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  • ウェディングドレスに紅いバラ
    小説・文芸
    -
    1巻396円 (税込)
    「深紅の薔薇結社」は先天性の吸血鬼によって作られた秘密組織である。目的は世界征服――ではなく、後天性の吸血鬼を狩って自分たちの平穏な生活を守ること。その新米結社員・花村雅香と「コーチ」緑川淳司が吸血鬼がらみの怪事件の調査に乗り出す。前代未聞、コタツとみかんを愛する吸血鬼たちのサスペンス・アクション!
  • 変わり始めた銀行―週刊東洋経済eビジネス新書No.353
    ビジネス・実用
    -
    1巻440円 (税込)
    「晴れになったら傘を貸し、雨が降ったら取り上げる」 業況がいいときには喜んで融資をするのに、業況が悪化した途端に融資を引き揚げようとする。そんな銀行の姿勢を揶揄した言葉だ。だが、コロナ禍で未曾有の危機に直面し、銀行は「雨の日」でも傘を貸した。官民を総動員した金融支援の中、地銀・信組・信組を中心に奔走する姿と銀行の変貌を追うとともに、ウィズコロナ、アフターコロナの銀行経営について見ていく。はたして銀行は日本経済の復活に貢献することができるのか。 本誌は『週刊東洋経済』2020年7月11日号掲載の30ページ分を電子化したものです。情報は底本編集当時のものです。このため、その後の経済や社会への影響は反映されていません。
  • 霊感体験レポート
    完結
    少女・女性マンガ
    -
    全1巻440円 (税込)
    少女ホラーの旗手・成毛厚子が贈る傑作ホラー作品! 予備校生・上原曜子は、息抜きのため、いつも駅前の喫茶店・コガを利用していた。そして、このお店にはもう一人の常連客がいた。それは長髪で清楚な若い女性。彼女はいつも一人で誰かを待っているようだった。だが、マスターに彼女の話を聞くと、そんな女性はいないという。曜子にしか見えないその女性の正体とは一体…!? そのほか「霊感体験レポート」が2話、読切「死後の通信」「白い闇の恐怖」を収録。 <目次> ・霊感体験レポート ファイル1ーねじれた風景 ・霊感体験レポート ファイル2ー孤独な転校生 ・霊感体験レポート ファイル3ー自殺者の叫び ・死後の通信 ・白い闇の恐怖 初出:週刊少女フレンド(講談社)1984年16号、17号、18号、ハローフレンド(講談社)1984年12月号、週刊少女フレンド(講談社)1985年5・6号
  • 霊感少女-闇のカルテ
    完結
    少女・女性マンガ
    -
    全1巻440円 (税込)
    少女ホラーの旗手・成毛厚子が贈る傑作ホラー作品! 氏家冬希は、優秀な霊能力者で除霊をすることも可能。だが、その姪・氏家沙夜香は、霊感は強いものの除霊までは出来なかった。沙夜香のクラスメイト・えりなや響子、恵、祐子たちのまわりで不思議な事象が起きる。沙夜香は、持てる力を使って、友達たちを守ろうとする。だが、霊たちの恨みの力は強く、いつもピンチに陥ってしまう。ほら、今回もまた……。 <目次> ・カルテ1「ゆがんだフィルム――えりなの場合」 ・カルテ2「壁のうら側――響子の場合」 ・カルテ3「狐狗狸(こっくり)の恐怖――恵の場合」 ・カルテ4「転生――早苗の場合」 ・カルテ5「地縛霊――祐子の場合」 ・カルテ6「霊魂――沙夜香の場合」 初出:週刊少女フレンド(講談社)1983年23号、1984年1号、3号、5号、7号、ハローフレンド(講談社)1984年6月号
  • 魔の風が吹く
    完結
    少女・女性マンガ
    -
    全1巻440円 (税込)
    少女ホラーの旗手・成毛厚子が贈る傑作ホラー作品! 東京育ちの中学2年生・晴代は、夏休みに母親の実家に帰省した。そこには、具合が良くない祖母がいた。その祖母から「生暖かい風が吹く日は、海難事故が起き、何百人も亡くなり、その後、海から謎のモノが上陸してくる」と告げられる。この話で怖くなった晴代は祖母と二人きりになるのが怖くなり、昔よく遊んだ従妹のマキ子や、勝たちと外で遊ぶようになる。そして、イケメンになった勝は、晴代が気になり優しい言葉をかけて来た。だが、これを面白く思ってないのがマキ子。実は勝の事が前から好きだったのだ。なんとか、二人の仲を裂きたいと思ったマキ子は、ことあるごとに晴代に嫌がらせをするのだった。その嫌がらせの最中、謎の生き物に水中に引きずり込まれるマキ子。そして、それら謎の生物は、晴代と勝をも襲って来た。果たして、晴代たちは助かるのか……? 表題作「魔の風が吹く」他、「夜の底からやってくる」を収録。 <目次> ・魔の風が吹く ・夜の底からやってくる 初出:週刊少女フレンド(講談社)1989年8月15日増刊号、3月10日増刊号
  • 秘薬
    完結
    少女・女性マンガ
    -
    全1巻440円 (税込)
    少女ホラーの旗手・成毛厚子が贈る傑作ホラー作品! 女子高生・山瀬恵理は、渋谷のアンティークショップでかわいい宝石箱を購入した。その宝石箱には中国製のやせ薬が入っていたのだ。どうしてもダイエットしたいと思っていた恵理は、好奇心からその薬を飲んでしまう。それからというもの、食べ物がすべて異様な外見に見え、恵理は何も食べられなくなってしまった。このままでは、餓死して死んでしまう。そう思っていた矢先、その宝石箱をアンティークショップに売った男性が恵理を訪ねてくる。果たして、その男性の目的は…!? そして、この薬にまつわる真実とは一体…!! 表題作「秘薬」他、合計5作品を収録。 <目次> ・眠れる森の… ・野辺送り ・手つなぎおに ・ダーク アングル ・秘薬 初出:ハローフレンド(講談社)1987年6月号、8月号、週刊少女フレンド(講談社)1987年18号、ハローフレンド(講談社)1987年12月号、週刊少女フレンド(講談社)1988年1月5日特別増刊号
  • 死霊のうめき
    完結
    少女・女性マンガ
    -
    全1巻440円 (税込)
    少女ホラーの旗手・成毛厚子が贈る傑作ホラー作品! カオルは大学合格を目指している受験生の弟・孝助と仲が悪かった。両親不在の日、親友・久美を誘って自宅でビデオ鑑賞会を開いたカオル。そして、見るのは近くのレンタルビデオ店のイケメン大学生・仲尾がオススメしたビデオ。だが、その映画には小さな子供の霊が映っていたのだ。それからカオルのまわりで不思議なことが起きるようになる。まず、孝助の性格の変化。そして、久美が突然失踪しまったのだ。久美の身を案じたカオルは、仲尾とともに久美の行方を捜すべく、怪しい洋館に乗り込む。そこには謎の地下室があった。果たして、その地下室では、何が起きるのか…? 表題作「死霊のうめき」他、「緑泥夢ー悪夢の棲む森ー」を収録。 <目次> ・死霊のうめき ・緑泥夢(りょくでいむ)ー悪夢の棲む森ー 初出:週刊少女フレンド(講談社)1990年1月15日増刊号、4月1日増刊号
  • 死への終幕
    完結
    少女・女性マンガ
    -
    全1巻440円 (税込)
    少女ホラーの旗手・成毛厚子が贈る傑作ホラー作品! 女子高生・三原良枝は、下北沢の古着屋で1着のコートを買う。そのコートのポケットには、憧れの俳優・真木俊也主演のミュージカルチケットが入っていた。しかも来週の土曜日公演だった。コートの売り主には申し訳ないと思いつつも、良枝はこのミュージカルを見に行くことにする。席は前から3列目の極上の席。だが、舞台を見ているうちに、金縛りに遭い動けなくなってしまう。なんとか金縛りを振りほどいたがその反動で悲鳴を上げ立ち上がってしまった。それを見た真木は驚き、良枝に舞台終了後、秘密で会いに来て欲しいとこっそり告げるのだった。憧れの俳優に会えると有頂天だった良枝。だが、これが恐ろしい事件の序章だった…。表題作「詩への終幕」他、合計4作品を収録。 <目次> ・死への終幕<フィナーレ> ・ままごと遊び ・ルーシーのおもちゃ箱 ・わたり廊下 初出:ハローフレンド(講談社)1986年1月号、1985年2月号、6・7月号、1986年6月号
  • ママたちの遺言
    完結
    少女・女性マンガ
    -
    全1巻440円 (税込)
    夫とふたりで喫茶店を切り盛りする主婦・牧子は、子育てや日々の生活に追われて自分の親との連絡を怠っていた。母親が入院したという知らせを受け、慌てて帰省した牧子。そこで兄から、「母は認知症かもしれない」という衝撃の事実を告げられるが……。親の老いと向き合う『ママたちの遺言』シリーズ3作の他、主婦の本音を描く『竹子の夢』『四十路の恋』の2作を収録。
  • 運命恋愛
    完結
    少女・女性マンガ
    -
    全1巻440円 (税込)
    16歳のお誕生日までに、運命の人とキスしないと不幸になると言う家系に産まれたみれい。 お誕生日間近、ずっと好きだった陸くんに告白するけど・・・??
  • アンダー・マイ・サム
    値引きあり
    小説・文芸
    3.6
    1巻462円 (税込)
    新・芥川賞作家の鮮烈な青春小説。人の心に触れる親指……。「僕はこれ以上、とても十七歳でいられない。色んなものが煙のように消えたこの季節から、一刻も早く別れを告げたいと思った。十七歳であることを憎んだ。」――いびつな、長すぎる、僕の左手の親指は、携帯メールの早打ちが出来る。そして、他人の心に触れることも。顔に傷を負ったみゆき、家族から孤立する清春ら友人たちと、「いまいましい若さ」を共有しながら過ごした17歳の日々。『ミカ!』『ぎぶそん』など、児童文学でも注目を浴びる芥川賞作家が描く、鮮烈な青春小説。
  • 帝都初恋心中 1
    完結
    少女・女性マンガ
    4.2
    全9巻484円 (税込)
    「ただ私に愛されていればいい―」 時は大正。 16歳の少女・吉野花織が結婚したのは 20歳で伯爵・社長の美園環。 環は“毒の伯爵”“死神貴族”などと噂される悪名高い男。 訳ありの結婚だったが、環の隠された素顔や優しさ、深い愛、初めての快感に溺れていって… 甘くて刺激的な溺愛に侵される―――― とろける大正ロマンティックラブストーリー!
  • ヤマケイ文庫 小屋番三六五日
    値引きあり
    ビジネス・実用
    3.9
    1巻495円 (税込)
    山を住処とし、山を仕事場とする小屋番たち。 ちょっと懐かしくて、あたたかい気持ちになる、全53話を収録。 巻末には、ピオレドール受賞クライマーで南アルプス・甲斐駒ヶ岳七丈小屋管理人を務める花谷泰広さんのスペシャルエッセイを収録。 『山と溪谷』誌に2001年から2006年まで長期連載された、全国53の山小屋管理人、小屋番たちによるエッセイをまとめた書籍を再編集。 <目次> ■第一章 山小屋の仕事一二カ月  第一話 山小屋の「正月」 山口 孝(涸沢ヒュッテ)  第二話 尾瀬の季節 星 菊芳(原の小屋)  第三話 山岳トイレ只今研究中 只木貞吉(丸川荘)  第四話 穂高のいちばん長い日 宮田八郎(穂高岳山荘)  第五話 小屋番山岳救助隊 佐々木 泉(阿曾原温泉小屋)  第六話 ボッカの哲学 草野延孝(鍋割山荘)  第七話 北八ツの森とともに 島立健二(北横岳ヒュッテ)  第八話 越百の生活 伊藤憲一(越百小屋)  第九話 春夏秋冬冬富士を見つめて 佐藤 保(佐藤小屋)  第十話 夏空を待ち続けて 米川喜明(蓼科山頂ヒュッテ)  第十一話 手づくりの山小屋 松澤寿子(船窪小屋)  第十二話 小屋番三カ月 神谷浩之(キレット小屋)  第十三話 北鎌尾根の番人 小池照二(大天井ヒュッテ)  第十四話 山小屋のオフシーズン 小山義秀(北穂高小屋)  第十五話 北アルプス・ネットワーク 穂苅康治(槍ヶ岳山荘)  第十六話 いいほうがいいじゃないですか 柳澤太平(赤岳鉱泉)  第十七話 高千穂の日の丸 林 満男(霊夢庵)  第十八話 わが家のトイレがよくなった 米川正利(黒百合ヒュッテ)  第十九話 九回裏の守備固め 藤森周二(赤岳天望荘)  第二十話 オフシーズンはオンシーズン 若林邦彦(白馬山荘) ■第二章 新しいわが家をつくる  第二十一話 日本でいちばん小さな山小屋 手塚宗求(コロボックル・ヒュッテ)  第二十二話 愛鷹の翁 加藤 満(愛鷹山荘)  第二十三話 越後駒元年 米山孝志(駒の小屋)  第二十四話 いこい山荘 永田昌夫(いこいの山岳会)  第二十五話 山で暮らすということ 長沢洋(ロッジ山旅)  第二十六話 山の今昔 伊藤玉男(銅山峰ヒュッテ)  第二十七話 うつぎと五十年 堺澤清人(空木駒峰ヒュッテ)  第二十八話 山小屋を建て替える 新井信太郎(雲取山荘) ■第三章 山小屋に入り、山を見つめる  第二十九話 「新米管理人」、二年目の夏へ 清水ゆかり(朝日小屋)  第三十話 小屋番を楽しむ 佐伯直樹(大日平山荘)  第三十一話 山のルネッサンス 塩沢久仙(広河原山荘)  第三十二話 警備隊から小屋番へ 馬場保男(谷川岳肩の小屋)  第三十三話 山小屋の「暮らし」 渡邊佳苗(燕山荘)  第三十四話 青年を育てた山と人 竹内敬一(青年小屋)  第三十五話 山小屋家族 吉木綾子(金峰山小屋)  第三十六話 山小屋のとーちゃん 森山 健(高谷池ヒュッテ)  第三十七話 みゃあらくもんの夢語り 高橋重夫(仙人温泉小屋)  第三十八話 伊東宗右エ門の思い出 伊東瑛子(餓鬼岳小屋)  第三十九話 くじゅうに育ち、くじゅうに帰る 弘藏岳久(法華院温泉山荘)  第四十話 拝啓 真砂沢ロッジより 佐伯成司(真砂沢ロッジ) ■第四章 山小屋をめぐる人々  第四十一話 登山者と小屋番 河村正博(塩見小屋)  第四十二話 山の哲人 星美知子(両俣小屋)  第四十三話 徳本の住人 今川剛之(徳本峠小屋)  第四十四話 鬼が守る山 五鬼助義之(前鬼宿坊・小仲坊)  第四十五話 大朝日岳のミョウキン和尚 西澤信雄(朝日鉱泉ナチュラリストの家)  第四十六話 山のセンス 角田英司(夜叉神峠小屋)  第四十七話 絵画と写真と三ツ峠 中村光吉(三ツ峠山荘)  第四十八話 桧洞丸の華 高城律子(青ヶ岳山荘)  第四十九話 光の四半世紀 原田臣久(光岳小屋)  第五十話 月山の山頂で 芳賀竹志(月山頂上小屋)  第五十一話 五回目の結婚式 竹本 勝(東海大学銀嶺荘)  第五十二話 ひだまりのひなた小屋 梅田浩生(日向小屋)  第五十三話 山小屋は人なり 花立昭雄(尊仏山荘)
  • 幼なじみに恋してる1
    BL
    3.3
    1巻495円 (税込)
    小さいころから仲の良かった圭太と隆。 高校生になり夢に相手が出てきたことで意識しはじめ二人の関係が変わっていく。 イケメン攻めとツンデレ受けのイチャラブコメディです。
  • 天使のカノン
    ママが死んで、6年ぶりにパパの家にひきとられた12歳の池上花音。坂口家にはパパの奥さんの美保おばさんと実の姉のまどかがいたけど、花音の心は新しい環境や中学生になることの不安で、いっぱいで…。そんな中、海辺で会ったノッポの一泉くんという男の子になつかしい予感を感じたり。少女・花音の成長を描くシリーズ第1巻。※イラストは収録されていません。
  • ヤマケイ文庫 山小屋の灯
    値引きあり
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 登る先にはいつも山小屋があって、その灯が、歩くべき道を教えてくれる。 「山小屋」という響きにどこか憧れを持ってしまうのはなぜでしょう。 本書は山小屋をこよなく愛し、全国の山小屋を訪ね歩いてきた編集者と写真家によるフォトエッセイ集。 東京から日帰りでふらりと登れる高尾山、静かな森歩きを楽しめる北八ヶ岳、温泉を楽しめる東北の山。山々が果てしなく連なる北アルプス最奧まで。 山が違えば山小屋の佇まいも変わり、出会う人も様々です。 本書では著者たちが2年間に歩いた山と滞在した山小屋16軒について情感豊かに、ときにユーモアたっぷりにそのエピソードが語られます。 山頂を目指してせっせと登る山もいいですが、個性豊かな山小屋を目的に登るゆったりした山登りがあっていいと著者たちが語るように、山と人、山と街をつなぐような、感性豊かな登山の楽しみをじっくりと味わえる一冊です。 写真家・野川かさねによる、美しい撮り下ろし写真も満載です。 巻末には登場した山小屋の詳細情報やそこに至るまでの詳細なルート情報、地図なども収録。 春夏秋冬、季節ごとに訪れたい山小屋が見つかるはずです。 ■掲載山小屋 十文字小屋(奥秩父)/山の鼻小屋(尾瀬)/丸川荘(大菩薩嶺)/マナスル山荘本館(南アルプス前衛)/ころぼっくるひゅって(霧ヶ峰)、蓼科山荘(八ヶ岳)/両俣小屋(南アルプス)/雲ノ平山荘(北アルプス)/船窪小屋(北アルプス)/駒の小屋(尾瀬)/雁坂小屋(奥秩父)/城山茶屋(高尾)/嘉門次小屋(北アルプス)/日の出館(富士山)/くろがね小屋(東北)/しらびそ小屋(八ヶ岳)
  • ガラスの靴がはけたなら
    ■つかのま夜を照らす花火より、輝き続ける星のような幸せがほしい。■夜空に打ち上げられた花火が大輪の花を描き、庭に集まったパーティ客たちから感嘆の声があがった。セアラは屋敷の主人のマックスに寄り添いながら、信じられない思いで花火を見上げていた。女性客のうらやましげなまなざしが痛いほどなのに、マックスは気にかける様子もない。それどころか、取材で屋敷を訪れた新聞記者のセアラに、次々と質問を浴びせてくる。セアラはどこか決意を秘めたようなマックスの視線に戸惑ったが、同時に抑えようのない気持の高ぶりを感じていた。でも、これはきっとわたしが勝手に思い込んでいるだけなのだ。実業家で、彼ほどの富の力があれば、わたしが抱えている問題を解決できるかもしれないなどと、期待しているわけじゃないわ。
  • プルメリアの誘惑
    ワイナリーに滞在中のアレクサンドルをひとめ見たとたん、シャーロットは初めての恋に落ちた。でも、内気で地味な私が振り向いてもらえるはずもない。満たされぬひそやかな憧れを、彼女は日記につづることだけで満足していた。自分への熱い思いをしたためたシャーロットの日記を読み、アレクサンドルはひとりほほえんだ。近づくたび逃げ出すくせに、僕に惹かれていたとは。ここにいる間だけでも、彼女の願いをかなえてあげよう。★大好評刊行中のシルエット・アシュトンズ。今月は人気急上昇中のナリーニ・シンの作品です。熱いロマンスとともに、アシュトン家に大事件が起こります。★
  • 恋は禁断の味
    ジリアンはワイン試飲室の改装をするため、腕のいい建築業者を探していた。義兄のセスが最も評判がよかったが、できれば彼とは距離を置きたかった。みじめな過去を知られているうえ、彼のそばにいると、なぜか熱いおののきが走るのだ。だがほかにあてもなく、彼に頼むことにする。セスは返事を保留したままで試飲室を訪れ、参考のためにと、ジリアンの仕事を観察し始めた。ビジネス以上を望むその視線に、彼女は不安を隠せなかった。★カリフォルニア州ナパ・バレーを舞台に名家の人々の恋模様を描いたシルエット・アシュトンズ。第四話は、特別な感情を抱いてはいけないと思いつつ惹かれていく二人の物語です。★
  • せつない誓い
    元恋人に監禁され、命からがら逃げ出したローラは、逃亡生活を続けながらカフェでウエイトレスをしていた。ある日彼女は、フォーチュン家の御曹子アダムに見込まれて住みこみの子守り(ナニー)として働くことになる。彼は妻を亡くして以来、幼い子供たちに手を焼いていたのだ。やがてローラは、冷たい仮面の下に隠されたアダムの優しさに惹かれていき、ずっとここにいたいと願うようになった。だが、ここにいれば、きっとあの男に見つかってしまう。アダムや子供たちにも危害が及ぶにちがいない。だから……ローラは誓った、アダムには深く関わらないと。
  • 熱く危険な恋人
    祖母から飛行機を遺贈されたロッキーは、フライトサービスの事業を始めようと考えた。準備はほぼ終わった。あと足りないのは飛行場だけだ。彼女は、医師のルークが飛行場を所有しているのに目をつけて、彼に飛行場を貸してくれるよう頼みに行く。ルークは承諾したものの、彼女を金持のわがまま娘と決めつけ、嫌悪感をむき出しにした態度をとり続けた。ロッキーも自分を見下す彼には関わらないことに決めた。そんなある日、ロッキーの怪我がきっかけで、ふたりの冷戦状態にピリオドが打たれる。★ミネアポリスの名門一族フォーチュン家にまつわる愛や陰謀をドラマティックに描いて大好評のシリーズ『富豪一族の肖像』を12話連続で再刊行してお届けしています。人気作家がリレー形式で執筆する当シリーズ、今回は「危険な逃避行」に登場したアリソンの双子の妹、ロッキーがヒロインです。★
  • 愛は運命のままに
    クリシーが母の代理でヘーズルウィッチの町にやってきたのは、母の弟チャールズが亡くなったので、財産を処分するためだった。大酒のみのうえに窃盗罪で訴えられたこともあるおじは、いわば家族のはみ出し者で、町の住人たちからも嫌われていた。それでもとにかく片をつけ、借金の清算などもしなくてはならない。クリシーはおじの家を掃除し、家具の査定をしてくれる業者を待った。そしてやってきた骨董品店の経営者、ガイ・クックと会ったとたん、二人は雷に打たれたように恋に落ちた。たがいに求め合う二人は、たちまちのちに愛を交わしてしまう。目くるめく急展開の中で、クリシーはチャールズの姪であることを言いそびれた。だがそれが、二人に破局をもたらすことになろうとは……。
  • 愛は迷路のなかに
    国際的な合弁企業に職を得たチューラは、会社が本拠を置く町にロンドンから移り住んで早々に、元同僚で親友のオリビアから夕食に招待された。夕食にはオリビアの親戚で魅力的な男性のソールが同席し、それとなくお見合いのような雰囲気で紹介される。だがチューラはソールについて悪い噂を耳にしていた。彼は、結婚前のオリビアを既婚者の身で誘惑したことがあり、離婚して独身に戻った今は、親戚の十代の娘を惑わせているという。十六歳のとき妻子ある男性から裏切られた過去を持つチューラにとって、ソールはもっとも嫌いなタイプの男性だった。彼女はことあるごとにソールに辛辣な言葉を投げつける。ところが初出社の日、チューラは彼が直接の上司であることを知った。
  • 愛は復讐の果てに
    十歳の少年ジョス・クライトンは、ある日すてきな女性を見かけた。ジョスの住むイギリスの田舎町では目にしたこともない顔だ。ボビーと名乗るその女性は、アメリカから来たと少年に告げた。ジョスはたちまちボビーに魅せられ、週末に催される姉たちのバースデーパーティにボビーを招待する。ある目的があってこの地に来ていたボビーは、喜んで招待に応じた。目的とは―クライトン家を断罪することだった。 パーティ会場で、ボビーはジョスのいとこのリュークに会った。カリスマ性があってハンサムだけど、鼻持ちならない男だわ。しかも、つきまとうガールフレンドを追い払うために、強引に私との親密な関係をでっち上げるとは…。それだけではない。彼はボビーに、鋭い疑いの目を向けてきたのだった。
  • 愛は苦難の始まり (上)
    イギリスはチェシャー州の名門クライトン家。代々弁護士を輩出してきた一族の一員であるオリビアは、父とその双子の弟の五十歳の誕生パーティのためにアメリカ人の恋人と帰郷した。誰もがうらやむ“完璧な一族”も、彼女の目から見れば、危うい緊張の中に秩序が保たれているにすぎない。そしてパーティの当日、その秩序を根底から揺るがす出来事が起きた。次々と明らかになっていく、それぞれの暗い秘密。崩壊の渦に巻きこまれたオリビアもまた、最愛の恋人の心が離れていくのを感じた……。★ペニー・ジョーダンの傑作<パーフェクト・ファミリー>が十三カ月連続で再版されます。人間の愛と憎しみをあますことなく描ききる作家の手腕が冴え渡るシリーズです。★
  • 秘書の初恋
    ホリーは〈ホープチェスト牧場〉の秘書。ずっとボスのブレイクに憧れていたものの、彼は有能な秘書としてしか扱ってはくれない。それはそうよね。ホリーは鏡を見てひとりごちた。だて眼鏡にひっつめの髪、地味なスーツ。これでは女性として見てくれるわけがない。ところが、ブレイクは何を思ったのか、突然パーティへ一緒に行こうと誘ってきた。いい機会だわ。ホリーは変身を決意した。★水質汚染事件の犯人はやはりあの人物?本作をもちまして、シルエット・コルトンズはいったん区切りを迎えます。新たなコルトン家の人々を巡るシリーズを秋に刊行予定です。どうぞお楽しみに!★
  • 十年目の告白
    十一年前、イギリスに留学したミーガンは、貧乏なウエイター、ニコラスに恋をした。愛されていると思いこんでいた―― ニコラスに突然別れを告げられるまでは。彼は本当は伯爵家の跡取りで、貴族の令嬢と婚約していたのだ。家を守らなくてはいけないと言うニコラスはあまりに冷たく、ミーガンが最後の望みを託して書いた手紙にも、なんの返事もよこさなかった。そして今、英文学の講師として教鞭をとるために、ミーガンはふたたびイギリスへやってきた。★ご要望にお応えして再度お届けしてきたエリザベス・ ハービソンの『シンデレラ・ブライド』。今月は伯爵 とアメリカ人女性の悲しい再会物です。★
  • 花嫁を演じて
    「僕と婚約しているふりをしてくれないか?」上司であるテレンス・ブレッケンリッジ三世――トレイの言葉に、秘書のジェーンは自分の耳を疑った。仕事の関係上、どうしてもフィアンセが必要になったという。この五年、彼女は名門の御曹司トレイに思いを寄せていた。平凡で美しくもない自分が愛されることはないと知りながら。でも、せめて彼の役に立つことができれば……。ジェーンは彼のフィアンセ役を引き受け、首尾よく成功をおさめた。ところが思わぬ事態が発生し、とうとう結婚式まで挙げなくてはならなくなった。★リバイバル刊行でお届けしているエリザベス・ハービソンの『シンデレラ・ブライド』。★
  • 伯爵の秘密
    ワシントンの植物研究所で働くエマは、イギリスにやってきた。ガーンジー島にある美しい庭園を訪れ、研究にどうしても必要な薬草を採取するために。庭園の持ち主はブライス・パリサー伯爵――十七代も続く名門の当主だ。エマはこの二年ほど文通をしている男性に連絡を取り、一緒にガーンジー島へ向かった。島に到着したエマは、やがて驚愕の事実を知る。なんと文通友達の男性こそ、ブライス・パリサー伯爵だった!★
  • 誓いに薔薇の花びら
    母が再婚する――その知らせを聞いてスーザンの胸にわいた喜びは、すぐにショックに押しつぶされた。再婚相手がスローンの父親だとわかったからだ。スローンとはつい三週間前まで一緒に暮らし、結婚の約束まで交わしていたが、自分から一方的に別れを告げた。別れる理由を彼にもはっきり説明しないまま、別れたことを母にも打ち明けられないまま、こんなことになるなんて……。しかも、結婚式はこの週末。親たちはスーザンとスローンの立ち会いを望んでいる。母の晴れの日を台なしにしたくないばかりに スーザンはスローンの提案を受け入れ、母たちの前で婚約中の幸せなカップルを演じることにした。★
  • 偽りの結婚指輪
    夜間のフランス語のクラスから帰る途中、ハナはクラスの男に迫られ、走っている車から飛びおりて、ようやく家に逃げ帰った。夫のイーサンも、ハナのひどい格好を見て、顔色を変える。もともとハナは、弁護士であるイーサンの屋敷の子守りだった。子供たちの母親キャサリンは数年前に落馬事故で世を去っていて、愛情に飢えた子供たちが献身的なハナに心を開くのを見たイーサンが、わが子のために形だけの結婚を申しこんだのだ。彼の提案は、イーサンをひそかに恋していたハナにはショックだった。しかし子供たちのことを思い、ハナは結婚の同意書にサインをした。彼の気持ちは、亡き妻の思い出とともにあるんだわ。フランス語の勉強も、愛情のない結婚生活の中で自分を救うため……。だがこの事件以後、ハナを見るイーサンの目に変化が表れた。
  • 裏切りの結末
    それは一本の電話から始まった。夫の浮気を告げる一本の電話。レイチェルの世界は音をたてて崩れていった。仕事で忙しくしているとばかり思っていた夫が毎晩、女と出歩いていたなんて。だが、そう言われてみれば、思い当たる節はあった。寒々しい夫婦生活、スーツにかすかに漂う香水の香り、幾晩も家を空けた日々。レイチェルは絶望に襲われ、同時に、鏡の中の疲れきった自分の姿に愕然とした。幼妻として結婚して七年。子育てに追われ成長しないでいるうちに、夫は変わり、家の外で別の生活を楽しんでいたのだ。帰宅した夫は、妻の疑いを否定しようともしなかった……。★1997年に日本デビューを果たして以来、読者の熱烈な支持を 集めているミシェル・リードの名作をお届けします。★
  • つらい別れ
    五年前、フランセスカは、やむにやまれぬ事情から第九代リンガード伯爵ウィリアム・クウェンティン――ウィルと別れた。その後、彼女は会社勤めを始め、今は自分のフラットで暮らしている。フランセスカは、この半年、正体不明のストーカーにつきまとわれていた。ある夜帰宅すると、フラットの浴室の窓が割られていたうえ、追い討ちをかけるように不気味な電話がかかってきた。彼女はパニックに陥り、安全な場所を求めてウィルの屋敷に車を走らせた。五年たっても彼は相変わらず魅力的だった。フランセスカは自分がまだウィルを愛していると気づいたが、彼には再婚話が持ち上がっていた。花嫁候補は資産家の美しい娘だ。フランセスカはウィルの幸せを願って自分の気持をひたすら押し隠し、何も告げずに彼の屋敷を立ち去ろうと決心する。
  • 理想の恋人
    “生涯にただひとつの真実の愛を見つけて結婚する”そんなアディソン家の伝統に従おうと努力してきたけれど、真の愛など見つけられそうにもない。悲観したフェイスは、せめて家業の不動産業に貢献しようと、ある屋敷を買い取り朝食つきホテル(B&B)に改装することにした。ところが工事を依頼した建築士ゲイブは、ことあるごとにフェイスの提案を退けようとする。素人だと思ってばかにしているのね。負けるものですか!彼女は自らの能力を証明するため、ゲイブに作業を手伝うと申し入れた。★昨年九月にお届けした「億万長者の誤算」で自分も幸せを見つけた大富豪ヘンリーがまたまた縁結びに乗り出します。はたして今回も首尾よくいくのでしょうか?★
  • 魔法がとけたら…
    これでやっと二十一組のカップルの縁結びに成功したわ。メリーは、わき上がる喜びと安堵につつまれていた。若いメリー王女が呪いをかけられ、老女として支配人の重責を果たしてきた七年間に終止符が打たれるのだ。呪いが解かれる条件は満たした。これで母国へ戻れる。そして、アレクサンダーと会うことも二度とない。ふいにメリーの胸に痛みが走った。それだけは絶対にいや。オーナーである彼は、メリーを尊重し、支え続けてくれた。美しく魅力的な姿に戻った私を見て、彼はどう思うかしら?この最後の数日間を最高の思い出にしよう。メリーは心に誓った。★六作続けてお送りしてきた「恋する楽園」もついに最終話。数々のカップルのキューピッド役となっていたメリー自身の恋が、最後に大きな展開を見せます。老婆からもとの美しい王女の姿に戻ったメリーの選択とは……。★
  • ひとりじゃないから
    シンシアは二十六歳だが、いまだ生活のすべてにわたって母親の言うなりだった。自らの夢を追うこともなく、母の選んだ地味な服を着て、作家である母の激務を支えて、ひたすら尽くしている。これは死んだ父との約束だもの。絶対に守り通さなければ。だが、休暇で訪れたリゾート島でシンシアの心は揺れていた。久しぶりの休暇だ。ほんのちょっとなら冒険してもいいはずよ。シンシアは服を脱ぎ捨てると、夜の海で思いきり泳ぎを楽しんだ。しばらくして、ふと浜に目をやり、彼女ははっとして凍りついた。誰かが見ている! 漆黒の浜で男性が優雅に葉巻をくゆらせていた。★「恋する楽園」の第五話をお届けします。母の言いつけどおりに生きてきたシンシアはリゾート島で、変わり果てた姿の元恋人と再会しますが……。来月刊「魔法がとけたら…」でついにシリーズ完結。どうぞお楽しみに!★
  • 花婿はいらない
    ■期せずしてできた、最愛の人との絆。だけど、彼は私を愛してなんかいない。■最近、ボスのケインの様子がおかしい。マギーは、仕事に身が入らないケインのことが心配だった。ゴージャスで気さくなケインはまさに理想の上司で、女性社員の憧れの的だった。むろんマギーも例外ではない。彼の秘書になってからずっと、密かな思いを寄せてきたのだ。ある日意を決したのか、ケインはマギーに事情を打ち明けた。精子バンクの手違いのために、彼の精子が使用されてしまい、身ごもっている女性がいるのだという。そしてその女性は自分の会社に勤めているらしい、と。マギーはショックを受け、真っ青になって立ち上がった。なぜなら、ケインの子供を宿しているのはほかでもない、マギー自身だったからだ!
  • フィアンセは偽物?
    ■まさか嘘がすぐに広まって、彼を窮地に追い込むはめになるなんて!■婚約者のフィリップが別の女性と旅行中に死んでからというもの、ジェンは彼の両親に悩まされ続けてきた。ありとあらゆる遺品を“かけがえのない思い出の品”だといってジェンの家から持ち去っていくのだ。七カ月たった今も、朝の七時に押しかけられ、“遺品”のテニスラケットをよこせと要求された。うんざりしたジェンは、思わず口走っていた――もうじき結婚するんです、と。新たに婚約したことにすればもう悩まされはしないだろう。だが、その考えは甘かった。誰だか教えろと迫られ、困ったジェンは苦しまぎれに上司のマットの名前を告げていた。それがどんな事態を招くか考えもせずに……。
  • 優しすぎる花婿
    ■彼が結婚するのは、ベッドをともにしたいから?■寂しい家庭に育ったジェナにとって、隣人のクロッサン家の人々は、何よりも大切な存在だった。そしていずれ、ディーン・クロッサンの妻として、彼らの本当の家族になれると信じていた――ディーンが婚約者を連れて帰国するまでは。絶望と悲しみに打ちひしがれるジェナに、ディーンの兄マーカスが、突然言った。「君がほしい家族と安定をすべてプレゼントするよ。僕と結婚してくれないか」ジェナは驚きを隠せなかった。いつも私から距離を置いていたマーカスがどうして?プロポーズの理由に疑問を持ちながらも、あまりに魅力的な申し出に、ジェナはイエスと答えていた。
  • シンデレラを救え!
    ■演技のつもりだった結婚が本物で、彼の妻になっていたなんて!■ジルはスポットライトの下、ウエディングドレスを身にまとい、酔った男たちのいやらしい視線に身震いしていた。プロのアイススケーターを目指す彼女は、ショーの主役の代理をはりきって引き受けた。だが、いくら宣伝の一環とはいえ、自分を競り落とした他人と結婚式を挙げなくてはいけないなんてひどすぎる。そのとき、一人の男がステージに上がってきた。長身で黒い目の彼は、ジルの手を取ると尋ねた。「大丈夫かい?」どうやら、彼が私を競り落とし、花婿になるらしい。よかった。この人はしらふだわ! ジルはほっとして彼の手を握り、カメラの回る中、結婚の誓いのまねごとを行った。翌朝には手を振って別れ、二度と会うこともないだろう。ジルが自分の間違いに気づいたのは、しばらくたってからだった。
  • 今夜だけレディに
    ■見るからに裕福で傲慢な男。でも私の邪魔はさせない。■模造ダイヤをちりばめたドレスにイギリス風のアクセント。誰もが私をイギリス人のお嬢様だと思うはずだ。キャットは自信満々で、舞踏会の会場に現れた。再開発によって取り壊されそうな我が家を守るため、貴族のふりをして有力な議員に働きかける。それがこのパーティに潜入した目的だった。もくろみどおり議員に近づけたものの、すぐにパトリックという男性にダンスに誘われてしまった。しかも彼は、答えられないような質問ばかりしてくる。正体がばれたらどうしよう。あせるキャットに向かってパトリックは平然と言った。「君が貴族の名をかたっているのはわかっている。このまま帰すつもりはない」
  • シークと婚約?
    ■一夜かぎりのあやまちだったのに、婚約することになってしまうなんて!■目をあけたアンは、体を起こしてぎょっとした。寝ていたのは見慣れないキングサイズのベッドで、枕からはまぎれもない男性の香りが漂ってくる。ここはこ?昨日は、親友のキャロリンの結婚式に出席した。アレルギーの薬とシャンパンのせいで具合が悪くなり、新郎のいとこ、ラフィークの車に乗せてもらった。そこまでは覚えているけれど、あとは何もわからない。テーブルの上の置き手紙を見て、アンは頭を抱えた。“すてきな夜をありがとう。あとで電話する”まさか私はゆうべ、あのプレイボーイと?こんな地味な私に彼が惹かれるなんて思えないけれど……。いてもたってもいられず、アンははだしで部屋を飛び出すと、真相を知るために、ラフィークを捜し始めた。
  • 億万長者はお断り!
    ■僕が裕福だと彼女は知らない。貧乏なカウボーイだと思いこんでいる。■「私はもう結婚しているの。紹介するわ。夫のダコタ・ブルーベイカーよ」ダコタはあやうくガムをのみこみそうになった。次の瞬間、彼は笑顔になり、エリザベスを抱き寄せた。二カ月前から彼女に惹かれていたのだ。困っているのを助けられるなら、話ぐらい合わせればいい。どうやら、今来た男はエリザベスの兄で、彼女を連れて帰ろうとしているらしかった。ダコタが協力した結果、なんとか結婚は事実だと信じさせたが、二人は一緒にエリザベスの家族を訪ねることになってしまう。彼女と親しくなるには絶好の機会だ。喜んで承諾したダコタだったが、ひとつだけ問題があった。
  • プリンスに片想い
    ■恋人のいる姉の身代わりなのに、彼に惹かれているなんて。■ミシェル王子の許嫁である双子の姉になりすまし、キャロラインはカラメールを訪れた。ふだん着ないようなセクシーな服に身を包み、子供のころから憧れていたミシェルの前に立った彼女は、彼の熱いまなざしにときめかずにはいられなかった。ミシェルが求めているのは私ではないと、キャロラインは自分に言い聞かせながらも、彼と過ごす日々を楽しんでいた。だけど、これはひとときの夢だ。すべてがばれたらミシェルは私を憎むに違いない。そして予想していたよりも早く、その日はやってきた。思いがけないミシェルの言葉とともに。■『カラメールの恋物語』二作目は無垢なのに大人の女を演じるキャロラインとミシェル王子のロマンスです。プレイボーイのプリンスもいよいよ身を固めるのでしょうか?
  • 最終章は終わらない
    ある雨の晩、家を訪ねてきた男性を見てタラは目を見開いた。彼は……私のヒーローじゃないの。ロマンス作家のタラは、ここ数週間、隣家に出入りしている魅力的な男性をこっそり観察して、今書いている小説のヒーローに仕立てていたのだ。そして、その架空の男性にすっかり恋をしていた。もちろん想像と現実が違うことくらいわかっているけれど、どきまぎせずにはいられない。だが、彼が名乗った名前を聞いて愕然とした。ジャック・ルイス?ありえないわ。架空の彼と現実の彼が、まったく同じ名前なんて!★今月から二部作〈ヒーローに恋したら〉が始まります。罪な魅力を振りまく独身主義者の男性に、もしも本気で恋してしまったら?2004年に日本デビューしたトリッシュ・ワイリーならではの新鮮なストーリー展開をお楽しみください。ジャックの親友、プレイボーイのアダムが生まれ変わる来月刊にも乞うご期待!★
  • 赤い靴のシンデレラ
    人気スタイリストのカーラは、念願だったテレビ番組の仕事を得てはりきっていた。だが、そこへ思わぬじゃまが入った。急成長をとげている企業の経営者、アダム・タイラーだ。彼はその番組を思いどおりにしたいらしく、スポンサーとなってカーラの仕事にまで口を出しはじめる。どんな皮肉を言われようと、私は自分の仕事をこなすだけだわ。カーラはそう決心し、アダムと距離をおこうとした。それなのに、アダムはなぜかカーラを挑発し、謎めいた雰囲気とブルーの瞳で彼女の心をかき乱す。★夢中で読みとおせるテンポのよい作品をお届けします。「結婚をもう一度」(I-1771)の関連作です。また、ハーレクイン・イマージュでは“今月のお楽しみ”と題した連載で、北米の公式ホームページで好評だったオンラインリード作品をご紹介しています。本作品の巻末ではルーシー・ゴードン「愛はベネチアで」の第6回が楽しめます。★
  • 王様とマーメイド
    ■彼が許すまで仕え続けろですって?そんなの横暴すぎるわ!■わがままな母と妹を養う義務からやっと解放され、アリーは休暇をとってカラメールへやってきた。ある日、海で泳いでいるうちに流されて溺れてしまい、魅力的だが傲慢な男性に助けられる。なんと彼はこの国の大公、ローヌ・ド・マリーニだった。恐縮するアリーに、彼は自分のために働いてくれと頼む。また何かに縛られるのは気が進まないが、命の恩人、しかも君主の望みとあっては断るわけにもいかない。アリーはしぶしぶ仕事を引き受けたけれど、率直で飾らない彼女と、伝統を重んじるローヌは顔を合わせるたびに衝突してばかりだ。ついに怒りのあまりアリーは、彼に平手打ちを食らわせてしまう。その罰として、ローヌはあることを命じた。
  • 魅惑のワルツ
    ■ふたりで踊るワルツがすべてを変えてしまった。■メレディスは住みこみの家庭教師として働くことになった。一度は結婚していた彼女だが、夫の手ひどい裏切りに遭って離婚に至った。つらい経験から、男性に頼るのはやめようと決意し、生きがいを求めて教師の資格を取ったのだった。仕事先は、大きな家具店を経営するクーパー・マーフィーの家。交通事故に遭った娘が自宅療養中で、シングルファーザーの彼は世話や家事に追われているという。きっと家庭教師兼家政婦の到着を心待ちにしているに違いない。ところが、メレディスの予想は見事に裏切られた。やってきた彼女の顔を見るやいなや、クーパーはたちまち不機嫌になったのだ。
  • 花嫁の反抗
    ■突然現れた、夫の弟と名乗る男。夫とうり二つの彼の正体は?■九カ月前、リアはリゾート開発会社の社長のジェラードと結婚した。豪華な邸宅、連夜のパーティ、ブランド物のドレス……。リアは夢のような新婚生活を送った。だが、一カ月もすると、派手なだけの生活は色あせてきた。ジェラードは仕事にかまけて、妻を顧みようとはしない。私は単なるお飾りにすぎなかったの? そんな疑問を抱き始めたとき、リアは偶然、ジェラードが友人に言った言葉を立ち聞きしてしまった。結婚を長くもたせるこつは、愛していない女と一緒になることだ――その言葉に傷つき、リアは家を出た。捜さないでと置き手紙を残して。それから六カ月、リアはクルーズ船の甲板員として自活していた。もうそろそろジェラードもあきらめたと思いはじめたとき、なんと、クルーズ船の客としてジェラード本人が現れた。ところが、その客はジェラードの双子の弟のギャレスだと主張する。確かに性格はジェラードと正反対だ。彼は本当に偶然ここに来たの?
  • ウエディング・ベル
    ■ウエディング・ベルを愛する人と。そんな憧れがかなうのはいつ?■クララは、荘厳な結婚式に参列していた。花嫁は親友のスーザン。花婿は財閥の御曹司、ギャレスだ。幸せそうな花嫁の姿に、クララは目に涙をため、歓喜に酔っていた。一方、一緒に参列しているクララの恋人ジェリッドは、仏頂面だった。クララとは対照的に、ジェリッドは結婚式が大嫌い。クララのことを心から愛しているが、結婚はしないと公言している。すばらしい恋人だけれど、その点だけがクララには不満だった。ああ、私たちがウエディング・ベルを鳴らすのはいつのことかしら?それにしても、今日のジェリッドはようすがおかしい。ギャレスの祖父、オーウェンが声をかけてきたときの冷たい態度……。以前から知り合いみたいだけれど、二人の間には深い確執があるようだ。今日こそ彼の結婚嫌いの理由を突きとめよう。クララは決心した。それがわかれば、私たち二人にも新たな未来が開けるかもしれない……。
  • 心のパズルを解いて
    ■結婚初夜の翌朝、離婚を言い渡された花嫁。屈辱感はまだ消えないのに、再び彼が現れた。■アリックスは、病に倒れた父の代わりに出版社を切りまわしている。しかし、会社は莫大な借金をかかえ、倒産寸前だった。債権者の集まるパーティに、アリックスはしぶしぶ出席したが、まさか、こんな衝撃的な再会の場面が用意されていたとは……。「僕のことが忘れられないようだね。だから一人で来たんだろう?」声の主はピアス・マーティノー――憎んでも憎みきれない男だ!五年前、彼は熱心にアリックスに求愛した。だが、それは罠だった。ピアスは一族のために、彼女の祖父に復讐を誓っていたのだ。なにも知らないアリックスを誘惑し、まんまと結婚した彼は、結婚の翌朝、自分の企みを暴露し、離婚を条件に海運会社を取り戻した。そのピアスが、なんと、アリックスの会社を援助しようと申し出た。「ただし条件がある。援助は、君が再び僕の妻になった日からだ」私をまた妻にするですって? 今度はいったいどんな罠が……?
  • 愛を見失う前に
    ■今度こそ私の婚約を壊さないで!だが願いも虚しく、彼はまた挑発し始めた。■ジュディスの婚約披露パーティに必ず現れる男、アレックス。一度目は、七年前、彼の親友のサイモンと結婚する直前だった。バージンのまま結婚を迎えようとしていたジュディスは、会った瞬間からアレックスに抱かれたくてたまらなくなった。結婚式の二日前、彼に身を委ねたそのとき、サイモンに見咎められた。言い争いのあげく、サイモンは車で飛び出し、帰らぬ人に……。罪の意識にかられたジュディスは、アレックスの前から姿を消した。そして今、新しい婚約者と穏やかな生活を始めようと決心していた。それなのに、再び姿を現したのは、忘れもしない憎い男。今度こそ、彼の魅力に惑わされたりしない。苦い思いはもうたくさん。だがアレックスを目の前にして、心が揺らぎはじめた。彼は言う。〝君の相手はこの僕なんだ〟
  • ゲームは終わらない
    ■恋はゲームというけれど、いったいだれがだれを好きなの?■レイサム社に勤めるケイトは、野心的なキャリアウーマン。突然スペインへ出張を命じられて大喜びだ。昇進のチャンスだわ!それにスペイン支社には、社長である憧れのコンラッドがいる。唯一の不満は、コンラッドの弟ガイと上司のロレインが同行すること。ガイは女子社員の間で理想の男性と噂の男だ。でも、女はみんな自分になびくと思っている男なんて私は大嫌い!ロレインはガイの大ファンだから、ガイのことは彼女にまかせて、私はコンラッドにアプローチしよう。ところが、滞在先のレイサム家に着いてみると、事態は思わぬ方向に……。母屋をコンラッドとロレインで使い、ガイと私が離れを使う。しかもこの組み合わせを決めたのはガイだという。この出張を機に、私を振り向かせようという作戦なの?
  • 妻を誘拐?
    ■家出した妻の心を取り戻すため、なんと彼は妻を誘拐した!■エマとギャレットは結婚して十年。だが、今、エマは不信感でがんじがらめになっている。ギャレットが女性と抱き合っているのを見てしまったのだ。屈辱、怒り、悲しみ、さまざまな感情に駆られて、エマは大胆な行動に出た。ギャレットを酒と薬で眠らせ、その間に彼の頭を丸坊主にして家を出てしまったのだ。目覚めたギャレットはうろたえた。鏡を見て、さらに驚く。血が……。いや、これは口紅だ。頭を傾け必死に読み取った。〝離婚したい〟なんだって? どうしてこんなことに?考えるより先に、とにかく愛するエマを連れ戻さなければ。ギャレットは弟たちと相談し、ガードの固い親友の家にいるエマを誘拐することにした。■男らしくてセクシーでユーモラスなジェームズ家三兄弟の、愛と笑いに満ちたお話をお楽しみください。
  • 私を愛したボディガード
    ■変質者の魔の手から守るため、彼が出したアイディアは?■旅行代理店で働くクレアは、ここ数カ月間、変質者からの電話や手紙に悩まされていた。旅行代理店のオーナー夫妻はそんなクレアの身を心配して、警備会社を経営する甥たちに、彼女の警護を依頼する。フィッツパトリック兄弟のうち、真っ先に名乗りを上げたのはライアンだった。十二年勤めた警察を辞め、兄たちの仕事を手伝い始めた彼は、クレアに会ってから、彼女にぞっこんだったのだ。「私は大丈夫。ボディガードなんて必要ないわ」だが、変質者が彼女の家にまで来ている危険性が発覚し、ライアンは、二十四時間彼女を守る口実として、爆弾発言をした。「二人がずっと一緒にいるのを怪しまれないために、僕たちは婚約したことにしよう!」
  • やさしく、熱く
    ■富にも美貌にも恵まれながら、心は満たされていなかった。■両親の離婚で、双子の姉妹は、父母にそれぞれ引き取られた。ジャッキーは有名な俳優の父について世界中を巡り、二十四歳にして、フランス人との結婚離婚を経験している。女優として映画に出演し、離婚後マリブの豪華な家も手にしたが、なぜか心は満たされたことがなく、彼女はいつも孤独だった。そんな折、マリブのジャッキーの家に遊びに来た妹が、隣家の男性と恋に落ち、婚約するというハプニングが起きる。二人を一緒にいさせてあげよう。ジャッキーは妹家族の住むヴァージニアに移った。ある朝、庭に出ていた彼女は、汗を光らせ走る男性に心奪われ、なんとしても知り合いになりたいと強く思う。私は経験豊富な女。どんな男性も振り向かせることができる。けれども、そんなジャッキーの自信は粉々に砕かれた。■幼いころ離婚した両親にそれぞれ引き取られ、十七年ぶりに再会した二人。女優の姉と図書館員の妹。まったく違う環境で育ち、性格も違う二人が、本当の幸せを手にするまでのすてきなストーリーです。
  • 華やかな変身
    ■長い間、憧れ続けた華やかな生活。身も心も、華麗に変身しよう。■ジュリアンは幼いころから大の本好きだった。今は図書館員として、地味ながら充実した日々を送っている。彼女には双子の姉がいたが、十七年間会ったことがない。少女時代、両親が離婚し、姉は俳優の父に、ジュリアンは母親に引き取られ、別々の環境で育てられたからだ。そんな二人に、再会の機会が訪れる。長期休暇で、姉の暮らすマリブに滞在できることになったのだ。ジュリアンはひそかに姉の華やかな生活に憧れを抱き、今回の訪問に胸をときめかせていた。だが、急な撮影の仕事が入り、姉はメキシコに行ってしまう。せっかく夢が実現したのだから、いつもの引っ込み思案な自分は捨て、姉のように華麗にふるまい、思う存分、休暇を楽しもう。そう決めた彼女に、突然のハプニングが……。■幼いころ離婚した両親にそれぞれ引き取られ、十七年ぶりに再会した二人。女優の姉と図書館員の妹。まったく違う環境で育ち、性格も違う二人が、本当の幸せを手にするまでのすてきなストーリーです。
  • ドクターは独身主義
    ■理由も告げず、彼の前から去っていた女性。再会した彼女には、さらなる秘密が……。■整形外科の研修医、デヴリン・ブレナンは引っ越し先の向かいの住人を見て驚いた。彼に突然の別れを告げ、しかも、その直後に別の男性と結婚したかつての恋人ジリアンだったのだ。ジリアンが別れを切り出したのにはわけがあった。そしてタイミングの悪いことにデヴリンと別れたあと妊娠に気づき、偽装結婚したのだ。自分のように、子供を私生児にしないために。今、デヴリンは我が子とも知らず、ジリアンに抱かれた愛くるしい女の子を見つめていた。
  • 恋は蜜の味
    ■この人と……恋人のふりをする?そう思うだけでジニーの体に甘い震えが走った。■「お願い、わたしになりすましてギリシアへ行って」いとこのベスに請われ、ジニーは考えた。ベスは大金持ちのギリシア男性クリオンと恋に落ち、息子を産んだ。だが、その子を認知する前に、彼は事故死してしまった。しかもベスは重い病に倒れ、先の命もわからない。赤ん坊の教育費だけ、クリオンの家族に援助を頼みたい。そうベスは望んでいた。ジニーはいとこの病状を案じて、その願いを聞き入れた。ところがアテネの空港で、赤ん坊連れのジニーを迎えたのは、フィリップと名乗る、クリオンの妻の弟だった。クリオンは結婚していたの? ショックを受けるジニーに、フィリップが恋人のふりをしてくれと言い、追い討ちをかける。そうすれば彼の姉も、赤ん坊が亡き夫の子とは考えないというのだ。姉思いでハンサム、ギリシア人らしく自信たっぷりのフィリップ。不安を感じつつ、ジニーはベスのためを思って彼の指示に従った。
  • 強情な花嫁
    ■カレンにとってそれは幸せな結婚かもしれない。だが、サムにとっては復讐の始まりなのだ。■カレン・ホワイトローは真実の愛に出会ったことがなかった。だが、隣家の牧場主サム・ロングストリートとデートを重ね、プロポーズされたとき、今度こそ幸せになれると確信した。ところが、サムと結婚したいと告げると、父も兄も猛反対した。“あの男の目的はおまえの財産だ”と言って。それでもカレンはサムと結婚した。サムはやさしい夫だ。紳士的で、そのうえセクシーでもある。彼がお金のために結婚したとは思えなかった。そう、サムの目的はカレンの財産などではなかった。カレンの父親に復讐を果たすため――最愛の娘を父親から奪い取るためだったのだ。日々カレンと情熱を分かち合い、彼女を虜にする。その計画は、途中までは完璧に進んだのだが……。
  • 恋の瞬間
    ■彼女は無邪気なプリンセス。お年頃なのに、女性の自覚がないようで……■二十歳の今まで、このバー・Qドロップ牧場で育ったチャンシーは、レディとして振る舞うことをまったく学ばずにきてしまった。先ごろ亡くなった父のおかげで、乗馬もパソコン操作も荒くれカウボーイたちとうまくやっていく術も身につけている。けれども、スカートをはいたことも、女友達と遊び歩いたこともない。そんな純真無垢な女性経営者とともに残されたカウボーイたちは、牧場とチャンシーの行く末を案じ、若きクリフ・ロバートソンを連れてきた。この男なら、大牧場を切り盛りしていける。いや、それどころかチャンシーの面倒だって見られるはずだ。彼らの狙いはみごとに当たった。経験豊かなクリフは、牧場のプリンセスの眠れる女の魅力に引きつけられ、自ら彼女を大人の女に生まれ変わらせようと決意したのだ!
  • 見つめてほしい
    ■青い湖と、輝くオーロラが美しい避暑地。なぜマギーは一人でここに来たのだろう?■自分の会社を部下にまかせて、J・Dはセスナ機でミネソタの湖の上空を飛んでいた。ふと眼下を見下ろしたとき、我が目を疑った。あの長い脚……あれは、まさしく僕のマギーだ!少年時代の夏休み、彼はこの湖でマギー・アダムズと出会った。海の精のような、長い脚の魅惑的なマギー。彼女はやせっぽちのJ・Dになど見向きもしなかった。だが、彼も大人になり、北欧の美神のごとく、たくましくなった。今度こそ、彼女を自分のものにしてみせる。そう誓ったJ・Dは、再会したマギーの唇をいきなり奪った。そしてマギーも応えたかと思ったとき、彼女は突然J・Dを突き放した――目に恐怖の色を浮かべて。■売れっ子のモデルとしてニューヨークで活躍していたマギー。彼女がすべてを捨てて、この湖に来たのはなぜ? 憧れの女性の心を開こうと四苦八苦するJ・Dは……。
  • ブライダル・スイート
    ■大嫌いなはずなのに、ときめいてしまうのはなぜ?■デイナはコンピュータープログラマーとして働くキャリアガール。ある日、彼女は会社の危機を知らせようと社長室をたずねた。明日からの展示会で発表するプログラムに問題があるのだ。だが、社長のグリフィン・マッケンナは話を聞こうともしない。グリフィンは問題をデイナのせいだと考えていた。怒りと怒りがぶつかりあう社長室で、グリフィンは衝動的にデイナを引きよせてキスをした。なまいきなプログラマーに思い知らせるためのキスだったはずが、なぜか甘く情熱的なものへと変わって……。複雑な思いを胸に、ふたりは展示会のためマイアミに出かける。ところが宿泊予定のホテルに予約はなく、ロマンティックな新婚用のブライダル・スイートに泊まることに。
  • 森の中の花嫁
    ■バレリーナの華やかな生活か、北の森での結婚生活か……。■悩むことなく、ディランは結婚を選んだ。人々の喝采を一身に受けて踊るバレリーナとしての生活を捨て、ロンドンでの都会生活を捨てて……。彼女が愛したのは北の森に住む森林専門家ロス・ジェファーソン。舞台を見に来ていたロスと一瞬のうちに恋に落ちたディランは、燃え上がるままに駆け足で結婚式を挙げ、すべてを捨て、止める友人たちも振り切ってロスの森がある北の地に向かった。そして、二人きりの幸せな暮らしが始まるはずだったのだ。だが、ディランはよく考えていなかった――近くに民家もない田舎での、仕事もなく友だちもいない、夫が帰ってくるのを待つだけの毎日のことを。
  • 魅せられた伯爵
    ■地域と人々に尽くす領主ですって?嘘よ、本当の姿を暴いてあげるわ!■モリーは二十二歳。イングランドの田舎町、フォードカスターへ地元新聞の新人記者としてやってきた。華やかなマスコミの世界を夢見ていたのに、モリーの初仕事はチャツネの作り方を老婦人にインタビューすることだった。がっかりしながらも約束の場所へ急ぐモリーは、途中で対向車と衝突しそうになる。車から降りてきたのはびっくりするほどハンサムで横柄な男。いったい何者?「僕はアレクサンダー・ヴィリヤーズ・セント・オテル伯爵だ」伯爵ですって? モリーは上司の話を思い出した――地域のために働く志高い伯爵の……。彼のことだったのね。でも、この態度。それに突然のキス。人をばかにして!いい人なんて嘘よ。私が真実を明らかにしてみせるわ。
  • BGMは波の音
    ■このひとに恋したら傷つくだろう。でも、この気持は止められない。■「ワイタプへようこそ、ジャシンタ」ドアを開けた男性を見て、ジャシンタは驚きに目を見張った。数カ月前フィジーで出会ったハンサムな男性、忘れもしない彼こそがこの家の所有者、ポール・マカルピンだったなんて。母を亡くし、ひとりぼっちになった彼女は、大学の指導教官、ジェラードの勧めでここにやってきた。これからの三カ月、ポールの家の離れで母との約束を果たすのだ。約束は歴史の修士号を取ること、そして二人で考えた物語を書くこと。しかし、ポールがあのフィジーで出会った男性だとわかったとたん、ここに滞在するのは危険なことに思えてきた。海の近くの夢のようなお屋敷に住む国際派弁護士――貧しく育った私とは、あまりにもつり合わない相手だわ。■『さよならフィアンセ』で結婚式の直前、親友にフィアンセを奪われてしまったポール。あれから五年、女性不信に陥っていた彼に運命のときが訪れます。
  • さびしい結婚
    ■その男は最高にゴージャスな男。心を奪われるのも無理はない――たとえ、夫がいても。■デビーは夫の不在には慣れていた。セールスマンの夫ジーオは各地を回ると称して居場所さえ知らせず、デビーとひとり息子の生活費も満足に渡さない。予定の日が過ぎて夫が帰ってこないのに、かえってほっとしている自分に気づいて、デビーは別れを決めた。心を結ぶものが何もないのに結婚を続けていくわけにはいかない。そう決意した日、仕事で訪れた会社の社長室で、社長ルチアーノの兄の写真を目にして驚いた。ジーオだ!夫に身よりはないはずだ。見たこともない指輪まではめて……。そしてルチアーノから聞いたのは、思いもよらない夫の秘密だった。デビーはジーオの本当の家があるシチリアに向かった。だが問題は、初めて会ったときから、デビーがルチアーノのとりこになってしまったことだった。
  • この愛が罪でも
    ■あの少年がこんな魅力的な男性になったなんて。ここに来たのを後悔することになりそう……。■ミーガンはカリブ海のサン・フェリペ島に向かう飛行機の中にいた。病み上がりのせいか顔は青白く、一抹の不安も感じている。だが、それが体調のせいばかりでないことはわかっていた。これから母の再婚相手の家族と十六年ぶりに再会するのだ。継父のライアン、その先妻の娘アニタ、そしてアニタの息子レミー。ミーガンが十五歳のとき両親は離婚し、母はサン・フェリペ島に住むライアンと再婚した。母はすでに亡いが、多感な少女時代にミーガンが受けた心の傷は深く、いまだに気持ちの整理がつかない。島の空港に降り立ったミーガンを、見知らぬ男性が出迎えた。それは、二十五歳になり、たくましく成長したレミーだった。男性的な彼の魅力に、ミーガンは圧倒された。
  • この恋は嘘
    ■彼を夢中にさせ、最後に拒絶してやる?ゲームの結果傷つくのは私かもしれないのに。■人材派遣会社で働くケリーは、大女優エステル・サリバンのもとに、自叙伝執筆を手伝う秘書として派遣された。とてもやりがいのある仕事にケリーは張り切っていた。ただひとつ気がかりなのは、エステルのひとり息子、リー・ハートフォードのことだ。リーはやり手の青年実業家で、女性遍歴でもその名を知られている。ケリーの友人サラは以前彼にもてあそばれ、いまだに立ち直れない。サラはケリーに、危険なゲームを彼に仕掛けるようそそのかした。リーを夢中にさせ、最後の瞬間に手ひどく拒絶して、思い知らせてやればいい、というのだ。そんなふうにリーと対決する自信はないわ。ケリーの心は揺れる。それはすでに彼に惹かれはじめているからかもしれなかった。
  • 水の中の花嫁
    ■ここでまた自殺者が出れば、ダイヤモンド家の連中は喜ばないだろう。■家庭のぬくもりを求め、ダイヤモンド家で子守として働くアニーは、婚約者のいるアンソニーに惹かれて悩んでいる。アンソニーとの待ち合わせ場所の桟橋に現れた見知らぬ男性は、彼の兄のルーファスだった。調査報道記者として飛び回る彼はアニーの雇い主でもある。だからって当てこすりや傲慢な態度は許せない。私を自殺志願者と間違えた上に、弟をろくでなし呼ばわり。きちんと子供の面倒も見ているのに、仕事をしろと言うなんて。でも、また自殺者がってどういう意味?前に誰かが死んだっていうの?いったい誰が?ここは平和な田舎じゃなかったの?
  • プロポーズは本気で
    ■ロマンチックなプロポーズだった。でも彼は酔っ払っていただけ。覚えてもいない。ラジオ局の社長サム・アースキンの秘書として三年、ナタリーは楽しく働いてきた。ところが、あるパーティーの夜、酔っ払ったサムが、ひざまずいてナタリーにプロポーズをした。その日から何もかもが変わってしまった。噂が広まり、サムの母親は婚約披露の準備まで始めているらしい。覚えてもいないサムは機嫌を悪くして、全部ナタリーのせいにした。華やかな女性関係を楽しんでいる彼は、結婚するようなタイプではない。「僕は誰にも縛られたくないんだ」そう言いながらも、それ以来、ことあるごとにサムはナタリーを誘惑するようになった。このまま彼の誘いに乗ることなどできない。彼が興味を持っているのは、ベッドの中の私だけなのだから。 ■ラジオ局の社長秘書として楽しく働いてきたナタリー。ところが、あるパーティの夜、社長であるサムが酔ってナタリーにプロポーズしたことから全てが変わってしまった。彼は覚えてもいないのに…。
  • アラビアの王子
    イギリスからアラブの首長国ジャヒラに来たアンジェラは、希望どおりの職に採用された。そして、会社のオーナーに挨拶するためオフィスを訪れたところ、アンジェラは茫然として立ちすくんだ。そこにいたのは、二日前、アンジェラが彼の車からものを盗もうとしていたと誤解し、彼女のことを激しく非難した男だったのだ。尊大なその男シーク・ラシード・アル=ハザールは勤め先のオーナーであるだけではなく、なんと首長国ジャヒラの王族の一員でもあった。シーク・ラシードは、この仕事はきみに向いていないと断言し、アンジェラにイギリスへ帰れと居丈高に命令するのだった。
  • 涙はあなたの肩で
    ■私より屋敷が目当ての婚約者と別れたとき、あの人は肩を貸して思う存分泣かせてくれた。■ロンドン近郊で領主の末裔として暮らしてきたクロスビー家。そのひとり娘レオノーラは、今は貧しくなった一家を支え、荒れてはいても美しい屋敷を、ばあやと二人で切り盛りしている。ある日、病に倒れた老医師に代わって、診療所に若い医師ジェームズ・ガルブレイズが赴任してきた。レオノーラは彼に医師としての尊敬のまなざしを向けながら思った。すてきな人だけど、私にはトニーがいる。トニーはハンサムだし、私の指には彼から贈られたダイヤの婚約指輪が輝いている……。ところがトニーの結婚の目的は意外なところにあった。二百年前に建てられた壮麗なクロスビー家の屋敷を改修して、ビジネスの拠点にしようともくろんでいたのだった。
  • 初恋の残り火
    看護師のタラは困った人を見ると放っておけない。記憶喪失の女性を自宅で世話しようと思ったところ、その患者の警備を担当するクリントが現れ、猛反対した。初恋の彼がすっかり大人の男性になった姿を見て、タラは図らずも胸を高鳴らせた。それでも患者の希望を優先して家に連れ帰ってしまう。すると、クリントが怒りの形相でやってきて宣言した。「きみにつきまとうことになるから、覚悟しておけ」そう言い放った彼の瞳に、誘惑するような光がきらめいた。★大人気ミニシリーズ『華麗なる紳士たち』第四シリーズが先月よりスタート!二話めを執筆したのは人気急上昇中のローラ・ライトです。胸に残る傷跡が呪縛となってつらい過去に苦しむヒーローの心を、ヒロインはどのように開かせるのでしょうか?★
  • 悲しき花嫁
    〈フォーチュン建設〉のパーティーが行われる舞踏室で、アデルは重役のジェイソンの熱い視線に不安を覚えていた。さきほど同じエレベーターに乗り合わせたとき、彼の理想的な外見と情熱の夜を思わせる声にうっとりしたが、仕事をけなされて、彼に対する印象は最悪になった。ところがアデルの評価など気にかける様子もなく、ジェイソンはもっとシャンパンがほしいかと尋ねた。長旅の疲れのせいで思わず、ほしいのはベッドだと答えると、彼はひそやかな笑みを浮かべて言った。「それなら、僕にも手伝えそうだ」★シルエット・ディザイアに大人気の富豪一族シリーズが満を持して登場! 今月より五カ月連続でお届けします。一族の女家長で縁結びの達人ケイトも健在で、華やかな恋の花を次々と咲かせていきます。どうぞお楽しみに!★
  • ボスの愛人
    ジェインはリゾート開発会社の社長秘書。ボスのアダム・パウエルに秘めた想いを寄せていたが、当のアダムは女性と真剣につき合う気はないと公言している。だからジェインは、いつも有能な秘書役に徹していた。ところがある日、すべてが一変する。かねてから買収を狙っていたリゾート地のオーナーから、アダムは条件つきで商談に招かれたのだ。愛し合っているカップルに譲りたいので、恋人同伴で来るように、と。困ったアダムはジェインに言った。「リゾートに同行して、僕の愛人になってくれないか?」★四カ月連続でお楽しみいただいた『キング・オブ・ハーツ』も今月で最終話。不思議なマッチメイカーの最後の奮闘は報われるのでしょうか?★
  • 億万長者の誤解
    レネイは父の会社を救うため、ろくに知りもしない男性との結婚に同意した。花婿は裕福で魅力的な男性だし、好きになれないはずはない。そう自分に言い聞かせても、心は沈むばかりだ。そんなある日、レネイはケイト・フォーチュンから、自分の牧場で静養してはどうかと勧められる。なかば強引に送り出されたような形で、レネイはワイオミングの牧場へと向かった。だがそこで待ち受けていたのは、予想もしなかった相手だった。
  • 億万長者の求婚
    この結婚は間違いだ。豪華なウエディングドレスに身を包み、手を震わせて牧師の前へと進みながら、ケリーは思った。ろくに知りもしない人と結婚するはめになるなんて。だが、目の前に立つ花婿マックを見たとたん、ケリーの心は不思議なときめきで満たされた。もしかして、彼と幸せな家庭を築けるかもしれない。マック・フォーチュンは責任感が強いことで有名だ。この結婚を決意したのも、一族にかかわったがために命を狙われているケリーの身を守るのが目的だった。たとえ、花嫁が期待に満ちた目で僕を見ようとも、誰のことも愛せるわけなどないのだ。
  • 疑惑のフィアンセ
    ■信頼すらないプロポーズ。その目的は、花嫁の監視。■一生裏切り者の烙印を押されたままでも、もうコネリー家とかかわってはいけない。グラント・コネリーの秘書シャーロットは黙って姿を消し、場末の食堂(ダイナー)でウエイトレスとして働き始めた。愛するレイフにも二度と会えないかもしれないけれど、彼と過ごした一夜の証はしっかりと刻まれている。この子と二人、ひっそりと生きていこう。だが、レイフ・コネリーには事態を静観するつもりなどなかった。シャーロットの妊娠を知った今、取るべき道は一つだ。たとえ、コネリー家に対する陰謀に加担した女であろうとも、妻として迎え入れるほかはない。レイフは彼女の勤める店へと乗り込んだ。
  • 美しき同居人
    ■すぐ近くにいるかもしれない運命の相手。あなたはその人に気づけますか?■マギーはサロンの一室から出てきたニックを見て、言葉を失った。髭を剃り、髪をカットした彼は、抗いがたいほど魅力的だ。「君の言いなりになって変身したんだ。満足かい?」マギーは黙ってうなずきながら、心がざわめくのを感じていた。私ったら、どうしてあんな提案をしてしまったのかしら?ニックは、マギーの家の部屋を借りることになった新しい下宿人。といっても祖母が勝手に契約しただけで、最初は断るつもりでいた。ところが自力で始めた結婚相談所の開業が間近に迫っていたせいでつい彼を宣伝用の男性会員に仕立てようなどと思いついてしまった。そして紹介する女性とのデートを条件に部屋を貸すことにしたのだ。ニックを見ただけで熱くなるのに、同じ家でどうやって眠るつもり?しかも私は彼に運命の相手を紹介しなくてはいけないのよ。この日から二人の危うい関係が始まった。
  • 囚われたプリンス
    ■一国を担う人物かもしれない彼が、私だけの王子様になることなどあるだろうか。■アメリカ留学中のセーラは、ペンウィック国王妃の命を受け、王位継承者の可能性のある青年を王国へ連れて帰ることになった。青年の名はシェーン・コーデロ。裕福な家庭に育ちながらも、自立してからは自ら有閑階級とは無縁の暮らしをしてきた男性だ。彼が空港に現れたとき、セーラはさんざん待たされたことを一瞬にして忘れた。見るだけでこんなにも熱い気持ちをかき立てる男性は、今までの人生には存在しなかった。十六時間のフライト中、ずっと彼と二人きりだなんて信じられない。だが、気持ちを隠そうと本に読みふけるふりをする彼女をよそに、シェーンは美人の客室乗務員と戯れている。長いフライトになりそうだわ、とセーラは思った。これが十六時間では終わらない旅になるとも知らずに……。■暗中飛躍する黒い騎士団の動向や大きく変わる宮廷の情勢が描かれた本作は読み応え十分です。物語のラストスパートをお見逃しなく!
  • 純白のウエディング
    ■愛の手ほどきを受けたあの夜から私にはもう、あなたしか見えない。■幼くして両親を失い、天涯孤独となったナタリーにとって、隣に住むキレイン家の人々は家族も同然だった。なかでも一家を支える長兄マックはあこがれの人。ナタリーが十七歳だったときのこと。ある夜友を失って悲しむ彼女をマックは優しく抱きしめ、甘い口づけをして燃えあがらせた。だが彼はその後、ナタリーのことなど忘れたかのようにあまたの女性とデートを重ねている。〝君が大人になったらすべてを教えてあげよう〟ナタリーはマックがあの夜に告げた言葉を忘れられず、真っ白なドレスを着て彼に純潔をささげることを夢見つづけていた。あれから五年が経とうとしている。私はもう子供じゃないわ! きたる日に胸をときめかせる彼女に、マックは冷たく言い渡した。「うぶな君は情事には向いていない。僕は結婚はしない主義なんだ」
  • 疑惑のプロポーズ
    ■あなたの真意はわかっている。だからせめて、ベッドでは愛しているふりをして。■ランディは幼いころから夢見ていた。映画や小説に出てくるような、ハンサムでたくましく強引なヒーローにいつの日か愛されることを――でも現実は違った。父と母を失い、継父に冷たくあしらわれて育ったせいか、引っ込み思案な性格でデート一つしたことがない。だがそんな平凡な日常は、突然現れた謎の男性のせいで一変した。増水した川にのみ込まれた男性を救い、家に連れ帰ったところ、彼は極秘の事情のためだと言ってランディに偽装結婚を提案したのだ。彼こそが私が待ちわびていたヒーローだと思ったのに。ひそかに恋心を抱きはじめていた彼女は真実を悟った。私はやはり誰にも愛されないのだ。だったら思い出だけでも……。ランディは勇気を振りしぼって彼に告げた。「お願い、私の初めての人になって」
  • 消えたシーク
    ■あなたがどこへ行こうと、必ず見つけ出してみせる。■その夜、エレンは捜していた男をナイトクラブで見つけた。今まで見たうちでも、最高にハンサムでセクシーな男。でも、中身はただの大金持ちの放蕩息子だわ。エレンは心の中でつぶやいた。しかも彼は任務の対象だ。魅力的な外見にまどわされている場合じゃない。アラブのシーク、ラシード。通称ルディ。私のすべきことは、ボディガードの目を盗んで逃げ出した彼を、疑念を抱かせず、安全にホテルに連れ帰ることなのだ。蜜蜂のようにルディに群がる女性たちがいる中、エレンはなんとか彼に接近し、任務を成功に導いた。そして、もう二度と会うこともないであろう彼に背を向け、ホテルを後にした――なぜか言いしれない寂しさを感じながら。一方、まんまと罠にはめられたルディは、ひそかにエレンへの仕返しを企んでいた……。■たえず行方をくらますシークと、彼を追うセキュリティ・コンサルタントのヒロインという異色カップル。自分が怪我をしながらもヒーローを守ろうとするヒロインの想いに胸を打たれます。
  • お嬢様とボディガード
    ■気品漂う天使のようなお嬢様とのあぶない逃避行が始まった。■簡単な仕事だと思っていた。名家のお嬢様を本人に気づかれずに護衛する。元囮捜査官のビリーには、ほんの朝飯前……のはずだった。しかしある日、そのお嬢様、ジュリーがいきなり家を飛び出した。依頼主である彼女の過保護な兄から、絶対に目を離すなと言われている。ビリーはあわてて追いかけた。休暇中の警官だと嘘をついて近づき、何とか家に連れ戻そうとするが、自分の裕福な生活に疑問を持っているらしい彼女は帰ろうとせず、そればかりか、ビリーを逃避行のパートナーにしてしまう。世の中の常識をまったく知らない箱入り娘との、二人旅とは……。ビリーは不安を覚えたが、それよりも不安だったのは、美しくけがれのない彼女に、自分が欲望を感じてしまうことだった。
  • 愛の迷路であなたと
    ■彼の中で私は常に〝二番目〟だった。きっとこれからもそれは変わらない。■三年前より、彼はさらに魅力的になっている。別居中の夫ダコタと久々に再会したキャシーは思った。領事館員である彼女と、退役軍人の夫は、とある国をクーデターから救う任務に夫婦として就くことになっていた。この仕事に集中しなければならないとわかってはいたが、夫を見るたびに、自分が失ったものを思い出さずにいられない。ダコタはいつも任務が最優先で、まったく妻をかえりみない夫だった。赤ん坊を流産したときも、彼は遠く離れた中東にいた。彼女は失った赤ん坊を思って泣きながら夫の帰りを待っていたが、ついに待つことに耐えきれなくなって、家を飛び出したのだった。ダコタには、家を出たわけも流産のことも話していない。今も彼を愛している。でも、二人がやり直すことは不可能なのだ……。
  • 恋はアラビア式に
    ■アラブのプリンスを落とすには、アラビア式〝愛の手引書〟が不可欠?■テキサス州ロイヤルで飛行機が不時着する事故が起きた。乗客の一人ジェイミー・モリスは、事故では無事だったが、以後、なぜか何者かに命を狙われはじめる。そんな彼女の警護をベン・ラサドがしてくれることになった。アラビアの王族ながらロイヤルで暮らす大富豪のベンは、ジェイミーを自分の牧場に滞在させ、何くれとなく面倒を見た。ジェイミーはすぐに、彼に心を奪われた。ハンサムで魅力的だが、謎めいていて近づきがたい不思議な男性。しかも、この前思いがけずしたキスは、まるで夢のような……。ああ、この身に危険がせまっているとしたら、私は男女の愛を経験しないまま死ぬことになるかもしれない、そうなる前にベンに……。ジェイミーは心を決めたが、鉄の意志を持つ彼は、彼女の誘惑になかなか屈せず……。
  • あなたがいたから
    ■あのころの私とは名前も顔も違う。でも、彼を思う気持ちは変わらない。■コルト・レインツリーが代理母を求めている――噂を聞いたメラニーは、今しかチャンスはないと勇気を振り絞って彼に電話をし、面会の約束をとりつけた。これでやっと、恩返しができる……。昔、私は〝がり勉ガーティ〟と呼ばれ、皆に仲間外れにされていた。そんな私にただ一人やさしく話しかけ、自分の価値というものを教えてくれたのがコルトだった。住む場所は離れても、彼への愛が消えたことはない。数年前の交通事故のあと、私は手術で顔が変わり、同時に名前も変えた。会っても、コルトは私がガートルードだとはわからないだろう。ガートルードという子がいたことすら覚えていないかもしれない。それでも構わない。妻と娘を亡くし深い悲しみの淵にいるコルトに、彼の望む子供と無償の愛を捧げられるのは、私しかいないのだ。
  • 伯爵令嬢の受難
    ■彼と踊ったワルツが、人生で最後のダンスだったなんて。■もう二度と元の自分には、元の姿には戻れない。ヘレナ・ライハートは重度の火傷を負った手と腕、複雑骨折をした足首、移植のために皮膚がひきつれた腿を見て思った。ヨーロッパの小国の伯爵令嬢で、パパラッチの格好の標的になるほどの美貌の持ち主だった彼女は、飛行機の緊急着陸事故で大怪我を負った。もっと重傷の人だっているのだ。これくらいで自分を哀れんではだめ。自己憐憫にひたる自分を嫌悪したが、心の傷は深かった。もう誰も私を美しいとは思わないわ。マット・ウォーカーだって……。ヘレナは事故の前にパーティで一緒に踊った長身でハンサムな牧場主を思い浮かべた。マットは事故のあと、お見舞いにも来てくれなかった……。痛む心と思うように動かない体を抱え、彼女は人知れず涙を流した。
  • ひと月恋が続いたら
    ■もう恋はしたくないのに、愛さずにいられない人がそばにいる。■オータム・プラスキは、過去の苦い経験から、ハンサムでチャーミングで結婚したくなるような男性とはつき合わないほうが無難だと心得ていた。そうでない男性とも、ひと月以上はつき合わないというルールをもうけている。恋に落ち、また傷ついてしまう危険性を避けるために。だがある日、彼女の経営するベーカリーの店先に、ショーン・モナハンが現れた。まさに、ハンサムでチャーミングで結婚したくなるような男性が。その日から、なぜか彼はオータムにしつこくつきまとい始める。彼の誘惑に屈してはだめだと何度も自分に言い聞かせたが、オータムはどんどん深みにはまっていった。彼がただ、賭に勝つために自分を誘惑しようとしているとも知らず。
  • 噂をとめられない!
    ■私が妊娠? まさか。男性とつきあったことなんてないのに。■テス・モナハンは絶対に病気にならない。町でインフルエンザがはやっても、傷んだ食べ物を食べても、彼女だけはいつも元気そのものだった……今日までは。勤めている小学校で、優秀な教師として表彰されるという今日、テスは死んだほうがましというくらい具合が悪かった。無理をして学校へ行ったが、表彰式の間も何度も吐き気に襲われた。そんな彼女を見て、人々は妊娠したのだと勘違いし、噂はあっと言う間に町中に広まった。子供のころから好きだった兄の親友ウィルももちろん、噂を信じた。テスがどんなに否定しても、〝きみの胃は牛並に丈夫だから、気分が悪くなるなんて妊娠以外考えられない〟と言われる始末。十年以上も恋している相手にそんなことを言われるなんて……。ウィルにだけは私の言葉を信じてもらいたかったのに!
  • 真夜中のファンタジー
    ■夢は海賊に熱烈に愛されること。それがいきなり現実になるなんて!■クレアは結婚式を間近に控えたある日、婚約者のふるまいに気分を害し、パーティ会場を抜け出した。結婚は親が決めたようなものだったが、自分をないがしろにする彼の態度に頭にきたのだ。そのとき、あてどなく車を走らせる彼女を狙って二人の暴漢が現れた。しかし、間一髪のところでバイクに乗った男に救われる。男は野性的で荒っぽく、クレアが日頃夢見ていた海賊そのものだった。クレアの夢を知った男は海賊のふりをし、彼女が初めて知る、愛と官能の世界を経験させてくれた。めくるめく一夜が明けたとき、クレアはすでに恋に落ちていた。だが、私には婚約者がいる。それに二人は住む世界が違いすぎる。クレアは名も告げずに男のもとを去った。そして数日後……。■最後まで目を離せない、ドラマチックでセクシーな物語です!
  • 愛しすぎた女
    ★深淵をさまよう男と女。二人がたどりつく先にあるのは……。★観光客でにぎわう、ハロウィーン間近のニューオリンズ。モリーがこの街を訪れたのは、休暇を楽しむためではなかった。妹のクレアが“フレンチ・クォーターの殺人鬼”の犠牲になったのだ。最近は疎遠だったとはいえ、モリーは妹の死の瞬間を感じ取った。クレアは私に訴えかけている――早く犯人を捕まえて、と。事件の担当刑事アランに捜査協力を申し出たモリーだったが、歓迎されるどころか冷たくあしらわれてショックを受ける。セクシーに乱れた髪、無精髭、そして無愛想な態度。怒りだけではない奇妙な胸の高まりを覚えて、モリーは動揺した。気をつけなければ。彼はある意味、犯人よりも危険すぎる……。
  • 偽りの約束
    ■この男性との結婚は大きな過ちになるかもしれない。■ベスは不幸のどん底にいた。恋人に裏切られ、仕事と住まいを失い、体は普通の状態ではない。そんなとき、偶然出会って手を差し伸べてくれたのがデイヴィッド・ケインという会社経営者だ。彼はベスに秘書の仕事を与え、自分の家に同居させてくれた。ある日、デイヴィッドの義姉がふいに訪ねてきて、ベスを彼の恋人と勘違いする。デイヴィッドはなぜか、その誤解を解こうともしない。それどころか、義姉が帰ったあと、驚くべき提案をした。「僕たち二人の問題を解決するために結婚しないか?」彼の問題がなにか全然わからなかったが、ベスは役に立ちたいと思った。
  • せつない秘密
    ■四十年近くも封印されてきた真実。それが今、明かされようとしている。■往年の大女優、レイチェル・リッチモンドに突然招待され、レオニーはとまどいながらも壮麗な屋敷を訪れた。だが最初に彼女を出迎えたのは、レイチェルの息子ルークだった。彼はレオニーに、母に近づくなと強く警告する。ところが、ほどなく現れたレイチェルはこう言った。「あなたに私の伝記を書いてもらいたいの」レイチェルは三十八年前に未婚のままルークを産んだが、息子の父親についてはかたくなに沈黙を守ってきた。それがなぜ今になって、過去を語る気になったのだろう?しかも、まったく面識のない私に伝記を書かせるなんて。依頼を引き受けるかどうか返事を保留して帰ったところ、翌日の午後、いきなりルークがレオニーの家を訪ねてきた。■今やハーレクイン・イマージュを代表する作家となったキャロル・モーティマー。今作では、彼女のストーリーテラーとしての才能が遺憾なく発揮されています。感動のラストシーンにご注目!
  • 囚われた秘書
    ■暴君のような上司と同じ家で暮らすなんて……。■ショーナは数年ぶりに外国からロンドンに戻り、特技を生かせる社長秘書の仕事を手に入れた。給料も申し分ないうえ、住居まで提供されるという。しかし、雇主となるマックスは鼻持ちならない男性で、仕事を始める前にショーナにこう警告した。君の前任の秘書はボスに恋して仕事を失った、と。心配いらないわ。ショーナは心の中で言い返した。いくら人気雑誌で“結婚したい男性五十人”に選ばれたとしても、私はこんなうぬぼれ屋の男性になんかまったく興味がない。だが、ショーナの自信はすぐに打ち砕かれた。提供される住居とは、会社の最上階の豪華なペントハウス。ショーナはボスと一つ屋根の下で暮らすことになったのだ!
  • エメラルドの花嫁
    ■きらびやかな指輪はいらない。この結婚は偽りだから。■イヴは高級宝石店を営む祖父から結婚相手としてデヴィッド・エリオットを紹介された。彼は国内有数の才能を持つジュエリー・デザイナーで、宝石店の後継者としてぴったりだという。瞳には金色の輝きがあり、自信にあふれて堂々としている。彼と結婚すれば祖父の店を守れるし、言い寄る男性もいなくなる。だから、この結婚話に賛成しよう。イヴはつとめて冷静にふるまい、結婚指輪には何の飾りもいらないと言った。するとデヴィッドはイヴをじっくり見つめて言い放った。「どこまでも功利主義ってわけか。この結婚と同じだな」イヴの張りつめた心は崩れそうになり、震えを抑えられなかった。
  • 花嫁に真珠を
    ■窮地に立つ彼女を救ったのは、名門一族の次男だった。■結婚式直前に婚約者の裏切りにあったハンナは、それまでの生活を捨て、オーストラリア各地を旅していた。資金が底をついてきたころ、うってつけの仕事を見つけ、グレート・バリア・リーフをめぐる豪華客船の料理係に応募する。明るい性格を買われて、ハンナは見事採用された。雇主のトニーは見るからにエネルギッシュで、ハンナはたちまち心がときめいた。でも、名門キング家の次男が雇人と恋に落ちるわけがない……。一方、雇主のトニーはハンナを見て困惑した。たちまち相手をとりこにする強烈な魅力がある。危険だ! 雇人との恋愛は最も避けたいトラブルだというのに。警戒しながらも、トニーの頭は彼女のことでいっぱいになっていた。■今作は、名門キング家の次男トニーが主人公として登場し、運命的な出会いを経験します。
  • 仕組まれたウエディング
    ■私が名門一族の花嫁に?きっと何かの冗談に違いない。■名門キング家の長男、アレックスには悩みがあった。一族の子孫繁栄を願う祖母が、結婚について口を出してくるのだ。ある日、祖母が、パーティの余興で何曲か歌わせたらどうかと歌手志望のジーナ・テルリッツィをいきなり屋敷に連れてきた。ジーナは今どきめずらしいほど堅実で控えめな女性だった。祖母がなにか企んでいるような気がしなくもなかったが、アレックスはジーナの飾らない魅力に心を引かれた。一方、キング家の豪邸に招かれたジーナも胸を躍らせていた。歌手としてのチャンスを与えられたこと以上に、女性たちの憧れの的であるアレックスに会えたのが嬉しい。彼と結婚できたら! でも、彼にはすでに美しい婚約者が……。ジーナは叶うはずのない夢を見る自分を叱りつけた。
  • 買われた結婚
    ■私は子供を産むために選ばれた女。彼に愛されることを願っても無駄なのだ。■大企業の最高経営責任者(CEO)ブライス・テンプラーは、気ままな独身生活を謳歌していたが、ついに結婚を決意した。重病で余命わずかな父親に、妻をめとって子供をもうけなければ会社の経営権を剥奪すると脅されたのだ。しかし、ふさわしい候補者はなかなか見つからない。そんなとき、ブライスは本社会議で一人の女性に出会った。サニーという名の、明るくて温かい女性だ。ブライスは彼女を密かに花嫁候補と決め、夕食に誘った。だが、サニーは雲の上の男性から招待されておじけづき、今にも逃げ出してしまいそうに見える。ブライスは自分に言い聞かせた。事を急ぎすぎるな!ゆっくり説得して、僕との結婚に同意させるんだ。

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