ボナベントゥーラさんのレビュー一覧
レビュアー
-
購入済み
前作までは面白かったんだがなあ
半ばほどで読み進めるのが苦痛になってしまいました。このサカリのついた忍者たちはなんなの。非情な忍びの世界にあって、命を賭したお役目の最中でさえ愛だの恋だの緊迫感のかけらもありません。バックグラウンドとして挟まる史実パートが唯一の救いです。こっから面白くなるのかなあ。
読了後
ちょっと思い違いをしていました。この作品は忍者を題材にした歴史小説(もしくは時代小説)ではなくて、歴史エンターテイメント小説です。ちょっとピンとこない年代にわかりやすく言うと、山田風太郎から脈々と受け継がれる忍者小説の流れで、いわゆる「伝奇小説」にあたります。突飛なしかけが沢山あって、構えていないと面食らうことにな -
購入済み
矢野徹の『ウィザードリィ日記』が電子書籍で読める日がくるとはなあ。他の人がレビューで酷評してるのが気になるけど・・・小説の方は意外に古さを感じないものですが、エッセイとかだと違うんでしょうか。いやいや、著者は晩年で、僕は青年期に同じ時代を共有した(というか同じゲームにはまってた)わけだから、きっと今読んでも楽しめるはず。僕の場合は、この本がきっかけでウィザードリィをプレイしたわけだし。
と信じて読み始めましたが、結果として後悔はしてません。そしてきっと、この本を読んだ後で『ダンジョン飯』を読めば、さらに面白さがアップします。なにより、今や王道になった迷宮探索型ゲームにハマった人なら誰もが -
購入済み
祝脱皮 大森しんやに幸あれ
ミスターバイク誌の呪縛を振り払った、作者の新境地がうかがえる作品っす。ほんとにおめでたい。ファン(と言うほどでもないが、作品は全部持ってる)としても嬉しい。以前の主戦場が主戦場だけに仕方のないところではありましたが、オートバイへの思い入れたっぷりに語るハードボイルドやノスタルジー、ロマンチズムはこの人の作品には合ってませんでした。万歳ハイウェイにも750ライダーにも遥かに及ばない、中途半端なカラーが拭いきれませんでした。この新たな門出を読者としてお祝いします。とはいえ、隅っこにカブくらい描いてくれると嬉しいと思うのは、単車好きの矛盾した心理です。続刊に期待します。
表示されていない作品があります
セーフサーチが「中・強」になっているため、一部の作品が表示されていません。お探しの作品がない場合は、セーフサーチをOFFに変更してください。