あらすじ
生まれた家庭――。それぞれの事情――。自身の境遇と生き方に悩む生徒たちの声に耳を傾ける高柳は――。将来と成長の教師物語第9巻!!
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皆さん、「倫理」の授業の記憶はお持ちでしょうか?
私は比較的鮮明で、当時ほどには無いにせよ、大まかに記憶はしています。私が教わった倫理の先生も、このマンガの高柳先生ほどでは無いですが印象的な人でした。
主人公は題名にある「倫理」を教える教師、高柳。クールで、特に目立った印象を受ける人物ではなく、生徒からの覚えも普通。そんな彼が、生徒と向き合い、問題を解決していくという作品。
高柳は熱血教師でもなく、また面白い授業をするタイプの教師でもありません。そんな彼ですが、きちんと芯を持っており、生徒に向き合って諭していきます。
個人的には、「合コン」のくだりの先生が人間くさくて魅力的。
「倫理」の記憶がある方も無い方も、今一度「倫理」の授業、受けてみませんか?
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
高校生なんか一番悩む時期よな
進路もだし、今のままでいいのかとか、いや今しかない時期を遊びたい、バイトしたいetc
学校変わってまた個性豊かな生徒たちに囲まれて、ほんとネタ尽きないのすごいなあ
倫理学びたくなる
Posted by ブクログ
この作品めちゃめちゃおもしろい!
倫理観は授業などで聞くと退屈でしんどいけれど
生徒のストーリーに寄り添った的確なタイミングと内容での倫理観の知識は、すんなりと心に入ってくる。
しかも時代を踏襲したテーマもあり、
ひとつのまとまりもコンパクトで
とっても読みやすい。
かなり綿密に考えられて作られている感じがして、何度でも読み返したくなる名作だと思います。
Posted by ブクログ
今回は1話完結であるにも関わらず、とても濃い内容であった。自分もこの中の人と同じような悩みがある助けとなった。哲学の日常の中での使い方がこれだ。
ボランティア
ボランティア、無償の愛、が現代の価値観には合わないという生徒の話。
この話では夢と現実のギャップに早々と気づけたという形になっているが、
こういう若者にどう接するのかが難しい。
Posted by ブクログ
高校の時に高柳先生と出逢った私。
1~7巻までは、高柳先生と生徒の2人の様子を読者が見守っている感覚だった。
だけど、ここ最近の8巻、9巻は作風が大きく変わったような気がする。
問題を抱えた生徒が高柳先生から何を感じ取ったのかさえ明確に描かれていないものが殆どだった。
最初はモヤモヤしたし、今もモヤモヤは消えないけど、現実では人の様子も出来事さえも全てクリアに見えることはないわけで。
だからある意味、最も現実に近い話だったのかなとも思う。
そして、読者である私も、高柳先生に色々なものを学んだ1人の生徒だ。
物語のラストは全て自分に委ねられているんだって自信を持ちたい。
Posted by ブクログ
また新しい学年になったんだっけか。同時並行的に、色んな生徒が描かれるのは、マンネリ化しなくてアリなんだけど、コミックで追いかけていると、どうしても間が空いてしまうから、それぞれの物語を忘れてしまう。都度読み返せばよいんだけど、それもなかなか…。