郷内心瞳のレビュー一覧
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ネタバレテーマに惹かれたのと、澤村作品目当てと、ホラー作家を発掘したくて手に取った。
イマイチなものもあったが、いくつか好きな話が読めたのでトータルでは良かった。
芦花公園先生の「終の棲家」がとても良かった。この人の作品は他にも読んでみようと思った。
①氷室
家のつくりはワクワクしたが、主人公の罪は余計だった気がする。地域活性化おばちゃん大暴走のサスペンス仕立てで最後に元住人に殺されるの方が良かった。途中からカラクリが見えてしまったし、おじいちゃんが普通に話し始めた時点でちょっと冷めちゃった(笑)
②倒福
軽い読み物としてはギリギリ許せるけど、詮の文字を小さくしてほしかった。読むのに邪魔過ぎた。 -
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13作目。
陰よりも面白かった!
また、来るべき災禍の頃よりも文体も読みやすく、
自分語りの頻度も言い回しも少なくなっていたのがよかった。
もちろん花嫁の家に比べると…
という点はあるものの、
それまでの登場人物や話がつながっていて、
郷内先生は本当に作品の作りが上手いなと思った。
家をぐるぐる出れないシーンは、
ドラえもんのホーム迷路を思い出して笑ってしまった。
陰陽の間にその間に別の出版社から出した郷内本を読んでたせいで、
読み始めはちょこちょこ忘れてたけど、
読んでいくうちに思い出した。
実話とはにわかに信じ難いが、面白かった。
彼女のカムバックも嬉しいよ。 -
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Posted by ブクログ
通算9作目
久しぶりに小橋美琴登場!!
本作は小橋美琴の受けている相談をベースに、
その他の怪談がいろいろと収められている。
郷内先生の各社から出ている本を発売順に数えた場合、
通算2作前のラストの結末も収められている。
相も変わらずゾクゾクする話が多かったし、
怪異というのは災害のように降り注ぐのに対し、
本作は自ら飛び込んで怪異を浴びてるバカが多かった気がする。
小橋美琴に対する先生の態度が最後以外めっちゃ嫌だった。
エピローグで花嫁の家に繋がっていく。
次作も超楽しみ。
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久しぶりかと思ってたけど、先の本を読ん -
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ほぇ〜こりゃ中々面白かった!!
死期を予知する話が基本的に多いが、
その他の種類の予言も多々あり、めちゃ楽しめた!
個人的なおすすめは……
夜馬裕さんの『天女の願い事』です。
質素倹約で他人とは交わらない佐和子さんの
伯母さんにはある秘密が……
ここまで誰が予想できた事か?ってぐらいに
壮大で壮絶な話でした。
真相を知ってしまった時のトリハダは間違いなしの作品です!
その他にも安心、安定の面白さの郷内先生は
連作短編で読み応えバッチリ!
親子三世代に及ぶ何とも奇怪で悍ましい予言…
予言と一口に言っても色々な話があり
とても満足いく作品でした!!
とても面白かったです!
友人も言っていたが -
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予言が怪談になるといえばやはり件とかかなーとワクワクしますね。
田辺青蛙『戦争を予言する柿』は一発目に先制パンチ級のものすごいはなしやなと思った。
予言は誰かが相手に伝えることでうまれるわけでそう考えると実話怪談とは相性がいいのかもしれないと思う。
吉田悠軌『赤いしるし』赤いものは不吉な象徴なところあるし予言が赤いのは納得。
雨宮淳司『骰子』これはぜひ検証したくなるはなしだった。骰子をふってなくても勝手に転がって勝手に予言してても見てなかったらそれはいきないのかどうかめちゃくちゃ気になる。
朱雀門出『青い獅子舞』赤じゃなくてもふだん赤いものが違う色なのは不吉ってことだ。
響洋平『インターフォン -
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今回は中々、、怖かった。
テーマは『墓場』、うん、墓場は先祖などを敬うとこ、
それ以外で行ったら…そら〜碌なこと起きんよ。
マジで……(T . T)
さて、表題作の『人喰い墓場』
しちけらとふす、、、はぁはぁはぁ!
怪異の数々と尋常ではない犠牲者の数
全く得体の知れない怪異でかなり恐ろしく
楽しめた作品でした。
その他にも、『謎の住人』、『拾ったばっかりに』、『墓穴を掘られる』、『訴え』、『暗い地べたの紫おばさん』、『望みなき志願者』、『謎メット工房』、『アイデアマン』、などがおすすめです!!
さて今回の、郷内先生、、、拗ねてます?笑笑
郷内先生!大丈夫です!自信を持ってください!
あな -
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これまでの備忘録シリーズで
事情により日の目にあたらなかった。
曰く付きの怪談が本作でいよいよ目覚める。
いつもながら様々な怪異の話がてんこ盛り!
とても楽しめた。
表題作の『死人帰り』は姉妹が家で留守番をしている時に姉の様子が、、、、
何とも悍ましく、『再来ね再発』の連作になっていたのでとても面白かった!!
その他にも、『人でなし旅館の怪』、『池袋の地下ホテル』、『脱法こっくりさん』、『垣間見る』、『海辺のホテルと緑の目』などがおすすめです♪
さて、作中で前作の反省の弁を述べていた郷内先生
正直言って自分もその事に関しては
少し引っかかっていた。笑笑
しかし、そこまで気にする事なく今まで -
Posted by ブクログ
さて、久しぶりに読んだ拝み屋備忘録シリーズ
やっぱり読んでて楽しいなぁ〜
今回の話のテーマは『怖さを知らない怖さ』
普通の人ならばある程度の線引きが出来るのだが
中にはそんな線なんざぁ〜はなっから持ってねーよ!と
怖いもの知らずのチャレンジャー(相談者)たちが遭遇した恐怖の体験を収めた。短編集でした。
まあ〜殆どの話が自業自得だな…と思いつつ読んでました。
突撃訪問したり…
勝手に廃屋入ったり…
鬼電したり…
つけ回したり…
調子乗ったり…
なんしてんッッ!!
ほぼほぼ苦笑いが止まらない…アホだなぁと
それと郷内先生の病気の事も書かれていて
中々大変だなと…
早く治る事を祈りたいですね。 -
Posted by ブクログ
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昔と比べると、世間の人々は怖いものに対して、あるいは恐怖という感情自体に対して、鈍感になってきている(本文より)
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私もそう思います…。
麻痺していますよね…(^_^;)
かく言う私も実感している。
もっともっと怖い本を!と刺激を求め今に至る。笑
郷内さんの会談も怖いのですが、最近では郷内さんを取り巻く環境や事象を楽しんでいる自分がいる…。
要するにファンですね。
今回は、そんなファンの皆様が郷内さんにかけた迷惑の数々が特集されております。
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世の中には、なるべくなら関わらないほうがいい人間と、絶対に関わるべきではない人間の二種類がいる。(本文よ