あらすじ
「倫理」とは人倫の道であり、道徳の規範となる原理。学ばずとも将来、困る事はない学問。しかし、この授業には人生の真実が詰まっている。クールな倫理教師・高柳が生徒たちの抱える問題と独自のスタンスで向かい合う――。新時代、教師物語!!
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皆さん、「倫理」の授業の記憶はお持ちでしょうか?
私は比較的鮮明で、当時ほどには無いにせよ、大まかに記憶はしています。私が教わった倫理の先生も、このマンガの高柳先生ほどでは無いですが印象的な人でした。
主人公は題名にある「倫理」を教える教師、高柳。クールで、特に目立った印象を受ける人物ではなく、生徒からの覚えも普通。そんな彼が、生徒と向き合い、問題を解決していくという作品。
高柳は熱血教師でもなく、また面白い授業をするタイプの教師でもありません。そんな彼ですが、きちんと芯を持っており、生徒に向き合って諭していきます。
個人的には、「合コン」のくだりの先生が人間くさくて魅力的。
「倫理」の記憶がある方も無い方も、今一度「倫理」の授業、受けてみませんか?
感情タグBEST3
人生観がガラリと変わります
高校の授業ではただの暗記物でしかなかった倫理の授業。
それが漫画という入り易い形で、実例を交えながらやってくれるからものすごく分かり易い。
ハッとさせられる格言がいくつもあり、高校の時にまじめに倫理を学んでおけばよかったと思わさせられました。
…いや、授業でやる倫理なんてやっぱり表面をなぞるだけの暗記物でしかないか。
ここまでこの作品が素晴らしいのは、高柳先生の一挙手一投足が素晴らしいからに他ならないでしょう。
無駄な台詞なんてありません。
特に4話は起承転結結結くらい、一回目の結で十分に纏まっているのに、さらにその上を行く台詞が何度もきます。
そして、高柳先生がエロいこと、エロいこと(笑)
人生に迷ったら、いえ、迷ってなくても是非読んで欲しい作品です。
続きがここまで楽しみな作品はありません!
早く二巻が出てほしいです。
Posted by ブクログ
読みやすさ★★★★
学べる★★★★★
紹介したい★★★★
一気読み★★★★★
読み返したい★★★★★
メンタルヒーロー現る。
荒れた高校で不思議な存在感を示す倫理教師、高柳。彼の放つ哲学者たちの金言は、生徒達の魂に突き刺さる。
宗教、常識、家族、お金、教育。何を信じたら人は幸せに生きられるのか?
自分の魂に、人生に、じっくり向かい合うことができる
何とも珍しい浄化系?漫画。
ややダークな描写が気分によってはしんどいかな。
倫理の授業の前に読みたかった!
数十年前に倫理の授業を受け、解ったようなわからないまま、哲学の授業で感動した思い出があります。時代や国を超えて人間が辿る道は一つなのだと実感しています。1巻の後書きがめちゃめちゃ良い。今日するべき事を考えながら行い、達成できたのか?人として正しいことができたのか日々考えながら生きていきたいと思いました。
Posted by ブクログ
NHKの夜ドラから気になって、原作を読みました〜ここに出てくるキルケゴールの「不安は自由のめまいだ」という言葉が好きになりました。この言葉はいつも私を励ましてくれます。
匿名
最初はクセのある絵と思ったけど、内容がとても奥深く、たちまち引き込まれました。また、作者様のあとがき漫画には貴重な事が描いてあり、描いてくれてありがとうと伝えたいです。読んでよかった作品です。
倫理、学生のころにちゃんと学んでおけばよかったなぁ…というかこんな先生に出会いたかった。
人生観を変えてくれるお話です!!
高校生の多感で抱えているものやプライドや色んなものを倫理を通して見せてくれる作品です。
面白い!
私自身は哲学が普通に好きなのですが、まさにこういう、哲学で生徒を救う作品というのがあったら面白いだろうなといつも思っていました。現代の学校と、哲学という学問がよく絡められたオリジナリティ溢れるいい作品だと思います。
Posted by ブクログ
一見「他者理解」をテーマとしているように見えるのだが、より本質的には「自己理解」の方がそれなのかもしれない。
「倫理は人の心に触れ/自分の心に触れてもらう授業です」
倫理教師の高柳が生徒のあれこれを解決していく話なのだが、生徒が自分で自分の心に触れるよう促していく過程は、まさに「対話」。
こういう純なプロセスを見せられると、倫理の実践には鍛錬が要るなあと感じる。人付き合いをしてても/難しい本を読んでいても、それが倫理の実践であるとは限らない。後者は酒井の回のテーマか。
こうやって感想を書いていくのも、自分の心に触れるための実践といえる。
不思議な静けさ
静かに切々と語りかけてくるような感覚。中性的な主人公の雰囲気も相まって、説得力に圧倒されてしまう。
それにしても学校の風景に身が縮む思いがする。教師は大変だなぁ、、
一気に読んじゃった
山田裕貴結婚のネットニュース見てたら、
ドラマ版「ここは今から倫理です。」の記事が出てきて、高柳先生を演じていた事を知り、
漫画原作だった事を知り、直感で面白そう☆と感じ、読むに至りました。
端正な顔立ちの高柳先生が魅力的というのもありますが(笑)。
想像通りいや想像以上に面白かったし、深いです!!
学校の話だけどいわゆる学園ものとも違うし・・・
哲学的な言葉も出てくるので、そこは少々難しいけど
なんか本当に読んで良かった
ついに!!!
おすすめ無料期間で出会い
ドラマも楽しみ
ついに購入!!!
全く倫理とかわからないけど
この倫理漫画でいまの自分の不安が和らぎます
登場人物になって
高柳先生の授業を受けてます
たくさんの人に知って欲しい漫画です
Posted by ブクログ
凄くこの漫画を通して倫理とは何かということを深く知れた!
高柳先生が本当に生徒思いの先生で、
感動した。
普段大人しいけど、言う時は言う熱い心を持っている先生だなと思った。
現実にこういうメンタル面でアドバイスしてくれる先生居てくれたら凄く助かるなと思った。
倫理って
ハマりました。考え方や今悩んでることが少しスッキリする。でも読み進めるとどんどんハマっていって頭の中は色んな思考でパンパンだし。自分の許容範囲超えで消化不良の胃もたれ気味になる。
なんだけど、繰り返し読んで少しずつ消化したい!漫画なのでわかりやすく書かれているのが私にはあってました。
一話一話の重みがすごい。生きる上ですごく大切なことを教えてくれ、読みながら考えさせてくれる描写が凄く好きです。過去の哲学者が考えてきたことを学園生活という馴染みの場で置き換えて展開してくれていて、そこがわかりやすさに繋がっていると思います。
Posted by ブクログ
倫理って必ずしも全員が受けるものではないからこそ必要な人にはとても響くものだし、必要でなければ何を言ってるんだろう?なんでそこまで考えているんだろう?ってなるものだと思ってる。
ただ倫理が必要な人にも、必要じゃない人にも共通してるのは『生きる』ということ。より良く生きるためには広い視野が大切。
倫理の分厚い本より、漫画ということもあり頭に入ってきやすい。
非常に良質な学校まんがですね
作品に関しての予備知識もないところで読み始めましたが、すぐに引き込まれました。
私も某私学の附属男子校にいましたので、高3の時には選択科目があり、その時は思想1・2等を採りました。
こういうのを選ぶんなら文学部に進むべきだったのかも、とも思いますが、まぁそうもなりませんでした。
倫理の選択授業を担当する高柳先生の視点を中心に、色んな問題を抱えた生徒たちの群像劇が続きますね。概ねこの授業を選んだ生徒さんたちの話で、お互いの話が緩くリンクしたりしています。
授業内容や教師に反発したり、周囲を見下したり、今の生活に不満があったりとか、こういうのっておそらく多くの読者も共感するような話ですよね。
作者は、この単行本のあとがきにもあるように、個人的な辛い経験もふまえて、そんな悲しみに寄り添った作ひんを紡いでいるのだろうと思います。
非常に良いので、続き、読みたいですね。果たしてどんな着地点が待っているのか、まだ連載中ですし、大いに期待しています。
深い、グッとくる
哲学や倫理をもう一度学びたくなる作品。
こんな先生に教えていただきたい。
説教臭くなく、熱血でもなく、生徒とただただ向き合う。
どのページにも名言が溢れていて心を揺さぶられます。大切にしたい言葉と気になる哲学者に出会える作品でした。そして、あとがきを読むと少しだけこの作品と作者への印象が変わるように思います。本編もあとがきも両方読んで良かったです。
タイトルに惹かれて
面白い!!!
授業を受けているかのような漫画、だけど難しくなく読みやすい。
学生にぜひ読んで欲しいと思う。
倫理の授業私も受けたくなりました。
Posted by ブクログ
倫理は学ばずとも困ることはない。
この一言で始まるのが印象的。
確かに倫理は実学的な面で見ると役に立たない。しかし、より良く生きるためには必須の知識と言える。
何度も読み返して倫理を勉強したい。
悩める人におすすめです。
高校の時、倫理の授業で聞いたことのある単語が出て来て、ちょっと懐かしい気持ちになりました。ちゃんと理解出来なかった授業でしたが、先生のことは大好きだったのを思い出します。
6巻まで読みましたが、この1巻収録の「よく生きる」が今のところ一番印象に残っています。「対物性愛」という言葉は知っていて、そういう人もいるんだと思いつつきちんと理解出来ていなかった自分なのに、涙が溢れて止まりませんでした。
Posted by ブクログ
倫理は堂々と人生でほとんど役に立たないと言えるのがカッコいい。
学問は全部繋がってる、無駄なことは一つもないと下手に説教されるよりも、堂々と役に立たないと言われた方が逆に勉強したいと思えるかも 笑
この本を読んで、高校の時にもっと真面目に倫理の授業を受けとけばよかったなと思う。
Posted by ブクログ
生きる
この作品を通して
倫理や哲学に分かりやすく触れれるため、
今までそう言うのに興味はあったけど
敬遠していた人には是非読んで欲しい漫画
教師の在り方については自分は深く分かりませんが、
哲学を学んできた身として
こういう漫画は嬉しい
作者の主義主張や信仰が見え隠れすると冷めてしまうが、
そういう「説教系漫画」みたいに画一的ではなく
ちゃんと物語として成立しているところも凄い
とにかくオススメの漫画
一人一人を救う
倫理という大きなテーマをもとに、登場人物の一人一人を丁寧に救う。そんな描写に心を打たれました。きっと人が関わる仕事の全てに通ずるものがあると思います。まだ1巻しか読んでいませんが、先生がどんな言葉や行動で人を救うのか、少し自分も投影させながら、ワクワクして読んでいきたいと思います。
Posted by ブクログ
繊細で複雑な高校生のあらゆる悩み、問題に対して倫理で導くミステリアスな先生。
高校生たちが抱える問題も多種多様で、じっくりと向き合ってくれる先生がいるって良いなと思いました。
絵のタッチも唯一無二で独特な魅力があります。
倫理面白い
高校生の日常の中にある倫理がとても上手に描かれていて勉強になります。
中高生の頃に出会いたかった。悩みがあるときに開けば先生の言葉の中に救いを見出せそうな気がします。
とても好きです
漫画だからって都合の良すぎる展開はなくて、でも生徒ひとりひとりが先生に救われます。
彼らの悩みは特別なものではなくて身近に存在するものです。
だからこそ読み手も先生の言葉で何だか少し楽になれるのかもしれません。
作者さんはきっと先生のように素敵な方です。
こういう漫画はあまり読んだことが
ありませんでしたが
なぜかとても気になり読んでみました。
すごく色々考えさせられる作品で
こういう漫画もいいなと思いました。
倫理とは
とても面白い作品です。
倫理や哲学は知れば知るほど奥が深くて普遍的な考えを知る事ができ、時には救われたりする言葉・考えに出会うことができます。
私自身、実際の倫理の授業はスルーしていました。高柳先生のような人に学生時代に出会えていたら、また違う人生だったんじゃないかと本気で考えてしまいました。
タイトルを見て一度読んでみたいと思っていたのですが、一巻からどんどんハマってしまいました。先生がカッコかわいい。でもすごく内容が衝撃的でさらに勉強になって、次が気になってしょうがない。
Posted by ブクログ
漫画だからと侮ること勿れ。
幸せとは?善悪とは?よく生きるとは?
大人になったらなんでもできるとあの頃は思っていたけれど、大人になった私も、悩みはあの頃と変わらないままです。
Posted by ブクログ
NHKのよるドラを観て、これは原作も読まなきゃ、と思って即購入。
当初、3, 4巻は品切れだったので買えなかったのだけど、ようやく入手できたので一気読み。
ということで、現在発売されている部分についての感想を、1巻に記録しておく。
ヨースタイン・ゴルデルの『ソフィーの世界』という作品がある。不思議の国のアリスを下敷きにしたようなメルヒェンの体で、様々な哲学を横断的に紹介するような作品。発売当時はベストセラーにもなり、話題になったことを覚えている人も多いと思う。
自分がこの作品に出会ったのは、中学生後半のときだったように記憶してる。当時は読書の面白さに目覚めた時期で、図書室の本を片っ端から読んでいた。何が切っ掛けだったかは忘れてしまったけど、高価なハードカヴァであるこの本を読みたくて、お小遣いを貯めて買ったような記憶がある(誕生日プレゼントだったかも)。そして、この本を読んだことが切っ掛けで、自分は哲学という世界にどハマリしていくことになる。
関係のないことを書いた理由は、本書、『ここは今から倫理です』は、『ソフィーの世界』の漫画版かつ倫理版、と言っても良いのではないか、と。倫理や哲学といった分野は、先人たちが「より良い生き方」を模索し、七転八倒しながら積み上げてきた足跡そのもの。
時代とともに「正しさ」は変わるけれど、先人たちが積み重ねてきた「足跡」は、著作や考え方が残っている限り、いつでも参照することができる。ある時代の「正義」が誤った方向に向かい始めたとき、僕らは彼らの「足跡」を参照し、それを道標にしながら軌道を修正していくことができる。
本作の冒頭で高柳が話している通り、「別に知らなくてもいいけれど、知っておいた方がいい」「選択の余地はあるものの、実は必修科目」なのが、哲学であり倫理だと自分も思う。なぜなら、生きることは容易ではなく、人生へ真摯に向き合えば向き合うほど難しくなっていくから。
そんな困難な道程であっても、先人たちの「足跡」を辿ることで、いくらかでも困難さは軽減される。もちろん、先人たちが到達し得なかった現代においては彼らの足跡は付いていない。そこから先は、自分たちが道を切り開いていくしかない。しかし、過去から続く足跡を補助線として、僕たちは歩いていく方向を推測できる。
しかし問題点は、倫理や哲学といったジャンルが難解であること。先人たちが自らの内で葛藤し、絞り出した「言葉」は異質なもので、ある種の私的言語に近い。
また、高度な論理展開を駆使することで自らの言葉の正当性を世に示してしているため、基礎知識を身に着けていない場合は取っ掛かりすら掴めない。
だからこそ、本書のような「入り口」を示すことは、社会的に非常に有益なものだと思う。本書を読んで興味を持った人は、放っておいても知識を広げようと動き始める。ちょうど、高柳に救われたいち子がそうしたように。
「大きな物語」が消失して、秩序が崩壊しつつある現代だからこそ、本書のような作品が必要になっていると思う。
また、上記のような「意義」とは別に、学園モノの作品としても非常に良く出来ていると思う。思春期ならではの悩みや痛みに真正面から向き合い、上っ面な「優しさ」で誤魔化すことなく、一緒に寄り添う姿勢は素晴らしい。
偉人の名言ですべて解決、といった胡散臭さもなく、あくまで「道標」を示すのみに留め、解決は生徒それぞれに任せる。だから、結論が出ない回も少なくない。圧倒的に「正しい」と自分は思う。
とても素晴らしい作品だと思う。
今後も読み続けていきたい。
ちなみにドラマは来週3/13で最終回。
ドラマ版は漫画の良さを上手く引き出しつつ、映像表現で出来ることを巧みに取り入れていて、これも名作だと思う。
最後に、漫画版もドラマ版もいち子ちゃんが非常に可愛いです。
Posted by ブクログ
倫理は人の心に寄り添う手段に大いになり得る
そんなことを教えてくれる良質な漫画。
これは久しぶりにいい漫画に出会えた。
難しい倫理観の話を、実例を元にエピソード化しながら諭してくれる感じが、絶妙に心に染み入ってくる。
このあやふやに満ちた世界
答えはあるような、ないような。
世界はそれに満ちている。とおもう。
それでもじっとそれに対してゆきたい。と思わせるきっかけになりそうな作品です。
今の自分だからこそ心に刺さる言葉がいくつかあって、時間をおいて読んだら、また違う引っ掛かりがありそうな気がします。(読んだ時の心理状態によって)
他者からみればほんのちょっぴりの傷であっても、本人にはその受けた傷しか見えなくなる時って本当にあるんですよね。
皆さんが云うように、合コンのくだりの先生は本当にかわいかったです。(笑)
Posted by ブクログ
4巻までは特に面白かった。
はじめは無表情系のスーパー教師モノかと思っていたが、意外にも高柳先生は泥臭く、完璧な人間でもなかったし、常にかっこいい回答ができるわけでもなかった。
しかし、「なにが“善”なのか」を必死に考え、葛藤しつつも生徒を思い対話を重ね、ときに大胆な行動をとる高柳先生の様子が丁寧に描写されていて、とても面白かった。
また、必ず問題が解決するわけでもないところがリアルだった。
「恋に破れても⋯
家族が死んでも いじめられても
就職に失敗しても 仕事がイヤでも
お金がなくても
人生が⋯退屈でも!!
それがどんな理由でも
命に換わる程
重い絶望になるんです!!」
この言葉が腑に落ちる人は多いと思う。
生徒たちも、ただ一心に先生の言うことを聞くようになるわけではなく、自分たちで考えて、悩み、その結果先生の言うことを聞くこともあれば、先生とは違う答えを出すこともあり、そこがとても魅力的だった。
その過程もしっかりと描かれているので、最終的にどの生徒も応援したくなる。
5巻は少し倫理要素が少なくなった気がする。
この作品の持ち味は“教える”だけではなく“対話する”ことで生徒と心を通じさせようとする部分にあると思うが、5巻では生徒の対話シーンが減ったことで、高柳先生がちょっと偉人の名言を引用しながら生徒を言い負かすだけの装置になってしまっているように感じた。
先生も生徒も、これまでに比べて魅力を感じなかった。
Posted by ブクログ
生徒一人一人に悩みを解決するストーリー構成。
この本だけで、倫理を学べてしまうかもしれない。
自分にも当てはまる2話の女の子。
少しスッキリもするし、人間の対応を見える。
すっごい!
表紙がめちゃくちゃ暗いのでサスペンスホラーかと思ったら、全然違った。恐々読んでいたけれど、とても良い話。そしてとても良い先生だと思う。
主軸は倫理の授業をする先生とその授業を受ける生徒たち。生徒たちの身の回りに起きた出来事についてはとてもリアルで、あー世の中のどこかでまだこんな出来事は起きているのだろうと考えさせられる。そして先生の言葉は自分自身が授業を受けているように考えさせらることが多い。
倫理教師
『先生の話』は数多くありますが、ちょっと異色に感じました。
それでも生徒を導く存在としての『先生』の動向・言動は"正しい"と思いました。
で、その"正しさ"とはなにかを考えさせられる作品です。
Posted by ブクログ
決して「良い先生」ではないのだけれど、こんな先生に出会いたかった……!と思えるような、生徒に寄り添う言葉が素敵。
引用されてる文献をひとつひとつ追いたくなる。
Posted by ブクログ
自分の知ってる世界でものをみちゃうし絶対って思っちゃうことあるなぁって反省した、、
善も悪も全ての人を救えるように
倫理は人の心に触れ 自分の心に触れてもらう授業
あとがきを読む深みが増します。
あとがきには何故この漫画を描こうと思ったのか作者の想いが綴られています。
この漫画の倫理という題材も合間って、涙無しでは読めませんでした。
「倫理」の先生がヒーローの勧善懲悪もので無いところに好感が持てました。学生時代あまり真面目に倫理の授業を受けなかったので、ちょっと難しいかなぁと思っていました。でも読者に物語のあり方を委ねる描き方だったので、興味深く読めました。
倫理とはを知れる
誰もが聞いた事がある「倫理」
では、具体的には何なのか、何のために学ぶのか
どの様に生かして生きていくのか…を
分かりやすく伝えてくれます。
出てくる登場人物は個性的で多少突飛ではありますが、
多くの人が出会ったことがあり、感じ・考えた事があることを題材にされていると感じました。
先生論
頭の良い先生はいるし、授業がわかりやすい先生もいるし、格好良い先生もいるし、おもいやりのあるせんせもいる。
でも全てを兼ね備えていて、ややもすると冷徹にも見えるけど心に響く言葉を持つ、こんな先生は中々いない。
明確な悩みがない人こそ読むべき
不登校だとかリストカットとか果ては自殺とか
そういう本当に精神が病んでいる人より、私のような明確な悩みがない人にものすごく効く本だと感じました。周りより環境が悪かったり、いじめられているわけでもなく、死にたいとかも思ったことがない。しかし、どこかで閉塞感を感じている。そんな多感な生徒が倫理の考え方と難しいけどシンプルな高柳先生の言葉に救われていく物語です。私自身、この作品を読んですぐ不安だとかが消えた訳では無いです。ただ、悩んだりすることは悪くないんだと学び、そこから学校で倫理を勉強しようと前向きに世の中のことを捉えるようになりました。特に悩んてないからとか、私は幸せなはずだからとか、そんなような人にこそ、読んで欲しいです。自分の考え方が180度変わると思います。
Posted by ブクログ
色んな偉人の名言とかもあって勉強になる。
一番心に残った言葉が、
「何を聞かされようと、
自分の理性が受け入れたもの以外信じるな」
押しつけがましくない、いい言葉だ。
こういう倫理だの道徳だのの話は、総じて「押し付ける」
傾向にある。
或いは、読む側が、押し付けられてもいないのに
押し付けるな、憤る場合とある。
だから、上の名言がとても心に響いたし、
ラクな気持ちで読めるのだと思う。
また次の倫理で会いたいです
感想です。
1話1話、生徒の考え方に触れ、生徒の抱える問題に触れる。
授業を受けるだけでは絶対に教えることのできない倫理を、生徒の心に触れ自分の心に触れてもらうことで、ともに学ぶ。経験する。
社会の中で心は、多くの他人の心とぶつかり、触れあい、すり減り、疲弊し、成長すると思いました。
現実に生徒がここまで倫理という授業をまっすぐに受け止めるのは難しいのではとも思いますが、どんなに若くとも 人に歴史あり。一人ひとり大切なものを持ち、傷つけることも、守ろうとすることも、学校という社会のなかで学んで、学ぼうとしてゆくのかなー。
私はまだ、高柳先生のことは何も知らないけれど、きっと沢山悲しいものを見てきただろうと思います。こんなにもやさしいから。
先生の心に深く触れる話にいつかたどり着くといいなと思いました。
また、倫理の時間に会いたいです。
面白かったです
本田さんの話が特に好きです。こんな魂の形もあるんだ、とうせんせいのことばが印象的でした。生徒一人ずつに焦点を当てて進んでいくので、短編のような感覚で読めます。いつかここの話が繋がって、クラス全体の話も読みたいな。そして先生の過去も気になります。続刊が楽しみです。
次巻も楽しみ
1話試し読みして面白かったので、配信後すぐに購入。
個人的には「よく生きる」が一番グッときました。自分にはない思考でしたが、読むうちに引き込まれて感情移入してしまいました。
先生が魅力的。少しずつ先生のことも明かされたらいいな、と次も期待です。
Posted by ブクログ
NHKのドラマで知ってずっと読みたいと思っていた。
(原作の本があるものがドラマ化されることにいろいろ言われている昨今だが、このドラマは良くできていたと思う。
どうせなら毎回ドラマ化した時は作者の方が感想を発表することを一般的にしたらどうですかね?
ドラマを人に託した子供だと例えれば、親には強い発言権があるのは当たり前ではないですかね。
もう少し言えば、原作の一番言いたいことをドラマ化するにあたり表現できない作り手の人って、単に読み取る力がない人なのかもしれないと思ったりする。
意図的に改ざんするよりましだけど、仕事向いてない。)
話がずれました。
1巻は全てドラマ化されたエピソードだったが、どれも原作を真摯に映像化していて、ドラマ➡原作漫画と見てももう一度ドラマも見返したくなった。
それこそドラマ化する価値のあることだし、プロの仕事だと思う。
次巻が楽しみだ。
ドラマと世界観は一緒
ドラマを見てから漫画を見ましたが、流石NHK、上手い感じに仕上げてました。
倫理って高校で確かにやったけど当時はあまり深く考えてませんでした。もう一度勉強しなおしたい。
Posted by ブクログ
倫理ってとっつきにくいイメージがありながらも、当たり前のように“1人で考える”ことであって、世界中でたくさんの人が毎日やっているようなことでもあって。
高校のときにもう少しまじめに授業聴いておくべきだったなぁと反省している。
興味はあったのだけどな。
高柳先生の生徒1人1人に対する接し方、絶妙な距離感、今ほしい言葉をここしかないタイミングでぽっとくれたり、自分の中では言語化できなかった何かを、気づきをもって教えてくれたり。
すごい先生だなと思う。
Posted by ブクログ
NHKのよるドラで放送されていたのが素敵だったので、原作購入。
絵のタッチがちょっと苦手なのだけど、高柳の無愛想で暗くどこか不気味な雰囲気がよく分かる。
あとがきが一番胸に響いた。作者のおばさんが鬱病で自殺。付箋だらけの倫理の教科書と、神様と対話する形式の日記が遺品として残されていたと。
倫理って確かに社会で役に立たないし、私も高校の時楽しく学んだけど、もう何も覚えていない。でも、生きていくうえでは、生きることを考えるうえでは、命を救うくらい重要な意味を持つこともある。
楽しみに読み進めたいと思います。
“誰もが自分の視野の限界を世界の視野の限界だと思っている”ショーペンハウアー
“不安は自由のめまいだ”キルケゴール
ザ倫理
絵があまり好みではなかったのですが、内容が深くて一気に読んでいました。
今までに出会ったことのない、先生像でした。
倫理を学べるのが羨ましい
学生時代に倫理の授業が無かったため、授業を受けられる生徒が羨ましいです。
生徒も個性的だったけど、教えてる先生もなかなかキャラが濃くて面白かった。
星4は、序盤のアダルト要素が強すぎたためです。
読まなくても良いが読む価値あり
正直ちょっと話の内容が重いと感じるところがあった。しかし、普段なら直視しないような現実で起こりうる問題について、このマンガを通して考えることや倫理的な思想に触れることは意義あることであると考える。このマンガを読むことで私自身、そして私の周囲の人がより幸せに生きるためにはどうすれば良いかを探るきっかけとそれに対する答えのヒントを得られるのではないかと考えた。
独特の空気感
広告で見かけて気になって購入しました。
穏やかで感情の起伏が少なめの高柳先生が、時々見せてくれるかわいい表情のギャップがとても素敵です。
ただ生徒の問題をバッサバッサと解決していくスーパー先生ではなく、先生側の葛藤も描かれておりグイグイ引き込まれす。
Posted by ブクログ
歴史や教訓を広く学んできたつもりだが、それぞれの格言がこれほどまでに映像的・経験的に理解出来るようになるとは。
この作品、漫画の力を実感しました。
愛こそ貧しい知識から豊かな知識への架け橋である
マックス・シェーラー
なんといっても最上の証明は経験だ
フランシス・ベーコン
善なるものは吾これを善とし、不善なるものも吾またこれを善とす。徳は善なればなり。
老子
何を読もうと聞かされようと、自分自身の理性が同意したこと以外何も信じるな。
ゴータマ・シッダールタ
不安は自由の目眩だ
キルケゴール
Posted by ブクログ
倫理とは何かという部分、それを説く人間と学生との人間模様が良く描かれているなと思う。
倫理は勉強になると言葉をただ覚えるだけの暗記科目になることが多いが、もっと人間のエピソードがあったはずで、この漫画はそれを思い出させてくれると個人的に思う。
作者がただ1人である限り、作品には作者の思想が込められる。故に勧善懲悪や二元論が多くなるものだが、この作品ではそういったことを狙ってぼかそうとしている点に好感が持てる。
倫理を勉強したい人にはとてもオススメ。
Posted by ブクログ
これまでの熱血タイプの先生が出てくる学園ものではなく、繊細で思慮深い先生が、倫理を通して温かく生徒に寄り添いながら助けていく形の漫画でした。
倫理なので、難しい話の本かと思いきや、文字数も短く、内容がすぐに入ってきて読みやすかったです。
面白かったので、2本目も購入しようと思います。
Posted by ブクログ
暗い内容なのかなと思いながら読み始めたが
確かに明るい話では無いものの
無闇に嫌な気持ちになるような描写はなく
読み応えのあるストーリーだった。
先生がどこか醒めていて、
昔よくあったような熱血先生とは違う
一歩離れた冷静なスタンスから、
しかし生徒の為を思って即座に動いてくれる。
生徒のしていること自体は否定せず
自殺を無理矢理止めるというようなやり方ではなく
理解し対話することで本人が自分で光を見いだせるような、
この姿勢がすっと胸に入ってくる。
物語本編は勿論のこと、この漫画を描くきっかけになったことが書かれている
あとがきの内容も素晴らしかった。
高柳先生の上辺の優しさでごまかさない姿勢が素晴らしい。生徒達の悩みに寄り添い向き合ってくれる、こんな教師がいると生徒達は幸せだ。
Posted by ブクログ
そんな深く読む漫画じゃないかな。
深く読むと多分突っ込みどころ満載。
昔の哲学者が言っていた事が必ずしも正しいわけじゃないので、ふむふむ、なるほど!良いこと言うなー!となるわけでもない。
この先生中性的ですごく女性読者に好かれそう。
先生素敵って思いながらさくっと読みたい。
微妙
まず先生が男なのか女なのかはっきりしなくて微妙でしたw
男だったけどw
生徒の悩みを解決とまではいかないけど、まあこういうアプローチもあるんだなって感じ。