ころころさんのレビュー一覧
レビュアー
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ネタバレ 購入済み
深いお話でした
作家さん買いです。
この作家さんのこの時代ものが大好きで、制服のお話に続いて読みました。
蓮見という医者の名前になんだか見覚えがあつような気がするけど気のせいかしら。
両親の復讐に燃えて生きてきた女性が、様々な葛藤と闘いながら幸せになっていくお話。
ヒーローのクオーターである故の苦悩と復讐を誓うヒロインの苦悩が似ているというところからヒーローが頑張って彼女を救おうとするのだけど、その体当たりぶりがよかったです。
ヒロインの雪乃も芯が強くて、一方で脆くて、でも幸せになれてよかったなぁとしみじみ。
男の人って黙っていようとしすぎなのよイライラするわねと思うところもありはしましたが、おおむね -
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購入済み
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ネタバレ 購入済み
空手、素晴らしい
作家さん買いです。
いつもこの作家さんの若干残念さが漂うハイスペック男子がすごく好きなのですが、今回は脇を固める男子も素晴らしかったです。
雄一の終盤の様子にもう惚れ惚れ。
光太郎の蹴りをぶちかますシーンも大変素敵でしたが、読み終えたら雄一の今後はどうなるんだと気になりすぎました。
セレブすぎて私にはわからん世界でしたが、セレブって大変な人は大変なんだろうなぁとしみじみ。
光太郎の時々暴走するところが大変好ましかったです。
指輪を細めでって買おうとするのおもしろすぎる。
なんだか読んでいて、自分も頑張らねばと思える作品でした。
おもしろかったです。 -
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購入済み
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ネタバレ 購入済み
ポジティブなお話
初めて読む作家さんでしたが、ヒロインがすさまじくポジティブ。
置かれている環境がもうブラック企業も真っ青なブラックぶりで、周囲の人ももうオドロキの真っ黒ぶり。
人はこんなにも黒くなれるのか、ともはやびっくりです。
でもオフィーリアの食欲のすさまじさが納得いく理由であったり、そこを埋めるように料理好きな王子が現れたりして、物語が優しい方向に変わっていくのと同時にオフィーリアのネガティブな部分が出てきたのもバランスが取れててよかったと思います。
精霊が必ずしもいいことしかしないわけじゃないのも好ましかったです。
とりあえずお肉が食べたくなるお話でした。 -
ネタバレ 購入済み
美味しいって大事だよね
初めて読む作家さんでしたが、大変読みやすくておもしろいお話でした。
王子の舌に魔紋があって食べられないという境遇にものすごく同情しました。
かわいそうすぎる。なんてことしやがる!と思いました。
エマもすごく健気だし、まっとうな女の子でとってもかわいかったです。
それにしても、国王がヤバかったですね。
この国大丈夫?と心配になりましたが仕事してないなら退位してどこかに引っ込んでほしいと本気で思いました。
呪いの犯人が意外で、思わず「ええええ」と声出ちゃいました。
色々おもしろかったです。
あと、王子の生真面目さは若干ヘンタイっぽくておもしろかったです。
かえって怖いわと思ったのは私だけでし -
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おもしろかった!
ちはやふるを完走した私には見逃せないお名前の作家さんだったので購入。
結婚、大変よい買い物をしました。
記憶喪失になってしまった令嬢が、夫との文通を重ねる一方で近しくなった男性に気持ちを寄せ、イヤイヤしかしと思ってるとこに実はその人が夫です、と分かるストーリー。
フェリシアの記憶喪失のきっかけとなった事件の犯人が「ぬおお」とうめいてしまうちょっと意外な人だったのもおもしろかったし、若干狂気入っちゃってるのもおもしろかったです。
ハンカチを贈るシーンがなんともよかったです。
他の作品も読みたい作家さんでした。
満足! -
ネタバレ 購入済み
これもまた新境地な感じ
作家さん買いです。
あさぎ先生にしてはちょっと珍しい感じのストーリーでしたが、筋の通ったヒロイン、傲慢でそのことに時々ハッとなって捨てられるかもと慄くキングタイプのヒーロー、冷静な護衛ととても素敵な登場人物に、切ない部分も満載のすごくかわいくて深いお話でした。
大変おもしろかったです。
ミラもそばに戻れてよかったし、大変幸せそうなラストで、この登場人物のシリーズならめっちゃ読みたいと思いました。
陛下がとっても素敵な人で、亡くなって超残念。
ずーっと生きててほしかった…。
もういろんな欲求が満たされる作品でした。
おもしろかった! -
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大変よかった
大正時代が舞台ということで、文体もそれっぽくて新鮮でした。
お話は小さい頃から育ててきた初恋がものすごい勢いで花開くというものでしたが、無理もなくとてもよかったです。
八重の負った火傷が大変なもので、無事によくなってよかった一方で、火事とかマジで理不尽だなぁとしみじみ。
八重の覚悟もしのぶの愛情も切なくて、読んでいて胸に迫るものがありました。
ラストの家族がみんなで昼寝するシーンがとってもよかったです。
本当にこの作家さんは力があって素晴らしいと思いました。
とてもよかったです。読み返したい作品です。 -
購入済み
ビミョー
初めて読む作家さんでしたが、1巻の時点でやめとけばよかったなと思う作品でした。
設定はおもしろく感じたものの、ヒロインアリエスの語り口調や性格にクセがありすぎる。
ビミョーすぎるおもしろさの中を読む進めました。
もうこの作家さんは読まないと思う。残念。 -
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心の声がいいですよねー
作家さん買いです。
この作家さんのキャラクターの心の声が大好き。
今回もものすごく面白かったです。
そしてキャサリンという邪魔者はなんとも痛々しい。
きっとお肌もたるんでるのに頑張ってつりあげてるのねてお気の毒に…。
主人公の2人はヒロインはわりと後ろ向きだけどとにかく頑張り屋さんで、ヒーローはバリバリのポジティブ頑張り屋さんという対照的なキャラクターでしたが、こりゃあ凹凸がハマったというのかねと思いながら読みました。
ヒーローのご家族がなかなかよい。
ヒロインのご家族は誰もいなくなってしまったけど、ハッピーな未来が待っているだろうラストにほっこりです。
おもしろかった! -
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引き寄せ力がすごすぎる
作家さん買いです。
冒頭はどうなるんだろうとハラハラしながら読みましたが、終わってみたらジーンとするお話でした。
エリーゼの心の声がおもしろすぎて何度もふきだしながら読み進め、王女の色々スゴイところにあんぐりし、ウィレムの事情に共感しつつもグレイムの一途さと必死さにハラハラし、とにかく感情が忙しかったですが、とってもおもしろかったです。
大満足。
エリーゼの厄災の星の勢いがとにかくスゴイ。
ラストの家族のシーンはもうちょっと泣いちゃいました。
よかったよ!本当によかったよぉぉぉぉ!! -
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購入済み
ネタバレ 購入済みハッピー!
途中にはもう悲しいシーンも多くて、フィリアの心の痛みがもうつらいと思ったのですが、もう大変癒されるお話でした。
気がつくと一気読みしてて、時計を見てびっくり。
敵国に人質として嫁ぐフィリアですが、夫となる人を思って離婚を持ちかけ、却下され、とにかく役に立とうと奮闘する姿は美しい以外に言葉なし。
カイゼルがフィリアに惹かれてゆく経過も素晴らしく、しみじみ幸せだなぁと思うお話でした。
そして悪役の方々の清々しいほど悪いことね!
もうドロッドロでしたけど、主人公たちに浄化されました。
買ってよかった。マジで。 -
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購入済み
ネタバレ 購入済みラスト1行に一瞬冷や汗
初めて読む作家さんでしたが、けっこうボリュームもあっていろんな展開があり、最後はスカッとする終わりでよかったです。
ただ、ラスト1行には「え、夢じゃないよね?」とヒヤリとしました。ラスト2行で今までのほこほこ感がザーッと消えそうになるインパクト。
それくらいの不遇ぶりのヒロインでした。
ファンタジーなのだけど、わりと地道に調べたりするのが好ましいなと思いました。
魔法で人の記憶をレシートみたいにザーッと出せたら便利なのに。
人間の尊厳についても考えさせられました。
おもしろかったです。 -
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ネタバレ 購入済み
切なくて狂気まじりの愛
作家さん買いです。
そういえば現代モノを初めて読んだような…。
初恋とトラウマと恐怖と切なさがどっさりひとつのボウルにいれられて、美味しく混ざっていくようなお話でした。
最初の方のさえちゃんの気持ちもよくわかるし、そういう事情なら宮川くんの気持ちもわかる気はする。
さえちゃんの優しさや恋心で、不問になった赤面症とかトラウマは、私はたぶん許すまでにけっこうかかるだろうなと思いました。
でもラストは結婚ということになってほっとひと息。
ここに弟が二度とでしゃばってこないことを祈りたくなりました。
あと山田さん、普通にやべーヤツじゃん。怖過ぎる。
きっちり追い払ってくれてよかったです。
あ -
ネタバレ 購入済み
老いが迫ってもイライアスはいい
前巻に続いて購入。
もう、超絶おもしろかったです。
色々気になっていたところがスッキリしたし、イライアスの愛が重くて大変よかったです。
マリカの強さが存分に発揮されて、ロザリーをグーで殴ったのにはびっくりしたしスカッとしました。
イライアスの悼みのシーンも大事なことだったので、すごくいいシーンだなぁと読みました。
40代になったイライアスも大変魅力的で、子育てを還暦まで頑張るのねとニヨニヨしちゃいましたが、この子どもたちのお話も読めたら嬉しいなぁ。
マリカが両親を追うシーンは泣けました。
とにかくとってもよかった!
何度も読み返したいお話でした。 -
ネタバレ 購入済み
目が痛くなりました
精神的なことが原因で目が見えなくなったヴィオレッタと、英雄と呼ばれつつも恐れられている元軍人侯爵のお話で、もうヴィオレッタの身体を想像してたら目が痛くなりました。
きっと彼女の目に痛みはないだろうけど、ひどい光景でもう魂が痛がったのではないかと思います。
リヒターも心にトラウマがあって、だからこそ強くて優しいのだけれど、わかりづらい優しさだから人付き合いも難しいというか…。
2人にエリザベータがいてくれてよかったし、新しい家族ができるのがとても喜ばしいラストでした。
ヴィオレッタの義母は一度何かひどい目にあって欲しかったけどまぁいいか。
とても優しいお話で癒されました。 -
ネタバレ 購入済み
大変よかった。
作家さん買いですが、超いい買い物をしたと思います。
ラディの甘やかす時の短い応じ方が大変よいし、パトリシアのしなやかさとおおらかさには惚れ惚れしました。
いろんな伏線が全然無理なく回収されて、もうお見事という感想です。
素晴らしく優しくて切ない愛のお話。
イードルのキャラクターも素敵だし、ずーっとこのお家の人々を見守る神さまみたいになってくれたらいいな。
そういうシリーズよくないかしら。できたらいいなぁ。
すごくすごく素敵なお話でした。
特に2人がそれぞれの想いを抱えて同じ素材を取りに行くシーンは泣ける。
いい買い物できてよかったです。 -
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トラウマの描写が丁寧でよかった
作家さん買いです。
そして私は精神科医療の世界で長く働いてきて、特にあらゆる暴力被害を背景に持つ精神障害の方々の支援をしていたので、とても近しい主人公でした。
真っ直ぐで強く生きようとするつばめがすごいのと同時に、もろすぎてハラハラしました。
大切な思い出を閉じて、とにかく生きることに執念を燃やす不器用さがすごく丁寧に描かれていてよかったです。
すごくお勉強されたのだろうと思います。
蓮も、きれいさっぱり忘れていたものが急にすっごい濃度で思い出すというのも、一種の防衛だったのでしょうね。
色々思うところはありますが、幸せになるために時々立ち止まり、またゆっくり歩き出すパートナーがいてくれ -
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なるほど
漫画をちら読みしてから原作へ。
なるほどなるほどと読みました。
双子って考えたらあり得るのに全然思いつかなくて「なるほどねー!」となりました。
王女の態度もこの境遇なら分かるわ、と一種のアハ体験をしました。
おもしろかったです。
王子が一途でよかった。
抱き心地が変わらないってのがマジかとは思いましたけど。 -
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セドリック…!(爆笑)
作家さん買いです。
看板に偽りなし。見事なポンコツ王子でした。
すっごくかわいいけれど、心配になるほど単純で感情豊かで暴走しがちな王子が、軍人として生きることを目指して来た初恋の女性を娶ろうと必死こくお話。
まさしく必死で、ポンコツすぎておもしろかったー!
大笑いしたところも少なくなくて、とっても楽しかったです。
この2人が本当に夫婦になるのっていつなのかな…と思うとちょっと遠くを見ちゃいますが、いつかいい家族を作っていくのだろうなと期待できるラストでした。
イチニ先生らしいツッコミもおもしろかったです。 -
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私は犬派ですが大変よかった!
作家さん買いです。
ファンタジーだ!と思わずライアスの耳が生えた時にはつぶやいてしまいましたが、とっても面白かったです。
猫屋敷になっててもちゃんとお世話してるリネットが本当に偉い。
私は猫アレルギーなので、冒頭に出てきた人と同じことがわりとしょっちゅう起きます。
でも猫はかわいいし、大好き。一緒の空間にすらいられないけども。
命の大事さや素直になる大事さが熱烈に描かれていて、今までのエロガッパ先生の作品の中でも1番好きかもと思いました。
犬猫が安心して暮らせる世界を守ろうとすれば戦争は起きない。ほんとそれ。
プーチンはきっと真の犬好きじゃないんだなとしみじみしました。
あったかい気 -
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そっちか!
てっきりゲルトが全部をかなぐり捨ててマリーアを追いかけてきて再会して結ばれると思ったら、まさかのルカーシュがヒーローでびっくり。
でもルカーシュがとっても素敵な人だったので、結婚して一晩で登場しなくなるのは寂しかった…この結末で本当によかったです。
ゲルトが一途に、しかし歪んだ愛情をもって独身のままでいたのも好ましかったし、ハラハラする日々の中で穏やかな暮らしも見つけていくマリーアのいじらしさと生真面目さもとってもよかったです。
赤ちゃんも生まれて、ずーっと幸せでいてほしいと願うラストでした。
切なくて悲しくて、あたたかいお話でした。
大満足! -
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おお、こいつぁヤベェよ
変態じゃーん!と何度口にしたでしょうか。
ローラン、気持ちはわからないでもないけどそいつぁいけねぇよと江戸っ子みたいになりながら読みました。
エルゼの修道女としての常識と世間の常識がかけ離れてるところにローランの嘘っぱちな性教育がもうなんともアンバランスで滑稽やら切ないやらもう色々感情が忙しかったです。
でもイチニ先生らしさが随所に散りばめられていて、とっても愉快で不思議な気持ちになりました。
ほんとにやべえ国王でしたね…政治はまともにできるのかな…それならもうご愛嬌だと思うしかないのかな…。
エルゼ頑張れ。
それにしても、エルゼの「直接じゃないとこから情報をとっていくな」という旨の発 -
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ゼノさまが意外すぎる
初めて読んだ作家さんだと思いますが、大変おもしろかったです。
聖女ってわりとちやほやされる生きものな気がするけど、この作品の聖女さまは搾取されながらもその立場を自分で選び続けるという賢くも切ない恋をしている女性。
余命が1週間というときに好きなことをしようと街に降りてというか王宮を追い出されて保護してくれたのが初恋の騎士というのもできすぎ感はあるけど、騎士の方もずっと恋していたと思うともうグッジョブ以外に言葉なしでした。
色々と切ない思いは交錯しつつ、ひとつもゴールに向かって邁進するカーティスはカッコよかったし、あれよあれよと流されつつもカーティスを信じるエステルも魅力的でした。
ただ