしたっけ?
    この話の続きになるんだったら嬉しい。余計に気になる。

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    2024年12月10日
  • 超怖い物件

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    ネタバレ

    テーマに惹かれたのと、澤村作品目当てと、ホラー作家を発掘したくて手に取った。

    イマイチなものもあったが、いくつか好きな話が読めたのでトータルでは良かった。
    芦花公園先生の「終の棲家」がとても良かった。この人の作品は他にも読んでみようと思った。

    ①氷室
    家のつくりはワクワクしたが、主人公の罪は余計だった気がする。地域活性化おばちゃん大暴走のサスペンス仕立てで最後に元住人に殺されるの方が良かった。途中からカラクリが見えてしまったし、おじいちゃんが普通に話し始めた時点でちょっと冷めちゃった(笑)

    ②倒福
    軽い読み物としてはギリギリ許せるけど、詮の文字を小さくしてほしかった。読むのに邪魔過ぎた。

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    2024年11月21日
  • 拝み屋怪談 壊れた母様の家〈陽〉

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    13作目。

    陰よりも面白かった!
    また、来るべき災禍の頃よりも文体も読みやすく、
    自分語りの頻度も言い回しも少なくなっていたのがよかった。

    もちろん花嫁の家に比べると…
    という点はあるものの、
    それまでの登場人物や話がつながっていて、
    郷内先生は本当に作品の作りが上手いなと思った。

    家をぐるぐる出れないシーンは、
    ドラえもんのホーム迷路を思い出して笑ってしまった。

    陰陽の間にその間に別の出版社から出した郷内本を読んでたせいで、
    読み始めはちょこちょこ忘れてたけど、
    読んでいくうちに思い出した。

    実話とはにわかに信じ難いが、面白かった。
    彼女のカムバックも嬉しいよ。

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    2024年11月17日
  • 拝み屋備忘録 怪談人喰い墓場

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    前巻での宣言通り、著者本人の近況は出てこず、淡々と怖い話が語られる。後書に近況が少し。それから他の既刊本につながるエピソードもあって、郷内さんの著作をずっと読んでいる人にとっては「おお!」となりそう。テーマの通り墓場に関するものが多い。あと涙ホロリの話も。

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    2024年11月05日
  • 拝み屋怪談 壊れた母様の家〈陽〉

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    シリーズ最終巻。

    いろいろな人と連携しながら、点と点だった過去と現在を結び、解決していく流れが圧倒的でした。

    怪異が膨れるととんでもないことになるんだなと思いました。

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    2024年10月04日
  • 超怖い物件

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    ネタバレ

    家についての怖い話短編集。わりと家より人間メインみたいな話も多かったけど面白かったです。
    個人的には「笛を吹く家」、「トガハラミ」、「ろろるいの家」が個人的に性癖に刺さります。
    ろろるいの家とトガハラミは結構ファンタジー味が強いかも

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    2024年09月26日
  • 拝み屋備忘録 赫怒の刻印

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    ギリギリあまり怖くなかったです。
    主人公がタルパを取り戻すためにがんばります。
    最後は切ないけど、希望をもって温かい気持ちで読み終えました。

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    2024年09月14日
  • 拝み屋怪談 来たるべき災禍

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    怪異か、それとも脳の誤作動か…

    視えることは沼の底だと思っていますが、もしかすると、視えるにも限界があり、言葉にならない不思議な現象があるのかもしれませんね。

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    2024年09月08日
  • 超怖い物件

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    結構好きだった。有名な事故物件サイトの方も実話系の方も小説家の方もふんだんに入ってて、お話の並びもリレー小説かのように必然性のある並びをしていて良い。平山夢明さんのトリの小説が本当に怖かった。花房観音さんのも情念って感じで良い。文章が好きだった。

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    2024年08月31日
  • 超怖い物件

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    家系ホラーが好きなので読んでみた。
    あんま怖くないなーって読み進めてたけど、最後2篇が怖くてびっくり。

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    2024年07月19日
  • 拝み屋怪談 鬼神の岩戸

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    通算9作目

    久しぶりに小橋美琴登場!!

    本作は小橋美琴の受けている相談をベースに、
    その他の怪談がいろいろと収められている。
    郷内先生の各社から出ている本を発売順に数えた場合、
    通算2作前のラストの結末も収められている。

    相も変わらずゾクゾクする話が多かったし、
    怪異というのは災害のように降り注ぐのに対し、
    本作は自ら飛び込んで怪異を浴びてるバカが多かった気がする。

    小橋美琴に対する先生の態度が最後以外めっちゃ嫌だった。

    エピローグで花嫁の家に繋がっていく。
    次作も超楽しみ。

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    久しぶりかと思ってたけど、先の本を読ん

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    2024年06月21日
  • 拝み屋備忘録 怪談双子宿

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    通算8作目。

    竹書房からの初作品。

    以前ネットでみたインタビュー記事の怪談が見れて超楽しかった!
    どれもおもろい話が多く大満足だった半面、双子宿はすぐ終わり、最後は阪下君の話だった。
    ダメなことをしまくってはいるんだけど、なんか男気にあふれていて、すごいなと思った。

    前作が謎の終わり方をしていただけに、続きが見れるかと期待したが見れませんでした、、、

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    2024年06月08日