あらすじ
ネット世界で大人気の伝説的オカルトホラーが初コミカライズ!僕(ウニ)は受験勉強のストレスで金縛りを経験し、オカルトに興味を持ち始め、サークルの先輩である師匠との出会いをきっかけに数々の心霊現象を体験することに…
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2ちゃんねるのオカルト掲示板(略してオカ板)を見ている人ならば誰もが知っている、ウニ著の「師匠シリーズ」、コミカライズ作品です!
元々は、オカ板の中の「死ぬほど洒落にならない怖い話を集めてみない?」というスレッドに、ウニさんが投稿していた短編の怖い話だったのがいつの間にか「師匠シリーズ」と呼ばれ、ホラーテラーの中でも最も有名なシリーズとなりました。
この作品は、主人公で霊感の強い大学生「ウニ」が、サークルでオカルトに造詣の深い先輩と出会い、心霊スポットを巡るところから始まります。以降、ウニは先輩を師匠と仰ぎ、師匠や、師匠の彼女、同じくオカルトを好む友人たちと心霊スポットやいわくつきの物品などを追う生活は、師匠が失踪するまで続きます。
師匠とウニが体験した奇妙で恐ろしくも切ない出来事の数々、ぜひオカルト好きの方に読んで頂きたいです。
感情タグBEST3
師匠の行きたかったところへ
失踪してしまった師匠、その境目にいた時期を描いた最終巻。
師匠は、師匠の師匠を追いかけ、どこに行こうとしていたのだろう。
扉の向こうへ一緒に行きたかったのかもしれない、とも思う。
でも、一人で行きたかったのかもしれない。
一緒に行こうと声をかけたら、師匠は待ってくれただろうか。
師匠の願いはかなったのだろうか。
どうであったとしても、もの悲しいストーリーでした。
漫画化して読むことで、私の稚拙な読解力では気付かなかった発見があったり、漫画として描かれる雨の表現があったりと、個人的は漫画で発売されてくれて良かったと感じます。
加奈子さん編も描くのかなー?
Posted by ブクログ
原作未読です。コミックスでも夜読むのが怖いと感じたくらいなので、多分原作なんて読めない…
なんでコミックスに手を出したかといえば、片山愁さんが作画されていたから。この方の絵が好きなのです。
大学生の「ウニ」がサークルの飲み会で出会った「師匠」に出会い、奇妙な体験をする。
こんな怖い話があるよー…と話を振られて、「ウニ」がホイホイと誘われていく。そして奇妙な体験・恐ろしい体験をする。その体験の描写もぞくりとさせられますが、それ以上に何の解決もなく話が終わるのが、一番怖いのです。
10円玉が巡り巡っているというお話が一番気に入りました。面白い。
コミカライズにあたって
待ち望んでいたというのは言い過ぎですが、それなりに期待して待ってました。しかし残念なことに、師匠シリーズは原作を(というか、2ちゃんねるのスレッドで)読むのに勝るものはないと気付かされました。他の媒体では原作者の世界が表現しきれないようです。