あらすじ
孤軍奮闘する皇帝・黎司を助けるため、薬膳師と妃の二重生活を送る董胡。宿敵・尊武とともに派遣された青龍の地で、医術の混乱をなんとか収めた矢先、董胡は何者かに連れ去られてしまう。姿を消した董胡に周囲が心配を寄せる中、董胡が目覚めた場所は壮大な高原が広がる、国境を越えたはるか異国の地だった。
この地を春営地とするのはロー族の民。彼らは後継者・ロサリが患う原因不明の病を治してもらうため、董胡をさらってきたのだった。
董胡はなんとか治療しようと対症療法で手当てするも、その根本はわからない。調べていくうち、彼ら一族に伝わる「神の実」が関係していることが判明し――。
そのさなか、卜殷が編み出した特製の軟膏をこの地で目にした董胡は、それを持ち込んだ「酒呑先生」が遠い仙人窟に住んでいることを知る。
卜殷である可能性に懸け、董胡は彼の無事と自身の生まれを探るため、危険な旅路を踏み出した……!
この地にたどり着いたのは偶然か、必然か。いま運命が動き出す――。
董胡の生い立ちの秘密に迫る、アジアンファンタジー第6弾!
感情タグBEST3
まさに運命の導き
名医として連れ去られた董胡。
患う部族長の息子を助けなければ董胡も追ってきた楊庵も殺される事態に。
ところがそこにはなんと卜殷先生の軟膏が。
卜殷かもしれないという期待と病の手がかりを求めてその医師を訪ねることに。
攫われた先でまさかの。まさに運命の導き。
卜殷先生と再会でき、病の治療法も得て戻り、部族の馬をお礼に貰った董胡だったが、そこにまさかの董胡を追う尊武率いる大軍が。
董胡を見捨てるつもりだった尊武は、青龍の者たちの熱意もあり立ち回り上動かざるを得ず歯噛み。
董胡の得た馬を狙い騎馬部族の偽シャーマンが董胡を騙し討ちしようとするがそこに危機一髪、帝が異能で現れる。
今度はそこに尊武が現れ帝に切りかかる。彼の思考回路がぶっ飛んでいて怖すぎる。
董胡を攫った騎馬部族は青龍に続き彼女を恩人と仰ぐ味方となった。
関わった人たちを次々と味方にしていく董胡が頼もしい。
卜殷先生から示された董胡の出自の手がかり、帝の異能の発現、董胡や帝を追い落とそうとする玄武の動き、新たに登場の妃、帝に董胡の正体も当分ばれそうにないし、これからまだまだ面白くなりそうで目が離せません。
次巻も楽しみです。
Posted by ブクログ
董胡が連れ去られた先は、いわゆる遊牧民の集落、異国の地だった。
病を治すため、原因を探っていた董胡は、行方知れずとなっていた朴殷の手がかりを掴む。
董胡の出生の謎も少し解け、
黎司は失われた天術を取り戻し始めた兆し。
停滞していた五堯國が少しずつ、良い方へ変わり始めていると思う。
面白くて一気読みしちゃいますね。
Posted by ブクログ
初投稿。シリーズもの6冊目。最近1巻から一気読みで、次巻も買うときめたもの。董胡の謎、母の秘密が徐々に解き明かされてきましたが、まだ本質のところに辿り着いてないので、ワクワクしてます
消えた卜殷先生、黎司にいつバレるのか、もはやバレてるのか、薬膳以外ではちょいちょい迂闊な董胡ですので、そのあたりも楽しみです
Posted by ブクログ
ここ迄、尊武の恐ろしさが際立っていたはずなのに、途端に面白キャラな面も出てきて今後が楽しみになりました。
董胡の出生の謎はまだまだ闇の中、どう転がるのか目が離せません。
続刊も期待しています。
Posted by ブクログ
尊武が好きになりそうなのですが?朱雀での出来事は怖すぎましたし、一体どういう事なのか気になります。なにか理由があるのかな??いやでも、、。
次が気になります!
Posted by ブクログ
黎司様にはさすがにそろそろ菫胡=玄武のお后だと気がついてほしい笑
カザルが急にシャーマンになるのはちょっと都合が良すぎるのでは?と思ったり。
2巻が朱雀、5巻が青龍→6巻ロー族→次の7巻白虎かな。黎司様、早く気がついて〜!