【感想・ネタバレ】拝み屋備忘録 怪談双子宿のレビュー

あらすじ

時が過ぎ、処が変わっても、今もここに居る怨念!
宮城の拝み屋に持ち込まれた戦慄の実話集!

東北でリアルに拝み屋を生業としている郷内心瞳が、自らの体験も含めた怪異の数々をしたためた一冊。誰がどのように届けたのかわからない、黒く煤けたダンボール箱の恐怖「宅配便」、魔除けの札を求めてきた女性の部屋にあったのは奇妙な人形。それに込められたおぞましい邪気とは「エコケ人形」、療養のために著者が訪れた山間の温泉旅館での奇妙な出来事「双子宿」など55話を収録。怪異は誰の身にも起こり得る。そして決して他人事ではないのだ――。

出版社からのコメント

宮城県出身・在住。郷里の先達に師事し、2002年に拝み屋を開業。憑き物落としや魔祓いを主軸に、各種加持祈祷、悩み相談などを手掛けている。2014年『拝み屋郷内 怪談始末』で単著デビュー。他『拝み屋怪談 逆さ稲荷』『拝み屋怪談 来たるべき災禍』『拝み屋異聞 うつろい百物語』など。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

拝み屋を営む郷内心瞳の体験・収集した怪異を綴った1冊。

「宅配便」「どこから来たのか」「エケコ人形」「不明の声」「永久未遂」「四コマ写真」が残る怖さかなぁ。
坂下にまつわる怪異は自業自得と思うので、同情はしない。教訓にはします。
坂下が経験した「警備員」はやばいぐらい怖い。
怪談は見えたよりも、見られた、が怖いと思います。向こうもこちらに気づいている、という肌感覚。
いつでも変わらない感覚。

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2018年10月21日

Posted by ブクログ

通算8作目。

竹書房からの初作品。

以前ネットでみたインタビュー記事の怪談が見れて超楽しかった!
どれもおもろい話が多く大満足だった半面、双子宿はすぐ終わり、最後は阪下君の話だった。
ダメなことをしまくってはいるんだけど、なんか男気にあふれていて、すごいなと思った。

前作が謎の終わり方をしていただけに、続きが見れるかと期待したが見れませんでした、、、

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2024年06月08日

Posted by ブクログ

なんと1日で読んだ!
これはほんとに短編集。
夜中家に1人で読むと盛り上がります…!
これも理不尽な死や不幸があって、心霊体験をしたからなのか何か理由があって心霊現象がおこったのか。
この著者は他意はないんだろうけど、女性は名前、男性は苗字で呼ぶのが気になる。

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2023年02月20日

Posted by ブクログ

 え? 拝み屋? フィクションなの? それとも実話?
 読み始めたときは、収集した実話怪談なのか何なのか迷う。収集した実話怪談と拝み屋として体験したことのミックスのような作品。
 収集した怪談はコンパクトでありつつもぎゅっと濃縮されたこわさで、拝み屋としての体験談はまるで小説のような臨場感。どんどん読むうちに、これがどういう経緯で書かれたのかとかそういうことは気にならなくなる。面白い。

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2020年06月09日

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