あらすじ
「全て、隅々まで支配したい。汚したい。」
片田舎の村娘だったレノは、現在王都の騎士団に所属している。
騎士になった理由はただ一つ、王都を訪れた際、暴漢に襲われかけていたところを
颯爽と助けてくれた騎士団長リュカへの憧れからだった。
人望に厚く、英雄と名高い彼に敬愛を募らせていたある日、
リュカの隠された本性を偶然目撃してしまう。
さらにリュカから「ただならぬ関係」を結ぶことを持ちかけられ、
間違ったことだと抗いつつも、レノの身体は与えられる快感に溺れていき――。
冷酷な顔を隠した騎士団長×純真無垢な女騎士
相容れないふたりの拗れた想いの行き先は……?
【目次】
プロローグ
1 悪夢の始まり
2 秘密の共有
3 獣
4 どうして
5 その手を取って
エピローグ
もう一つのエピローグ
あとがき
感情タグBEST3
表紙買い
大好きな絵師さんの扉絵に釣られ、紙書籍を衝動買いw
山野辺さんの作品は、私には合う時と合わない時の差が激しいのですが、これは好きです!!
一気読みでした。
ただ、両極端な2人が、いつの間にか互いになくてはならない存在になるわけですが、そこへ至るまでの描写が、ちょっと物足りなく感じました。
でも、好きなお話です!
後半のブチ切れたヒーロー、良かったです。
ヒーローのアップの挿絵が、またピッタリ!
惚れたw
4回も読んじゃった
作家さん買いです。
すっごくおもしろかった!
ものすごい異文化コミュニケーションです。
悪を悪とも思わないヒーローと、性善説を信じているヒロイン。
清廉潔白と思っていた憧れの人に脅迫されて肉体関係を結ぶのは切ないけれど、愛情が少しずつ産まれていくプロセスがとても丁寧に描かれていました。
リュカもレノも、切ない思いを沢山しつつも結ばれて幸せそうで嬉しくなりました。
あーおもしろかった!