ブロンズ
レビュアー
  • ダンジョン飯 14巻

    欲望を失う恐怖

    完結したので一気読みで全部読み返しました!
    モンスターを知りたい、モンスターにあこがれる、モンスターを食べたいライオス
    家族と仲間と同じ時間を生きたかったマルシル
    家族のように仲良くなった王と、その住民を助けたかったシスル
    すべての欲望を食べてしまいたい翼獅子
    食べられることでダンジョンの魔力から解放されるルール
    好きなこと、やりたいこと、その欲を食べられてしまうというのはどんなに恐ろしいことでしょう

    欲望を食べる能力があったなら、きっとおいしいのでしょう、私もたべてみたいなぁ・・
    ああダンジョン飯・・

    ある意味欲望に忠実なイヅツミちゃんはまた成長しながらダンジョンに潜って行くんだろうなぁ...続きを読む

    #憧れる #怖い #ハッピー

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  • ハコヅメ~交番女子の逆襲~(23)

    ポリスファミリー

    アニメから入ってなんだかんだでやめられずに最後まで読んでしまいました。
    お巡りさんの仕事が過酷で報われなくて、やめてしまう人だってそりゃーたくさんいるだろうなと思える漫画でした。
    それでも頑張るにはそれぞれにそれぞれの支えとなるものが必要で、それは誇りだったり使命感だったりしていたけど、いつだって仲間を信頼して現場に向かい、限界でも仲間の一言で戦えるお巡りさんは報われなくて、哀しくて楽しい漫画でした。
    仲間を家族と表現するさまは、マフィアよりファミリーしてると思いました。
    各話で犯罪者側の心理も描写してくれてるのも好き。

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  • ハコヅメ~交番女子の逆襲~ 別章 アンボックス

    カナの選ぶ未来へ

    感想です。
    アニメから気になって漫画本編からここまで読まされちゃいました。

    強かで登場人物の中では一番うまく立ち回りそうだった黒田カナちゃんのお話。

    自分を責め、強く正しい人たちだったら防げていただろうと思い悩み
    責任感と大衆の正義に振り回される

    被害者の家族のためにできることがきっとあったはずという正義ももっているから
    自分は最善を尽くしたと言い訳も出来ない

    彼女の選んだ結末は彼女にとって幸せだったかはわからない
    彼女のおかげで幸せになった人は増えたのかもと思うけど、
    狭い世界で生きている私としては見えている彼女が明確に幸せになって欲しくあったり
    でも幸せ...続きを読む

    #感動する #泣ける

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  • ラララ5巻

    ラララとは少し離れますが

    三宅君の考え方は

    ハレグゥの最終回付近のグゥの心象風景とつながるものがあったのではないかと思いました。
    本当に滅びたらいいのは僕一人なんだ・・という三宅君と
    ハレを連れて行こうと思っていたけど、結局やめて、同じ世界に生きることを選んだグゥと

    このあたりの考え方は、作者先生の全作品を通して発信したいことの一つなんじゃないかなーと思いました。
    どっちの選択も私は好きです。

    #泣ける

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  • ラララ10巻

    結婚、幸せ、家族

    子供から見たしあわせ
    大人から見たしあわせ
    マイノリティの考えるしあわせ
    一般的に考えられるしあわせ

    とても道徳的で、自分が今いる境遇からどう幸せをになろうとするか
    家族の在り方、色々考えさせてくれるいい漫画でした

    ハレグゥ時代にも結婚にちなんだ命名をしていたり、
    作者さんは結婚についての思い入れが昔から深いんだろうなあと感じました。

    家族、幸せ、結婚、大好きなテーマです。
    いろいろ描いていってほしいと思います。

    #ハッピー #ダーク #泣ける

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  • なれる!SE16 2年目でわかる?SE入門

    SEとやりたいこと

    「コアな正社員には一切技術を求めない。」
    最後のローズさんの話が最も響きました。

    私もシステム開発に携わる人間ではあるのですが、
    コストダウンのためにアウトソーシングする
    誰でもできるように手順書を作り作業を分担して納期を管理する

    会社として、管理職として、納期・品質を維持しなければならないから、基本的には誰でも出来るように手順書を整備して、分野に特化していない人でも期待通りの効果を得るように環境を整えて行く方向性になることは、ある種 仕方ないとも思います。
    では、技術者の仕事は決められたことを正確に、できるだけ早くこなすことなのでしょうか。
    ・・技術者ってなんだっけ、と...続きを読む

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  • 師匠シリーズ ~師事~(1)

    師匠の行きたかったところへ

    失踪してしまった師匠、その境目にいた時期を描いた最終巻。

    師匠は、師匠の師匠を追いかけ、どこに行こうとしていたのだろう。

    扉の向こうへ一緒に行きたかったのかもしれない、とも思う。
    でも、一人で行きたかったのかもしれない。

    一緒に行こうと声をかけたら、師匠は待ってくれただろうか。

    師匠の願いはかなったのだろうか。

    どうであったとしても、もの悲しいストーリーでした。


    漫画化して読むことで、私の稚拙な読解力では気付かなかった発見があったり、漫画として描かれる雨の表現があったりと、個人的は漫画で発売されてくれて良かったと感じます。

    加奈子さん編も描くのか...続きを読む

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  • ここは今から倫理です。 1

    また次の倫理で会いたいです

    感想です。

    1話1話、生徒の考え方に触れ、生徒の抱える問題に触れる。
    授業を受けるだけでは絶対に教えることのできない倫理を、生徒の心に触れ自分の心に触れてもらうことで、ともに学ぶ。経験する。

    社会の中で心は、多くの他人の心とぶつかり、触れあい、すり減り、疲弊し、成長すると思いました。

    現実に生徒がここまで倫理という授業をまっすぐに受け止めるのは難しいのではとも思いますが、どんなに若くとも 人に歴史あり。一人ひとり大切なものを持ち、傷つけることも、守ろうとすることも、学校という社会のなかで学んで、学ぼうとしてゆくのかなー。

    私はまだ、高柳先生のことは何も知らないけれど、...続きを読む

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  • 旦那が何を言っているかわからない件: 5

    心情を描く作者はすごい

    身を引いて、引きずって、もう届かなくなってから気持ちを伝えて、泣いてみようかと空を見上げ、涙が出なかった後輩ちゃんを見て、なぜか私の方が涙が出ました。
    巻末インタビューで色恋沙汰に縁がないと言っている作者が、なぜこんなにも悲しく、愛しく、美しい感情を描けるのでしょう。
    とても心に、刺さりました。

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  • ハレグゥ10巻

    ハレとグゥ、ハレのちグゥ!

    連載途中でガンガンから離れてしまって最後まで読んでいませんでしたので、
    ライアー×ライアー完結に合わせて読みました。
    あの頃読んでいなかったので、最終巻は興味深かったです。

    最終巻読んで、グゥの出自が気になったので勝手な考察ですが
    >グゥの最終巻の描写
    ・綺麗だけど寂しい原風景
    ・ハレが来るなら一方通行
    ・ハレに固執していて、連れて行こうと思っていたが・・
    >最終巻以前の描写
    ・赤ちゃんに興味がある
    羨望のような、理解のような、遊び相手のような
    やや複雑な感情を持っているように見えました。
    ハレに近い存在で、恋愛とは異なる感情を持ち、もともと生者ではない。

    ...続きを読む

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  • ライアー×ライアー(10)

    読ませる少女漫画

    「ジャングルはいつもハレのちグゥ」以来で金田一蓮十郎さんの作品を読みました。
    3巻まで無料で読んで、そのまま10巻まで購入。
    湊の笑顔が全巻を通して素敵でした。かわいすぎかよ!
    あの笑顔が強張ってしまった、強張らせてしまったのであれば、透の歪みっぷりも納得できるってもんでした。
    少年漫画で読んだ時から少女漫画っぽさは随所にありましたが、やっぱりいけるクチだったんですねー。
    実に続きが気になる、読ませるストーリーでした。
    嘘をテーマにしたストーリーでしたが、基本的に悪い人はいなくて、やさしいお話だったので大満足。
    完結してしまうのであれば、過去、現在と合わせて幸せな未来の話をもう少...続きを読む

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  • メメメメメメメメメメンヘラぁ… 1巻

    安定のメンヘラ

    山田君と唯ちゃんの話好きなので買いました。

    山田君はなんだかんだで度量が大きいので、なんとなくそのままゴールしちゃえばいいんじゃないかなぁ・・ああ、もうゴールしてましたっけね。

    描きおろしも、まあこのタイトルで、この作者で、山田君だしねー。
    かわいい子がイケメン以外の男を好きになるには、何かしら理由が必要だよねー。

    山田君も、世の男性も、俺も、頑張れ。

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  • ハイスコアガール 6巻

    楽しんでこそ、ゲーム

    フレームの考え方が出てきた
    対戦ダイアグラムが出てきた
    端に詰められない有利な状況を維持する考え方が出てきた
    5巻6巻は格闘ゲームの近代化の入り口時期の話でした

    そんな中で、ゲームを楽しむことを忘れない ハルオ は
    ラブコメの主人公らしい、いいゲーマーだと思いました

    ネットにより、世界中と競い合えるようになった今現在、
    格ゲーでも、ネットゲームでも上位には必ず、
    なまなかな気持ちでは踏み込めない闇を感じます

    楽しむ心を忘れないゲーマーでありたいと、
    気持ちを新たにできました、ありがとうハルオ。

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  • 激昂がんぼ(1)

    所長の顛末

    8巻
    連載初期から、ラスボスのように畏怖の象徴として君臨していた所長の原点に関わるストーリー。
    人間の争う様を楽しむ、闇を抱えた所長の顛末としては、個人的にはもう少しページを使い、何を求め、何が許せないのか、所長の人間性を掘り下げて知りたかった。
    スピンオフ出ないかなぁ

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