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  • 金持ち父さんのこうして金持ちはもっと金持ちになる ――本当のフィナンシャル教育とは何か?
    3.9
    これは学校では教えないお金の知識についての本だ。金持ちがもっと金持ちになる理由は、本当のファイナンシャル教育にあった。それは、「学校に行って仕事に就き、懸命に働いてお金を貯め、家を買い、借金を返し、株式に長期投資する」という、かつてのおとぎ話とはまったく異なるものだ。本書は『金持ち父さん 貧乏父さん』の大学院版であり、あなたが今後生き残り、経済的に成功したいなら、この本が役に立つだろう。
  • 「文明の裁き」をこえて ――対日戦犯裁判読解の試み
    -
    「文明の裁き」――東京裁判を始めとする対日戦争犯罪裁判を、原告である旧連合国はそう位置づけた。そのなかで、戦犯とされた日本人はいかにして西洋文明という異文明に対峙したのか。膨大な法廷速記録をはじめとする諸史料を丹念に読み解き、「曖昧な答弁で責任追及をはぐらかす日本人戦犯」という丸山眞男流のイメージは誤りだったことを明らかにする。また、西洋側の判事・弁護人にも日本の理解に努めた者がいた。その苦闘の跡から、「文明」の内実を問いなおす。戦犯裁判の実像に迫る研究を積み重ねてきた著者の代表作にして、山本七平賞受賞作。
  • 古代ギリシア哲学講義 ――生きるヒントを求めて
    -
    ソクラテスは言う――「いちばん大切なのは、単に生きることではなく、よく生きることだ」。では「よく生きる」とはどのようなことか。「単に生きること」だけでも容易ではない状況を、人はいかに生きるべきなのか。本書はそうした根源的な問いについて、『ソクラテスの弁明』『オイディプス王』『国家』をはじめとする古代ギリシアの哲学、文学の名作を手引きに、深く掘り下げて考える。2400年のはるかな時を超えて現代の我々に生きるヒントを示してくれる古代の叡智の数々を、ギリシア哲学研究の碩学が縦横に論じ、わかりやすく読み解いて伝える連続講義。
  • 物理学の発展 ――山本義隆自選論集II
    -
    近代に入り、飛躍的な発展を遂げた物理学。自選論集の完結編にあたる本書では、熱力学や電磁気学などの18、19世紀における革新的な成果を跡づけつつ、古典力学から量子論・量子力学の誕生までの道筋をたどる。18世紀を代表する数学者オイラーをめぐる「Eulerの力学」、近代における宇宙像の転換を論じた「カントと太陽系の崩壊」、熱力学の形成と発展を概観する「力学と熱学」、量子力学の入門となる「量子論から量子力学へ 量子力学入門」、さらにはかつて予備校生に向けて語った相対性理論の基礎講義に大幅な加筆修正を施した「相対性理論入門講座」など、計12本の論考を収録。
  • 頭がわるくて悪くて悪い
    4.0
    1巻1,716円 (税込)
    「宇宙人を殺すのはなんの犯罪にもあたらねえんだよ」 人間社会に溶け込み、悪事を働いている宇宙人を駆除すれば一晩で15万円。簡単なお仕事だといわれ、人生に行き詰った三浦馬連と山井孝直は宇宙人の隠れ家をタタきに向かう。合法ドラッグ、裏切りの裏切り……人はみんな思い込みで生まれて、勘違いで死んでいく。 日本語ドーピングの新鋭が描く、この世界の不条理=馬鹿馬鹿しさ。
  • 百人一首
    -
    藤原定家は,小倉山荘室内を飾る障子色紙和歌の染筆を依頼される.定家撰とされてきた王朝和歌の詞華集,百人一首へと繋がる.上代の天智・持統天皇から,鎌倉時代の後鳥羽院・順徳院まで,六百年近くの秀歌選.最大にして最小の日本古典.永く愛誦されてきた.近世までの諸注釈に目配りをして,歌の調べ,味わいを楽しむ.

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  • ピース・フィーラー ――支那事変和平工作史
    -
    支那事変(日中戦争)の特徴は、戦争遂行と和平への努力が、ほぼ全期間を通じ並行してなされたことにある。この和平工作の舞台には外交官のみならず、中国通の経済人やジャーナリストなど様々な人物が登場した。本書はまず、極秘裡になされたがゆえに捉えづらい和平工作の基礎事実を確定し、これに従事したピース・フィーラーたちの実像を描き出す。宇垣工作、汪兆銘工作をはじめとする数多の試みは、なぜ一つとして成功しなかったか。日本側の事変処理政策や政府声明の決定過程を詳しく追跡することでその原因を解き明かした。日中関係、戦時外交を考えるうえで欠かせない名著。
  • ロシア中世物語集
    4.3
    ロシア史の最も古い時期を扱い「過ぎし年月の物語」という名でも知られる『原初年代記』、ロシア的キリスト教精神を築いた12世紀の『フェオドーシイ聖人伝』、『ニーベルンゲンの歌』などと並び称される傑作『イーゴリ軍記』など、名高いロシアの中世物語を集成。11世紀からピョートル1世登場前夜の17世紀末までの作品を、文学的な見地から幅広く編纂したものとして類がない。各作品解説に加え、ロシア中世文学の表現上の特徴やその史的展開についての概説も収録。世界文学の中に特異な位置を占めるロシア中世文学を知るための、色褪せない物語集。
  • 人生にはいつも料理本があった
    3.5
    季節の味わいを教える本、未知の料理への扉を開く本、言葉にぐっときた本……20年以上にわたり料理本作りに関わり続けてきた著者が、愛をこめて語りつくす。
  • 平和の条件
    4.0
    第二次大戦下の1942年,ザ・タイムズ紙勤務時代のE.H.カーが戦後を見据えて発表した秩序構想.進行中の破局が19世紀秩序に根をもつとして,そこからの決別を唱え,20世紀的な現実に合わせた政治・経済・国際関係の変革の道筋を示す.ユートピア的思考が結晶化した本書によって,『危機の二十年』は乗り越えられた.

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  • えっ、コレ、誰得結婚?(1)
    4.0
    幼なじみで婚約者のバドと別れ、王命で公爵令息ダミアンと結婚した子爵家子息シュルティ。ところが3ヵ月経ってもダミアンと会わせてもらえず、謎の放置プレイ。にもかかわらず王都では、社交界の妖精王と名高いダミアンを顔だけで誑かしたとシュルティの悪評が広まり、居心地悪いことこの上ない。そんな時、遠征の途中で久々にバドと会い、笑顔に隠された彼の一途な恋心を知ってしまい……? 無自覚タラシ、シュルティの離婚への道!
  • 韓国ドラマ沼にハマってみたら
    3.8
    『愛の不時着』『梨泰院クラス』『私の解放日誌』etc.コロナ禍をきっかけに韓国ドラマにハマった作家が、その多様な面白さを作家ならではの視点で綴る。
  • 【合本版】クロスカディア 全6巻
    値引きあり
    -
    メガヒット・シリーズ『スレイヤーズ』を生み出した神坂一の新シリーズ。五つの月が巡る地『クロスカディア』を舞台に、自称悪人のメイとジジくさい主人公シンのでこぼこコンビがハタ迷惑な大冒険を繰り広げる!※本作品は『クロスカディア』シリーズ全6巻を収録しています。※本商品は1冊に全巻を収録した合本形式での配信となります。あらかじめご了承ください。
  • あさってのニュース
    4.5
    宇宙ホテルに幽霊が!? アイドルアバターが妊娠? 想い出を語る自動運転車 未来ではツノがおしゃれ!? マイクロプラスチック問題のブリリアントな解決法… あんな夢こんな夢、テクノロジーが叶えてくれる? 近未来のテクノロジーが実装された社会で起こる思いもよらない出来事をニュース仕立てでマンガ化。webちくま好評連載に描き下ろし3編を加えて、いよいよ刊行!!
  • 父の乳
    4.5
    「私は、自叙伝を書くつもりはなく、自分のうちにある“父”を、書きたいのである」──獅子文六は横浜の裕福な貿易商の家に生まれるが、十歳のときに父親を失い、その悲しみはいつまでも消えなかった。この慕情は六十歳で授かった息子への強い愛情へ変わる。本作は獅子文六の少年期から青年期までと、そこから四十年をへた晩年の愛息との日々を描いた自伝的作品。解説 岩田敦夫
  • 新編 意味の変容
    -
    <全体=内部+境界+外部>であり、境界は内部→外部、また外部→内部と意味を変容し得る──。他に類を見ない数学的・哲学的スタイルで近代日本文学の常識を覆した『意味の変容』。若き日を放浪のうちに過ごした異能の作家・森敦が、光学工場やダム建設現場での思索を結晶させた究極の私小説であり、その理論を代表作『月山』などにおいて具現化した文学論でもある。新編にあたり、空海の足跡を辿りつつ真言密教を独創的に読み解いた『マンダラ紀行』、京城で過ごした幼少期に始まる豊饒な半生をユーモラスに語り尽した『十二夜』を併録。森敦の思想の全貌を明らかにした決定版。
  • 日本語の外へ
    3.5
    湾岸戦争をアメリカのTV放送だけで追ってみる、という試みから始まった本書は、アメリカを突き動かす英語という言葉の解明へと焦点を移していく。母国語によって人は規定され、社会は言葉によって成立する。たえず外部を取りこみ攻撃し提案していく動詞中心の英語に対し、日本語とは自分を中心とした利害の調整にかまける言葉だと著者は結論付ける。言語にはそれぞれ美点と歪みがある。日本語のなかで生きる私たちは日本語という「歪み」を通してしか考えられない。「戦後」という時空間は、実はその「歪み」そのものなのだ。ではその歪みから自由になることはできるのだろうか。「歪み」を熟知したうえで「歪み」を駆使すれば、日本語の外へでていくことはできる、と著者は書く。英語と日本語への熟考が、やがて読み手を世界の認識の根源まで導く鮮やかな思考の書。 1997年は加藤典洋の『敗戦後論』と片岡義男のこの本の出現で画期的な年として記憶されることになるだろうと思った。(高橋源一郎『退屈な読書』より)
  • 皇帝たちの都ローマ ――都市に刻まれた権力者像
    3.5
    帝国の首都として繁栄を極めたローマ。世界に類を見ない壮麗な都市と建造物は皇帝たちの熾烈な権力闘争の場であり、その政治的意図を示す舞台でもあった。本書ではカエサル登場以前の紀元前2世紀から、コンスタンティノープル遷都にいたる330年まで約500年のローマの都市計画と建造物を一望し、そこに刻まれた各皇帝の政策や思想、歴史を読み解く。凱旋門、神殿、コロッセウム、浴場、広場や水路などを備えた都市はやがて変革期を迎え、皮肉にも都市に蓄積された歴史の重みによって終止符を打たれることになる。帝国の興亡を浮かび上がらせるスリリングなローマ都市史。
  • 伯爵の都合のいい花嫁
    -
    二週間で恋に落ちて、結婚するなんてできるのかしら……? 結婚をあせる伯爵が見つけた”都合のいい花嫁“。 だが妻はそれだけの女性ではなかった。 夫は、自らの恋心に気づくことはできるのか―― 大好評〈ワーシントン〉シリーズ! 【あらすじ】  ああ、まったく! 自分には妻が必要なのだ。それもすぐに。ハリントン伯爵ジェオフリーは英国大使副官の任務につくための結婚を焦っていた。プロポーズするつもりだった女性はいたが、ほんの少し領地に帰っていた間に、別の相手と婚約してしまったのだ。そんな時、友人の妹であるミス・エリザベスに目星を付ける。ターリー子爵令嬢で、家のことも万事取り仕切れ、外国暮らしに抵抗がなく、おまけに美人だ。なんとしても2週間で結婚しようと決心したジェオフリーは、舞踏会やお茶会に乗り出す。 いっぽうのエリザベスもジェオフリーのことを好ましく思っていた。しかし、彼女にとって何より大事なのは愛のある結婚をすること。夫を愛するようになったエリザベスだが、彼は都合のよい花嫁としか自分を見ていないと気づいてしまう。悲しく思うエリザベスだったが、夫の気持ちを測ろうと意外な行動に出る。そしてジェオフリーは、条件で選んだ花嫁への自分の気持ちに気づくことができるのか――?  大好評ワーシントンシリーズ、待望の第5弾。
  • 親子で学ぶ どうしたらお金持ちになれるの? ――人生という「リアルなゲーム」の攻略法
    3.9
    私たちの社会は、「合理的に考える」人がお金持ちになるようにできている。人生を攻略せよ! 橘玲が教える、これからの時代の人生戦略。/幸せな人生を生きるには“合理性”が武器になる! □2割の努力で8割の相手には勝てるようになる □「トレードオフ」を理解して社会の仕組みを知る □「複利」を活かしてお金を増やす □仕事は成功確率を考えて選ぶべし □時間には値段がついている □仲間を集めて強力なチームをつくれば大きく稼げる/子どもに世の中の仕組みをどう教えたらいいのか、迷っているあなたへ。読んだ子と読まない子で、将来は決定的に違ってくる。小学校高学年(10歳以上)から取り組める、8つのゲームにチャレンジしてステージを上げていこう!
  • AIに支配されたくなかったら「波動」を上げなさい
    -
    1巻1,716円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 近年、AI(人工知能)の進化が著しく、このまま進めば10年から30年の間にAIが人類を超える「シンギュラリティ」が起こり、人間社会をAIが支配すると予想されます。 もしかしたら今後AIが発達すると、人と同じようにコンピューターが感情を持つようになるかもしれません。それに心を動かされる人がいるかもしれません。 しかし、AIが持つ感情と、人の感情は同じでしょうか? スピリチュアルを冷めた目で見ているような人は、そんな違いにも気づかないかもしれません。 では、AIに支配されないためにはどうするか? それには、現代科学では解明できない力を発揮することが重要となります。 【目 次】 はじめに 第1章 成功している人は知っている スピリチュアルと意識のつながり  目に見えない「スピリチュアル」/スピリチュアルで運気が上がらない人々  /エネルギーには等価交換の法則がある/意識が物質に影響を及ぼす?  他 第2章 AIに支配されたくなければ「波動」を上げよう  AIに支配されるかもしれない近未来/成功したければ波動を上げればいい  /最初はオーディオの世界、現在はスピリチュアルの世界/波動は微生物にも影響を与える  他 第3章 私の周りの「特別な力」を持った方々  スペシャリスト1 不思議な能力の持ち主・孫儲淋さん/スペシャリスト2 波動を高めることが得意な男 浄化系エネルギー・ヒーラーケイ氏  /スペシャリスト3 大物政治家にもアドバイスをしている占い師・浅田かんな先生  他 第4章 「スピリチュアル」との付き合い方  「引き寄せの法則」だけを信じるのはかえって危険!/過度な清潔がアレルギーを増大させる  /波動グッズの正しい利用法/知らないうちに騙されている洗脳から身を守る方法  他 おわりに 著者プロフィール 広瀬 学(ひろせ まなぶ) 不思議ジャーナリスト 1971年生まれ 埼玉県出身。 オーディオ専門雑誌A&Vヴィレッジ(隔月月刊誌) 通販カタログの編集と雑誌アンテナショップ「エンゼルポケット秋葉原」の最高責任者として約10年仕事をする。オーディオは波動エネルギーで音が変化するということに気がつき、多くの波動グッズをオーディオ装置で比較視聴実験し販売してきた。 2010年オプティマルライフ株式会社設立。 代表取締役 として 波動、スピリチュアルグッズ、健康食品、化粧品などさまざまな製品をネット通販として発売している。 SNSの活動も行っている。 アメブロ ランキング  占い・スピリチュアルジャンル  31位 11月 Youtube 【公式】ユーチューブ 不思議ジャーナリスト 広瀬 学  チャンネル登録2.54万人 11月現在。 インスタグラム 広瀬学【オプティマルライフ公式アカウント】フォロワー3024人 11月現在。 この20年、オーディオ評論家、スピリチュアル専門家など著名な方と出会う。さまざまな出会いの経験から、本を4冊執筆している。 【著 書】 『解明される 波動の真実』(株式会社PHPエディターズ・グループ)2020年3月20日発売 『ちょっと笑える不思議な世界の裏話』(三恵社) 『非常識で最先端の幸せに成功する法則 見えない力を120%活用する Kindle版』(DNAパブリッシング) 『もう笑えない 不思議な世界の裏話!』(三恵社)
  • 閔妃暗殺 ――朝鮮王朝末期の国母
    -
    1895年10月8日、朝鮮駐在特命全権公使・三浦梧楼指揮の下、日本の官僚と軍人が朝鮮王朝の王宮・景福宮に乱入し、王妃を殺害するという大事件が発生した。本書はその顛末を詳述したもの。韓国でも翻訳出版され、大きな反響を得た。日本で「閔妃暗殺」と呼ばれるこの事件は韓国では「乙未事変」と呼ばれ、日本人にとっての「忠臣蔵」のように誰もが知る歴史的出来事となっている。一方、日本では歴史教科書への記載も少なく、認識している人も多くはない。いったい誰がなぜこのような凶行を計画したのか? 未来のために、日韓関係に深い傷を残したこの大事件の全容を知る。
  • 孤独への道は愛で敷き詰められている
    3.9
    1巻1,716円 (税込)
    アラフォーの柳田譲の前に現れた三人の女との出会いと別れ。愛を求め、また与えようとして却って孤独へと突き進んでしまう魂の悲哀を描く太宰治賞受賞後第一作!
  • みんなを嫌いマン
    3.8
    1巻1,716円 (税込)
    ある日突然80億人を救うスーパーパワーを手に入れた上原至は、”みんなを守るマン”として今日も人類の平和を脅かす地球外生命体と闘う。致命傷と思える攻撃を受けても完治し、どんな敵をも薙ぎ倒し、どこにでもワープできる彼は生きる伝説となっている。闘うことを強要され、弱音を吐くことを禁じられ、助けられなかった命に想いを馳せる全人類の奉仕者は、全人類の奴隷であった。彼はいつまで皆を救えばよいのか。彼に救いはあるのかーー。
  • 怪傑レディ・フラヌール
    3.8
    1巻1,716円 (税込)
    初代怪盗フラヌールの最後の盗品──それは刑務所! 最後のひと仕事に取り掛かる直前、偽フラヌールが自分を収監して刑務所を返却してしまった!? 怪盗フラヌールの返却行程、最後にして最大の敵が待ち構える、至極の怪盗ミステリー第3弾!
  • ポパー〔第2版〕
    4.7
    ウィーン出身の哲学者カール・ポパー(1902‐1994)。その思想は「批判的合理主義」として知られ、主として科学哲学や政治哲学の領域でこれまでに大きな影響を与えてきた。だが、この「知の巨人」の反証主義などの思想はたびたび誤解され、批判にもさらされてきた。本書は、ポパーを最も深く、かつ正確に理解する著者がそうした誤解を正し、ポパーの明晰さそのままに知の体系を解説するものである。『開かれた社会とその敵』の新訳も担当した著者による、いちばん信頼できる伝記として、また専門的見地に基づいたポパー哲学全体を俯瞰できる最良の入門書としても広く読まれてきた定番書、待望の改訂版。
  • おともだち 〈新装版〉
    4.3
    1巻1,716円 (税込)
    「日本のおともだち」「アメリカのおともだち」の2部構成で全5作品を収録。どこかなつかしく、そして新しい少女の世界を鮮やかに描く作品集。新装版で登場。
  • 沖縄戦記 鉄の暴風
    4.2
    第二次世界大戦における最激戦地の一つ沖縄。軍民合わせ20万人もの尊い命が犠牲となった。本書のタイトルの「鉄の暴風」とは、1945年3月26日から3カ月間にわたり途絶えることなく続いた艦砲射撃や空爆のすさまじさを表現した言葉だ。1950年の初版刊行以降、沖縄戦を象徴する言葉として定着した。地形が変わるまで打ち込まれた砲爆弾、壕に逃げ込んだ住民を炙り出す執拗な火炎放射、そして民間人にまで及んだ自死の強制。本書は行動を軍とともにした記者たちが自らも体験したその壮絶な戦場の実態を、生存者をたずね克明に記録したもの。現代史第一級の史料を初文庫化。
  • かごいっぱいに詰め込んで
    3.8
    1巻1,716円 (税込)
    「いいなあ、幸せそうで」 スーパーを訪れる5編の「生活」。 寿退社をして主婦となり、子どもが手を離れた美奈子。社会に出て働こうと思い立つが、転職活動は思うようにいかない。 (「おしゃべりなレジ係」) 小学生の頃からのある癖によって痩せた、大学生の流花。しかし「ぶた」と呼ばれて受け流してしまった当時の自分を未だに許せない。 (「小さな左手」) 元彼女に二股をかけられて以来、マッチングアプリで遊ぶようになった亮。ある日会社の後輩から、SNSで自分がヤリモクの要注意人物として晒されていると知らされる。 (「気をつけてください!」) 友達の結婚ラッシュに焦り、婚活アプリで出会った貴文と結婚した咲希。出産した友達に「次は咲希の番だね」と言われ、咲希も妊活を始める。 (「なわとびの入り方」) IT化についていけず、早期退職した哲郎。ハローワークで再就職先を見つけられず、妻にも愛想をつかされ、公園のベンチで昼食をとる日々が続く。 (「不機嫌おじさん」) 「もう無理かもしれない」そんな気持ちを真下みことは掬い上げ、寄り添い、抱きしめてくれる。
  • DAILY26日間 英検準1級 集中ゼミ7訂版(音声DL付)
    -
    1巻1,716円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 1日30分×26日間で、英検準1級の一次試験突破を目指そう! ●英検リニューアルに対応 2024年度検定から実施の新形式に対応しています。 ライティングに新しく加わった「英文要約」問題についても、詳しい解説とオリジナル問題を収録。 ●1日30分×26日間完成 1日に取り組む範囲がきっちり決まっているので、学習計画が立てやすい! 巻末の模擬テストをのぞき、1日の学習に必要な時間は30分程度。忙しくても学習時間を確保しやすい構成です。 ●自動採点アプリ対応 「実力完成模擬テスト」は、自動採点アプリ「学びの友」対応。 ※詳しくは「学びの友」公式サイトをご覧ください。 ※本書の音声は、公式アプリ「英語の友」でお聞きいただけます。詳しくは、「英語の友」公式サイトをご覧ください。(CDは付属しておりません) ※本書は『DAILY25日間 英検準1級 集中ゼミ [6訂版]』の収録問題を、2024年度の問題一部リニューアルの試験形式に合わせて問題追加・再編集したものです。
  • 神経回路網の数理 ――脳の情報処理様式
    -
    脳は多数の神経細胞の集合で、その機能は複雑な神経回路網によって担われ、最高度の情報処理システムとして働いている。ここに情報の基本原理の発現を見た著者は、神経回路網理論の法則化を目指し、そのことこそが、脳の働きを解明するために本質的に意義のある有効なアプローチであると考えた。こうして「数理脳科学」は誕生した。今日のAIの隆盛を導き、同時に脳科学研究の核心的理論を生み出した理工学者による記念碑的著作。
  • 文庫旅館で待つ本は
    3.9
    1巻1,716円 (税込)
    しずかな波音、やさしい食事、ぬくもる温泉、そして何よりあなたのための一冊を。戦前から続く海辺の老舗旅館・凧屋の名物は様々な古書を収めた文庫=図書のコレクション。少しばかり“鼻が利きすぎ”な若女将がすすめてくれる「お客様と同じにおい」を纏った文豪たちの小説が、訪れる人の人生を揺らす―。
  • ヒトの幸福とはなにか
    3.6
    ものいわぬ虫や動物たちが「生きること」を教えてくれる。“エッセイの名手”養老先生の手による五百篇以上の作品から精選。人生を深める思考の冒険。
  • 生きるとはどういうことか
    3.8
    人生、言葉にならないことがじつはいちばん面白い。“日本の知性”養老先生が二十年間に執筆した随筆から選りすぐり。ヒトを問いなおす思索の旅。
  • 青椒肉絲の絲、麻婆豆腐の麻 ――中国語の口福
    3.9
    青椒肉絲に胸をときめかせ、麻婆豆腐にしびれる!回鍋肉、北京ダック、拉麺、餃子といった定番料理から、マレーシアや台湾の「幻の麺」など現地でしか食べられない料理まで、中国・台湾でも活躍する作家が、「ことば」を切り口に読みとく美味しいエッセイ。
  • 蜘蛛
    3.6
    1巻1,716円 (税込)
    【『NEEDY GIRL OVERDOSE』作者にゃるらが贈る、美しくどこまでも墜落していく青春小説】 ───────────────────────────────────────── 現代、東京。 少女は「かな」という名前だ。 絶望にはまだ届かないほどほどの孤独を感じている。 巨大SNSぽけったーで知り合ったアニメアイコンたちと、 行き場のないオタクとの自堕落なオフ会を続ける日々。 ある少女との出会いが「かな」の人生に彩りをもたらす。 彼女はすべてが儚く、美しく、天からの贈り物のようだった。 その美しい少女は、「あめ」と名乗った── ───────────────────────────────────────── 誰かに求められる、何者かになりたい。 何者かになれるのではないか? そう思ったことはありますか? 1人でもそんな人がいるのであれば、 この物語はあなたのために存在します。
  • 夜明けの花園
    3.9
    1巻1,716円 (税込)
    「ゆりかご」か「養成所」か、はたまた「墓場」か。 累計100万部突破! 「理瀬」シリーズ初短編集 ゴシック・ミステリの金字塔。 湿原に浮かぶ檻、と密やかに呼ばれていた全寮制の学園。 ここでは特殊な事情を抱える生徒が、しばしば行方を晦ます。                ヨハンの隠れた素顔、校長の悲しき回想、幼き日の理瀬、黎二と麗子の秘密、 月夜に馳せる聖、そして水野理瀬の現在。                             理瀬と理瀬を取り巻く人物たちによる、幻想的な世界へ誘う六編。 ・水晶の夜、 翡翠の朝 ・麦の海に浮かぶ檻 ・睡蓮 ・丘をゆく船 ・月触 ・絵のない絵本
  • 平賀源内
    -
    18世紀江戸。内外の品を集めて全国物産会をひらき、戯作・浄瑠璃の人気作家となり、秩父に金山を開発、油絵を描き、オランダ製の静電気発生器エレキテルを復元……と多彩に活躍した平賀源内。さぬきの地に生まれ高松藩を脱藩し、のちに杉田玄白、司馬江漢、鈴木春信、大田南畝、小田野直武ら同時代人と広く交流、刺激しあった源内の生涯は、豊かなヴィジョンと果敢な試行錯誤、そして失意と焦燥と挫折とからなっていた。「分」と「仕来り」の時代にあって、自身の志と好奇心とによって奔放に生き、殺傷事件の果てに獄中で死去したとされる「非常の人」の生涯を鮮やかに描く、評伝文学の傑作。
  • カウンセリングを語る
    4.0
    対人関係の困難から「心の問題」が取り沙汰される今、ケアを求める声は大きい。心の問題を抱えた相手とどのように接したらいいのか。日本でカウンセリングを切り開いた第一人者が語る、ロングセラーの名著。
  • エラスムス 闘う人文主義者
    5.0
    中世の大ベストセラー『痴愚神礼讃』の名を知る人は多いだろう。ヨーロッパ文化への貢献者に与えられる栄えある賞に今もその名を残す、西洋知性の粋、デジデリウス・エラスムス。宗教改革をはじめ、世俗権力と教会の対立が顕在化し、争いが絶えなかった狂乱の時代を生きた彼は、つねに学問に打ち込み、「何者にもその道を譲らない」という自らの信条が揺るぐことはなかった。派閥に属さない知性的な態度や人間味あふれる魅力的な人柄、「世界市民」としての生き方を、西欧文化を知悉する著者が憧憬をこめて描き出す傑作評伝。 【目次】まえがき/第1章 我、何者にも譲らず/第2章 不信の時代/第3章 変革への底流/第4章 古代へのめざめ/第5章 ふたつの友情/第6章 イタリアへの旅/第7章 ヴェネツィアの印刷業者/第8章 ゆっくり急げ/第9章 『痴愚神礼讃』/第10章 宗教改革の嵐/第11章 嵐のなかの生涯/第12章 自由意志論争/第13章 栄光ある孤立/はしがき
  • 地ごく
    4.2
    1巻1,716円 (税込)
    「死んだ方がましのくせになぜ生きているのか不思議な底辺が、将来そうなるであろう若いだけの同じ底辺によって苦しめられている」と同じ団地の住民を見下す久野。自身の惨めさを糊塗するために、現状から抜け出せない人々を定点観測するだけに飽き足らず、土井という老人を弄ぶ手段を考え、実行することに生きがいを見出していた。ところがある日土井から相談を持ちかけられて……。表題作を含め、自らの毒に冒されたい人に向け描かれた短編集。
  • 人生が劇的に変わる「幸運ルーム」の法則 部屋のNGを改めるだけで幸せの神様はやってくる
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 幸せになりたいあなたの相棒はあなたの部屋であり住まいです。日常でできる具体的な開運アクションや運気を下げる「やってはいけないこと」を知り、幸運を呼ぶ空間・部屋作りをしましょう!
  • 地方豪族の世界 ――古代日本をつくった30人
    4.0
    古代の地方の人びとはどのように暮らしていたのだろうか。史料の残っている豪族クラスの人物の活動に光を当てれば、彼らがいかに躍動していたかかがわかる。郡・郡司、国衙機構や在庁官人の研究により地方支配の歴史的変遷をたどり、立体的な地域史を復元してきた著者が、神話・伝承の時代から奈良時代末まで、そこから平安時代末までに活躍したそれぞれ15人の人物を選出。一般読者向け古代史書ではあまり扱われない人物30人を紹介し、地方の動向や中央との関係を通時的に描き出す。 【目次】はじめに/I 古代国家の形成と展開/1 八束水臣津野命──国引きから国造りへ/2 野見宿禰──相撲と埴輪のはじまり/3 上毛野君の祖荒田別──海外への雄飛/4 上道臣田狭──吉備氏の力/5 筑紫君磐井──中央集権化への画期/6 箭括氏麻多智──神々との交渉と開発の推進/7 笠原直使主──国造制の施行/8 朴市秦造田来津──白村江戦での奮闘/9 尾治宿禰大隅──壬申の乱を勝利に導いた力/10 他田神護──中央出仕と郡司就任/11 壬生直小家主──後宮を支えた女性官僚/12 高麗朝臣福信──天皇への近侍と地域への貢献/13 生江臣東人──東大寺領の開発/14 田中真人広虫女──郡司妻の経営手腕/15 越優婆夷──仏教信奉の利益/II 古代国家の成熟と転換/16 伊治公呰麻呂──征夷三十八年戦争のはじまり/17 入間宿禰広成──征夷事業を支えた坂東の豪族/18 槻本公老──桓武天皇即位秘話/19 大墓公阿弖流為──坂上田村麻呂とも対峙した蝦夷の英雄/20 佐伯直真魚(空海)──真言宗の将来と布教/21 壬生吉志福正──国分寺塔の再建と子息涯分の租税前納/22 春澄朝臣善縄──祖父の学業支援と最優秀成績者の足跡/23 円仁──入唐求法の辛苦と天台密教の確立/24 於保臣(磐城臣) 雄公──地域を支配する郡司氏族の力/25 武蔵武芝──平将門の乱を誘発したもう一つの武士への道/26 真髪成村──膂力の相撲人/27 安倍頼時──源頼義・義家との対決/28 阿波民部大夫成良──神戸港の礎を築いた平清盛の家人/29 伴信明──島津庄の経営と薩摩平氏との対立/30 伊福部臣資経──流人源頼朝を支援した余慶/おわりに/人名索引
  • ロシア・アヴァンギャルド ――未完の芸術革命
    4.0
    既存の価値観に対する攻撃とともに、ロシアでは20世紀初頭に産み落とされた前衛芸術。1917年の社会主義革命に先行したその活動は、芸術革命に呼応するものとして政治革命に同調し、昂揚する民衆のエネルギーに支えられて、芸術運動を展開してゆく。これがロシア・アヴァンギャルドと呼ばれる運動である。しかしそれはやがて、スターリン体制から「形式主義」として批判され、芸術の論理によらず粛清され抹殺されてゆく。マヤコフスキー、マレーヴィチ、メイエルホリドなど、激しい時代を生きた芸術家たちの活動に光をあて、その再評価の嚆矢となった20世紀美術史の名著。
  • 発展する地域 衰退する地域 ──地域が自立するための経済学
    4.3
    大都市の気ままな流行りや、公共事業、工場誘致に頼るのはもう終わりにしよう! それぞれの地域が持つ財を利用し、住民の創意を生かした活動をしない限り、経済的発展はない! かつてのベネチアのように、必要なものを自らの手で作り、近隣地域と共生的な交易を行えば、技術は高まり、雇用も生まれ、地域は自然と活性化する。アメリカで大規模再開発により街が「死んで」いく過程を観察したジェイコブズは、街や地域が生み出すダイナミズムに注目、経済が発展・衰退する鍵を、古今東西の無数の例から探り出した。地域が自立するための処方箋を描いた先駆的名著。
  • 法の概念〔第3版〕
    4.5
    法とは何か。それは単なる命令とどう異なり、道徳や慣行といかに関わるのか。なにゆえ法は、私たちを従わせる規範としての力をもつのだろうか。こうした難問をめぐって有力に唱えられてきた主権者命令説や自然法論はいずれも十分でない。法の特質は、人々の行動を方向づける一次ルールと、何がルールかについて定める二次ルールとの組み合わせとして理解されねばならないのだ。1961年に初版が刊行された本書は、このような革新的な視点を打ち出すことで法哲学のあらたな地平を切り拓き、分野を越えて巨大な影響を及ぼした。初版への批判に応えた「後記」をも含む改訂版を、平明な新訳でおくる。
  • 南北朝正閏問題 ――歴史をめぐる明治末の政争
    -
    1巻1,716円 (税込)
    国定教科書の記述をきっかけとして起きた、日本の南北朝時代において南朝と北朝のどちらが正統かをめぐる明治末の論争は、当時の閉塞的な政治状況もあり、重大な政治問題と化した。最終的に政府は危機を乗りこえたが、深刻なダメージを負った。多様なアクターがそれぞれ自分の信念や思惑をもって活動した結果として生じた、深刻かつ複雑なこの南北朝正閏問題を、現代政治における歴史問題・皇室報道問題の原点として徹底的に掘り下げて考察。そこから浮かびあがる近代日本の特質に迫る。 【目次】はじめに/第一章 南北朝正閏問題の背景/第二章 南北朝正閏問題の突発/第三章 藤沢元造の質問に向けて/第四章 大日本国体擁護団と政府弾劾決議案/第五章 桂内閣による「第一の政治決着」/第六章 南北朝正閏論争の構造/第七章 桂内閣による「第二の政治決着」/おわりに/参考文献/言説分析原典一覧/あとがき
  • 増補改訂 帝国陸軍機甲部隊
    -
    機甲部隊こと機械化装甲部隊。第一次世界大戦中に登場し、近代軍備の要のひとつとなった新兵器・戦車は、どのように日本帝国陸軍に導入されていったのか。「軍の機械化」に邁進する列強各国の後塵を拝した日本陸軍は、ヴィジョンを欠いて迷走を重ねた結果、惨烈な第二次世界大戦にあって機甲部隊も真価を発揮できぬまま敗退へと向かう。本書は、戦車学校の教官もつとめた著者の実感溢れる主著であり、歴代戦車の写真・図面・年表他、豊富な資料を完備した類なき必読書である。1971年刊行の増補改訂版を底本に、初版から割愛された図版も再録した完全決定版。
  • 現地発 韓国映画・ドラマのなぜ?
    3.5
    映画・ドラマから知る、韓国の食や、フェミニズム等社会状況、そして現代史まで。韓国在住映画ライターが案内。作品の見方が変わる。
  • リヴァイアサン(上)
    5.0
    人間世界における自然状態は、絶対的に自由な状態であるがゆえに各人の各人に対する戦いが絶えない。これをいかに脱し、平和と安全を確立するか──。感覚器官の分析から始まる人間把握を経て、人々が自らの権利を、一人の人間あるいは合議体に譲渡し、政治的共同体を設立していく理路が解明される。イングランドの内乱を背景に、哲学と宗教論の全域にまで考察を行った書『リヴァイアサン』は、近代政治哲学を大きく切り拓くこととなった。この一大古典を17世紀という時代の特性を踏まえた明晰な新訳で届ける。上巻には「第一部 人間について」「第二部 政治的共同体について」までを収める。全2巻。
  • 「死ね、クソババア!」と言った息子が55歳になって帰ってきました
    3.5
    1巻1,716円 (税込)
    息子「俺、離婚することにしたから。今日からここに住むわ」 母「ええっ!? 離婚!?」 後期高齢母と初老の息子。突然始まった二人暮らし、そして二人旅。笑いと涙のハイエイジ・エンターテインメント! 75歳、両親が遺した鎌倉の家に一人暮らしの晴恵。 一人息子の達彦は、大学進学をめぐる意見の食い違いから「死ね、クソババア!」と捨て台詞を残して家を出て以来、ほとんど音信不通。 終活を意識し始めた晴恵の元に、55歳になった達彦が突然、非の打ちどころのない嫁を捨てて帰ってきた! 離婚原因は? これからどうするつもり? 聞きたいことは山ほどあるのに言い出せないまま始まった母子生活。 おっかなびっくり息子の胸の内を探り、嫁を訊ねて探偵よろしく事情を聞くが埒はあかずーー そんな中、ひょんなことから息子と二人で九州旅行に行く羽目に。後期高齢者の母と初老の息子、果たしてその行く末は。 母と息子のドタバタ、高齢者あるある、そして最後はほろりと泣ける すべての親子に贈る物語
  • オール・ノット
    3.9
    1巻1,716円 (税込)
    今度の柚木麻子は何か違う。 著者の描く3歩先の未来にあるのは、ちょっとの希望とささやかな絆。 ~~~~ 友達もいない、恋人もいない、将来の希望なんてもっとない。 貧困にあえぐ苦学生の真央が出会ったのは、かつて栄華を誇った山戸家の生き残り・四葉。 「ちゃんとした人にはたった一回の失敗も許されないなんて、そんなのおかしい」 彼女に託された一つの宝石箱が、真央の人生を変えていく。 「大丈夫だよ。オール・ノットの真珠にすれば。あんたみたいながさつな子も。これは絶対に切れない、そういうつなぎ方をしているんだよ」 「え、オール・ノットって、全部ダメだって意味じゃなかったっけ?」 「全部ダメって意味もあるけど、全部ダメってわけでもない、っていう意味もあるんだよ。そうだよ。全部ダメってわけじゃないんだよ。なにごとも」
  • 私たちが記したもの
    4.0
    韓国で136万部、日本で23万部を突破した、『82年生まれ、キム・ジヨン』の多大な反響と毀誉褒貶、著者自身の体験を一部素材にしたような衝撃の短編「誤記」ほか、10代の初恋、子育ての悩み、80歳前後の姉妹の老境まで、全世代を応援する短編集。貧富の格差、家父長制、女性差別、誤解。悩みながらも、シスターフッドと自分のアイデンティティを大切にする女性たちの物語。
  • 流人道中記(合本)
    3.0
    累計50万部突破! 『一路』『壬生義士伝』の浅田次郎が贈る、新たなる国民的時代小説。 万延元年(1860年)。姦通の罪を犯したという旗本・青山玄蕃に、奉行所は青山家の所領安堵と引き替えに切腹を言い渡す。だがこの男の答えは一つ。 「痛えからいやだ」 玄蕃には蝦夷松前藩への流罪判決が下り、押送人に選ばれた一九歳の見習与力・石川乙次郎とともに、奥州街道を北へと歩む。口も態度も悪い玄蕃だが、道中で行き会う抜き差しならぬ事情を抱えた人々を、決して見捨てぬ心意気があった。この男、仏か、罪人か?
  • 変容するシェイクスピア ──ラム姉弟から黒澤明まで
    -
    現在、英文学の代名詞として語られるシェイクスピア。元々は舞台の台本として書かれたその作品は、後世の創作家たちによっていかにして新たな息吹を吹き込まれ、世界に知られるようになったのか? 『高慢と偏見』『大いなる遺産』などの英語圏文学、ラム姉弟による児童文学『シェイクスピア物語』、ローレンス・オリヴィエ、黒澤明による映画など、時代と地域を超え、姿形を変えた作品の数々を分析し、名作の知られざる魅力に迫る。
  • 紋章学入門
    3.7
    この一冊で、紋章の見分け方と歴史がわかる。紋章が楯に描かれたのはなぜか。どうして色が制限されるのか。ニュートンやシェイクスピアらはどんな紋章を使ったか……。十字軍遠征と馬上槍試合をきっかけに爆発的に全ヨーロッパへと伝わった紋章。その数は150万種を超え、ライオン、鷲、クロスから、下着、妖怪、科学記号まで多種多様な図形を描く。その成り立ちとルールがわかれば、ヨーロッパの歴史と文化がより深く理解できるだろう。西洋紋章学を日本に紹介した第一人者が書いた、基礎から学べて謎解きのように面白い紋章学入門書。貴重な資料から、カラー含む図版約300点を収録。
  • 「笛吹き男」の正体 ──東方植民のデモーニッシュな系譜
    3.0
    中世ドイツ・ハーメルンで起きた「笛吹き男」伝説。約130名におよぶ子供たちが突如消えた事件として知られる。その真相は、歴史の闇に隠れ、解明は困難であるとされてきた。諸説あるなか、本書は、事件が東方植民へのリクルートの際に発生したという説に立つが、問題はそこで終わらない。この東方植民をキーワードにすると、ドイツ史の暗部が見えてくる。
  • 『歎異抄』講義
    4.0
    『歎異抄』は親鸞の弟子・唯円が、親鸞の死後、師の教えとは異なる解釈が弟子たちの間から出てきたことを歎き、親鸞の教えを再確認するために記したもの。親鸞、そしてその師・法然の教えのエッセンスが詰まった重要な一書であるが、その内容を理解するのはひじょうに難しい。それは、世間の常識では理解しがたい宗教の論理で全編が貫かれているからだ。本書はその宗教の論理を理解し、教えが自分のものになるようにと、碩学が一般読者に向けて行った読書会の記録。懇切丁寧な説明はもちろんのこと、参加者からの質問や感想が、浄土仏教の理解を大いに助けてくれる。
  • 基地はなぜ沖縄でなければいけないのか
    4.0
    沖縄への米軍基地の集中が続く。日本における同基地の面積の7割強がこの地にある。米兵による事件、米軍機などによる騒音被害は沖縄の社会・経済に深刻な影響を与え、選挙を通じて示される沖縄の民意は、基地の集中を拒絶している。にもかかわらず、長きにわたり解決策を見出せずにいる。そもそもなぜ、沖縄に基地が集中し、それが続くのか。その経緯を明らかにし、地理的な必然とも、安全保障をめぐる戦略上の必然とも言い切れないことを示す。その上で、基地問題の「解決」へと一歩を踏み出すための選択肢を提示した決定的な書!
  • 闘う図書館 ──アメリカのライブラリアンシップ
    -
    格差の拡大に直面する現代社会において、図書館はいかなる役割を担っているのか。「無料貸本屋」と揶揄されるイメージとは異なり、移民受け入れや崩壊するコミュニティの再生、オバマケアの窓口、デジタル化の最前線と、様々な場面で民主主義の根幹を支える拠点となってきた。予算をめぐってトランプ政権と対立するなど数々の危機を乗り越え、理念と現実の狭間でもがくアメリカ図書館界の知られざる奮闘を活写する。
  • 「魂」の思想史 ──近代の異端者とともに
    5.0
    合理主義と功利主義を基調とする近代。ゴッホ、ニーチェ、ボードレールから岡本太郎、三島由紀夫まで――、彼らは時代の趨勢に齟齬を覚えつつ、魂の声に引き寄せられ、思策と表現を行った。曖昧で無限定な概念でありながら、人々を揺り動かしてきた「魂」とはいったい何か。人間の内部と外部を通わせるその働きに、著者は現代人が見失ってしまったものを看取する。近代の異端者を通して生の息吹に触れる異色の思想史。
  • 此の世の果ての殺人
    3.7
    1巻1,716円 (税込)
    第68回江戸川乱歩賞受賞作。 史上最年少、選考委員満場一致。 「大新人時代」の超本命! 本格ミステリーの骨法もよく心得ている――綾辻行人 特A、もしくはA+、もしくはAA――月村了衛 二人の女性のバディ感が最高に楽しい――柴田よしき 極限状況で生きてゆくひとが、愛しくなる――新井素子 非日常を日常に落とし込む、その手捌きは実に秀逸である――京極夏彦 ―滅びゆく世界に残された、彼女の歪んだ正義と私の希望 正義の消えた街で、悪意の暴走が始まったー 小惑星「テロス」が日本に衝突することが発表され、世界は大混乱に陥った。そんなパニックをよそに、小春は淡々とひとり太宰府で自動車の教習を受け続けている。小さな夢を叶えるために。年末、ある教習車のトランクを開けると、滅多刺しにされた女性の死体を発見する。教官で元刑事のイサガワとともに、地球最後の謎解きを始める――。
  • 日清・日露戦史の真実 ──『坂の上の雲』と日本人の歴史観
    4.0
    歴史の謎を追うジャーナリストである著者は官修『日清戦史』の草稿を読み解き、不都合な事実を隠蔽、改竄して陸軍が戦史を編纂していたことを見つけ出した。隠蔽は戦争の根幹部分に及び、編纂方針はその後の戦史でも踏襲され、戦争の実態は国民の目から遠ざけられた。『坂の上の雲』が描いた日露戦争の姿に多くの日本人が驚いたのもそのためであった。隠された事実とは何だったのか。埋もれていた歴史を掘り起こし一二〇余年の歳月を超え日清戦争の実像に迫り、日本人の歴史観のあり方を問いなおす。
  • 包帯クラブ ルック・アット・ミー! ──The Bandage Club Look At Me!
    4.0
    1巻1,716円 (税込)
    関東のはずれの町に暮らす高校生、ワラ、ディノ、タンシオ、ギモ、テンポ、リスキ。彼らはそれぞれに傷ついた少年少女たちだった。戦わないで自分自身の大切なものを守りたい、そんな思いから彼らは包帯クラブを結成する。その活動を描いた前作『包帯クラブ』から16年。本作は前作の終わりから話が始まる。場所に包帯を巻く活動は、無理解や反発などを受け、自粛を余儀なくされる。しかし、ひっそりと集まりバンド活動を始める彼ら。発表の場を求めながら、さまざまな人と出会い、再び物語は動き出す。本作では、未来の、成人した彼らの姿も交差して描かれる。この世界にあふれた悲しみのひとつひとつを手当てすることは難しいが、だから何をしたってむだ、とは言いたくない。自分たちのやり方で、自分を守り、大切な人たちを守ろうと踏み出す彼らの第2幕が開く。
  • さまよえる自己 ──ポストモダンの精神病理
    -
    今、「自己」は大きな岐路に立たされている。「自己」が最も輝いていた近代(モダン)は終焉し、危険を孕みつつ必要とされた青年期もその役割を終えた。「自己」はこの先、どこへ向かうのだろうか。心や意識の起源に遡り、言語や神話の意味を読み解きながら、メランコリー、スキゾフレニアなど臨床での知見を踏まえ、深い思考を紡いで到達したポストモダンの精神病理学。
  • シナプス
    4.0
    1巻1,716円 (税込)
    覚醒するんだ、わたしーー。 常識、嫉妬、欲望、理想etc. 今の自分を束縛するものと訣別したとき、世界が変わる! 『アイドル、やめました。』『人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした』の著者が描く、 悩みながらも一歩前へ進もうとする人々全てに捧げる応援小説。 【収録作】(全四話) 「シナプス」幼い頃から心の支えだった作家・宮原の担当編集者になった塔子は、彼との不倫関係が会社にバレて退職を選択する。新天地の週刊誌編集部で待っていた過酷な現実とは? 「風俗嬢A」花屋でバイトをしながら人気女優を目指す31歳の紗英は、同業の彼氏とも崩壊の危機。そんな崖っぷちな彼女に与えられた役は、名もなき風俗嬢だった。 「MILK」営業成績優秀ながら、部下の俊太郎と報われない恋を続ける楓。心に傷を負った彼女が目にしたのは、レズビアン風俗のサイトでーー 。 「海の見えるコールセンター」有名映画プロデューサーとの不倫をスクープされたアイドル・早瀬マリカは、引退後、新潟で平凡な暮らしを送っていたはずだった。しかし、そこにも週刊誌の魔の手は伸びて......。
  • PTA モヤモヤの正体 ──役員決めから会費、「親も知らない問題」まで
    5.0
    子どものいる親の多くが経験するPTA。保護者間の交流などプラス面もある一方で、「?」なことも少なくない。「入退会は自由」が原則なのに、そうなっていないPTAが大半だ。個別の事情が考慮されないまま、「一人一役」などの仕組みで決められる係。そして上部団体へとその一部が「上納」されるPTA会費。各地のPTAやその上部団体で使途不明金が見つかったこともある。学校単位のPTAから、それらを束ねる「日P」まで、PTAの「モヤモヤ」に多角的に迫った渾身のドキュメント。すべての保護者、学校関係者、必読の書!
  • 暴走するポピュリズム
    4.0
    世界的に長い歴史と波を持つ運動であるポピュリズムは、いかにして日本に現れたのか。世界のポピュリズムの流れとの比較から、1990年代の「改革派首長」(橋本大二郎、北川正恭、田中康夫ら)や小泉改革などに現代日本のポピュリズムの淵源を求め、「橋下劇場」「小池劇場」と呼ばれる「劇場型政治家」が地方政治に現れた政治力学を分析。今後日本でも国政レベルでポピュリズム政党が台頭する可能性があるのか、そうなった場合の危険性や対処法をリベラル・デモクラシー擁護の観点から幅広く論じる。
  • ホビットの冒険 (全1冊)
    4.2
    ひっこみ思案で気のいいホビット小人が,思いがけない旅に出る雄大な冒険物語.魔法使いガンダルフのたくみな誘いにのせられ,13人のドワーフとともに旅立ったビルボは,けわしい山々や闇の森を越え,竜に奪われた宝を取り返しにゆく.古代北欧の伝承の影響を色濃く残すファンタジー.世界25カ国語に翻訳されている.*本書は、2014年に刊行された電子書籍版『ホビットの冒険 上』『ホビットの冒険 下』(全2冊)を1冊の電子書籍にまとめたものです。

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  • 大学入学共通テスト 地理Bの図表と資料の読み方が1冊でしっかりわかる本
    -
    1巻1,716円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 設問内の統計、グラフ、表などの数字がパッと読み解ける! 大学入学共通テスト地理Bで多数出題される「図表」&「資料」問題。 限られた時間の中でこれらの問題に対応するために必要なスキルは、ズバリ! 数字を読み解く力です。 本書を読めば、なかなかこれと言った対策がない「図表」&「資料」問題で、確実に高得点を取るための方法が身につきます! 出題パターンを押さえよう! 「図表」&「資料」の問題を効率よく解くためには、これらの出題パターンを知ることです。 どんなテーマのときに、どんな「図表」&「資料」が出題されるのか? 本書では、地理B必須のテーマを60に分類し、各テーマ内に出題パターンを掲載しました。 また、その出題パターンの場合はどこに目をつけるべきかがわかるように、「目標」を設定しています。 その「目標」を念頭に置きながら「図表」&「資料」を見れば、押さえるべきポイントが浮かび上がってきます! 本書を最大限活用して、「図表」&「資料」の問題を得点源に変まえしょう!
  • 江戸の朱子学
    4.0
    中国・南宋の朱熹の思想、朱子学は江戸時代においていかなる機能を果たしたのか――。受容とともに新たな思考が生まれてゆくさまは、従来の体制教学という理解を一面的なものとせずにはいない。とりわけ、朱子学と反朱子学の応酬は結果としてこの時代の思想表現を豊かなものにし、日本の近代化への足掛かりをも作った。本書では、朱子学の骨格から江戸時代における展開、近代化に及ぼした作用までを論じ、日本近世の知的状況を眺望する。
  • うつ病治療の基礎知識
    4.0
    患者数の多さと社会生活への影響の深刻さにおいて、「うつ病」は現代を代表する病である。だが、これほど認知されているにもかかわらず、病気の性格と対処方法が多様であるため、関係者を戸惑わせてきた。本書は、最新の研究成果をもとに病の全体像を描きながら、治療について最低限知っておきたい情報をバランスよく網羅したものである。うつ病に直面した時のまたとないガイドとしてお使いいただきたい。
  • 山岡鉄舟先生正伝 ――おれの師匠
    5.0
    幕末の偉人の一人、山岡鉄舟。剣、禅、書を究め、日本のため、市井の人々のために、全身全霊をなげうった。本書はその鉄舟の内弟子として寝食をともにした小倉鉄樹が、鉄舟から直に聞いたこと、自分自身が同時代人として見聞きしたことを、弟子たちに書き取らせたもの。鉄舟の豪放磊落な人となりや幕末の空気が生き生きと描かれ、歴史的事件の舞台裏も次々と明かされる。中でも「江戸無血開城」のくだりは本人たちのみぞ知る会話が並び、まるで歴史小説のよう。江戸を戦火から守るための、命を懸けた西郷隆盛との交渉は息をのむ。幕末を生きた群像を活写した伝説の書を文庫化。
  • フーコーの言説
    3.0
    その言説のほぼすべてが出揃った今こそ、読み直さねばならない──。ミシェル・フーコーの探究は、知・権力・自己との関係という三つを軸に、多様性と絶え間ない変貌によって特徴づけられる。そうした彼の言説群を貫いて存続する「フーコー的」なものがあるとすれば、それはいったい何か。前史ともいえる50年代のテクストから『性の歴史』第四巻『肉の告白』まで、精確な読解によって思考の全貌が明らかにされる。フーコー研究・翻訳の第一人者による待望の書。
  • 近代日本思想選 福沢諭吉
    -
    近代日本を代表する思想家であり、その体現者でもあった福沢諭吉。本書では、彼の思想の広がりとその今日的意義を明らかにすべく、『学問のすすめ』『文明論之概略』については最重要箇所のみの抄録とし、それ以外の多種多様な著作群から幅広く論考を精選。『通俗民権論』『国会論』などの政治論から「尚商立国論」のような商業論、「瘠我慢の説」「明治十年丁丑公論」といった時事評論、さらには天皇論や婦人論までをバランスよく配置した。政治思想史・政治哲学を専門としてきた編者ならではの観点から編みあげられた清新な福沢像。文庫初収録論考多数。
  • 世界市場の形成
    4.0
    I・ウォーラーステイン、K・ポメランツに先駆けて提示された、壮大な「世界史」。30年前の著作だが、本書で提示された三つの論点は現在も重要視されている。一つめはもはや「常識」となった、西洋中心主義的な世界史記述の見直しを迫った点。二つめはイギリスによる輸入先導型の世界市場形成の特異性を明らかにした点。三つめは世界市場の発展を新世界とのいくつかの偶然の出会いで説明した点。これは無名の人々の営みもまた世界史の一部であるという歴史認識につながっている。近年注目されるアルメニア商人ネットワークにいち早く言及するなど、今なお刺激的な一冊。
  • 海をあげる
    4.4
    おびやかされる、沖縄での美しく優しい生活。幼い娘を抱えながら、理不尽な暴力に直面してなおその目の光を失わない著者の姿は、連載中から大きな反響を呼んだ。ベストセラー『裸足で逃げる 沖縄の夜の街の少女たち』から3年、身体に残った言葉を聞きとるようにして書かれた初めてのエッセイ集。
  • 人間の条件
    4.4
    条件づけられた人間が環境に働きかける内発的な能力、すなわち「人間の条件」の最も基本的要素となる活動力は、《労働》《仕事》《活動》の三側面から考察することができよう。ところが《労働》の優位のもと、《仕事》《活動》が人間的意味を失った近代以降、現代世界の危機が用意されることになったのである。こうした「人間の条件」の変貌は、遠くギリシアのポリスに源を発する「公的領域」の喪失と、国民国家の規模にまで肥大化した「私的領域」の支配をもたらすだろう。本書は、全体主義の現実的基盤となった大衆社会の思想的系譜を明らかにしようした、アレントの主著のひとつである。
  • 昭和育ちのおいしい記憶
    3.8
    カルピス、桜もち、イタ飯、牡丹鍋。思い出をたどれば見えてくる。1968年生まれの著者がこれまで食べてきたものを語る極私的な食い意地エッセイ。ここ40年間の食の変化も明らかに。
  • 桎梏の雪
    3.0
    【第15回小説現代新人奨励賞受賞作】 家元の誇りを賭け、青春を捧げ、戦う若き棋士たち。江戸の将棋家の興亡を鮮やかに活写する傑作時代小説。 「江戸時代の棋聖たちが鮮やかに甦る感動の将棋小説。今、若手がしのぎを削る棋士たちの源流がここにある!」―加藤一二三九段 「将棋に関する描写の的確さには感心した。定跡とか詰将棋とか、一行一行が深い知識に裏付けられていなければ、物語はたった一行で瓦解する。しかし作者の将棋への圧倒的な知識に、読み進めていくうちに安堵感に包まれていった。江戸期の将棋界。そこにこんなにも壮大なロマンが広がっていたことに、胸がときめく」―大崎善生(『聖の青春』著者) 「ミステリーの要素も加わり、読者の興味を離さない。真相の描き方も新人離れしている。とんでもない力量の持ち主なのだ。さらに個々のキャラクターも魅力的である」―細谷正充(文芸評論家) あらすじ) 文化六年(1809年)、江戸将棋界の重鎮・九世名人大橋宗英が惜しまれつつ世を去る。しかし、将棋三家、大橋家・伊藤家・大橋家の分家(宗与家)の間での名人後継ぎ選定は家元間の政争激しく、伊藤家の宗看が十世名人を襲名するまでには16年もの歳月を要してしまう。大橋分家七代目当主・宗与は、その間に生じた将棋家の衰退を憂いていた。自身は父宗英から棋才を継ぐことができなかったものの、鬼才・英俊を養子に迎え将棋家再興のため尽力する。養子ゆえの気後れを見せつつも、英俊は名人宗看に次ぐ実力者へと成長していった。妹で初段棋士の弦女も宗与家に活気を与える存在であった。まだ幼い宗与の嫡子・鐐英も、大橋家の弟子・留次郎(後の天野宗歩)と友情を分かち合いながら日々研鑽を積んでいく。しかし、それとは裏腹に本家と分家の間には確執が生じていた……
  • 聊斎志異
    4.0
    中国清代の作家蒲松齢が、科挙に落第しつづける中、古来の民間伝承などをもとに豊かな空想力と古典の教養を駆使し、仙女、女妖、幽霊や精霊、昆虫といった異能のものたちと人間との不思議な交わりを描いた怪異譚。目の中に住みついた小人同士の会話、愚鈍なイケメンのドッペルゲンガー、金持ち狐の復讐、菊好きな男に惚れた菊の精、仙術修行は壁抜けの術、酒好き幽霊の恩返し、美女幽霊二人の誘惑に負けなかった男など43篇を収録。
  • 日本の包茎 ――男の体の200年史
    4.3
    仮性包茎は医学上、病気ではなく、手術も不要である。日本人男性の半数以上が仮性包茎とされている。多数派であるのに多くの男性がこれを恥じ、秘密にしようとするのはなぜか。そのままでは女性に嫌われると一部の美容外科医は言い募り、男性による嘲弄の対象ともなってきた。仮性包茎を恥じる感覚は、どのようにして形成されたのか。江戸後期から現代まで、医学書から性の指南書、週刊誌まで、膨大な文献を読み解き、仮性包茎をめぐる感覚の200年史を描き出す。歴史社会学者による本邦初の書!
  • 『往生要集』入門 ――人間の悲惨と絶望を超える道
    -
    「地獄」と「極楽」を描き出した『往生要集』は、現代の宇宙論の常識をはるかに超えた無限の時空間において、人間の悲惨と絶望を超える道を見いだした。著者源信は、人間の心底を流れる真実を求める強い願いを明らかにしようとしたのだ。法然と親鸞が揺るぎなきものとした浄土仏教の源流となる世界観を、やわらかに案内する。不条理や問題に直面し、それを解決、納得しようともがきながら生きている私たちにとって示唆に富む決定版入門書である。
  • 盆踊りの戦後史 ――「ふるさと」の喪失と創造
    5.0
    盆踊りは、戦後大きく形を変えてきた。敗戦、高度経済成長、ニュータウンの造成、バブル、東日本大震災、地域の高齢化・過疎化、そしてコロナ禍……。人が集まり、音頭にあわせて踊ることは、楽しいだけでなく、人や地域にとって大切な役割を持っている。そして、その役割も時とともに変化してきた。盆踊りを通して、日本の地域コミュニティの変遷を見つめ、その未来を考える。
  • 知的創造の条件 ──AI的思考を超えるヒント
    5.0
    なにが知的創造を可能にするのか? 批判的読書や「問い」の発見などの方法論を示す。それだけではない。社会のデジタル化が進み、知識が断片化し、大学をはじめ社会全般で知的創造のための社会的条件が弱体化する現在、各人の知的創造を支える図書館や大学、デジタルアーカイブといった社会的基盤はどうあるべきか。AIによる知的労働の代替など、ディストピア状況が到来する可能性が高まるなか、知的創造をいかにして奪還するか――。知的創造の条件を、多角的かつ原理的に論じ切った渾身の書!
  • 保守思想とは何だろうか ――保守的自由主義の系譜
    -
    一般的に、保守思想と自由主義(リベラリズム)は水と油のように相容れないとみなされる。しかし本来、正しい「保守」であれば自由主義を擁護するし、本物のリベラルであれば「保守」たらざるをえない。本書では、デヴィッド・ヒューム、福澤諭吉、フランク・ナイトという三つの偉大な知性を召喚し、歴史の転回点に立った彼らが、近現代世界の黎明期に見出した共通の主題「保守的自由主義」を抽出する。彼らが追究した思考を追体験することで、同じく歴史の転回点に立つ私たちが、二元論に惑わされずに保守思想の本質にたどり着くための道筋をさぐる。
  • 忖度しません(世の中ラボ3)
    4.1
    あなたも、わたしも、この国の当事者。自分の言葉で、ちゃんと語るために。考えるためのヒントがいっぱい。激動の時代を、本を読んで考え続けた5年間、42の同時代批評。
  • ニッポン沈没(世の中ラボ2)
    3.9
    戦争、原発、経済格差……。さあ、この国は沈没か? どうなんだ? いま何が起こっているのか。その時々のトピックスを関連書3冊をベースに論じる、47の同時代批評。
  • 月夜にランタン(世の中ラボ1)
    3.8
    たいへん、たいへん。そんな声が聞こえてきそうな2006~10年の日本列島のから騒ぎ。リーマンも温暖化も政権交代もおひとりさまも、一刀両断。落ち着きましょう。
  • 体が思い通りに動くバレエ整体
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 腰、膝、首、肩、背中、脚、腕 痛みがとれる 柔らかくなる 自分で出来る、誰でも出来るカンタン整体 自分史上最高に動ける体が手に入る バレエ整体は、解剖学の知識と東洋医学の知識を併せて体をみるので、「痛くなる理由」や「どこにアプローチすればよいのか」を伝えやすく、互いに目で見える形で説明できます。少しでもラクになることがわかると、自分で続けるモチベーションにもなります。 患者さんとして「痛いから来ました」、というスタンスだと、マイナスの状態からゼロまで戻すのが精一杯です。とりあえず痛みさえなければ、根本的な解決はしていなくてもOK、と思ってしまいます。 でもバレエ整体を使ってセルフケアを伝えていくと、体をゼロからプラスに変えていくことができます。自分の状態をもうちょっとだけ、上げていくことができるのです。 実際のバレエを踊るわけではなく、簡単な動きばかりなので、高齢の方もお子さんでもできます。体の状態が万全ではない方でも、トライしやすいと思います。 もちろん、バレエを踊る方、その他の種類のダンサーの方の体の調整にも有効です。
  • 自己肯定感を上げるだけで最高の恋がすぐ叶いました。
    4.0
    ◆アメブロ【恋愛・恋活ジャンル】でベスト3常連の人気ブログ「苦しい恋が楽しくなる♡‏究極の自愛で最高に幸せな恋が叶う方法」がついに書籍化! ◆5000人以上の女性を幸せに導いた話題の恋愛術を、ブログで未公開の内容も充実させて1冊にまとめました。 どんな恋愛テクニックも、自己肯定感を上げることなくして使いこなせません。 むしろ、自己肯定感を上げさえすれば、テクニックなんて不要。 恋愛は、必ずうまくいきます。 ですから恋愛に、見た目も性格も関係ありません。 「恋愛に必須の自己肯定感を上げる」最も簡単な方法を1冊に集約。 本書を読めば、頑張らず、ガマンせずに、本命が見つかり、愛され続けます! 著者は、「YUKA」と「れいたま」の女性2人組。 YUKAは、30人以上からフラれますが、今の結婚相手となる男性からは8か月でプロポーズされます。 れいたまは、付き合った男性全員に浮気をされますが、その1人と復縁を果たしゴールイン。 YUKAもれいたまも、本書の方法を実践しただけです。 著者の恋愛術を実践した多くの女性から、喜びの声が届いています。 「テクニック以前の大事なところから丁寧に教えてくれるブログがなかった」 「いろんなことをしなくてもいいから、ハードルが低い!」 「とにかく、簡単に、すぐに行動に移せる♬」 「本をたくさん読んで恋愛テクニックを覚えたけど、それが使いこなせなかった理由がやっとわかった…」 「勇気がもらえた☆」 「もっと早く、この方法を見つけていたらよかった
  • 童謡の百年 ──なぜ「心のふるさと」になったのか
    4.0
    心にしみる曲と歌詞。ウサギを追った山、小川の岸のすみれやれんげ。まぶたに浮かぶ日本の原風景。2018年は、童謡が誕生して百年。心のふるさと、次世代に継承すべき文化財などとよく言われるけれど、仰々しい言い方だ。そもそも童謡とは何だろうか。わらべ唄や唱歌とは違うのか。人気を博した児童歌手やうたのおばさん、アニメソングにCMソング……。歌の流行とメディアの発達は密接にかかわっている。時代や社会の変化で、どう歌われ消費されてきたのかを辿り、童謡がまとう権威の正体を明らかにする。
  • 大元帥 昭和天皇
    4.3
    大日本帝国において、天皇は軍事を統帥する大元帥であった。では、天皇は軍部からどのような情報を得て、それに対してどのような質問や意見を発していたのか。また、国策・戦略・作戦の決定に際して、どれほどの役割を果たしていたのか。史料から浮かび上がってくるのは、大元帥としての自覚と責任感を持ち、主体的に戦争指導を行っていた天皇の姿である。その軍事知識は豊富で、非凡な戦略眼によって統帥部の戦略・作戦の欠陥を鋭く指摘することもあった。昭和天皇の戦争指導の実像を描き、その戦争責任を検証する。
  • 天皇と戸籍 ――「日本」を映す鏡
    3.7
    「日本人」たることを“証明”する戸籍、戸籍をもたない天皇家――。どちらも「血統」、「家」の存続といった原理に支えられてきた。天皇制と戸籍は、いかなる関係にあるのか? その根底には、何があるのか? 古代に始まり、世界に類を見ない日本独自の制度でありながら、正面から問われることのなかった難問に挑んだ、渾身の書!
  • 大学入学共通テスト 数学Ⅰ・Aが1冊でしっかりわかる本
    -
    1巻1,716円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「共通テスト数学Ⅰ・A」の対策って何すればいいの?」 と思っているすべての受験生へ! 本書は、「共通テスト数学Ⅰ・A」で必要な対策と練習に特化しました。 簡単に言うと、「共通テスト数学Ⅰ・Aを解くためのテクニックを突き詰めた」ということです。 本書を活用すれば、問題の解き方はもちろん、問題文の読み方、問題用紙の使い方、解答用紙の使い方など、だれも教えてくれなかった具体的な対策法が身につきます! ●本書の構成 【1】 「基本事項が確認できる!」 各「章」の冒頭で、そのテーマで必須の解法手順が確認できます。 飯島先生が、必要なことだけをコンパクト&わかりやすくまとめてくれました。 【2】 「知識を実戦レベル引き上げる!」 各章の冒頭で身につけた手順を、実際に過去問を使って確認します。 単なる机上の空論にならないよう、実戦に使えるレベルまで引き上げることができます。 【3】 「解答の手順が具体的にわかる!」 身につけたテクニックを、「プレテスト(試行調査)」を使って解説していきます。 「共通テスト」の特徴である長い問題文を、どう読んだらいいか、「解答の手順 」、「問題の要約」を交えながら解説します。 また、最後に「解き方手順」で、飯島先生が解き方の実演を見せてくれます。 実際に解く際のお手本をにしましょう。
  • 魔女・怪物・天変地異 ──近代的精神はどこから生まれたか
    3.3
    ヨーロッパ中世末期。魔女狩りが激烈をきわめる中、各地で怪物、凶兆、天罰等々、怪異現象が大増殖した。前代未聞の規模で押し寄せる「異なるもの」に対して、人々は恐れおののきながらも、その異形に魅せられていく。畏怖と好奇心の交錯するなかから、いかにして近代的精神は立ち現れてくるのか。そこにどのような人間的本性が見えてくるのか――。ヨーロッパ中世怪異を丹念にたどり、近代的思考の誕生を切り出す。
  • 近代日本思想選 西田幾多郎
    -
    東洋思想の絶対無を根底に据え、それを理論化して西洋哲学と融け合う独自の哲学を打ち立てたとされる西田幾多郎。「純粋経験」「場所」「非連続の連続」「永遠の今の自己限定」「行為的直観」「絶対矛盾的自己同一」――。それら中心概念はいかにして生まれ、いかなる変転を遂げていったのか。その理論的変遷と射程を追跡できるように、本書には、『善の研究』をはじめ、西田哲学のエッセンスとなる最重要論考が収められる。西田におけるナショナリズムを照射する「日本文化の問題』と、生命哲学への道を開く未完の論考「生命」は文庫初収録。
  • 大学入学共通テスト 現代社会が1冊でしっかりわかる本
    -
    1巻1,716円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「共通テスト 現代社会」対策はこの1冊でOK! 「現社」対策が後回しになりそうな受験生におススメ! 「共通テスト」での問われ方、その考え方、知識の身につけ方、予想問題を収録! 知識の定着、問題演習が1冊でできるから、直前対策にもピッタリ! 「共通テストは現社で受ける予定だけど、英語、数学を優先しがち…」 「たぶん、現社は後回しになりそう…」 「とにかく勉強する時間がない…」 などなど、現社対策が後手になりそうな受験生のために、河合塾の大人気講師、河合英次先生が大事なところだけをコンパクトにまとめてくれました! 「共通テスト現社」の不安を一掃しよう! ●本書の構成 【1】 「共通テストはこう問う!」 テーマは全部で55個。各テーマの冒頭にある「共通テストはこう問う!」の問題を自力で解いてください。もちろん、解ければOK! 解けなかったら「なぜ解けないのか?」を考えてください。 【2】 「解法のポイント」 「共通テスト」で問われる可能性のある切り口を意識した、問題を解くための目のつけどころについて解説します。 【3】 「知識ノート」 思考力問題が増えるといっても、やっぱり大事なのはその前提になる知識です。このコーナーで、解答に必要な知識・情報を整理します。 【4】 「演習力を身につけよう!」 知識・情報が整理できているか? それを使って問題を解くことができるか? つまり、思考力を駆使して正しいアウトプットができるかを試してください。 【5】 「共通テスト予想問題」 少しでもみなさんの不安をやわらげるために、「予想問題」を収録しました。 実戦力が身についているかどうかを確認しましょう。
  • 明智光秀と細川ガラシャ ──戦国を生きた父娘の虚像と実像
    3.2
    謎の武将・明智光秀と悲劇のヒロイン細川ガラシャ。戦国時代を生きた父娘は、どのような人物だったのか。光秀が織田信長を裏切った本能寺の変の背景には、何があったのか。キリスト教を学び改宗した娘は、石田三成率いる西軍の人質になることを拒絶して死に追い込まれた「気高い美女」とされるが、本当の彼女はどのような才覚、性格、容貌の持ち主だったのか。明智家の状況、当時の布教の様子、イエズス会の置かれた立場や日本戦略、近代化の過程で変容したイメージなど幅広い観点から、彼らの実像を浮かび上がらせる。
  • 皇国日本とアメリカ大権 ──日本人の精神を何が縛っているのか?
    3.5
    戦前、多くの日本人が「国体」思想に飲み込まれ、戦争に動員されていった。なぜ日本人は、この流れに抗えなかったのか? 総力戦に敗北した後、天皇は連合国軍最高司令官に「従属」する形となった。実際にはアメリカ大権となっているにもかかわらず、鋭敏な知識人ですら、それを直視できずにいるのはなぜか? 戦時期に教育の場で広く読まれ、国民に深甚な影響を与えた『國體の本義』の解読をとおして、戦前・戦後を貫流する日本人の精神の「無意識」を問う。ふたたび日本が内閉しようとしている今、来し方行く末を考えるに際し、必読の書!

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