岸惠子のレビュー一覧

  • わりなき恋

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    岸惠子さんの小説は初めて読みました 私にとって岸惠子さんは子供の頃にドラマで観たパリの叔母さま おしゃれで美しく凛としたイメージ 小説は岸惠子さんの自叙伝的なものと言われていますが、人生の折り返しをゆうに過ぎた男女の恋愛 単に好きだけではいかず生きてきた分,抱えたものもあり駆け引きではない心の揺らぎ 時には感情的に読んでいて苦しくもあり切なくも 大人の恋愛って必ずしもできるものではない これは本当に大人だからできるものなのかもしれない

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    2026年09月20日
  • 91歳5か月 いま想うあの人 あのこと

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    積読本から次に読もうとこの本を選んだ矢先の訃報だった。今年五月に発売されたこの文庫版のあとがきは「私は令和八年八月で94歳になる」の書き出しで始まる。鶴田浩二との恋、「おねえさん」と慕ったショーケンとのエピソードが印象深い。凛とした美しさのある方だった。映画ではやはり『悪魔の手毬唄』のリカさんが印象深い。ご冥福をお祈りいたします

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    2026年08月20日
  • わりなき恋

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    ネタバレ

    六十九歳の女性と五十八歳の男性のラブストーリー。
    主人公である笙子は気高く情熱的な女性。美しい人というのはこういう人なんだろうなと思う。

    気高く生きることはすこしさみしい。

    でも兼太がひとり残された後も笙子をずっと愛していられるのは、さんざん気持ちをぶつけあったにもかかわらず、笙子が最後にぐっと感情を飲み込んで美しい去り方ををしたからだと思う。

    こんなにも美しいまま人の記憶にとどまれるのなら、すこしさみしくてもそんなふうに生きてみたいとも思ったりした。

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    2025年03月01日
  • わりなき恋

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    ネタバレ

    読み始めが
    パリ行きのファーストクラスの座席は
    いつも隣を空けてもらっているのに
    今回はどうしてもダメで不満という状況で
    う~ん、金銭感覚の違うお金持ちの人の
    贅沢な恋愛物語なの?と少し後悔しながらも
    読んでいくと、いやいや、参りました
    まっすぐに激しく正直に落ちていくような恋の始まり
    若くはないからこそ生じるいくつかの問題と
    いつの間にか身に付いている性(サガ)と原因
    70を過ぎた笙子の素直でいて賢い気持ちの模様
    胸が痛くて、辛くて、でも幸せで複雑
    最後は、いつの間にか涙が出ていました
    小説なんだけど、小説とは思えない、思いたくない
    素敵な大人の恋愛でした

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    2014年08月30日
  • 30年の物語

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    エスプリの効きすぎた比喩や装飾がふんだんに盛り込まれた文体や会話に、最初のうちこそやや表層的という印象を受けた。もう少しシンプルな伝え方の方が好きだなと思った。けれど読み進めていくとどんどん癖になっていくし、ぐいぐいと引き込まれていく。単に教養豊かな国際派女優がおしゃれに知的な言葉遊びを楽しんでいる本などでは決してなく、彼女が出会ったひとりひとりの人達を深く観察し、向き合って対話をし、その中から思考を深めていった、その過程がいっぱい詰まっていると思う。

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    2011年09月19日
  • わりなき恋

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    どうしようもないとは解っていても恋に心が揺さぶられることはある
    若ければそのまま突き進むが、ある程度歳を重ねると躊躇する
    自分が置かれた環境や「もう年だから」とか「今更…」というのが理由がほとんどだけど、それはすべて自分に言い聞かせているだけ
    いくつになっても恋は必要だけど、恋をするといくつになっても苦しい

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    2026年09月20日
  • 孤独のレッスン(インターナショナル新書)

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    ネタバレ

    人それぞれの孤独

    17名の著者による孤独論。
    特に興味を惹かれたもの↓

    中条省平(フランス文学者)/孤独と追放――アルベール・カミュ最後の10年
    『異邦人』『ペスト』の作家という程度でしかカミュを知らなかったので…作家にここまでの重圧というのは現代では存在しないのではないかな

    奥本大三郎(フランス文学者)/永井荷風――独身者の悦びと不安
    気ままな一人暮らしが印象的でした。

    新元良一(作家)/ソロー『森の生活』が語りかける声
    この孤独、場所だけなら我が家の近所でも実践できそう。僻地じゃなかったんですね。

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    2025年04月29日
  • 孤独のレッスン(インターナショナル新書)

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    感想
    どれだけの才を持ち合わせても、どれだけの美貌を手に入れても。孤独は人間に付きまとう。耐えるという態度を捨てた楽しむという付き合い方。

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    2023年04月26日
  • わりなき恋

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    【secret loveただ僕と一緒に歩いて】69女と58男の限りある未来の愛の道。最後の笙子の選択は苦しいけど潔い愛し方ね。「苦しくて耐え難い焔のような恋」老年女の潤い葛藤。私もその歳になった時、抱きしめ合える人が側にいて欲しいな。我慢強い笙子の性格が自分と重なる。我慢し診察で医師が驚くようなシーンも甘え方を知らないところも。九鬼の想いの強さ、ミモザの意味、クリムトの絵画も含めた話のネタは、絵画の意味を味わいながら再度読み直したい作品。『接吻』今すぐ見たいなぁ。クリムトの描く女性美は綺麗です。黄色いミモザの花言葉=秘密の恋、友情。イタリアでは男性が日頃の感謝の気持ちを込めて、妻や恋人、身近の女性にミモザの花を贈る習慣がある。九鬼さんが何もなくなった地に黄色いミモザの花盛りを眺めた時の涙の重さがとても切ない。ちと。読み進めるのに時間がかかった。現実的にありえないシチュエーションだからか?それとも本当にあった話だからか?

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    2020年02月10日
  • エロスの記憶 文藝春秋「オール讀物」官能的コレクション2014

    購入済み

    粒揃いの作品集です。小池真理子さんの作品を目当てに買いましたが、各先生の作品それぞれ格調の高いエロスで楽しめました。このお値段でこの内容はお得です。

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    2020年05月05日
  • 30年の物語

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    岸惠子さんの文章をきちんと読んだのは初めてだった。少々技巧に傾きすぎる感があって、格段に上手い文章とは思わない。が、書かれている内容はかなり重い。一部の人からは、「日本を捨てた」と批判的に見られている人間が、それでも真摯に社会のことを見て、考えて、論理化しようと悪戦苦闘している様子は十分理解できる。フランスと日本と、どちらにも一体化できない人間になってしまった日本人女性の生き方は、多数派の日本人には共感されないだろうと思うと、私も少し暗い気分になってしまう。

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    2016年01月27日
  • 30年の物語

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    この本を読んで私の心の奥底に潜む偏見に気づきました。「俳優」を「作家」の下に置き、俳優は一流の感性を持ってはいても、それを文字で表現するだけの知性を持っていないと思っていました。本を読み終えたとき、私はなんとおろかな偏見に囚われていたのかと自らの浅はかさに恥じ入りました。多彩な語彙をあやつり、激動の時代の光と影、そしてそこに生きる人間の微妙な心の襞を描き出す岸さんの筆力に畏敬の念を禁じ得ません。

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    2010年09月28日
  • 30年の物語

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    20代で単身渡仏し、激動のヨーロッパで過ごした日々。
    強い女性だなーと思います。
    エッセイというよりも自伝というほうがしっくりきます。
    難しい話もたくさんありましたが、もう一度じっくりと
    読み返したい、そんな一冊です。

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    2010年05月15日
  • 30年の物語

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    岸恵子は女優である、ということだけは知っていたけれども、エッセイを書く人だとは知らなかった。日本に帰国した際に、何気なく手にしたエッセイだったけれども、かなり面白く読んだ。表紙の写真をみてもらえば分かるけれども、かなりの美人だ。僕よりも2まわり以上年上の方なので、僕自身はかなり年をとってからの岸恵子しか知らない(それでもかなりの美人だったけれども)が、若い頃は本当にきれいな人だったのだな。エッセイは鋭く固い。感受性が強く相当に頭の良い人だな、ということを強く感じる。個性的で我が強い感じも受ける。男にとっては、非常に魅力的な人だろうけれども、なかなか手に負える人ではない、という印象だ。

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    2011年07月25日
  • わりなき恋

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    「ここまで己をさらけ出す小説が書けるとは」という見城徹氏の大賛辞が、本書を手にとるきっかけとなった。 70歳に手が届く女性の恋を描いた作品。巻末の解説もよかった。

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    2026年10月01日
  • 愛のかたち

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    ネタバレ

    「愛のかたち」と「南の島から来た男」の2作品が収められていた。
    「愛のかたち」は日本の化粧品のパリ支社に勤める詩子がパリでであった飛行機女性教官のアンヌやその息子のマティー。そして、日本人弁護士ブキャナン達との人間模様を描いた作品。
    「南の島から来た男」は、主人公の華子がパリでで出会ったモーリシャス出身のドミニックとの淡い恋の話。

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    2026年09月04日
  • 孤独のレッスン(インターナショナル新書)

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    ネタバレ

    子育てが終わった今、自分の時間をどのように過ごすか。
    それが知りたくて手に取りました。

    「孤独の豊かさを知っている人には独特の気品が備わっているのものです」
    納得!

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    2026年08月01日
  • 91歳5か月 いま想うあの人 あのこと

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    華やかな世界で生きてきた方の人生の回顧録。
    プライベートの生活も交友関係も華やか。これからわたしの人生にも華やかさが増すといいなと思う。

    また、あとがきから伝わってくる人生終盤戦のリアルに心を許せる人間関係をできるだけ作っておきたいと思う。

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    2026年07月11日
  • わりなき恋

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    年齢差の男女の恋(女性が年上)を長年の歴史をかけて語られている。ヒロインの伊奈笙子さんは著者の岸恵子さんがモデルのような気がする。自伝で創作も多少加えて物語となっているのではないか。それにしてもスケールの違う話で庶民の日常とはかけ離れている。でもそれが読書で楽しめるという醍醐味でもあって一時のセレブを味わえた。

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    2026年06月22日
  • 孤独という道づれ

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    偶然手に取った一冊。
    読んでいく中で岸さんっておもしろい方だな、この人が出ている作品見てみたいなと感じる一冊。

    岸さんの考えてることや感じたことをおもしろおかしく書いてあります。

    人生色々だなと感じたい人にはピッタリ

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    2025年11月24日