皆さん、「倫理」の授業の記憶はお持ちでしょうか?
私は比較的鮮明で、当時ほどには無いにせよ、大まかに記憶はしています。私が教わった倫理の先生も、このマンガの高柳先生ほどでは無いですが印象的な人でした。
主人公は題名にある「倫理」を教える教師、高柳。クールで、特に目立った印象を受ける人物ではなく、生徒からの覚えも普通。そんな彼が、生徒と向き合い、問題を解決していくという作品。
高柳は熱血教師でもなく、また面白い授業をするタイプの教師でもありません。そんな彼ですが、きちんと芯を持っており、生徒に向き合って諭していきます。
個人的には、「合コン」のくだりの先生が人間くさくて魅力的。
「倫理」の記憶がある方も無い方も、今一度「倫理」の授業、受けてみませんか?
感情タグBEST3
なぜ人を殺してはいけないのか――。
とても難しく、恐らく正解なんて無いのでしょうね。
チャップリンの名言で
「1人を殺せば犯罪者だが、100万人殺すと英雄になる」のように
その状況によって善悪の意味が変わってしまう感じでしょうか…。
#26「きれいな人」の六本さんも印象的でした。
#29にも登場し...続きを読むますが、なんかすごくいい人だ!
高柳先生みたいにじっくり話を聞いてくれる先生っていいなー。
Posted by ブクログ 2024年01月25日
殺しちゃいけないと分かっていてなぜ殺すのか。
根本的になんで人を殺しちゃだめなのか。
皆があまり考えないような疑問が題になってそれを考える。そして、新たな考えが生まれる。
やっぱりこの漫画を読んだことに対して間違いはなかった。
先生に救われる生徒もいれば、救えない生徒もいる。先生が救われたことがあるんだろうか。
生徒が中心の話ではあるが、先生の人となりが少しずつ明らかになっていくのも興味深い。
生活に必ずしも必要ではないものの日々の暮らしに役立つ生き方や考え方を知ることが出来る面白い学問だなと思いました。
倫理の高柳先生との会話で救われる生徒もいればそうでもない生徒もいる点もまたリアルです。
何度も読み返したくなる良作。
Posted by ブクログ 2022年03月05日
竹田さん、堂々と相談できるのが凄い 笑
人間として当たり前でしょうがないことだとしてもなかなか受け入れ難いことってたくさんあるんだなあ。
先生が最後に見せた憂いの表情は過去に何かあったのだろうか。
倫理が題材になっていることもさながら、自分の知見にない事柄を魅力的なストーリーを通して非常にわかりやすく描いている。
随所に散りばめられ主人公の掘り下げがより一層物語の深みを与え、非常に先の展開が気になる。
今後も大いに期待して続巻を待ちます。
こんな先生が実際にいたら、色々考え方とか変わったりしたのかなと思いました。多感な時期に色んなことで悩みがあったけど簡単に相談とかできなくて辛かった時があったなと思い出しました。
鳥岡くんも話すことで少しずつ変わることが出来て良かった!
六本さんも素直で良い子でかっこいい。
次巻もとても楽しみに...続きを読むしています!
Posted by ブクログ 2021年11月28日
鳥岡くん。頑張りました!!
-5巻-
最後の春山くんの良かったな。
なんか温かくなった。
-4巻-
やばい。なんかこの世界観、好きかも~。
1年がたったのかな。キャラが変わってきましたね。
-2&3巻-
クラスメートが次々と出てくる。
いろいろ事情ありだけど、面白いな。
ってか、先生、...続きを読む人気出すぎだ…。
分からなくもないけど。
-1巻-
地味に面白いかも。
なんか、はまりそうだ。
倫理、知らなさすぎる。
第一話からの先生の雰囲気は健在で、また新しい生徒たちの新しい問題に向き合っています。取り扱う問題が知らなかったこともあり、この漫画は新しい発見がいつもあります。面白かったです‼︎
してはいけない事、しなくてはならない事。
それに対話してくれるは、先人たちの言葉や周囲にいる人達、そして己の中にいる“神さま”。
そうやって悩む心があるのは、人としての弱みでもあるし強みでもある。
ドラマをきっかけに読み始めた本ですが、様々な見方、考え方を示唆してくれます。
「どうして?」という問いに「なんとなく」とか『苛立ちの感情』を返してくる事に、「バカな子供のふりをする。それをやめなさい」というシーンがあります。
自分で選んだからには必ず理由があって、それを自ら言葉にすることの大切さを感じて、良いシーンだと思いました。
1度は考えたことあるものが多い倫理の時間だった。特にどうして人を殺してはいけないの?という前半後半タイトルは見てて多くのことを考えたりしてしまった。それくらい物語に引き込まれるこの作品ならではの雰囲気はついつい読み返して考えたくなってしまう
今回のテーマは、ジェンダー、なぜ人を殺してはいけないのか、体罰。
現代社会の問題と倫理をつなげ先人の考え方を踏まえどのように考えるか。
倫理というと、小難しい理屈という感じがしていましたが、この本で読むと、正解がない難しい問題ほど、倫理的な考え方が生きてくると感じた。
良くではなく、善く生きるとは?...続きを読む
毎度考えさせられます。
高校生のときって色々悩みがあるし
色んな人がいるけどその色々な悩みと
向き合って言葉で解決していたり
悩みを軽くしたり高柳先生の言葉って
すごくタメになる。大好きな作品です。
Posted by ブクログ 2021年12月28日
ルッキズムに対し、ある程度までは仕方ない。美を”優秀”と捉えるのは人間の本能として抗えない。ただ差別になっては行けない。という答えが現実的でよかった。それぞれに自分の心と向き合う必要があるのだと思う。
なぜ人を殺してはいけないのか?という生徒に対し、ゲシュタルト療法のカウンセリングに連れて行くのも...続きを読む良かった。そのようなカウンセリングがあることを初めて知ったし、自分よりも適切な人を紹介することが本当の手助けなのだと知った。
女性の性欲のエピソード、体罰のエピソードに対しても真摯で押し付けがましくない高柳の言葉が素敵だった。
現代人に自己肯定感が低い人が多いのは、随分小さい頃から「社会に適合出来るように」と教育されているからかもしれない
リチャード・ローティ「私たちの奥底には私たちが自分でそこに置いたもの以外に何もない」
もし何かつらさを持っているとするならば、それを持ち続けるのは貴方自身。つらさを捨てられるのも貴方自身。
「あること」ではなく「あるべき」を学ぶ。
しかしその「べき」は本当に正しいのか、とても悩むことがある。その「べき」は本当は絶対的なものではなく、その場その場での選択的なものなんだろう。哲学では人間存在の根本原理を考えるが、倫理学ではその人間がどう繋がり、存在していくかと未来志向的に考える。
それを考...続きを読むえられる作品だなと思う。
Posted by ブクログ 2021年06月24日
うーん、相変わらず面白い。ルッキズムって自分でも結構やってしまいがちなんだけど、どうしたらその考えから抜けられるのか。。
他にもいろいろ書きたいこともあるけど、とりあえず六本さん、見た目よりも、威圧的に見える態度がなんかどうなのと最初思ったら、めちゃくちゃいい人で、めちゃくちゃ大人だった…無神経な感...続きを読むじがあったけど、そうじゃないんだな