佐藤優のレビュー一覧
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ウクライナ侵攻によりロシアの存在感が高まる中、ロシアという国、ロシア人のものの考え方を知ることが大切である。
前書きには、「人間とは何かというテーマに対して、ロシアを切り口にして人間について語り合った。人間力をつけるための究極の実用書として活用してほしい。」とある。
テレビ映画「捕虜大隊・シュトラフバット」では、捕虜大隊は、下がったら撃ち殺される。諜報部隊のスメルシュは、狼藉を働いた囚人兵を打ち殺し、恐怖である。
ウクライナのクライは、辺境という意味。ロシアとウクライナでは、捉え方が違う。ウクライナ西部のガリツィア地方は、第二次世界大戦中はドイツについた。ロシアとは相入れない地域。ソ連時 -
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佐藤優氏の本は多く読んでいるが、対談相手に誘導されたり振り回されている佐藤優氏を見るのは新鮮で面白かった。作家であり、またインテリジェンスに精通している手嶋龍一氏なればこそで良い組み合わせ。手島氏が佐藤氏を持ち上げたり詰め寄ったりとドラマを感じさせる演出がある。
ただ佐藤優と、例えば池上彰氏との対談本なのでもそうだが、対談でありながら読者への解説を二人でもって淡々と進めていくスタイルには妙な面映ゆさを感じてしまう。その解説の恩恵に預かっている身ではあるが。
改めて宗教・信仰の負の面を強く認識させられる。本来人々の苦しみを取り除き豊かに暮らすために生まれたものなのに、妄信するあまり排他的・攻撃 -
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この本はおそらく佐藤優氏が執筆したものでなければ読んでいなかったかもしれません。自分もまた『国体』という言葉を聴いて『国民体育大会』を連想する『戦後の日本人』の典型であると読んだあとに思い知りました。
本書は戦後GHQによって禁書となった『国体の本義』に「知の怪物」こと佐藤優氏がその全文に詳細な解説を加えていくというものです。
はっきりいって、僕の理解を超えておりました。僕も佐藤氏の言うように「国体」という言葉から連想されるのは国民体育大会のことであろうと思っていた一人です。どうやら僕は戦前の文章を読むことすら困難な人間かもしれないなどと思ってしまいました。
展開されるテーマは天皇 -
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ネタバレ日本でドフトエフスキーを語るにあたって俺以上の適役はいない!!という優節全開の本書。熱意はわかるが『カラマーゾフの兄弟』の章冒頭に物語のネタバレがあるのはどういうこっちゃ。未読の方はご注意ください。
『白痴』読解の章ではカトリックとロシア正教の「神と人間の関係」についての比較があり、「カトリックにおける救済は神から人間への一方的な恩寵」であるのに対しロシア正教は「人間が神になるというのが正教の究極的な目標なのです」と解説されている。だとすると新世紀エヴァンゲリオンの人類補完計画って正教の考え方に近いのかな?だってあれはひとりひとりが他者を必要としない=補完目標なんでしょ? (エヴァ詳しくない -
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200頁強の新書サイズ、しかも字が大きい。
このスペースに12人の論客とのインタビューを載せるのは無理。中途半端。
物足りない。
これでは12人も活きないし、佐藤優さんが何考えてるかもちょっとしかわからない。
不完全燃焼
はじめに 佐藤優
1 奴隷根性こじらせていませんか? 白井聡(政治学者)
2 カネとリスクを考える 真鍋昌平(漫画家)
3 常識をグラッとずらしてみると 村田沙耶香(小説家)
4 ポスト・コロナの「脱成長」社会を生きる 斎藤幸平(哲学者・経済思想家)
5 「こころ」をなくしかけた時代に必要なもの 東畑開人(臨床心理士)
6 偶然性を味方につけよう 磯野真穂(人類 -
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内容は全く知らないが、勧められて読む本がたまにある。そんな本の一冊だが、佐藤優氏による米原万里氏の追悼本だったとは。
「ロシアは今日も荒れ模様」は昔何度か読んだ本。ロシアにはあまり興味はなかったが、良い文章だった事を覚えている。
佐藤優氏、嫌いでもないけど、書く本は良いものだと思うけど、それ以外の印象がどうも良くい印象。
佐藤優氏がチョイチョイ出てくるところが、必要か?と思ったり、私はあまり対談とか興味無いんだよなと思いながらペラペラ頁をめくる。
ロシアで体調を悪くした日本人に、梅干しのおにぎりを食べさせたら元気になった話等を読み、そうだよなこの方は骨があるよなと文章を読みながら思い出 -
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この本の中で、いくつも知らないことや、ハッとさせられることがあった
イスラエル政府はハマスの襲撃について「属性排除」の論理に基づいたものだと見ている。この「属性排除」とは人種や民族否定、つまりホロコーストと結びついてしまう。
イスラエルを建国する際の国是「たとえ全世界を敵に回してでも、自国が生き延びる道を選ぶ」という覚悟をイスラエルは持っている
これらを考えた上で、イスラエルの成り立ち、周辺国や世界の勢力図、国際機関の限界を合わせて考えるととても難しい問題なんだなと思う
しかし一方でユダヤ教の教えには「わたしが報復し、報いをする」と主が言われる・・・というのがあるそうです
自ら報復する -
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ほんの読み方について改めさせられる良い本だと思う。超速読など一見早く読む為の本に思われそうだが、本質的に読者自身の学力や読む力をまず鍛える必要性があると著者は繰り返し伝えている。つまりどれだけ早く読めても内容を理解できる頭脳がなければただペラペラ本をめくるだけで意味がないのだそう。コレには世の中の速読本を完全に一掃した発言で私はすごく納得した。私自身勉強も必要だと学ばされたし、読む力不足だと痛感したが、この本の内容自体は30%くらいしか理解出来なかったように思う。熟読も必要だが、この本を理解する為にこの本に紹介されている本を先ずはよんでいこうと思う。
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第2巻には、使徒言行録、書簡集、ヨハネの黙示録が収められています。
「キリスト教」というあたらしい宗教を立ちあげたパウロの行跡が語られ、信徒たちにあたえられた彼のことばが示されています。
「あとがき」にあたる「もっとキリスト教を知りたい人のために」という文章のなかで佐藤は、「通勤や通学の途上、電車、地下鉄、バスの中で手軽に読むことができる聖書がない」といい、新書版の聖書を刊行することを思いついたと述べています。ハンディ・サイズの聖書は以前からありましたが、電車のなかで読むのは周囲の視線が気になるし、また文字が小さい、ページが繰りにくいなどの問題もあります。「文春新書」という一般の新書レーベ -
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新共同訳の聖書を新書に収録し、佐藤優による解説を付している本です。第1巻には、四福音書が収められています。
巻末に収録されている「非キリスト教徒にとっての聖書」で佐藤は、「私は功利主義者だ。役に立たない読書は基本的にしない」とみずからの立場を明言したうえで、現代の世界が直面しているさまざまな問題をより深く理解するために聖書が役に立つということを、「非キリスト教徒」の読者に向けて語っています。
ここで佐藤は、佐藤は、菅直人が掲げた「最小不幸社会」という国家像に対して、「政治に夢や理想、あるいはユートピアを託すことを初めから諦めている」という問題点を指摘し、いっさいの政治的判断が情勢論にもとづ -