郷内心瞳のレビュー一覧

  • 超怖い物件

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    ネタバレ

    テーマに惹かれたのと、澤村作品目当てと、ホラー作家を発掘したくて手に取った。

    イマイチなものもあったが、いくつか好きな話が読めたのでトータルでは良かった。
    芦花公園先生の「終の棲家」がとても良かった。この人の作品は他にも読んでみようと思った。

    ①氷室
    家のつくりはワクワクしたが、主人公の罪は余計だった気がする。地域活性化おばちゃん大暴走のサスペンス仕立てで最後に元住人に殺されるの方が良かった。途中からカラクリが見えてしまったし、おじいちゃんが普通に話し始めた時点でちょっと冷めちゃった(笑)

    ②倒福
    軽い読み物としてはギリギリ許せるけど、詮の文字を小さくしてほしかった。読むのに邪魔過ぎた。

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    2024年11月21日
  • 拝み屋怪談 壊れた母様の家〈陽〉

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    13作目。

    陰よりも面白かった!
    また、来るべき災禍の頃よりも文体も読みやすく、
    自分語りの頻度も言い回しも少なくなっていたのがよかった。

    もちろん花嫁の家に比べると…
    という点はあるものの、
    それまでの登場人物や話がつながっていて、
    郷内先生は本当に作品の作りが上手いなと思った。

    家をぐるぐる出れないシーンは、
    ドラえもんのホーム迷路を思い出して笑ってしまった。

    陰陽の間にその間に別の出版社から出した郷内本を読んでたせいで、
    読み始めはちょこちょこ忘れてたけど、
    読んでいくうちに思い出した。

    実話とはにわかに信じ難いが、面白かった。
    彼女のカムバックも嬉しいよ。

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    2024年11月17日
  • 拝み屋備忘録 怪談人喰い墓場

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    前巻での宣言通り、著者本人の近況は出てこず、淡々と怖い話が語られる。後書に近況が少し。それから他の既刊本につながるエピソードもあって、郷内さんの著作をずっと読んでいる人にとっては「おお!」となりそう。テーマの通り墓場に関するものが多い。あと涙ホロリの話も。

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    2024年11月05日
  • 拝み屋怪談 壊れた母様の家〈陽〉

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    シリーズ最終巻。

    いろいろな人と連携しながら、点と点だった過去と現在を結び、解決していく流れが圧倒的でした。

    怪異が膨れるととんでもないことになるんだなと思いました。

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    2024年10月04日
  • 超怖い物件

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    ネタバレ

    家についての怖い話短編集。わりと家より人間メインみたいな話も多かったけど面白かったです。
    個人的には「笛を吹く家」、「トガハラミ」、「ろろるいの家」が個人的に性癖に刺さります。
    ろろるいの家とトガハラミは結構ファンタジー味が強いかも

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    2024年09月26日
  • 拝み屋備忘録 赫怒の刻印

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    ギリギリあまり怖くなかったです。
    主人公がタルパを取り戻すためにがんばります。
    最後は切ないけど、希望をもって温かい気持ちで読み終えました。

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    2024年09月14日
  • 拝み屋怪談 来たるべき災禍

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    怪異か、それとも脳の誤作動か…

    視えることは沼の底だと思っていますが、もしかすると、視えるにも限界があり、言葉にならない不思議な現象があるのかもしれませんね。

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    2024年09月08日
  • 超怖い物件

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    結構好きだった。有名な事故物件サイトの方も実話系の方も小説家の方もふんだんに入ってて、お話の並びもリレー小説かのように必然性のある並びをしていて良い。平山夢明さんのトリの小説が本当に怖かった。花房観音さんのも情念って感じで良い。文章が好きだった。

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    2024年08月31日
  • 超怖い物件

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    家系ホラーが好きなので読んでみた。
    あんま怖くないなーって読み進めてたけど、最後2篇が怖くてびっくり。

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    2024年07月19日
  • 拝み屋怪談 鬼神の岩戸

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    通算9作目

    久しぶりに小橋美琴登場!!

    本作は小橋美琴の受けている相談をベースに、
    その他の怪談がいろいろと収められている。
    郷内先生の各社から出ている本を発売順に数えた場合、
    通算2作前のラストの結末も収められている。

    相も変わらずゾクゾクする話が多かったし、
    怪異というのは災害のように降り注ぐのに対し、
    本作は自ら飛び込んで怪異を浴びてるバカが多かった気がする。

    小橋美琴に対する先生の態度が最後以外めっちゃ嫌だった。

    エピローグで花嫁の家に繋がっていく。
    次作も超楽しみ。

    ---------------------------------
    久しぶりかと思ってたけど、先の本を読ん

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    2024年06月21日
  • 拝み屋備忘録 怪談双子宿

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    通算8作目。

    竹書房からの初作品。

    以前ネットでみたインタビュー記事の怪談が見れて超楽しかった!
    どれもおもろい話が多く大満足だった半面、双子宿はすぐ終わり、最後は阪下君の話だった。
    ダメなことをしまくってはいるんだけど、なんか男気にあふれていて、すごいなと思った。

    前作が謎の終わり方をしていただけに、続きが見れるかと期待したが見れませんでした、、、

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    2024年06月08日
  • 超怖い物件

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    普段から心霊系の動画をよく鑑賞しているので、興味があり読んでみた。
    うん、物件にまつわる怖い話がギュッと詰まっていました。
    「終の住処」「ろろるいの家」等、海外でのホラー作品にはない日本ならではの、背筋の凍る感じの怖さがありました。
    また、「笛を吹く家」や「トガハラミ」は、”ホラー“を意外なところで感じさせてくれて、オリジナリティがあって新鮮でした。
    面白い話しかなかったように感じます。

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    2024年05月25日
  • 予言怪談

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    ほぇ〜こりゃ中々面白かった!!

    死期を予知する話が基本的に多いが、
    その他の種類の予言も多々あり、めちゃ楽しめた!

    個人的なおすすめは……
    夜馬裕さんの『天女の願い事』です。
    質素倹約で他人とは交わらない佐和子さんの
    伯母さんにはある秘密が……
    ここまで誰が予想できた事か?ってぐらいに
    壮大で壮絶な話でした。
    真相を知ってしまった時のトリハダは間違いなしの作品です!
    その他にも安心、安定の面白さの郷内先生は
    連作短編で読み応えバッチリ!
    親子三世代に及ぶ何とも奇怪で悍ましい予言…

    予言と一口に言っても色々な話があり
    とても満足いく作品でした!!
    とても面白かったです!
    友人も言っていたが

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    2024年05月10日
  • 予言怪談

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    予言が怪談になるといえばやはり件とかかなーとワクワクしますね。
    田辺青蛙『戦争を予言する柿』は一発目に先制パンチ級のものすごいはなしやなと思った。
    予言は誰かが相手に伝えることでうまれるわけでそう考えると実話怪談とは相性がいいのかもしれないと思う。
    吉田悠軌『赤いしるし』赤いものは不吉な象徴なところあるし予言が赤いのは納得。
    雨宮淳司『骰子』これはぜひ検証したくなるはなしだった。骰子をふってなくても勝手に転がって勝手に予言してても見てなかったらそれはいきないのかどうかめちゃくちゃ気になる。
    朱雀門出『青い獅子舞』赤じゃなくてもふだん赤いものが違う色なのは不吉ってことだ。
    響洋平『インターフォン

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    2024年05月10日
  • 拝み屋備忘録 怪談人喰い墓場

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    今回は中々、、怖かった。
    テーマは『墓場』、うん、墓場は先祖などを敬うとこ、
    それ以外で行ったら…そら〜碌なこと起きんよ。
    マジで……(T . T)

    さて、表題作の『人喰い墓場』
    しちけらとふす、、、はぁはぁはぁ!
    怪異の数々と尋常ではない犠牲者の数
    全く得体の知れない怪異でかなり恐ろしく
    楽しめた作品でした。

    その他にも、『謎の住人』、『拾ったばっかりに』、『墓穴を掘られる』、『訴え』、『暗い地べたの紫おばさん』、『望みなき志願者』、『謎メット工房』、『アイデアマン』、などがおすすめです!!

    さて今回の、郷内先生、、、拗ねてます?笑笑
    郷内先生!大丈夫です!自信を持ってください!
    あな

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    2024年05月07日
  • 拝み屋備忘録 怪談死人帰り

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    これまでの備忘録シリーズで
    事情により日の目にあたらなかった。
    曰く付きの怪談が本作でいよいよ目覚める。

    いつもながら様々な怪異の話がてんこ盛り!
    とても楽しめた。
    表題作の『死人帰り』は姉妹が家で留守番をしている時に姉の様子が、、、、
    何とも悍ましく、『再来ね再発』の連作になっていたのでとても面白かった!!
    その他にも、『人でなし旅館の怪』、『池袋の地下ホテル』、『脱法こっくりさん』、『垣間見る』、『海辺のホテルと緑の目』などがおすすめです♪

    さて、作中で前作の反省の弁を述べていた郷内先生
    正直言って自分もその事に関しては
    少し引っかかっていた。笑笑
    しかし、そこまで気にする事なく今まで

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    2024年05月07日
  • 拝み屋備忘録 怪談死人帰り

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    『いたもんね?』が怖い(⊙ˍ⊙)
    続く『不明の話』は、語った者の存在そのものが怖い…。

    郷内さんの入院生活の話への批判…する人いるのか。
    怖くておもしろいのに。

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    2024年04月18日
  • 拝み屋怪談 禁忌を書く

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    5作目。

    相も変わらず面白い
    今回は口の悪い話が少なかったのは少し残念だけど、泣ける話が多かった。
    多くを占める「ほのかさん」では先日亡くなった母を思い出し何度も泣いた。
    怖いのはほどほどに、泣ける話が多かったのはある意味良かった。
    こういう怪異もあるんだなって
    ラストはまさかのサプライズ。
    早く次巻を読みたい

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    2024年03月23日
  • 拝み屋備忘録 怪談腹切り仏

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    さて、久しぶりに読んだ拝み屋備忘録シリーズ
    やっぱり読んでて楽しいなぁ〜
    今回の話のテーマは『怖さを知らない怖さ』
    普通の人ならばある程度の線引きが出来るのだが
    中にはそんな線なんざぁ〜はなっから持ってねーよ!と
    怖いもの知らずのチャレンジャー(相談者)たちが遭遇した恐怖の体験を収めた。短編集でした。
    まあ〜殆どの話が自業自得だな…と思いつつ読んでました。
    突撃訪問したり…
    勝手に廃屋入ったり…
    鬼電したり…
    つけ回したり…
    調子乗ったり…

    なんしてんッッ!!

    ほぼほぼ苦笑いが止まらない…アホだなぁと

    それと郷内先生の病気の事も書かれていて
    中々大変だなと…
    早く治る事を祈りたいですね。

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    2024年03月07日
  • 拝み屋備忘録 怪談腹切り仏

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    昔と比べると、世間の人々は怖いものに対して、あるいは恐怖という感情自体に対して、鈍感になってきている(本文より)

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    私もそう思います…。
    麻痺していますよね…(^_^;)

    かく言う私も実感している。
    もっともっと怖い本を!と刺激を求め今に至る。笑

    郷内さんの会談も怖いのですが、最近では郷内さんを取り巻く環境や事象を楽しんでいる自分がいる…。
    要するにファンですね。

    今回は、そんなファンの皆様が郷内さんにかけた迷惑の数々が特集されております。

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    世の中には、なるべくなら関わらないほうがいい人間と、絶対に関わるべきではない人間の二種類がいる。(本文よ

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    2024年02月14日