あらすじ
大手電機メーカーで働く早穂子を取り巻く環境は、優秀な中途採用者・遥人が入社してから一変する。「言ったよね。君を奪うために近づいたと」元彼の浮気を発端に、遥人と急接近する早穂子。破滅的な恋だと予感していても、想いを止めることはできなかった。そして遥人を熱烈に愛してしまったあとに知る、残酷な真実。彼にとって早穂子は、愛してはいけない復讐の相手だったのだ――。「君の全部が欲しい……過去も未来も、全部」それぞれの想いが複雑に交錯する。胸を焦がすドラマチックラブ。
※こちらは単話1~6話のセット版です。重複購入にご注意ください。
感情タグBEST3
心が震える
穏やかな2人の本当なら穏やかに深められていく愛情の物語。
こんなに、本能的に惹かれあった2人なら、きっとどんな形であっても出会っていたんじゃないかな……そう思わせられるように、激流に巻き込まれた2人の愛を丁寧に丁寧に綴られていたお話に、心が震えました。
早穂子が由希に、退社することを伝えるシーンの、早穂子の遥人への愛情が、
中国出張から帰って、早穂子がいないことに気づき、駆けずり回った遥人の行動と想いが、
その描写に胸を打たれました。
エピローグまで読みきって、「ああ、良かった」と心から思えた作品でした。読了後の気持ちがすごく幸せです。
読み切りで、親子3人の日常も読んでみたい気もしたけれど、いや、蛇足だな、と思い直しました。
「2人はいつまでも幸せに暮らしました。」
童話のテンプレートな締めくくりがとても似合う、素敵なお話でした。
さよ様。さすがです❗️
白石さよ様。待望の新作。待ってました!ハラハラドキドキ、時に涙し一気読みでした。孤独だったヒーローの心の懇願とも言える言葉に涙腺崩壊でした。大人しく儚い感じと思っていたけど、度胸が座っていたヒロインに拍手です。
匿名
読み応えあり
早穂子と遥人、最終的に二人はハピエンなのは分かるのだけど、そこまでがビジネス絡みも兼ねて遥人が早穂子へ復讐(メインは亮平だが)の話としても面白かった。
早穂子との婚約が出世の為、産業スパイのために色んな女性と関係を持ってた酷い亮平ではあったけれど、最終良い人として落ち着いたから安心した(笑)
唯一、妊娠バレから解決までが瞬速解決だったのがもう1つ山場が欲しかったのと、遥人の美里への気持ちももう少し大事に思ってたとしても良かったのでは?と思ったり。
でも読み応えありで面白かった。
恥ずかしながら作者さんのお名前は存じ上げなかったのだけれど、コミカライズされた作品はほぼ読んでたので、やっぱりストーリー的に好みなんだと納得。
泣けます
高評価レビューにつられて読んでみましたが、泣きましたー。
復讐のために近づいた彼女を愛してしまったヒーロー、恩人を裏切れないヒーローを復讐劇から解放するべく行動する健気なヒロイン。
ヒーローの事情を知り身をひく過程では涙涙でしたが、ハッピーエンドで読後感よしでした。
あぁ、今回も作者様に泣かされた。
自分の意思とは無関係に、巻き込まれ、晒されて、追い込まれるヒロイン。
ヒーローもまた飲み込まれた一人。その二人が結ばれた事に涙が止まらない。
ラストは涙腺崩壊です。
読まない選択はありません
作者さん買いです。本当に読んで欲しいのでおすすめです。
企業スパイに巻き込まれて、振り回されて、傷ついてボロボロになっても、また立ち上がり前を向いて進もうとするヒロインに心打たれます。
そんなヒロインに、死んで固まった心をほぐされて癒さられて愛を知っていく。
いつもスマートな彼が、全てを捨てて必死に縋る姿が、カッコよく見えました。
涙が溢れてくるので、読む場所に注意です!
最高でした!
あの白石さよ先生の新作でしたので、早速試し読み!が、続きが気になりすぎて即購入(笑)一気に読み進めてしまいました!最後はハピエンになりますが途中ドキドキハラハラ、切なくて胸がはりさけそうになるセリフが秀逸で泣けます。
ところどころにある三廼先生の美しいイラストも効果的で何回も読み返したくなる作品です。
酷い裏切り
直属の上司との恋愛。転勤してきた上司からの猛アプローチがきっかけ。
部内にもオープンにしていて、結婚のための実家への挨拶の日程も決まっている。
なのに。。。
ハッピーエンドだといいけど。なんかドロドロ。。。
匿名
切なすぎて
早穂子が遥人を想い自分の気持ちを押し殺して遥人には内緒で会社を退職したり、ライバル会社の都築エレクトロニクスの社長に直接会いに行ったり、早穂子の心情を考えると切なすぎて読みながら涙がポロポロこぼれました。
信じること
嘘や裏切りにあうと、信じるってそう簡単じゃないですよね。
けど、このヒロインはちゃんと人を見ていて、ちゃんと自分で判断して行動しているんです。
こんなのって深い想いがないとできないです。
ついその場の感情に流されて、その人の深いとこなんか見れなくなっちゃうのに。
彼女に救われたからの気持ち、わかるなぁ。