あらすじ
伍尭國(ごぎょうこく)の北の都、玄武に暮らす少女・董胡(とうこ)は、幼い頃に会った謎の麗人「レイシ」の専属薬膳師になる夢を抱き、男子と偽って医術を学んでいた。しかし突然呼ばれた領主邸で、自身が行方知れずだった領主の娘であると告げられ、姫として皇帝への輿入れを命じられる。なすすべなく王宮へ入った董胡は、皇帝に嫌われようと振る舞うが、医官に変装してこしらえた薬膳饅頭が皇帝のお気に入りとなり――。妃と医官!? 一人二役ファンタジー。
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Posted by ブクログ
出会いは某マンガアプリ。
そこで続きが気になる病を発症すると、矢も盾もたまらず、活字(原作)はないのかと探してしまいます。
そこで運良くネット小説があればそれを読み、
続きが気になる病が再発
あるいは
再読したくなる病が発症すると、紙の本を手にしたくなるのです。
また、好きな本に出会ってしまった……
悩ましいのは、マンガも好きな絵柄なのです。
りょーほー手元に置いておきたい……うぐぐ
とうとう手に入れました。
そして、続きが気になる病が発症するまでがお約束。
Posted by ブクログ
後宮や官吏制度などの設定がしっかりしていて、一人二役の組み込み方も無理なく、安心して読める。
主人公のひたむきさがとても良く、それがレイシを動かすところもよい。
「十二国記」好きの私にはとても刺さった。
超お勧めです。
新刊を秒で買うほどにはまりました(笑)。薬膳妃と言うとなんとなく地味なイメージがしますが、主人公の活躍は巻を重ねるごとに期待値を越えてくれます、時に陰謀あり、笑いありとテンポよく話が進み、伏線回収も巧みです。概ね主人公の出生の秘密を軸に話は進みますが、魅力あるキャラクター達と恋愛要素も絡んで退屈はしないでしょう。あまり読者を待たせない、作者の執筆スピードの早さも高評価です。
Posted by ブクログ
医学知識×後宮物は今や鉄板ネタになってきた。
未来視の要素がいいアクセントになっている。最後まで互いに正体を明かさないまま終わるのは珍しい。むしろそこを軸にして話が進んでいく。その代わり両者が公で交わるようなイベントは起こしにくくなっている。今後展開のバリエーションが狭まってきそうな中でどう関係が進んでいくのか楽しみな作品。
先が楽しみ
おもしろかったです。
テンポも展開もよくて、サクサク読めちゃいました。
薬膳にもうっすら興味がでてきました。
皇帝と妃、レイシとトウコ。
こらから先が楽しみです。
妃と薬膳医師と1人二役、ときに三役。
政敵サイドの妃の立場にもかかわらず、帝の体を整え、陰ながら暗殺からも救う主人公。
ハラハラドキドキ面白かったです。
コミカライズから知りました
タイトルは聞いたことがあったので、コミカライズを機会に読もうと思いました。
薬膳を大切な人に食べてもらいたいヒロインが、得意の料理で少しずつ仲間を増やすお話。
大切な人に正体バレそうになって、バレなくて、やきもき。
帝と薬師との関係から、実は妃でもあるという、ややこしい設定で、尚且つ、登場人物も誰??ってなりそうなテンポのよい作品ですが、軸がしっかり構築されているので、迷子にならずに集中できました。少し、薬屋の~と世界観は近しいですが、そこは上手い展開で、違う目線で進められているので、全く被りを感じることないです。
Posted by ブクログ
菫湖は地方の村で診療所を手伝っている女の子だ。ある日、行き倒れた麗人の看病をし、共にそれぞれの夢を叶える約束をした。
菫湖は男子と偽り医術を学び、医師の免許を得るも、領主の娘であり皇帝に嫁入りするように告げられる。
抵抗虚しく輿入れをし、どうにか逃げ出そうと試みるが…
中華系ファンタジーながらも、後宮で権力争いをするタイプではなく、
むしろ妃ながらも皇帝の寵愛なんてどうでもいい。
薬膳師になりたいという、常に強い欲求が行動に出る親近感の湧く主人公だ。
侍女頭になったり、医官になったりと、読んでいる側が大丈夫なのか…と心配したくなるほど、一人で何役もの役目をこなす姿がいとしげ。
これ、今後の展開を考えるとかなり長編になるのでは?
Posted by ブクログ
伍尭國(ごぎょうこく)という架空の国が舞台の、中華風ファンタジー。
中国のどこかいつかの時代というより、和風の要素なども取り入れられています。
伍尭國の北の地・玄武で、医師に育てられた孤児の少女・董胡(とうこ)は男装してまで医学を学び、優秀な成績を収めていた。
ついに合格して証書を受け取りに領主邸に行ったら、実は行方知れずだった玄武の姫であると言われて、運命が一転。
しかも、皇帝への輿入れを命じられてしまう。
何とかして脱走しようと思いながら、宮中へ入った董胡。
皇帝には、四つの国から一の姫がそれぞれ妃として入内し、寵愛によって扱いが随時変わるというしきたりだった。
しかし、若い皇帝は妃たちにあまり関心を示さず、妃たちの方もそれぞれに事情があり、一筋縄ではいかない。
どこかで聞いたような、そうでもないような?
ああいうのがもっと読みたい!という需要もあるわけだから、一部にあるある設定があっても、それはアリなんじゃないかと(笑)
董胡が女ながら医師を目指したのは、以前出会った病気がちな若者レイシに憧れ、薬膳で健康にしたいという強い願いがあったからだった。
妃の薬膳師として、食事をふるまった董胡は、体調が悪いという口実で妃の姿を見せないまま、皇帝に気に入られる。しかし男と偽って医学を学ぶ禁忌を犯したのは罪、バレるわけにはいかない。
妃と同一人物であることを隠すためにも、悪戦苦闘する羽目に。
ちょっとごちゃついている部分があり、一人二役が三役になっていくなど、ここまでしなくてもという感じもありますが。(これ実はたまたま4巻から手に取ったので、わかりにくかった、という、こちらの印象もあるけど)
ヒロインは素直で熱意のある、いい子なので、気分良く読めます。
脇役や国の対立がどのような展開を見せるのか?
表紙イラストも感じがいいですね。
楽しみなシリーズを発見☆
Posted by ブクログ
かなり前に購入してたのに、男装妃ってコトで『またか』感が序盤酷くて放置してた。
読み始めたら面白く、主人公の度胸と機転が気持ちよくて続きが気になる展開に大満足!
度胸というのが無謀とは違って、貴族ではなく平民だったから、という設定でキチンと無理なく読ませてくれるからこそ、こんなにも違和感なく読めたのだと思います。
ココが単なる考え無しの強気なだけの主人公だと、途端に薄っぺらくなるので。
この作者さん初読みですが、その辺上手いなぁと思いました。
舞台と設定は手が込んでいて読み応えがあります。
黒幕の失脚をどう演出していくかで今後作品の深みが変わるかな?
主人公とレイシの関係も簡単安易に進まなければ個人的には嬉しい。
続刊読むのが楽しみです。