eaoさんのレビュー一覧
レビュアー
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ネタバレ 購入済み
自分の感情や意思がどこにあるのかわからなくなるほど、個を捨て去り駒に徹することを叩き込まれてきたヒーローの心をヒロインが少しずつ変えていくお話。
怪我をして、駆けつけたヒロインに生きててよかったと泣かれてから自分を心配してくれる存在がでできたことに彼の心が動き出す。
周りの大人に利用されその人の意思を自分のものと思わされて自分の意思すらわからなくなってその人の人生を生きられなかったというのはヒーローだけではなく、王の政敵ルシアンもだったが、2人の人生は明暗を分けた。
最後の番外編でヒロインの両親の死の驚きの真相が明らかになり、ヒロインの知らないところでヒーローが絡んでいた。
王のお祖父様、悪い -
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購入済み
購入済み親の価値基準に自分を押し込めて大人しくしてきた主人公でしたが、財産管理能力のない夫が責任放棄して家を出たことでガラッと方向転換。
もう好きなことが思い切りできると気づき、そこから彼女の人生は始まった。
そこに行き倒れの男が屋敷に保護されてきた。
後に判明するが、彼は実は貴族の跡取りだったのを出奔してきた放浪の画家だった。
彼には仮初の婚約者となることで窮地を救ってもらう。
主人公アンバーは行くあてのない人たちを引き込みどんどん味方を増やして商売を軌道に乗せていく。
アンバーは生き生きと自分の人生を生き、周りの人たちの人生も応援し笑顔を増やしていく。
他人の価値基準で生きることは牢獄にいるような -
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ネタバレ 購入済み
完結
リカルドが卒業した2年後アリシアも卒業。
卒業式にランス殿下がお祝いに来てその後ろには近衛となったリカルド。
仲良し3人組は王宮出仕を打診される。
アリシアの家の借金も解決し2人の結婚式は1年後と全てハッピーエンド。
明るく楽しい作品でした。
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ネタバレ 購入済み
尊武に弱みを握られて青龍まで連れて行かれる董胡。
青龍にまともな医者がいないのは玄武が医術を独占しているせいだという流れになり、帝は尊武を青龍に派遣する。
董胡は尊武の専属薬膳師として一緒に過ごす。
今まで青龍を牛耳っていた医者達に逆恨みされ襲われたり、冷酷に見えていた尊武の医療術を目にして見直したりなどあり。
恐ろしいほどの切れ者で謎に包まれた尊武という人物だったが、次元の違う判断基準で動いている魅力的なヒールである。
いつ王宮に帰ることができるかという中で、董胡は名医を探す謎の2人連れに攫われてしまう。
楊庵が追いつけるかというところで次巻へ。
それにしても酔っ払いの偽医師って卜殷先生かと -
ネタバレ 購入済み
誘拐されてしまったグレースについてイェルハルド先生を訪ねた2人。
国家機密に関わってしまうため公には助けることはできないと聞いたアシュリーはそれなら自分たちの手で探すしかないと捜索開始。
まずは容疑者の弟に話を聞きに出向き手がかりかというところで次巻へ。
アシュリーのディー君への壁がとれてきたので2人のやりとりがいい感じになってきました。 -
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購入済み
ネタバレ 購入済みラブラ邸にて
ラブラ邸にてとりあえず匿われるイレーネとロイド。
異界に適応してしまったイレーネの体調に問題が出るが、ロイドがつきっきりで対応。
イレーネの今後をどうしていくべきかをラブラと話し合う。
この巻はイレーネが落ち着くまでロイドとラブラ邸で潜伏する間の様子が綴られています。
聖剣がいるとうるさくてよく休めないだろうと聖剣から引き離そうとするロイドが頼もしい。
ロイドはお前を泣かせた男は誰なのかとイレーネに迫る。
驚くなかれ、あなたのお父君ですから!とうずうず。
ちょいちょい泣きました。
ロイドのイレーネへの気持ちの高まり、正々堂々と隠さないアプローチにドキドキし、対するイレーネの方はロイドへ傾く心を -
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ネタバレ 購入済みドラゴンの深い母性に痺れる
パーティメンバーに裏切られ死ぬところだった彼を、ドラゴンが拾う。
起きたら自分の名前を忘れ何故か女の子になっていて!
ドラゴンに育てられるという驚き。
設定が面白い。
話の運びもよくぐいぐい引き込まれ一気読み。
ドラゴンに撫でくりまわされ(舐め回されながら?)るように愛情をかけられ、魔物を狩れるよう鍛えられる日々。
ドラゴンはせっかく産んだ卵を失っていて、ドラゴンから付けられた名前はその子の名前だったようで、過保護なほどの母ドラゴンの深い愛情も何やら切ない。
一年がたち、山で迷った人を助けた縁から隣国がドラゴンを排除しにくるらしいと聞き、母ドラゴンを助けるべく山を降りることに。
子が心配な母ド -
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購入済み
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ヤンデレ魔法使いは石像の…続編
〝ヤンデレ魔法使いは石像の乙女しか愛せない〝の世界にまた会えるとは。
親世代となった2人とその子どもたち、そして2人を引きあわせたルトさまにも会えて嬉しかったです。
最強の魔術師も相変わらず愛する奥様の前ではデレデレになってしまうところが笑いを誘います。
2人の娘リリアの一途な行動派キャラクターがよかった。
父に似て愛の重たい娘。
稀代の魔術師の愛娘を嫁にできるのはルイスしかいないですね。
リリアがこんなにもルイスを追いかけ回していたからこそ、そうしていなかったら娘を溺愛する父から結婚の承諾を得ることはできなかったでしょうから。
人に畏れられる世界を壊す力を持ってしまったものの悲哀と救い。
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笑える
ローザの思考がとことんぶっ飛んでいて常人にははかりえないほど。
現実離れした思考内容と周りの人たちが受け取る誤解、乖離が甚だしく奇跡的。
ローザの心象風景の絵の描写がムンクの叫び的で笑えます。
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購入済み
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購入済み動物や人の気持ちがわかってしまうオリビアの偽りなく紡がれる丁寧で暖かな日々に癒されます。
おじいさんおばあさんのオリビアを思う愛は2人が亡くなった後までも彼女を守り続けていて、心を打たれました。
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購入済み
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ネタバレ 購入済み
ノアの正体
レナリスから魔女ラナンキュラスを通じて炭鉱鉱夫達の謎の失踪の探索依頼がくる。
レナリスはその美貌に心酔する魔女ラナンキュラスにリコリスの動向を報告させていた。
リコリスの功績を積み上げ周りに認めさせて自分の正妻にと目論むレナリス。
炭鉱にはドラゴンがおり、その魔力で時空の歪みが生じ行方不明者が出ていたことがわかる。
誘き出したドワーフと交渉して無事鉱夫たちを救出。
ノアの使い魔離れした力の一端がドラゴンとの対峙で明らかに。
ドラゴンの時空の歪みから過去のノアらしき人物とリコリスの祖母のやりとりも垣間見え。
無事解決して帰るが、そのドラゴンがリコリスを気に入り死の森に住み着くことに。
ドラゴン -
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冒険者の告白勝負服、ふっくら女優の舞台衣裳、同僚の祖母の赤いドレス、など今回も着る人を幸せにする服作りに楽しく邁進す
るルチアでした。
ヨナスの護衛騎士服の秘話もよかった。
最後に夕焼けのお兄ちゃん。
フォルトにダンテ、ロッタ、そしてヨナス、とルチアの周りに気になる殿方がいますが、これからどうなるのか、魔道具師ダリアとともに今後が楽しみです。 -
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こっちも面白いです。
魔道具師ダリアはうつむかないが面白いので、スピンオフのこちらも読んでみました。
そちらを読んでいない方でも楽しめると思います。
好きなことにぐんぐん邁進していくルチアに元気をもらえました。
コワモテお爺ちゃんへのタイピン、わがままお嬢様にドレス弁償請求、などところどころほろりとさせられ。
夕焼けのお兄ちゃんのお話がよかった。
彼といつ再会できるのか楽しみです。 -
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アレクのトラウマに迫るの巻
同居をはじめた2人はニルスに頼まれマンドレイクの緊急調達へ。
脳啜りという精神攻撃型魔獣に取り込まれそうになるアレクをシオリが唐辛子オイルで撃退するも、過去のトラウマに苛まれるアレク。
脳啜りはその人の罪悪感や恐れを増幅する魔獣だった。
同行したニルスはルリィのとりもちでマンドレイクの変異種と使い魔契約。
アレクのトラウマとなった過去、城から出奔に至る経緯がアレク、オリヴィエ、元恋人レヴィそれぞれの視点から描かれ明らかに。
信じられる人が少ない中で心を預けていた人から自分は無価値だと否定され絶望するアレク。
最後は司祭コニーからの依頼で幽霊屋敷の探索へ。
アレクの苦手なものが判明。
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ネタバレ 購入済みようやく同居
大聖堂からシオリに指名依頼。
大聖堂主催の音楽祭にシオリの幻影魔法で盛り上げて欲しいと。
頼んでいた歌姫の楽団員達が何人も倒れてしまったので少しでも盛り上がるようにと。
そこに事件性を見出したアレクとシオリは司祭コニーと協力し犯人を捕まえ、音楽祭は大成功。
フィナーレは盛り上がり感動の第二の国歌斉唱となるも、この世界の人達には知り得ない驚きの映像を出したシオリは人々から興味を集めてしまう。
犯人のその後談ではさりげなくアレクとシオリの未来が語られ。
そしてとうとうシオリはアレクの正体に気づき。
ギルドの年末打ち上げでの突っ込んだ下ネタトーク面白かったです。
今回もルリィは大活躍でした。
ルリィ -
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ネタバレ 購入済み女伯爵からしおり指名の依頼が入り、装備を整え冬のシルヴェリアへ。
移民、特に黒髪の女への強いトラウマを抱えていた女伯爵の側近から、はじめきつくあたられるしおり。
しかし根は正直ものの側近はしおりのスープに母の味の温かさを感じ、伝えた言葉はしおりを泣かせた。
女伯爵はこの側近との恋の決着をつけるため冬のシルヴェリアへ来たのだった。
評判の悪い帝国の冒険者に遭遇し困窮する彼らに食糧を分け与えるも、信用できない彼らに警戒をしつつ次巻へ。
要所要所のルリィの活躍が頼もしく可愛いらしい。
失恋したクレメンスのアレクへの意趣返しが笑えました。 -
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購入済み
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購入済み
話の終わり方が中途半端で
いきなりブチっと終わってしまい残念でした。
ヒロインの失恋の相手がバレるまで書いてほしかったです。
続話あっても良さそうな。
始まりは自己評価の低いヒロイン目線から話は進み、実は国にとっていないと困る一族で大事にされていて。
隙のないヒロインに長年なかなかアプローチしきれない朴念仁ヒーローでしたが。
結婚を申し込んでからは驚きの早技。
ヒロインと両思いだったからよかったようなものの。
ヒーローは魔術の使えないヒロインを喜ばせようと魔術道具の開発までしてプレゼントし、後世魔術道具の父と呼ばれたというところはいい話と思いました。 -
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購入済み
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ネタバレ 購入済み前世の遺恨を今世で
前世の自分の死んだときの経緯を思い出したラム。
魔力が無くても使えると普及していた魔法アイテムが実は世界を滅ぼすような危険な代物だったと見抜き奔走し最後は自分を犠牲にしての死だった。
開発普及させたのは、魔法使いたちへの劣等感を持つ長命エルフィン族の男エポカで、モーター教を興し魔法使いの弾圧をしていたのも彼だった。
アウローラや兄弟子たちに置いて行かれたからと延命魔法でアウローラの転生を待っていた三番弟子ラルフは、延命魔法と引き替えにエポカにより教皇にさせられていたが、アウローラに会えたことで契約満了を迎えエポカの元から離れる。
嫌々エポカに縛られながらアウローラを探して1人で500年も待った -
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ネタバレ 購入済みモテモテ
転生したのはラムだけではなく、その弟子たちもだったが、そもそも転生自体がアウローラを失いたくない弟子たちによってなされたものだった。
500年前にアウローラが死ぬときに何があったのか、余程辛い事情があったようですがそれはまだ明かされず。
隣国王子からのアプローチにイラつきあわや衝突というところで、突然ラムが目の前で何者かに攫われ後を追うシャール。
フレーシュ、元1番弟子エペ、そして教皇。
教皇はもう間違いなく最後の1人ですよね。
ついにシャールにラムの正体がバレたかというところで次巻へ。
魔法を使いすぎてすぐ倒れてしまうラムにかいがいしく世話を焼くシャールが微笑ましいです。 -
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購入済み500年前の伝説の魔法使いという前世の記憶と力が蘇ったことで、必要以上におどおどビクビクと人から逃げまわってきた伯爵夫人の突然の変貌ぶりに彼女を侮っていた周りはぎゃふん。
多彩な魔法で周囲を驚かせ惹きつけ、自分に無関心で冷たいと思っていた夫とも良い感じに。
その規格外な活躍ぶりが痛快。
500年前の彼女の死因、魔法が衰退してきてしまったことなどについての謎を残しつつ。
サクサクとした展開が小気味よくこれから楽しみです。
それにしても、伝説の魔法使いアウローラに心酔している夫に、実はその生まれ変わりが自分の妻だったなんて、それがわかったときのことを想像するとなんだかニマニマしてきてしまいます。 -
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ネタバレ 購入済み居合わせた王太子が活躍
王太子が辺境伯領を訪問中に密猟で竜が殺され、向かったヒューバートが対竜兵器で狙われる。
辺境伯領に竜騎士が辺境伯自身しかいないという負担の大きさが問題としてのしかかる。
王太子は青の竜からこのことを次代の王として問題を投げかけられる。
狙われる辺境伯を援護するため、キヌートの密猟対策部隊、国境警備隊、王宮の竜騎士隊、近衛を動かし一丸となる中、代々の辺境伯血縁の竜騎士がねぐら付近での墜落死が多かったことに不審を抱くメリッサ。
ヒューバートを思うメリッサの勘と支えが大きく事態に貢献し、密猟者達の抜け道を炙り出す。
緊迫感のある密猟団との攻防。
王太子、いい王になりそう。
対竜兵器について謎を残し -
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ネタバレ 購入済みリュムディナへ
竜との交流使節として辺境伯夫妻はカーヤ姫の国リュムディナへ行くことに。
リュムディナの竜は人間を信用せず姿を見せないため、ルイスも打開策として青の派遣を求めていた。
海を渡らねばならないため、海が苦手な青は特訓。
リュムディナでは竜の繁殖地を見つけるが、密猟が絶えず安全とはいえないねぐらに竜たちは困っていた。
密猟された卵を諦めずに取り戻そうと竜の長老を説得し捜索することに。
卵から孵っていた赤ちゃん竜を見つけ密猟者たちを捕縛。
卵が戻ったことと青の絶対的なメリッサへの信頼がリュムディナの竜たちの人間への不信感を払拭。
卵の中からでも外の様子が聞こえるので、密猟され不安で怖がっているに違いない -
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ネタバレ 購入済み琥珀の小剣いい仕事しました
青の親竜の遺骸を回収し鱗が欠けていないかの地道な作業をする中、琥珀の小剣がルイスのお嫁さんにと他国の身分の高そうなお姫様を攫ってきてしまう。
泡を食う竜騎士。
肝を潰すルイスには悪いですが、よくやったとワクワクしにまにまと笑ってしまいました。
目覚めた姫は騒ぐこともなく竜を怖がることもない。
言葉が通じないながらも交流を深めるメリッサ。
姫の乗っていた船の船長が婚約者だと主張して迎えに来るも、姫はひどく怯え、竜たちも異常な警戒を見せ、信用できない。
その男は密猟団と深く関わりのある悪党だった。
竜がお姫様を攫ってきてしまったことに頭を抱えていたルイスだったが、なんとむしろ姫は助けられていたとい -