佐藤優のレビュー一覧

  • ファシズムの正体(インターナショナル新書)

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    イタリア・ファシズムの歴史と構造を基に、現代社会への警鐘を鳴らす作品  「自民族中心主義」「全体主義」「ナチズム」「独裁主義」などと「ファシズム」は同義語だと思っていた。(全く違った!)
     イタリア・ファシズムの歴史と構造を紹介しながら、ファシズムの思想と論理を理解し、国内外の情勢分析ができるような力を身につけることが本書の目的らしい。
     ファシズムとは本来「国家の介入によって国民を統合し、自由主義的な資本主義が生み出す問題を克服していこうとするもの」なのだそうだ。その意味では福祉国家のイメージと極めて近いと筆者は言う。だから、ファシズムは国家至上主義である。なぜなら、格差などによる国民の分断

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    2026年01月18日
  • 人生に必要な教養は中学校教科書ですべて身につく 12社54冊 読み比べ

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    素晴らしいです。よほどの阿呆でない限り、これを読破すると教科書が読みたくなります。中学校の教科書というと、あまり記憶にない人がほとんどなのでは。こういう機会で改めて見直してみると、実に充実した内容であり、当時の僕らは殆どを取りこぼしていたことがわかる。(帯に著者2人の顔があるせいか、何故か社会科の教科書のみを想像してしまったが、数学、国語もきちんと考察していて、よい。)若者を新人類と呼ぶ前に、どれほど濃い内容を学習しているのか見直してみるのもよいかもしれない。

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    2020年08月04日
  • 超したたか勉強術

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    恐らく再読。実践書であり、当時の時事を取り上げているので発売当初に向き合うべき本だったような気がする。日本史A、世界史A、イギリスの歴史教科書を手に読むのが正しい読み方でつらつら読むだけの本ではない。最終ページに『「一冊の本」(2014年4月号~2015年3月号)の連載「超したたか勉強術 私が外務省研修指導官だったら・・・」に加筆のうえ再構成したものです』とあり、この本の目的と意味が分かった気がした。

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    2020年08月03日
  • 公安調査庁 情報コミュニティーの新たな地殻変動

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    「インテリジェンスオフィサーは語らず。」(p38)

    これは人の身体のシステムも同じでしょうね。健康な時にお腹も歯も存在を忘れているがしっかりと機能してくれているわけで巣から。ところが、一度不調になると痛くなり気になって、不調な時ほど主張は激しくなっていき仕事が手につかない、勉強が手につかない。そんな経験は誰しもありますよね。
    縁の下の力持ちほど目立たないですが、機能はしっかりしていることを私たちは意識しておかないといけません。主張がないということで良い組織でも理解のないアホな議員は人気取りのために予算を削ろうとしてしまったりします。杉を植えると助成金が出たりしますし、他に削るところはあるのに

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    2020年07月31日
  • 教育激変 2020年、大学入試と学習指導要領大改革のゆくえ

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    200622教育激変 池上彰 佐藤優
    教育は誰もが一家言を持ち、語れるテーマ
    両名の教育論は真摯さと水準の高さを感じるが
    他方、オーソドックスでもある
    現代における教育改革のプライオリティは何か?

    偏差値至上主義教育の弊害 
    東大問題 知識 人物
    単なるヒエラルキー 上には上がいる

    読解力>記憶力・計算力 新井紀子

    養成すべき「真のエリート」
    ノブレス・オブリージュ

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    2020年07月24日
  • 人生に必要な教養は中学校教科書ですべて身につく 12社54冊 読み比べ

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    中学校教科書が、社会人として必要な教養を得るための最適なツールである、と二人の筆者は主張している。とくに印象に残っているのは、以下の理科の教科書の記述である。「沼、池、潟、洲、川などがつく地名は、水が豊富で生物が住みやすい土地だったことを示しています。また、谷、沢、窪、久保などは谷の地形を表し、周囲より低い土地で、大雨のときに雨水が集まってくる可能性があります。」これが社会ではなく理科の教科書にのっているのも驚きだが、ちょうど、九州豪雨の時期であり、また、同様の内容がネットのニュースに出ていたこともあり、強く印象に残った。ただ、人生で必要な教養が身につくというのは大げさかなと感じた。教養の一歩

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    2020年07月12日
  • 50代からの人生戦略

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    とても読みやすい文章で書かれている。50歳以上の人には是非とも読んで欲しい。クリスチャンである著者は、随所に聖書の身ことばを引用している。

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    2020年07月07日
  • 人生に必要な教養は中学校教科書ですべて身につく 12社54冊 読み比べ

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    自分たちが当時習ったこととは異なる点や、興味を引くための工夫が随所にちりばめられているところの紹介など、非常に興味深い対談だった。

    特に社会科目(地理・歴史・公民)について、地理には地政学的要素がある点や、鎖国は完全に鎖国ではなかった点など新たな気づきもあり、確かに一度読んでおきたい、と思う。

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    2020年07月04日
  • イスラエルとユダヤ人 考察ノート

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    著者の考え、思考が神学から由来している、というのはほかの著書でも何度も記述されているが、今回、はじめてその深掘りされているところを得られたように思う。

    考え方や情勢分析など、著者の思考を追体験する形で得るものは多い。また、「スパイ」「ユダヤ人」「ロシア」「外交」といった切り口からの著述は、著者以外には書けず、それぞれが複雑に絡み合っていて深遠さを増している。

    新書ではあるものの400ページ近くあり、かつ、記述が難解なところもあるので、人を選ぶ本であるのは事実である。ただ、「毛色の変わった少し難しい本を読んでみよう」という人が挑戦してみる価値は十分にある。




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    2020年07月04日
  • 50代からの人生戦略

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    同著者の「40代でシフトする働き方の極意」が良かったので、次のステージとなる50代に興味をもち購入。

    かつて批判していた「働かないおじさん」にいつの間にか自分がなってしまっていたり、新しいプロジェクトの責任者になるのを躱したり、組織の矛盾や悪とは正面とは戦わない、といった、今の40代以下から見たらやや暗くなる箇所はあるものの、理想論に走らず、現実をしっかりと見つめたアドバイスには非常に好感が持て、腹落ちするものでもある。

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    2020年06月28日
  • この不寛容の時代に―ヒトラー『わが闘争』を読む―

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    「私の考えだけが正しい。自分以外はすべて間違い。」といったポリティカリー・コレクトに見られるように、昨今は相手の価値観や考えを受け入れられない人が多くなり、他者に不寛容になっているように思う。

    この本を読み、ヒトラーのように物事を単純化し、感情に訴え、印象論を巧みに操り他人を操作しようとする技法にも注意しなければならない、と感じている。「数字・ファクト・ロジックで物事を判断する」というのは出口治明さんの言葉だが、人の意見を聞くときは、印象ではなく、きちんと実証がそなわっているか、というのも見抜かなければならない、と。

    すこし難しい本だが、複眼的に物事を捉える重要性を再認識できるきっかけとな

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    2020年06月28日
  • 悪の正体 修羅場からのサバイバル護身論

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    ネタバレ

    自らが正真正銘の善人だと胸を張れる人はいない。
    私も6対4の割合で悪人だ。

    現代は悪への感度が鈍くなっているらしい。
    犯罪などのわかりやすい悪だけが悪ではもちろんなく、
    どの人間にも内在している悪、その本質を
    プロテスタントの立場から聖書の言葉を引用し論じる。

    「悪は人間によって行われる」という一点が、この書の力点。シンプル。

    たしかに、善人・悪人という区別なく、皆が悪を行うものだとすると、人を無闇に断罪し、人に期待し絶望することもない。

    私も自分が悪い行いをしがちなのだと念頭においておこう。
    そして偽善から善に限りなく近づこう。

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    2020年06月27日
  • 世界史の極意

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    過去の歴史と現代の現象を比較し、類似性を見ること(アナロジー)の重要性を説いている。
    資本主義、ナショナリズム、宗教からなる新・帝国主義をアナロジカルに洞察することで、今後の戦争を回避したいという著者の想いが通説に語られている。

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    2020年06月21日
  • 世界と闘う「読書術」 思想を鍛える一〇〇〇冊

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    佐高信さんと佐藤優さんが自らの思想を鍛えてきた本や実体験などを語り合った本。思想を鍛えるためのブックリスト付き。

    変化の激しい時代を生き抜くには「物事の本質」を理解する必要があります。物事の本質を理解するための一番の近道は読書です。

    本書は二人の対談を通して、読書から物事の本質をつかむヒントを得ることができます。

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    2020年06月20日
  • 教育激変 2020年、大学入試と学習指導要領大改革のゆくえ

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    池上彰、佐藤優とも既に大学で教えているが、日本の将来のためもっと仲間を引き入れ、日本の教育に携わって欲しい。

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    2020年06月18日
  • 聖書を語る

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    二人の対話で読み易い

    外務省のラスプーチンと言われた佐藤優氏が、その神学者の側面をしっかりと出された作品。キリスト教徒である中村うさぎ氏が、佐藤優氏にキリスト教の考えを聞くという内容です。
    キリスト教に関する知識が、殆どなくても読めると思います。書名の「聖書を語る」のとおりで、聖書を基本としたキリスト教を語るであろうと思います。プロテスタントに関する知識の入門書です。

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    2020年06月16日
  • 聖書を読む

    H

    購入済み

    二人の対話で読み易い

    「聖書を語る」の続編。聖書を読むとの書名のとおり、創世記、使徒言行録、ヨハネの黙示録を読むもの。福音書は読まれていません。所謂イエスの生涯に関する知識は前提のようです。一般的な仏教徒の日本人は(私もですが)、旧約聖書をちゃんと読んだ人は少ないと思います。良い知的刺激となりました。

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    2020年06月26日
  • 宗教の現在地 資本主義、暴力、生命、国家

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    世界に大きな影響を与え続けている宗教思想について、「資本主義」「暴力」「生命倫理」「国家」の4つの視点から語られた本。

    宗教を正しく理解することで、歴史や現代社会をより深く理解できるようになります。そのことを本書は教えてくれます。

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    2020年06月15日
  • 宗教改革の物語 近代、民族、国家の起源

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    最終話とあとがきに著者がこの本を書いた動機が語られている。ヤン・フスの生涯と思想を辿る本編もたくさんのエピソードが入り混じり小説を読むような面白さがあった。
    「民族という現象がどうして生じたか」について考えるために、フスの行動とその影響、広がりを追う。筆者が民族の起こりに関心を寄せるのは彼が沖縄出身だからだ。

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    2020年05月31日
  • 知的再武装 60のヒント

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    さすが両巨匠。対談を通じて二人の生半可でない経験に裏打ちされた深くて広い知見にいつもながら驚かされる。
    今まさに還暦を迎えた私には人生の残り時間が余り無く、本もあと400冊くらいしか読む時間が無いのかと思うと少し寂しい気もするが、されど「人生明日死ぬが如き生き、永遠に生きるが如く学ぶ」である。良い本や映画や音楽や出会いを厳選しながら、知的再武装を図ってエンパワーをし、人生を楽しんでいきたい。

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    2020年05月28日